九州エリアは個人的に自然豊かで大好きなんですが、特に地形が複雑な「長崎県」は海産物の宝庫で、食・釣りともに好きな自分にとっては天国のようなエリアです!
長崎といえば、鎖国時代から海外と国交を担っていた場所として異国の文化が栄えているし、広島と同様に原爆が落とされた場所でもあります。市内には、隠れキリシタンたちが潜伏していた教会も多数あります。
今回は、自然が豊富・異国情緒も豊かな「長崎」の街を1泊2日で訪れて遊び倒します!格安で日本全国移動できる「青春18きっぷ」で九州一周してきたので、特に印象深かった長崎の街の様子をレポートしたいと思います。
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DSC07697[aside type=”normal”]普通列車で九州一周する・・・という旅の都合上、日程がバラバラな行動を再構成して記事にまとめています。訪れた日程にズレがありますが、時間帯に関してはだいたい同じなので同様のスケジュールで長崎を楽しんでもらうことが可能です♪[/aside]
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長崎県を遊び尽くす1泊2日の旅:1日目レポート
22:00:JR長崎駅に前日到着・前泊
この日は福岡県から普通列車を使用して、JR長崎駅に前日到着!長崎駅周辺は規模が小さいので基本的にお店が少ないんですが、他の駅と雰囲気が違うので個人的に好きなんですよね。
夜間に到着したので、この日は観光をせず終了!さっさと寝て明日に備えます。
10:00:JR長崎駅前からスタート!まずは街中探訪
おはようございます!長崎旅行1日目は、駅近くの街中からスタート。
長崎は全体的に起伏が激しいことで有名ですが、駅のすぐ裏手から丘にそびえた住宅や教会を見ることができるし、住宅も洋式のものが多く異国情緒を味わうことができます。
自然が豊かで海産物が豊富な点が最も好きですが、「立体感のある」街中の景色も個人的に大好きなんですよね!どちらかというと、観光より実際に暮らしてみたい土地です。
この日は特に予定が決まっておらず、スケジュール的にも余裕があるのでまずは街中をブラブラ。市内を回るなら、各観光地を結ぶ「路面電車」が非常に便利に使えます!
1回一律120円(子ども60円)で市内の観光地をほぼ回ることができ、もし一日中観光をするなら「1日乗り放題券」を500円で購入すれば、市内をほぼ全て移動できます。
とりあえず街中を探訪したいので、長崎駅前の商店街に向かいます。
長崎駅近くの市電駅「観光通り」近くの商店街。
マクドナルド・ドトールなどの定番ファーストフード・カフェ店から、地元長崎ならではのラーメン屋やスイーツ店(カステラが有名)が並びます。
有名観光地を回るのも楽しいですが、地元の人がよく通っているような通りを観光するのもなかなか面白いものです。
この日は街中をしばらくブラブラしたあと、昼食をドトールで済ませて路面電車で次の場所へ!
観光客から地元の人まで幅広い人が利用しているようで、写真のような2両編成の電車も見かけました。
15:00:原爆資料館で長崎の歴史について学ぶ
路面電車を利用して、商店街のある観光通り周辺から次の目的地である原爆資料館最寄り駅の「松山町」へ!
