「海外旅行があまり好きではない!」という人に理由を聞くと、十中八九「移動ばっかで疲れるから!」という返答が返ってきます。確かに疲れるのはわかる。
1ヶ月に1回はどこかしらへ旅に行っている自身ですが、基礎体力が少ないためか、旅行が長期化すると後半にはダレていってしまいます。
しかし!毎日無理に観光するのではなくて、少し工夫するだけで疲労を軽減することも可能!今回は、旅先で使える「疲労が溜まりにくいテクニック」を色々紹介してみます!
【大前提】慣れない海外旅行はそれだけで疲労が溜まる
まず大前提として、慣れない海外旅行では絶対に疲れが溜まります。人は日常の作業を習慣化することで疲労軽減を図っていますが、海外旅行では土地から人から知らないものばかり。
食事から宿泊場所まで全部決めなければならないし、観光地を探すだけで一苦労。英語をあまり話せない場合は人と交流するだけでも精一杯です。
「何も知らない海外で旅をする」という興奮や危機意識から日中はピンピンしていても、ホテルに帰った瞬間にダウンして翌日動けない!という経験をしている人は多いのでは?
「全然知らない土地を歩く」ことこそが海外旅行の醍醐味なので、疲れるのは仕方ありません。ただ、せっかくの旅行でダウンしていてはまともに観光できず終わってしまいます。
旅行中は疲れずとも、帰国してからダウンして仕事が手につかないのも問題です。せっかくの休日でも、仕事に影響が出まくってしまっては話にならん!という人も多いでしょう。
疲労を全て取り除くことは不可能ですが、自分なりに旅を繰り返して「海外旅行中に疲れにくいテクニック」をいくつか試してみたので、方法を紹介したいと思います!
現地で疲労を溜めにくくするいくつかのテクニック
①無理にスケジュールを詰め込みすぎない
▲たまにはコーヒーでも飲みながらゆっくりしましょう。
短期の海外旅行でありがちなのが、ガイドブックを見て行きたい場所が大量に見つかったために「あれもこれも!」と予定を詰めまくってしまうこと。
時間がないならスケジュールを詰めるしかありませんが、体力に自信がない人は初日はガッツリ観光できても、翌日以降体調を崩して観光できなくなるので要注意!
そもそも、スケジュールをカッチリ決めたところで交通機関の遅延やトラブルは絶対発生するし、周囲を見て回るうちに面白そうな場所が見つかって予定が崩壊することもあります。
- スケジュールを詰め込む→数日以内にダウンして丸1日外に出れない
- スケジュールに余裕を開ける→1日の観光時間が短くなるが、疲労が溜まらず毎日観光できる
自分の場合は「あれもこれも予定を詰め込むと疲れが溜まって翌日以降に影響する」ことがわかっているので、「最低これだけは回りたい場所」を数箇所決めるようにしています。
スケジュールに余裕を持って決めておけば、突発的なトラブルにも対応できるし、急に面白そうな観光地が見つかっても予定に遅れが出ず、目的を完遂できます。
体力に自信がない場合は、「最低限回りたい場所」をいくつか取り上げ、その他の観光地は「余裕があれば回る」ぐらいに設定しておくことがおすすめです。
②必ず8時間以上の睡眠をキッチリ取る
初めての国へ旅行する場合だと、ウキウキして寝られず、過密なスケジュールを組んだために2〜3時間の睡眠時間で観光するということが良くあります。
初日は飛行機の搭乗時刻や時差の関係で仕方ないとしても、短時間睡眠を繰り返していると必ずダウンする日が出て1日休む・・・という事態になってしまいがち。
過密スケジュールを組んでも、睡眠不足が原因で体調を崩してしまっては意味なし!翌日以降はキッチリ8時間以上の睡眠を取ることで、結果的に観光できる時間が増えます。
自身は初めての海外旅行でタイに行った時、深夜便だったので2時間程度しか寝られず、意識朦朧としたまま観光をした経験があります。
スタートから2日程度は問題なかったんですが、3〜4日あたりから疲れが出はじめて寝込むことが多くなり、だんだんと睡眠時間が長くなってまともに活動できなくなりました。
1泊2日程度の旅なら問題ありませんが、特に1週間近い旅だと確実にどこかでボロがでるので、最初から意識して8時間以上睡眠を取るようにしています。
③数日に1回は休む日をつくる
「せっかく旅に来たんだから、毎日朝から晩まで出かけて旅を楽しもう!」と休みなしで動いていると、確実にどこかでボロが出ます。
スタートから数日はアドレナリンのおかげで睡眠不足でも動けますが、いつまでも興奮状態が持つわけではありません。ふとした瞬間に興奮状態が切れてダウンします。
どうしても時間がないなら仕方ありませんが、1週間も動くと確実に疲れが爆発する瞬間が訪れるので、週1回は「休みの日」に設定してホテルでまったりするようにしています。
ホテルで1日過ごすといっても、そこそこの宿に泊まっていればホテル内にプールがあったり、自由に料理やドリンクを頼むこともできるので、案外悪くないですよ!
