”世界一満足の高い観光地”として、名を馳せる「ラオス・ルアンパバーン」。1995年には街全体が世界遺産に認定され、多くの旅行者がこの地に足を運ぶように。
アジア最貧国・ラオスも経済発展の波に飲まれていますが、ルアンパバーンだけは最小限の開発に留められており、素朴な美しい自然景観をそのまま楽しめます!
雄大なメコン川を眺めつつ、テラス席のあるレストランで何も考えずにビアラオ(地産ビール)を飲む・・・ルアンパバーンとは、そんな場所です。
- ルアンパバーンの基礎情報
- ルアンパバーンで訪れて本当によかった観光地
- ルアンパバーンで美味しかったラオス料理&オシャレなカフェ特集
- 6泊7日のルアンパバーン旅行でかかった費用一覧
今回は、6泊7日のルアンパバーン旅行の基礎知識・訪れてよかった観光地・飲食店・かかった予算を中心に解説していきたいと思います!
ラオス・ルアンパバーンの基礎情報・歴史など
ルアンパバーンの街中を流れるメコン川で行われたボートレース
ルアンパバーンは、1353年〜1563年まで200年に渡ってラオス全土を支配した「ラーンサーン王国」の首都が置かれていた場所で、周辺には多数の寺院が残されています。
その後独立した「ルアンパバーン王国」が再び都を構え、フランス統治時代に保護国として吸収される200年近くの間、栄華を誇りました。
当時の寺院・王宮がそのまま残されており、自然環境も充実しているため、歴史巡りから象使いなどのアウトドア・アクティビティまで観光に困ることはなし!
この記事では、7日間のルアンパバーン滞在中に訪れた観光地のなかで、「本当に良かった場所」を中心に紹介していきたいと思います!
ルアンパバーンで本当に訪れてよかった観光地
ルアンパバーン国立博物館・王宮
ラオスのフランス統治時代、当時の王朝であり、傀儡政権だった「ルアンパバーン王国」を象徴する王宮として建てられた施設。
ルアンパバーン市街のど真ん中に存在し、内部では実際に王族が使用していた王座・書斎・寝室、各国から送られた調度品などを見てまわることができます。
壁面に有名画家によって描かれた「ルアンパバーンの1日」を表す壁画があるなど、大変美しいんですが、残念ながら内部は写真撮影禁止になっています・・・。
ルアンパバーン国立博物館の敷地内には「ワット・マイ・モナストリー」というお寺が存在し、たまたまラオスのお姉さん方が民族舞踊を行っていました!
テレビ取材か何かだったようで、撮影団と一緒に混じって撮影させてもらいました。なおこちらのお寺自体は入場不可となっています。
名称 | ルアンパバーン国立博物館 |
住所 | V4RP+W6 ルアンパバーン郡 |
営業時間 | 8:00〜11:30、13:30〜16:00 |
入場料金 | 30000kip |
アクセス | 市街から徒歩10分ほど |
伝統芸術民族センター
ラオスの少数民族に関する歴史・装飾品について展示されている博物館。施設自体は非常に小さく、30分〜1時間程度でサクッと回ることが可能。
内部のお土産屋では、部族ごとに異なるデザインのアクセサリーが販売されており、大変オシャレなポーチ等が販売されています。売上の半分は部族に渡るそうです。
併設のカフェでゆっくりもできるので、周囲を観光したあとに休憩がてら寄っていくのもいいかも。
この博物館の素晴らしいポイントは、英語での展示に加えて「日本語用の解説書」も貸してくれること!出身地を聞かれるので、答えると無料で貸してくれます。
観光地ごとに博物館へ寄っていきたいんですが、英語での長文読解が不得意だと重要な説明を逃してしまうことも。こういった解説書があると、非常に助かります。
名称 | トラディショナルアート&エスノロジーセンター |
住所 | Dala Market, Louangphrabang (Luang Prabang) 0600 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
入場料金 | 25000kip |
アクセス | 市街から徒歩10分ほど |
ルアンパバーン・ナイトマーケット
ルアンパバーンといえば・・・最も有名なのは「ナイトマーケット」。毎晩、夕方からメインストリートが歩行者天国になり、様々なお土産類を購入できます。
現地のオシャレなアクセサリー・ポーチ・陶器類・服飾品などを購入でき、店主と交渉して購入します。雰囲気はかなりグッドで、これぞルアンパバーンという感じ。
ルアンパバーンの夜は早く、21時には店仕舞いを始める人々も。ウインドウショッピングを楽しむなら、早めにアクセスしましょう。
名称 | ルアンパバーン・ナイトマーケット |
住所 | cnr Th Sisavangvong & Th Kitsarat, Luang Prabang |
営業時間 | 16:00〜22:00前後 |
入場料金 | 無料 |
アクセス | 市街から徒歩5分ほど |
プーシーの丘
メインストリートを歩いていると、突如として小高い山頂へと続く階段が現れます。階段を150mほど登った先に存在するのが「プーシーの丘」。
ルアンパバーン市内を高台から一望でき、夕方にはキレイな夕日が見れる・・・ということもあって大混雑!自分は嫌だったので、日中に訪れました(笑)
運動不足の状態で山頂まで歩くと疲れますが、頂上で水も売ってるので大丈夫。自然の生態系も大変豊かで、タマムシやラオス独特の昆虫も見れて、大満足でした!
