「さて、ブログを始めようかな」と思ったとき、まずやるべきは「ジャンル設定」です。様々な内容を書く雑記ブログを運営する場合でも、方向性を決めないとアクセスを得られません。
ブログのジャンル設定を行うということは、当面投稿する記事の方向性を決めるということ。ジャンルによって書ける記事量やアクセス・収入が変わってくるので、慎重に決めましょう!
今回は、特化ブログのジャンル設定を決める方法と、想定したアクセス・収入が得られるかどうかのリサーチ方法について解説していきます!ブログ初心者の方はぜひ参考にしてください。
基本は自分の好きor得意なジャンルを設定すべき
ブログのジャンルを決めるにあたって、アクセス・収入を得る目的なら市場規模や広告費を前提に考えるべきです。しかし、これはブログ運営に慣れてからの話!
初心者がアクセス・収入を稼げるといって全く知識・経験のないジャンルを攻めてしまうと、全く記事が書けず確実に挫折します。記事を書かなければ結果は得られません。
特にブログ運営は初めて!という場合は「自分の好きor得意」なジャンルを選択するほうがおすすめ!ある程度運営に慣れてから、実績を得られるジャンルを攻めていきましょう。
ジャンルを選択するにあたっての基準は、「100記事書けそうかどうか」。少なくとも100記事書けば何らかの結果が得られるし、難しそうならリサーチ不足なので出直したほうがいいかも。
必ずしもブログ開始当初に100記事を書く必要はなく、興味・関心のあるジャンルなら運営しながら知識・経験を付けて書いていってもOKです。
超ニッチなジャンルでない限り、月5万円は稼げます。「絶対に月100万以上を目指す!」という場合は別ですが、それ以外なら興味・関心のあるジャンルを選んだほうが成功確率が上がります。
ブログのジャンル決定方法は多彩!それぞれ選び方を解説
一口にブログのジャンル設定といっても、切り口は様々。業界全体について網羅することもできれば、特定の薬剤の成分について専門的に書くこともできます。
一番重要なのは「ブログを通してどの程度アクセス・収入を得たいのか」「ブログに対してどの程度の労力が割けるのか」なので、目的とリソースを考えつつジャンルを決めていきましょう。
間口を広く取れば取るほど様々なユーザーにアクションできますが、大きな労力がかかります。逆にジャンルを絞る場合は一人のユーザーに刺さる内容を書けますが、読者数が大きく減ってしまいます。
業界全体を網羅するジャンルを設定
誰でも思いつくのは、「金融」「美容」「アウトドア」など業界全体について網羅する方法。どちらかというと雑記ブログに近く、浅く広い内容を書いていくことになります。
業界全体について細かく網羅しようとすると、相当な労力がかかるので個人では不可能。お金・人員の割ける企業メディアなら、月1億PVなどという恐ろしい数字を達成できることも。
もし業界全体について幅広く記事を書いていきたい場合は、網羅を目指すのではなく特定のカテゴリについて専門的に書いていくと、結果が出やすくなります。
自身は「アウトドア」 に関する内容を幅広く扱っている雑記ブログですが、なかでも「釣り」「日本一周」「海外旅行」などとジャンルを絞って記事を書くことで結果を出しています。
雑記ブログ型にすることで記事ネタに困らなくなるのがメリットですが、読者がバラけるため収益化が難しくなる側面も。自分は分けるのが面倒なので、まとめて書いています。(笑)
ある程度似通っているジャンルなら同ブログ内で書くことで相乗効果を生み出せますが、相関性のないジャンルの場合は別ブログを立ち上げて運営したほうが上手くいくことが多いです。
特定のカテゴリごとにジャンルを設定
これから特化ブログを立ち上げるなら、金融のなかでも「株式投資」「不動産投資」や、美容のなかでも「脱毛」「ダイエット」など特定のカテゴリにフォーカスするのが最もおすすめ。
それぞれ関連性はあるものの、切り分けてブログを作ることで「サイト内のどこを見ても読み進めたくなる」状態を作ることができます。
一般的なアフィリエイトサイトはこの方式で作られており、きちんとリサーチすれば一つのカテゴリで最大1000記事ほど執筆することも可能です。
特に収益化を行ないやすい傾向にありますが、ほとんどのサイトがこのようなジャンル設定を行っているため、差別化が難しいのが唯一で最大のネック。
アフィリエイトASPで高単価の広告が提供されているジャンルだと、誰もが同じような内容を書いているので相当工夫しないとネットの藻屑と化してしまいます。
徹底的にコンテンツを作りこんで差別化するか、あまり儲からないが興味・関心のあるジャンルについて書くか、の二択から選ぶことになりますね。
商品やサービスにフォーカスを当ててジャンルを設定
カテゴリからさらに絞り込み、美容のなかでも「化粧水」にフォーカスする方法や、さらに踏み込んで「あるメーカーの化粧水レビューサイト」まで絞ってカテゴリ設定する方法もあります。
特定の商品・サービスまで絞り込んだサイトは「商標サイト」と呼ばれていて、大きいカテゴリ設定をしているサイトより専門的な内容を発信することで差別化できます。
残念ながら高単価の広告が提供されているジャンルでは商標サイトすら競合に埋め尽くされている状態ですが、余り広告が提供されていないジャンルならまだまだ開拓する余地はあります。