長崎西洋館の中を路面電車が通るという不思議な場所です。
長い階段を昇った先には・・・。
じゃじゃん!長崎といえば、やはり「原爆資料館」!ということでやってきました。
入場料200円で莫大な資料を見ることができ、わりと攻めた内容も展示しているので当時の凄惨な状況がそのまま伝わってきます。日本人なら、ぜひ人生に一度は訪れてほしい場所です。
展示物から映像資料もあって、じっくり回ろうと思ったら1日かかるほど設備も充実しています。
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【長崎原爆資料館の概要】
- 入場料:大人200円・小人100円
- 営業時間:8:00〜17:00(夏季シーズンは延長、詳しくは公式HP参照)
- 住所:長崎市平野町7番8号
入り口付近にある、長崎原爆当時の時間を刻んだ時計。
実際に被害があった民家から回収された時計も展示されていて、投下時間である11時2分を指したまま止まっていました。非常に生々しかったですね・・・。
今回は時間の関係で訪れることができませんでしたが、原爆資料館の近くには「原子爆弾落下中心地」「平和記念公園」もあります。一応、前回2月に訪れた際の写真を掲載しておきます。
平和記念公園にある、原爆被害にあった少女のモニュメント。
のどが乾いてたまりませんでした。水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました。どうしても水が欲しくてとうとうあぶらの浮いたまま飲みました。
この文章、当時の状況がありありと伝わってきますよね。日本国憲法9条の「戦争の放棄」「交戦権の否認」だけは、守っていきたいとあらためて。
18:00:夏季限定のグラバー園で夜景を楽しむ
原爆資料館に訪れたら、こちらも定番の観光地となっている「世界遺産・グラバー園」にも訪れてみます!長崎といえば、薩摩と同様維新改革の中心地となった場所ですからね。
グラバーはスコットランドの商人で、武器商人として日本に乗り込み大量の武器輸入に貢献したほか、長崎に最新の西洋式ドッグを導入し、造船技術を定着させ近代化を推進した立役者です。
通常開園時間は18時までなんですが、7/20~10/9の夏季シーズンや特定のイベントがある際は21時まで開園しています。なので、街中を観光したあとでも十分間に合うんですよ!
原爆資料館からは、最寄り駅の松山町からしばらく路面電車に乗車し、「大浦天主堂下駅」で下車して路地を抜けた先にあります。
グラバー園は高台にあるので、大浦天主堂下駅からはエレベーターに乗ってしばらく上がった場所から入場します。
入り口が二箇所あって、どちらからでも楽しめるのでぜひ公式サイトで調べて訪れてみてください。一応、こちらの入場口は「第2ゲート」になるので、正面入口は別の位置にあります。
エレベーターを進んだ先にある、高台から長崎の街並みを眺めます。立体感のある街並みが本当に好きだし、写真映えしますね!
夜間のグラバー園の光景。こちらは最も高い位置にある「旧三菱第二ドッグハウス」です。
船員が長崎に停泊している最中に生活していた場所ですが、高台にあるため非常に夜景が綺麗!
展示物そっちのけで写真撮影している人たちもいましたが、それぐらい綺麗なんです!
このドッグハウスからは、夜間なので分かりづらいですが「三菱重工業長崎造船所」がハッキリと見えます。
今回、グラバー園での個人的ベストショット。長崎中心地方面で花火大会でもやっていたのか?ときおり花火が上がっている光景を見ることができました。
最後に、最も下った位置にあるグラバー園を見学しています。どちらかというと世界遺産登録された建物や展示物を見るのが主体で、思った以上に資料が少なかったことが残念でした。
ただし今回は夜間に見てまわったので、建物内にほとんど人がおらず静かな空間で当時の展示物を眺める・・・という貴重な体験ができました!
夜間に開園するといっても、照明が少ないために想像以上に暗く、女性一人だと少し心細いかもしれません。できれば誰かと一緒に行くか、日中に回ったほうがいいかなと思います。
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【世界遺産・グラバー園】
- 料金:大人:610円/高校生:300円/小・中学生:180円
- 営業時間:8:00~18:00(夏季シーズンは延長、詳しくは公式HP参照)
- 住所:長崎県長崎市南山手町8−8番1号
2時間ほどじっくりグラバー園を眺めたあとは、お土産屋などがたくさんある「グラバー通り」を抜けて路面電車に乗車し、ホテルへと向かいます。
22:00:長崎名物!大盛り仕様のちゃんぽんをいただく
そういえば、まだ晩御飯を食べていなかった!ということで、急遽長崎ちゃんぽんを食べるために「リンガーハット」へやってきました。
チェーン店ですが長崎発祥で、自分で具や麺の量をトッピングできる・・・という噂を聞いて、早速大盛り仕様+海鮮の具を追加した特性長崎ちゃんぽんを注文!
