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【日本一周】紀伊半島の風光明媚な景色が、精神を癒やしてくれる。【紀北町〜南伊勢町】

 

どうも、絶賛自転車日本一周中の(@yonesukez)よねすけです。

昨日は3日間滞在したみかん農家さんの元を離れ、いよいよ出発いたしました。旅は出会いと別れの連続ですね。

今日は三重県の伊勢を一旦の目標として、紀伊半島をひたすら移動します。今日も途中の道路で死ぬかと思うぐらい疲弊した・・・。

 

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一人で迎える朝

 

おはよう、諸君。道の駅海山にて、7時半頃起床。ここ最近はみかん農家さんの元で朝遅くまで寝させてもらっていたから、徐々に生活習慣を改善していかなければ。

道の駅の入り口にテントを張っていたのだけど、この場所は9時からの営業なので、少し急ぎ目に撤収の準備をする。テント・寝袋の撤収、着替え、朝飯の調理等、案外やることが多くていつも時間がかかってしまう。

 

 

気温が低いとどうしてもテント内が結露してしまうので、テントや寝袋を乾かすのに時間がかかってしまうんだな。それらを乾かしながら、同時並行で朝飯の準備。

あんまり早く起きすぎても結露した分を乾燥させれないので、悩みどころ。

そういえば、4日ぶりに一人で迎える朝なんだな。日本一周中は道中出会いがないと一日誰とも喋らないこともある。一人好きの自分とはいえ、連続すると耐えられなくなってくるね。

 

 

さて、早々に準備を済ませて、今日もいざ出発!

まずは三重県の伊勢を一時的な目標として走ってゆきます。伊勢まで走れば紀伊半島の過酷なアップダウンも終わるし、ある程度自宅にも近づける。

3/22に三重県鈴鹿にて開催される「ママチャリGP」までに自宅に帰っておきたいんだけど、道中寄り道しすぎ・紀伊半島一周に時間かかりすぎで怪しくなってきた・・・。

 

隣の芝生は堕落スイッチ

 

相変わらず過酷な紀伊半島のアップダウンを越えて、まずは第一目的地である「道の駅紀伊長島マンボウ」へと到着。

道の駅内に芝生が広がっているエリアがあるらしく、よく旅人はテントを張って寝泊まりしているらしい。周辺の旅人事情を知り尽くしたみかん農家さんからの情報。ほへー。

 

 

道の駅内にある、一面に広がる芝生エリア。目前に広がる、気持ちのよい海。そして心地良い潮風と、陽気な日光。

こ、これは・・・!「快適な昼寝」に必要な条件が全て揃っているではないか。思えば最近は寒くて途中で起きざるを得ない生活が続き、寝不足だった。ということで、1時間半ほどひたすら爆睡。カラスが飛んできて、パンを持って行ったところでようやく起床しました。

いやー、こんな気持よく昼寝できたのは久しぶりではないかな。あまりに寝すぎたので戦意喪失しているけど、それでも先へ進まなければ紀伊半島を脱出できない。いざ、気合を入れて進みましょう。

 

容赦のないアップダウン

 

さーて、心地よい昼寝を終えて、いよいよ紀伊半島アタックをしましょうかな。

とりあえず、まずは志摩エリアまで向かいたい。ただそこへと至る道はこれまでの紀伊半島ルートのどこよりも険しく、まさにリアス式海岸風のアップダウンを越えていかなければいけない。

 

 

志摩までのアップダウンはこんな感じ。標高こそ最大でも133mと大したことはないが、ほぼ平坦区間がない程度にアップダウンが続いている。

荷物を積載した状態では細かいアップダウンの連続が最も過酷で精神的・肉体的にも疲弊してしまう。獲得標高を合計すると500mを越えるくらいなので、知床峠を越えるくらいに難易度が高いのではないかしら。

もう今すぐエンジンを付けたいくらいだけど、ここを進まないと先へ進めないので、なんとか人力でペダルを踏み続けることにする。

 

 

先ほどの海エリアから離れて、一気に周囲が山と化す。

日本は国土の70%が山に囲まれていて、珍しい・・・なんて言われるけれど、自転車日本一周していると嫌というほど山を見ることになる。あと異様にアップダウンが多いよね。

 

 

どんどん先へ進んでく。一山越えて、また一山越えて・・・。途中足がもげそうになるが、それでも先へ進む。

勾配が8%を越えたあたりからかなりきつくなる。スピードも出ない。それでも、前へ進むしか無い。

どんな場面においても、やるべきことを淡々とこなすしかない。日本一周の場合はこの最たる例で、どんな状況でも淡々と先へ進んでく。

 

 

風光明媚な景色が精神を癒やしてくれる。いい場所が見つかったら、その都度自転車を降りて空気感を感じてみる。

 

 

もう日が暮れてきた。自転車を止めて休憩していると、すぐ真横を小学生軍団が通って行く。

「こんにちは〜」「こんにちは〜」今日始めての会話が小学生軍団との挨拶だった。なんだか面白いな。

時にこのような生活が惨めに思えることもあるのだけど、たぶん同じ行為は二度とできないから、「今しかない」と思うようにしている。そうすると、この時間を大切にしたいと自然に思う。

 

 

できれば海沿いでテントを張りたいけれど、調理に必要な水が出る場所が近場にないといけない。周辺に水道もトイレもないので、渋々移動する。

 

 

午後19時半。あまりに過酷な道のりなので、道中なんども意識が遠のきそうになりながらも、寝床を探し続ける。途中にコンビニ横にトイレがあったので、しばし休憩。

本当は今すぐテントを張って飯を食いたいのだけど、この場所は周囲の状況を鑑みてあまりよろしくないので、暗闇の中足が千切れそうになりながらも進む。

マジできつい。今すぐ家に帰りたいと思いながら、どこか満足している自分がいる。進め、進め。先へ進め。

 

 

午後20時頃、ようやく市街地の中で泊まれそうな公園を発見したので、ここでテントを張ることに。あー!!!!疲れた!!!!

全てを出し切ったあとの休息は本当に心地いい。そんなことを毎日思う。さぁ、早速飯を作ろう。

 

 

今日のご飯は、飯盒炊爨で炊いた米。日本人には米が一番だ。なによりもうまい。今日も予は満足じゃ。

さて、明日は今日辿りつけなかった志摩を回ったあと、いよいよ伊勢へ。どうしても伊勢神宮でお願いしたいことがあるんだな。楽しみにしておく。

それでは!

 

本日の走行ルート

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