ブログでSEO対策など外部施策を中心に集客する場合、事前に「キーワード選定」をしておくことで作るべき記事を明確化できます。
検索エンジンではキーワード単位で集客を行うため、事前に「売れるキーワード」を探さなければ、有益なコンテンツを作っても結果が出ないことも…!
参入ジャンルのキーワードを全て洗い出し、ユーザーニーズから「ニッチなワード」を探り出すことで、上手く競合と差別化して結果を出せるようになります。
今回は、本格的なブログ運営には欠かせない「キーワード選定」を取り入れるメリットと具体的な方法・役立つツールを解説していきます!
キーワード選定の目的と得られるメリット
【前提】キーワードを無視して記事を書いても集客できない
SEOでの集客をメインに行う場合、集客できるキーワードを記事内に含まなければ、どれだけ質の高い記事を書いても集客できません。
ブログ初期にやってしまったミスとして、キーワードへの理解がないばかりに労力をかけて記事を書いても全く集客できなかった・・・という経験があります。
特に広告収入を目的としたアフィリエイトは「集客してなんぼ」世界であり、検索上位表示させなければ結果が出ません。上位表示を実現するため、キーワード選定が必要なんです。
Googleのアルゴリズムアップデートで性能も上がっており、記事内にキーワードを直接含まなくとも類似キーワードで上がるケースが増えてきました。
しかし、全くキーワードを意識せず書いた記事で検索上位を目指すのは難しいので、労力を無駄にしないためにもキーワード選定が必要です。
最近ではSNSからの集客も重要になっていますが、多くのブロガーはSNSで目立っているように見えて、8割以上検索エンジンから集客しているケースが大半です。
キーワードごとの検索意図と記事内容を最適化させる
「キーワード選定」を行うことで、事前にキーワードの検索意図を把握し、記事内容とマッチさせる目的もあります。
Googleで上位表示するための要因はいくつかありますが、「検索意図と記事内容がマッチングしているか」が重要となるため、内容の最適化が重要。
自分の都合だけで記事を書くのではなく、キーワードをベースに検索意図をリサーチすることで「読者のニーズに沿った記事」を書くことができ、結果的に検索上位にもつながります。
キーワードごとの攻略難易度と得られるメリット
キーワード選定には「書くべき記事を明確化する」「集客できるキーワードを探し出せる」などいくつかのメリットがあります。
ただ、競合が多い現在のネット界隈において、「参入ジャンルに関するキーワードをピックアップし、なかでも競合に勝てそうなワードを探し出す」ことが一番重要だと考えています。
キーワードのなかには、競合は多いが検索上位を取れれば莫大なアクセスを得られるビッグワード、反対に流入数は少ないが競合も少ないロングテールワードなどいくつか種類があります。
初心者ブロガーは、積極的にテールワードを拾っていくと、競合が多い環境でも徐々にアクセスを増やせるようになります。
ビッグワードを攻略して得られるメリットは非常に大きいものの、「脱毛」などの定番ワードは企業が大量の資本を持って攻めるケースが多いので、まず攻略は無理です。
弱者の戦略として、あえてロングテールを中心に攻略することでニッチなアクセスを得て、徐々にミドルワード→ビッグワードと攻略していく方が効果的なんです。
キーワード選定を行う具体的な手順・方法
サジェストツールで関連キーワードを調査
▲専用のサジェストツールにて「クレジットカード」のサジェストを抜き出した
具体的にキーワード選定を行う方法ですが、まずは定番の「サジェストキーワードツール」で該当ジャンルのワードを全て抜き出す作業から始めます!
