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【カンボジアの首都】7泊8日のプノンペン旅行で訪れたおすすめの観光地・飲食店・予算まとめ

 

カンボジアと聞いて、発展途上国・アンコールワットなど世界遺産をイメージする人が多いでしょう。しかし、首都プノンペンは経済的に絶賛急成長中なんです!

毎年高層ビルが建築され、海外企業の工場なども積極的に誘致。1年経てば景観が変わる・・・と言われるほど、驚くほどのスピードで経済成長しています。

40年ほど前にはポル・ポト独裁政権のプノンペン住民150万人虐殺事件など暗い歴史もありましたが、現在では活気あふれる街並みに変貌しています。

  1. カンボジアの基礎情報
  2. カンボジアで訪れて本当によかった観光地
  3. カンボジアで美味しかったクメール料理&オシャレなカフェ特集
  4. 7泊8日のカンボジア旅行でかかった費用一覧

今回は、7泊8日のプノンペン旅行の基礎知識・訪れてよかった観光地・飲食店・かかった予算を中心に解説していきたいと思います!

 

カンボジア・プノンペンの基礎情報・歴史など

 

カンボジア王国の首都、プノンペン。やはり直近だと、1975年に始まった「ポル・ポト」による独裁体制・プノンペン市民の大虐殺事件が脳裏をよぎります。

完全自給自足社会を目指したポル・ポトは、プノンペン市民300万人以上を田舎へ強制退去、重労働や数々の拷問を繰り返して150万人以上の死者が出てしまいます・・・。

プノンペン市内には虐殺事件に関する博物館や、大量虐殺が行われた「キリング・フィールド」が存在し、今や誰もが訪れる有名スポットに。

 

 

カンボジアは「大人が殺害された」ことで若者が多数を占めるなど、未だ影響が続いていますが、街中は当時の記憶をかき消すかのごとく賑わいにあふれています!

当初は「発展途上国の子どもたちの途上国を支援する!」的なイメージしかなかったものの、実際に訪れると高層ビルが立ち並んでおり、衝撃を受けました。

世界遺産・アンコールワットのあるシェムリアップが注目されがちですが、プノンペンにも面白い場所はあります!下記では、実際に回って面白かった場所を紹介します。

 

プノンペンで本当に訪れてよかった観光地

カンボジア王宮&シルバーパゴダ

 

1886年に建築が始まり、1919年にフランス人建築士によって木造から現在の姿へ改築されたらしい、カンボジアの王宮・即位殿。

クメール建築らしい非常に繊細な作りで、タイ・ベトナム・ラオスで見てきた王宮・寺院などの建築物とは全く見た目が違います。面白いですねー。

現在は国王&王妃が公務を行う場所として使われているらしく、内部への侵入&撮影は不可。しかし、こちらも細部まで作り込まれていて、圧巻でした。

 

 

王宮の隣にある、数々の仏教行事が行われてきたらしい「シルバーパゴダ」。目の前にはアンコールワットの精巧なミニチュアもありました。

こちらも1892年に建築が始まったものの、その後1962年に再改築されて現在の姿になったらしい。内部にはたくさんの宝具が収められています。

「10$の入場料は高い」という意見もありましたが、「他国との建築物的な比較」が面白かったので、タイなんかのお寺を見てきた人は特に楽しめるのではないかと。

 

名称 カンボジア王宮&シルバーパゴダ
住所 Samdach Sothearos Blvd (3), Phnom Penh
営業時間 8:00〜11:00、14:00〜17:00
入場料金 10$
アクセス 市街から徒歩10分ほど

 

トゥールスレン大虐殺博物館

 

カンボジアと言えば・・・仏教的な歴史よりも、1975年4月から始まった「ポル・ポト独裁政権によるカンボジア大虐殺」を連想する人が圧倒的に多いと思います。

当時、首都プノンペンの総人口800万人のうち、1/4近くにのぼる150万人〜200万人もの人々が「粛清」されましたが、ここは虐殺の舞台となった場所の一つでした。

一般人・外国人・ポル・ポト派の幹部含む2万人もの人々が収容され、無実の罪を着せられたあげくに残酷な拷問を受け、結果生き残ったのは7人だけ・・・という悲劇の場所。

 

 

この「トゥールスレン大虐殺博物館」では実際に虐殺が行われた現場を回りつつ、日本語の音声ガイド(3$)で正確な歴史を勉強できます。

カンボジアは40代以下の人が圧倒的に多いんですが、最大の理由は「殺されてしまったから」らしい・・・。実際に、街中には当時を経験した人もたくさんいるそうです。

たった40年近く前にこんな事件が起こったなんて想像もつきませんが、多少時間を取ってでも訪れる価値があるかと。

 