名称 | プーシーの丘 |
住所 | V4RP+3Q ルアンパバーン郡 |
営業時間 | 6:30〜18:00 |
入場料金 | 20000kip |
アクセス | 市街から徒歩5分ほど |
ワット・シェントーン
1560年に建立され、ルアンパバーンで「最も格式高い寺院」として旅行ガイドブック等で絶賛されることの多い「ワット・シェントーン」。
三重の屋根が大きく湾曲している「ルアンパバーン様式」の典型的なお寺で、他の寺院と比べても圧倒的な美しさを放っています。
素人目で見ても、他のルアンパバーン様式の寺院と違って「完成されたデザインだな」と感じます。どの方向から見ても違和感がなく、キレイに収まってる感じ。
本堂に近づいていくと、壁面にはゴージャスな漆黒と、美しい金箔を組み合わせたような装飾が施されています。思わず、ずっと眺めていたくなる質感です。
本堂に入り、天井を見上げると豪華なレリーフ。そして屋根を支える柱にも細かい装飾がなされています。歴史の知識がなくても、アート的な意味で楽しめますね・・・!
名称 | ワット・シェントーン |
住所 | Khem Khong, Luang Prabang |
営業時間 | 6:00〜18:00 |
入場料金 | 20000kip |
アクセス | 市街から徒歩15分ほど |
ワット・マイ
ルアンパバーン王宮の隣に位置する、「市内で最も美しいお寺」として知られるワットマイ。何層かに折り重なったルアンパバーン様式の屋根瓦が特徴的。
街のド真ん中にあるのに、観光客が非常に少ないのでマイペースに観光できます。なお境内には少年僧が通う学校があり、生活の一部も垣間見ることができました。
名称 | ワット・マイ |
住所 | XJGP+PJ ヴィエンチャン |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
入場料金 | 10000kip |
アクセス | 市街から徒歩10分ほど |
ワット・ビスンナラート
境内に巨大なブッダ像を安置する、ラオス最古のお寺「ワット・ビスンナラート」。敷地内へ入場するだけなら無料で、境内への入場時のみ2万キープかかります。
本像の周囲には多数の像が設置されており、他にも数々の展示品を楽しむことが可能。
境内にある仏塔がスイカに見えることから「スイカ寺」と呼ばれているらしい。ほぼ観光客はいないので、境内で一人、30分ほど瞑想をさせてもらいました。
名称 | ワット・ビスンナラート |
住所 | V4PQ+VH ルアンパバーン郡 |
営業時間 | 7:00〜17:30 |
入場料金 | 20000kip |
アクセス | 市街から徒歩15分ほど |
ルアンパバーンの托鉢
ラオスでは、毎日早朝に僧侶によって行われる「托鉢」が有名!僧侶が喜捨を求めて練り歩き、現地の人々がもち米を分け与える様子を見ることができます。
ルアンパバーンでも、メインストリートの「Sakkaline Road」で朝5:30頃から始まり、だいたい6:30頃までは見ることが可能。
観光雑誌などでも「必ず見るべし!」と紹介されていますし、ラオス文化の結晶を早起きするだけで見れるので、頑張って早起きする価値はあります。
名称 | ルアンパバーンの托鉢 |
住所 | Sakkaline Road周辺 |
営業時間 | 5:30〜6:30 |
入場料金 | 無料 |
アクセス | 市街から徒歩1分ほど |
ルアンパバーンで美味しかったラオス料理&オシャレなカフェ特集
ナイトマーケット・フードエリア
ルアンパバーンのナイトマーケットでは「食品販売が禁止」になっているようで、少し離れた場所に食品売場をまとめた「フードエリア」があります。
メインストリートにあるレストランの大半は外国人向けで、日本とそれほど料金が変わりません。一方この場所なら、比較的安くいただくことが可能。
お皿に食品を乗せ放題のビッフェ形式で、15000kipの料理が貧乏旅行者に大人気。自分も食事にはあまりお金をかけたくないので、頻繁に通ってました。
可愛い服飾品やアクセサリーを買うのもいいけど、個人的に超おすすめなのはフルーツスムージー。新鮮・濃厚なスムージーが、なんと130円前後で飲めてしまいます!