コクのある豚骨ラーメンなども美味しいですが、ちゃんぽんは野菜たっぷりで体にも良さそうなので、ぜひ毎日食べたいですなぁ。うまし!
ラーメンと一緒に謎のドレッシングもついてきました。関西でもちゃんぽんは食べますが、こんなドレッシングは見たことがない・・・。
いくつか種類があるようですが、入れてみると意外とうまい!満腹になったところで本日の宿へ。
今回の旅のテーマは、「節約できるところは節約する」。
長崎駅周辺には多数ホテルがありますが、そのなかでもできるだけ安く、かつ最低限の快適性は確保した「ファーストキャビン長崎」というカプセルホテルにやってきました!
先ほど訪れた長崎市内の市電「観光通り駅」周辺にあって、周辺には長崎中華街などもあるので立地にも優れています。
カプセルホテルと聞くと、「設備が狭くて眠れないんじゃないか」など様々な不安が浮かびますが、実際に行くと思った以上に快適そうなベッド&空間で大満足!
以前、歌舞伎町周辺にあるホテルに泊まったときは布団もペラッペラだし、おじさんのいびきも終始うるさくてまともに寝られなかったんですが、清潔感ある設備なのでグッスリ寝られそう。
気になる料金は、多少の割引が付いて3千円ちょいです。直前に予約したので、事前に予約できればもっと安くなると思います。
この日は旅続きで疲れていたこともあって、すぐに爆睡です!
長崎県を遊び尽くす1泊2日の旅:2日目レポート
5:30:伊王島で釣りを楽しみ尽くす
おはようございます!
長崎旅行2日目の朝は、「伊王島」と呼ばれる車で行ける離島で迎えることに。実はシェアカーを使って現地まで訪れており、太陽が上がったタイミングで釣りをすることに。
長崎中心部から南に下ったところにあるリゾート地で、海水浴場はもちろんリゾートホテルなどもたくさんある自然豊かな島です。もちろん、島全体が釣りの好ポイントとなっています。
長崎周辺は複雑な地形で入り組んでおり、対馬海流の影響もあって大型魚や珍しい魚がたくさん釣れることで有名で、まさに釣りの宝庫なんです!長崎まで来ておいて、釣りをしないなんて手はありません!
カバンに釣具一式を収めていたので、早速釣りをしてみます。今日は平日ですが、思った以上に他の釣り人も多かったです。
一般的な観光地を回るのも楽しいものですが、コンパクトに収納できる「コンパクトロッド」とルアー一式をカバンに入れておけば、旅先で気軽に釣りを楽しめます。
特に九州エリアや沖縄を旅するときは重宝しますよ!仕舞寸法が短ければ機内持ち込みも可能です。(事前に各航空会社に確認のこと)
▼旅先で気軽に釣りができる「コンパクトロッド」のおすすめ製品はこちら
他の堤防も渡り歩いてみましたが、結局魚の反応がないままシェアカー返却時間が来てしまって終了!(笑)
常に魚が釣れる・・・とも限らないのが釣りの面白いところなので、今回はおとなしく帰ることにします。
シェアカーとレンタカーの違いは料金形態とレンタル方法ですが、上手く使いこなせば出発30分前にサクッと予約して、18時〜9時まで3,500円程度でレンタルすることができます。
車内が広めの車種なら車中泊もできるので、宿代を浮かしながらドライブできます。起伏が激しく、路面電車も走っている長崎の街を走ってみるのもなかなか面白かったのでぜひ!
ちなみに自分は、もっとも大手で安心して運転できる「タイムズカープラス シェアカー」を利用しています。
おわりに
というわけで、以上「1泊2日の長崎旅行一人旅レポート」の様子をお届けしました!久しぶりの長崎探訪でしたが、より一層長崎のことが好きになりましたね。
他にも、長崎は鎖国の最中でも海外と交流があった街として出島などもありますが、今回は自分が訪れたかった場所を中心に回ってみました。
ハウステンボス、九十九島、軍艦島・・・などあげればキリがありませんが、いずれにせよ魅力の詰まった県であることは事実!ぜひ訪れてみてください。
それでは!