④胃腸の調子に気をつける、現地食が厳しければ日本食を
日本食はシンプルで胃に優しい料理が多いですが、海外の現地食のなかには油がキツかったり、異常に辛くて胃にダメージを食らうこともよくあります。
一時的な下痢程度なら「正露丸」さえ飲んでおけばなんとかなりますが、毎日食べていると消化不良を起こして体力が削られ、動けなくなってしまうことも・・・。
食事で栄養を取らなければいけないのに、口に入れたものの大半が胃に合わず、食べれば食べるほど疲れる・・・なんて悪循環にハマってしまったら最悪です。
ただ、今の世の中発展している地域なら「日本食」を食べることができるので、「なんとなく胃がしんどいなー」と思ったら駆け込むのもありです。
現地食を食べているときは全然お腹が減らなかったのに、日本食を食べた瞬間突然食欲が湧いてきた、なんて経験もあります。それだけ現地食が胃の負担になってたんですね!
唯一の欠点は、一般的に現地食より価格が高いため毎日食べているとお財布が空っぽになってしまうこと。適度に現地食も織り交ぜつつ、和食もいただきましょう。
⑤現地語が厳しければ日本人宿に飛び込むのもアリ
世界中どこでも、観光地化されている場所ならたいてい英語が通じます。しかし、そもそも英語が話せないと簡単なコミュニケーションだけでもストレスが溜まるもの。
簡単な買い物やホテルでのチェックインだけなら、小学生レベルの簡単な英語さえ覚えていれば問題ありません。ただ、疲れているとそれさえ億劫になってしまうんですよね。(笑)
そんなときは、現地にある「日本人宿」に宿泊すれば母国語で会話できるし、周囲の情報も全て日本語で得ることができます。特に初めての海外旅行にはおすすめ!
場所にもよりますが、このような宿には面白い日本人が泊まっていることも多いので、不安であれば探してみると吉。
ただ、良くも悪くも慣れないのようになってしまうこともあるし、日本人だけで盛り上がっていると「海外に来て何をやっているんだろう」と思うこともあります。
一般的なホテル・ゲストハウスのほうが設備・価格面で優れているし、日本人以外と会話するだけでも非常に面白いので、自身は「困ったとき」に利用するようにしていますね。
疲労を溜めにくくする便利アイテムまとめ
栄養不足になりがちなので専用サプリメントを所持
外食メインで海外旅行をしていると、積極的に野菜を取らない限り栄養が不足しがち。短期の旅行ならともかく、長期旅行ともなると確実に体へと響いてきます。
かといって、毎日必要な栄養素を外食だけで補おうとすると大変。食事のレパートリーが大きく縛られてしまうし、食事だけで貴重な時間が奪われてしまいます。
現在は1ヶ月ほどタイ旅行をしているんですが、「必要な栄養素を取りたいが、かといって外食で補うのは困難」と判断し、薬局に走ってマルチビタミン剤を購入しました!(笑)
栄養不足がどれだけ体調不良に影響しているかわかりませんが、栄養不足であることは間違いないので、多少でもマシになってくれることを祈ります。
空気枕を使って擬似的に理想の枕をつくる
毎日スマホやPCを長時間利用している日本人は多いですが、常に首が下向きになっているために筋肉が衰え、「ストレートネック」という症状にかかる割合が高くなっています。
首の頚椎は本来S字の形になっていますが、長時間前傾姿勢を取っているとまっすぐな状態で固まってしまい、緊張状態がほぐれないため睡眠をとっても疲れが取れなくなります。
特に重いバックパックを背負っている旅人は前傾姿勢になりがちでストレートネックになりやすく、知らないうちに「疲れが取れない状態」になっていることもあるので要注意!
自身は症状が酷くて直前まで整体院に通っていたんですが、どうしてもホテルにある枕は形状があわず、睡眠をとっても疲れが取れない日々が続いていました。
枕なしでも改善しないし、どうしたもんか・・・と悩んでいたんですが、機内でよく使う「空気枕」を敷いて寝てみることに。これなら、空気の入れ具合で高さを自在に調整できます。
結果的に空気枕を導入してから疲労がマシになり、睡眠の質が高まりました!ホテルの枕は高さがありすぎて合わないことが多いので、困ったら空気枕を導入してみてください。
おわりに
というわけで、今回は「海外旅行で疲れを貯めないいくつかの方法と、便利アイテム」について紹介してみました!
初めての国・土地を観光するのは非常に楽しいですが、同時に普段の数倍の疲労が溜まってしまいます。基礎体力の低い自分のような人間が旅行をすると、高い確率で途中でくたばってしまうんですよね。
せっかく海外に来たのに休憩してるばかりでは意味がないので、ぜひこれらの方法を試してみてください!