美味しいのはもちろんのこと、しっかり栄養も取れるので毎日通って飲んでました。日によっては一人で一気に2つ買ってしまったことも・・・。
名称 | ナイトマーケット・フードエリア |
住所 | V4QM+RG ルアンパバーン郡 |
営業時間 | 18:00〜22:00 |
アクセス | 市街から徒歩10分ほど |
ユートピアバー・レストラン
ルアンパバーンのカフェといえば!座席でまったり寝転びつつ、ナムカン川を眺めながらボーッとできる「ユートピアバー&レストラン」が代表的です。
オシャレなカフェが多いルアンパバーンで、明らかにこのカフェだけ異様な雰囲気を放っており、1日ダラダラするにはうってつけの環境になっています。
昼寝をする人、本を広げて勉強する人、PCを広げて仕事をする人、など皆やりたいことをして過ごしていました。夕方に行くと混雑するので午前中に訪れましょう。
手前の座席もゴロゴロするのに最適だけど、早い時間なら目の前にナムカン川をのぞむ奥の座席が最強。ちょうど雨季だったためか、座席の一部が使えないようになっていました。
名称 | ユートピアバー&レストラン |
住所 | Kingkitsarath Rd, Luang Prabang |
営業時間 | 8:00〜0:00 |
アクセス | 市街から徒歩15分ほど |
Joma Bakery Namkan
ルアンパバーンでは、100m歩けば必ずオシャレなカフェにぶつかる・・・というほどあちこちに大量のカフェがあり、休憩・外での作業には困りません。
チェーン店・個人店と様々な形態のお店があるなかで、ラオスのスタバともいうべき立派なカフェが「Joma Bakery」。ラオス滞在中は毎日のように通っていました。
料金は日本とそれほど変わりませんが、コーヒーが美味しいのはもちろん、昼間の混雑時以外は人が少なく、落ち着ける・・・という点が最高でした。
多くの席で電源が利用でき、Wifiは高速ではないもののそれなりに繋がります。ラオスはどのカフェ・ホテルへ行ってもWifiは遅めなので、この点は仕方ないかと。
唯一の欠点は、店内に隙間が多いのか屋内でも蚊に刺されまくること。現地で購入できる虫よけスプレーが必須です。
名称 | Joma Bakery Namkan |
住所 | V4VR+G4 ルアンパバーン郡 |
営業時間 | 7:00〜21:00 |
アクセス | 市街から徒歩5分ほど |
Saffron Coffee’s Espresso
ハイクオリティのラオス産コーヒーがいただける・・・ということで外国人に超人気の「Saffron Coffee」。こちらもお昼時以外は空いてるので、ゆっくり作業できます。
本格的なドリップコーヒーがいただける一方、価格的にはそれほど高くのでコスパがバツグンにいいです。店内でラオス産のコーヒー豆を買うことも可能。
メコン川のテラス席でもコーヒーをいただけます!主にカップルや家族連れがこちらの席を利用していました。
店内、2Fの様子。こちらはほぼ全席で電源を完備、Wifiも比較的スピードが早いこともあって、PCを使って長時間作業する人が多かったです。
1Fと合わせても座席数はそれほど多くないので埋まりやすいのと、閉店時間が早めなのが難点。行くなら午前中に訪れましょう。
名称 | Saffron Coffee’s Espresso |
住所 | V4WQ+28 ルアンパバーン郡 |
営業時間 | 7:30〜17:30 |
アクセス | 市街から徒歩10分ほど |
6泊7日のルアンパバーン旅行でかかった費用一覧
項目 | 金額 |
交通費 | 18,320円 |
宿泊費 | 14,706円 |
食事・カフェ代 | 6,494円 |
観光費用 | 5,124円 |
通信費 | 652円 |
その他 | 260円 |
合計 | 45,556円 |
6泊7日のルアンパバーン旅行で使用した予算は以上の通り!
- 無駄な出費は抑えるが、節約は意識しない
- ホテルは基本個室(節約より体力回復・PC作業の快適度を優先したい)
- 東南アジア周遊中なので、旅券はルアンパバーンからの往復切符
ルアンパバーンは規模が小さいとはいえ、完全な観光客向けの都市なため、積極的にレストラン等へ通っていると出費が増えてしまいました。
今回は基本的に市街地だけの観光でしたが、郊外のアクティビティも充実しています。これらのツアーへ参加すると、さらに出費が増える計算に・・・!
とはいえ、節約目的でルアンパバーンへ訪れる人はいないはずw ここは、せっかくなので多くの観光費をつぎ込んで、心ゆくまで楽しむのが良い気がします。
おわりに
というわけで、今回は4ヶ月の東南アジア旅行中に「6泊7日のラオス・ルアンパバーン旅行で訪れた観光地、飲食店、かかった全予算」をまとめてみました。
滞在した感想を一言で言うと、「第三の居場所を発見してしまった!」です。つまり、人生に疲れたときに積極的にアクセスする場所として利用しようと。
控えめにいって素敵すぎる場所ですし、自分の望んでいる要素を多く満たしている場所なので、海外に来て良かったと思えるほど。
まだまだルアンパバーンでやり取りことがたくさんある状態で離れてしまったので、来年あたりに来て再び満喫したいと思いますー!\(^o^)/
▼ラオスの首都・ビエンチャン旅行の感想は「【ラオスの首都】7泊8日のビエンチャン旅行で訪れたおすすめの観光地・飲食店・予算まとめ」にまとめました。
【ラオスの首都】7泊8日のビエンチャン旅行で訪れたおすすめの観光地・飲食店・予算まとめ