名称 トゥールスレン大虐殺博物館
住所 St 113, Phnom Penh 12304
営業時間 8:00〜11:00、14:00〜17:00
入場料金 5$(音声ガイド3$)
アクセス 市街から徒歩20分ほど

 

ワット・プノン

 

カンボジアは90%以上の国民が仏教を信仰する国であり、プノンペンを代表するお寺が「ワット・プノン」。プノンペン市内でもかなり目立つ位置にあります。

観光する外国人も多いものの、熱心に参拝を行う地元の方々も非常に多く、周囲は広い公園になっていて子どもの遊びになってました。とにかく雰囲気がいいんですよね。

 

 

後方にいる男性たちの楽器を合図に、参拝が始まる。てっきり真面目にやってるかと思いきや、楽器を叩く横でスマホでゲームする男性もいて、意外と適当でいいらしい。(笑)

 

 

東南アジアらしい、昔ながらの仏像と電光式のルーレットみたいな置物を組み合わせた仏壇。入場料は1$かかるけど、裏側から入れば無料になるそうです。(笑)

 

名称 ワット・プノン
住所 Phnom Penh, ផ្លូវវត្តភ្នំ
営業時間 7:30〜18:30
入場料金 1$
アクセス 市街から徒歩15分ほど

 

セントラル・マーケット

 

プノンペンのちょうど中心にある、周辺を代表する巨大マーケット。初めてプノンペンに到着すると、真ん中にあるシンボルを見て「おーっ!」と感動することになります。

周辺は食料や衣服などを販売しており、マーケットの中央では貴金属が発売されていました。ここは外国人も多いので値段交渉が大変そうですが、見る分には面白いです。

 

 

内部はこんな感じ。お土産なんかもそこそこ置いているので、サクッとマーケットを周りたい場合にはいいかも。

 

名称 セントラル・マーケット
住所 Central Market, Phnom Penh
営業時間 7:00〜18:00
入場料金 無料
アクセス 市街から徒歩1分ほど

 

オルセー・マーケット

 

観光雑誌でも紹介されているマーケットなんですが、ビックリするぐらい地元の人しかいない「オルセー・マーケット」。アウェー感を徹底的に味わいたいならどうぞ!

 

 

計3F建てのマーケットになっていて、1Fは生鮮食品・乾物、2Fは服飾品・雑貨・文房具、3Fはウエディングドレスなど服飾品がみっちり販売されています。

とにかく敷地面積が広くて迷ううえ、アウェー感が半端なく奇異の目で見られますが、これがかえって面白い(笑)観光客が好むようなお土産類は置いてません。

簡単な英語すら通じないけど、基本的に優しい人ばかりなので指差ししながらの適当な会話がめちゃくちゃ面白いので、思い出づくりにぜひw

 

名称 オルセー・マーケット
住所 រាជធានី​ភ្នំពេញ
営業時間 8:00〜17:00
入場料金 無料
アクセス 市街から徒歩10分ほど

 

ロシアン・マーケット

 

プノンペンの観光雑誌で「骨董品など掘り出し物をお探しなら、ぜひこちらへ!」と紹介されている、有名な超巨大マーケット。

先ほどのオルセーマーケットと比べると外国人比率が高く、観光客向けのお土産も置いてます。普通にショッピングを楽しむなら、こちらのほうが楽しめそう。

 

 

食品類やお土産も置いているけど、一番身を引くにはこちらの巨大な工具類。車やバイクなどの、ありとあらゆる部品がたくさん並べられています。

 

 

観光客が好むお土産コーナー。価格は高そうだけど、思わず日本に持って帰りたくなるクオリティの高い絵画や骨董品がたくさん並べられています。

基本的にこの辺の店員はほぼ全員英語が通じるので、買い物に困ることはないと思います。キレイなお姉ちゃんに勧誘されると、思わず買ってしまいそうに・・・w

 

名称 ロシアン・マーケット
住所 St 444, Phnom Penh
営業時間 6:30〜17:00
入場料金 無料
アクセス 市街から徒歩20分ほど

 

イオンモール・プノンペン

 

なんと!日本の田舎には欠かせない超大型ショッピングモールの「イオンモール」ですが、プノンペン市内にも2014年に正式オープン!