「クレジットカード」などビッグワードで検索すると、二語検索で使用されるサジェストを全て抜き出すことができます。
初心者ブロガーにありがちなのが、表示されているキーワードを全て拾って記事を書いてしまうこと。自分も最初はやってしまったが、これでは労力が分散して競合に勝てません。
競合が少ないジャンルならチャンスがありますが、アフィリエイトプログラムが用意されているジャンルは必ず競合が多く存在するので、攻略は難しいです。
もし今から定番のジャンルに参入するなら、例えば「クレジットカード 学生」というワードを中心に攻略したほうが競合が少なく、勝ち目があります。
サジェストワードで二語検索をすれば、「クレジットカード 学生 おすすめ」など三語のサジェストも表示できるので、こちらも探してみましょう。
知恵袋・個人ブログからニッチキーワードを抜き出す
サジェストワードからキーワードを抜き出す方法以外に、「Yahoo知恵袋」やサイトのペルソナに近い個人ブログからキーワードを調査する方法もあります。
日頃から検索に慣れているユーザーは「クレジットカード おすすめ」などと検索するが、多くの人は予想もできないワードで検索することが多いです。
以前、たまたま父親がPCを使っているところを見ていたんですが、「○○を購入する方法を教えてください」などと質問をそのまま打ち込んでいて、仰天した経験があります・・・!
日頃からブログを作っている人間には衝撃かもしれませんが、実際にサイトの流入ワードを見ると会話文で検索している人が一定数います。
実際に掲示板サイト等でユーザーが検索する際のワードを予想しつつ、検索結果を見ながら競合調査をすることでお宝キーワードを発掘できることも。
ビッグワードと比べて流入数は少ないものの、このようなワードで検索してくる人はCV率が高くなる傾向が多く、ニッチワードを大量に積み重ねることで多くの結果を得られるようになります。
キーワードプランナーでワードごとの流入数を調査
サジェストや掲示板サイトでキーワードを抜き出したら、どの程度のアクセス・収益規模になるか想定するため「キーワードプランナー」というツールを使用します。
キーワードの組み合わせを入力すると、各ワードごとに詳細な月間アクセス数や競合の強さが把握できるようになります。
アクセス数を割り出せたら、ザックリとした予想になるものの、WEBの一般的なCV率を掛け合わせることで検索上位獲得時のおおまかな収益予想ができます。
どうしてもサイト作成はやることがたくさんあるため、アクセス数と競合の強さからキーワードごとの優先度を決め、手をつけていくことができます。
ただ、流入数の非常に少ないお宝ワードはアクセス数を計測できないことがあるため、実際に記事を作って調べていくしかありません。
キーワードプランナーは以前は無料で使用できたものの、仕様変更により広告配信システムのアドワーズで最低500円程度の出費が必要になりました。
有料ツールとしても優れているので、課金する価値はあるかと。
マインドマップでキーワードの精査と階層の決定
キーワードごとのアクセス数を割り出したら、次に重複ワードの排除とサイト構造を決定するため、「マインドマップ」を使用してサイト構造を作ります。
トップページを中心として各ページを下層に配置することで、論理的なサイト構造になるのでユーザーが巡回しやすくなり、結果的に検索上位表示につながります。
またキーワードによって検索意図が共通する場合があり、それぞれ記事を書くと「重複コンテンツ」として記事の順位を下げられることがあるため、あらかじめ排除しておきます。
初心者はサイト構造をうまく決定できず、作っているうちにサイトがぐちゃぐちゃになってしまうことがありますが、ユーザーに優しくないため途中で離脱されてしまうことも。
マインドマップを作成することで、立体的にサイト内容を把握できるようにもなるので、作っておいて損はありません。
サイトをとんどん更新するブログ型の場合でも、カテゴリ整理等に使えるのでマインドマップを使ってサイト構造を明確化させてみてください。
おわりに
というわけで、今回は自身が普段行なっている「キーワード選定の方法」を紹介してみました。
最近はサイトを作る競合が爆発的に増えていること、Googleがより賢くなって小手先のSEOが通じなくなったことから、SEO対策以外の手法も必要です。
しかし現在でも検索キーワードを用いて多くの人が情報を探しているし、少なくともすぐに検索がなくならないことを考えると、検索意図に記事をマッチングさせるキーワード選定は重要。
SEO以外の手法を試すにしても、まずは基本であるキーワード選定からやっておいて損はないので、ぜひ試してみてください!
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