ここまでネタを絞ってしまうと、専門的な知見がない限り100記事書くことが難しくなります。内容が専門的すぎるとユーザーがついていけないため、書く意味すらなくなることも。
ニッチな内容に絞るなら100記事書くことを目指さなくてもよく、20〜30記事程度で検索上位表示できることも。ニッチなので収益規模は小さいですが、結果を得やすいメリットもあります。
「特定の商品にめちゃくちゃ詳しい!」のでなければ、初心者がいきなりニッチサイトを作っても成功する確率は低いので、まずはカテゴリベースから始めることをおすすめします。
参入ジャンルで想定したアクセス・収入を得られるかリサーチ
ブログジャンルの決め方を紹介してきましたが、本格的にアクセス・収入を狙う場合は「本当にこのカテゴリでブログを書いて、想定した数字は得られるのか?」という事前リサーチが重要。
次のステップでは、想定した結果を得るためのリサーチ方法とツールを紹介していきます!この作業を行っておくことで、作業前から成功の可否をザックリ知ることが可能になります。
キーワードプランナーで想定アクセス数を計算する
ブログで多くのアクセス・収入を得たい場合、検索エンジンからのアクセスが大半になるので「キーワード」ベースで想定アクセス・収入を考える必要があります。
「キーワードプランナー」というツールを使えばキーワードごとに詳しいアクセス数を知ることができ、出稿されている広告料や競合の強さから上位表示できるか?まで把握することが可能!
アメリカの広告会社が発表している「検索順位別の平均クリック率」から逆算すると大まかなアクセス数を知ることができ、広告の平均クリック率・購買率を掛けると想定収益まで出すことが可能です。
【検索順位別の平均CTR】
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
参照:GOOGLE ORGANIC CLICK THROUGH STUDY: COMPARISON OF GOOGLE’S CTR BY POSITION, INDUSTRY, AND QUERY TYPE
【アフィリエイト広告の平均CTR・CVR】
広告クリック率・平均CTR:1〜3%前後
広告成約率・平均CVR:5〜10%前後
(ジャンルはページの見せ方によって大きく数字が変動します。)
アフィリエイトASPで取り扱い可能な広告を探す
キーワードごとの想定アクセス数が割り出せたら、次は決定したカテゴリで紹介できる広告がどの程度あるか?単価はどの程度か?を調べてみましょう!
アフィリエイトで紹介できる広告は「ASP」と呼ばれる広告代理店に登録することで閲覧可能になります。様々なASPがあり、取り扱う広告の種類や単価が異なるので複数登録するのが基本!
月に30件以上発生させるなど、一定の成果を出すと通常単価よりも高い「特別単価」を申請できるように。報酬が跳ね上がるので、想定していた広告収入から倍以上増加することもあります。
一般的なアフィリエイトASPで広告を取り扱っていない場合でも、「Amazonアソシエイト」「楽天アフィリエイト」を利用することでショップ内で販売されている全ての商品を紹介できます。
報酬料率は商品のカテゴリによって1%〜10%前後と決められており、ASPで得られる報酬額からは大きく下がってしまいますが、取扱いの少ない趣味系カテゴリでも報酬を得られるようになります。
全く紹介できる商品がない場合でも、クリックだけで報酬が発生する「Google Adsense」を設置することも可能。なんにせよ、まずは各ASPをチェックして紹介できる広告を探すところから始めましょう!
▼プロブロガーがおすすめするアフィリエイトASPは「本当に使えるアフィリエイトASPのおすすめは?種類別にプロブロガーが徹底解説!」でまとめています!
本当に使えるアフィリエイトASPのおすすめは?種類別にプロブロガーが徹底解説!
おわりに:ジャンル選びに困ったら掲示板系サイトをチェックしよう!
ここまでで「ジャンルの決め方は無限にある」ということを説明しましたが、「どうやってジャンルを選べばいいのか・・・?」と迷っている場合は掲示板系サイトをチェックしましょう!
「Yahoo知恵袋」「ブログランキング」などのサイトはジャンルごとにカテゴリ分けされており、さらに小項目まで設定されています。なかにはかなりマニアックなジャンルも。
カテゴリ内のトピックには細かく商品ごとのスレッドも立てられており、それぞれカテゴリを見ながら「これだ!」と思ったものを設定しまえばいいんです。簡単ですね。
記事を書いてからカテゴリを変更することもできますが、大きく方向転換するとユーザーが迷ってしまう可能性もあるので、想定アクセス数等もリサーチしつつ慎重に決定されることをおすすめします!
▼ジャンル設定の次は、ブログ開設!本当に使えるサービスは「【2018年版】ブログを始めるならココ!プロブロガーがおすすめサービスを徹底比較」でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
【2022年版】人気のブログサービス徹底比較!無料・有料でおすすめのサイトを紹介します【3種類だけでOK】