カンボジア市民には欠かせないショップになっているらしく、駐車場には大量の車が止まっていました。内装や販売されているものはほとんど日本と変わらない感じ。

内部にはイオンを代表するスーパーのほか、吉野家・フジレストランなどの日本食、他に様々な外資系のレストランで食事をいただけます。

 

 

日本と同様に試食コーナーを設置してあるのが一番面白かったですねーw

プノンペンどころか他の東南アジアのショッピングモールですら採用してるのを見たことがないけど、採算的に成り立つのだろうか・・・。

 

 

スーパーの目の前にある、イートイン&フードコートコーナー。日本だとフードコート自体存在しないイオンが多いし、イートインも小さいので、日本より発展してるかも?

3Fにはゲームセンターや映画館も完備しており、一通り娯楽が揃っています。カンボジアの中でも、中間層以上の人が利用しているようですね。

日本人的には、現地の物価と比べると高いし、特に日本に置いているものと変わらないけど、必要なものは大体揃っているので便利に使えます。

 

名称 イオンモール・プノンペン
住所 #132, Street Samdach Sothearos Blvd (3), Phnom Penh
営業時間 9:00〜22:00
入場料金 無料
アクセス 市街から徒歩40分ほど

 

プノンペンで美味しかったクメール料理&オシャレなカフェ特集

カンボジアでは、魚のペーストなどを使った「クメール料理」を食べられることで有名ですが、今回の旅行では一度も口にすることがありませんでした!(笑)

適当な外食で済ませることが多かったものの、「オシャレなカフェ」には立ち寄りましたので、そちらを紹介したいと思います。

 

MERE CAFE

 

プノンペン市内でも、Wifi・電源を完備して作業に最適だ!と良く紹介されているカフェ。少し狭く見えますが、店内は細長くなっているため意外に広いです。

カンボジアはどのカフェ・ホテルでもWifiが遅めのことが多かったんですが、こちらのカフェでは快適に作業することができました。

料金はやや高めですが、他のお客さんも長時間PCに向かって作業しているような人ばっかりだったので、安心して数時間居座ることができましたねー。

 

名称 MERE CAFE
住所 63 Samdach Pan Ave (214), Phnom Penh
営業時間 7:00〜21:00
アクセス 市街から徒歩25分ほど

 

BIG APPLE DONUTS&COFFEE

 

ホテル近くにあったため、たまたま何回か利用したカフェ。店名のとおりドーナツがメインですが、Wifi・電源ともに快適に利用できます。

 

 

店内は結構広いうえ、休日でも昼間はガラガラ。テイクアウトでドーナツを購入するお客さんが大半なようで、ほとんど貸し切り状態で利用できました。

夕方になるとお客さんが増えるものの、座席に余裕があるため気になりません。長い日だと5時間ほどこもっていたこともあったんですが、全く問題ありませんでした。

フォトジェニックで美味しいドーナツもいただけるので、観光の休憩時なんかに寄っても良さそうです。

 

名称 BIG APPLE DONUTS&COFFEE
住所 30 St 302, Phnom Penh
営業時間 8:00〜21:00
アクセス 市街から徒歩20分ほど

 

7泊8日のプノンペン旅行でかかった費用一覧

項目 金額
交通費 20,083円
宿泊費 9,342円
食事・カフェ代 7,351円
観光費用 2,117円
通信費 1,671円
その他 111円
合計 40,675円

 

7泊8日のプノンペン旅行で使用した予算は以上の通り!

  1. 無駄な出費は抑えるが、節約は意識しない
  2. ホテルは基本個室(節約より体力回復・PC作業の快適度を優先したい)
  3. 東南アジア周遊中なので、旅券はラオス・ビエンチャンからの片道切符

 

基本的にカンボジアは物価が安いとはいえ、あまり節約しない方針で旅していたので妥当な出費となったかなと思います。1日換算すると5,084円でした。

プノンペンは街中に観光地が密集しているし、ドミトリーも豊富なので節約可能。一方でシェムリアップは世界遺産巡りでツアー費用が掛かるため、出費を抑えるのが正解かと。

 

おわりに

というわけで、今回は4ヶ月の東南アジア旅行中に「7泊8日のカンボジア・プノンペン旅行で訪れた観光地、飲食店、かかった全予算」をまとめてみました。

正直、カンボジアって発展途上国・地雷的なイメージがあって怖かったんですが、蓋を開けてみればとても活気にあふれる街で、たくさん元気をもらいました\(^o^)/

トゥクトゥクのおっちゃんは勧誘がうざいけど、ネタを披露すると爆笑してくれるし、おばちゃんは外国人にも優しく接してくれるし、子どもたちは可愛いし。

 

ロシアンマーケットで英語を勉強する女子たち

 

たった1週間程度の滞在では街の魅力がわかるはずもありませんが、短期滞在した限りだと「長く滞在すればするほど面白くなる街なんだろうな」と思いましたね!