昨日は愛媛県最後の札所へと参り、遂に高知県へ突入しました!本日より、いよいよ高知編が始まります。
本日は第39番札所を打った後、急遽四万十市へワープしつつ停滞し、さらにどぶろく特区の三原村や素晴らしい接待所へ行きました!最近雨のせいもあってよく停滞してますね。汗
それでは今日も行ってまいります。
第39番札所・延光寺とワープ
おはようございます。今朝は宿毛市の郊外にある、「八坂神社」にて起床。
昨日コインランドリーを終えてから寝床を探しまわったんですが、周辺に野宿できそうな場所がなく、東屋のあるこちらの神社にて野宿をさせてもらいました。
雨が降っていたので快適には過ごせましたが、こんな場所で寝てバチが当たらないか心配。。。
さて、一旦すぐ近くある第39番札所・延光寺へと向かいます。
その後はいよいよ、四国最南端である足摺岬に向けて進む予定です!
延光寺は寝床である八坂神社のすぐそばにあったので、ものの30分程度で到着することが出来ました。
第39番札所・延光寺。これにて、いよいよ30番代に突入です。
また四国遍路は総計で1200km程度の行程になるみたいですが、ちょうどこの延光寺を境にして折り返し地点になるようです。
距離的には、ここで半分!ということはまだまだ先は長い!(笑)
足摺岬の付け根にある「下ノ加江」までは補給所がなく、このローソンが最後の補給所となります。
なもんで、これから先へ進む人は食料を調達しておきましょう。
どうしても食べたかった・・・ので、調子に乗ってカップヌードルを購入。
う、うまい。そして圧倒的に手軽。素晴らしいです。
さーて、足摺岬に進むかぁと思ってここまでたどり着いたんですが、最近よく発症する「先へ進みたくない病」がいよいよ顕在化し、ベンチにしばしくたばることに。
うーん、連続でひたすら歩き続けるのは自分には無理だ!体調も悪いし、全く面白くない!ということで、急遽ある地域へワープをすることになりました。(笑)
少し戻って、最寄り駅である工業団地駅から土佐くろしお鉄道に乗り、別の地域へ!やっほーい!
ということで、遍路中にも関わらず電車を使ってワープし、四万十市中心部にある「中村駅」にやってきました。
ここは待合室がグッドデザイン賞を受賞した素晴らしい設計になっていて、なんと無料で電源・Wifiを使用することが出来ます。
四万十市図書館。やっぱり、図書館は最高ですね!
四万十川橋。楽しみにしていた四万十川の光景を先取りしちゃいます。
これまで歩き遍路をする際は「とにかく歩き続けなければいけない」という固定概念があったんですが、むしろその機動性を生かして寄り道し、途中で各地を観光するのもありですね。
予算があれば、四万十川の上流にある沈下橋や源流部に電車やバスで行ってしまうのもありですね!今回は予算がないので行きませんが、これから遍路をされる方は検討してみてくださいな。
どぶろくの聖地・三原村へ
おはようございます。結局2日間四万十市で過ごしたあと、昨日の夜中に電車で元の位置に戻ってきました。工業団地駅近くの公園にて起床。
2日間を別の場所で過ごしたことによってリフレッシュが出来たので、今日はウキウキ気分で出発します!
この辺りは名前の通り工場が密集していて、コカコーラの支社等があります。
寝床としても最適な場所なのでどうぞ。
2日間、挫折したベンチを通過します。今日は進めるぞ!
目的地に向けて歩いていると、突如寝床に最適な場所を発見しました。
こんな場所になぜ東屋があるんだ・・・。
足摺岬に向けて南下している途中、「三原村」という場所を通りました。
この場所は全国でも珍しく、「どぶろく特区」として厳しい基準を守ったどぶろくが販売されていて、農家民宿等に宿泊すると試飲することもできるそう。
どぶろく、以前に1回だけ飲んだことがあるんですが、美味しいですよね。興味のある方はどうぞ!
足摺岬を目指すため、三原村を南下していきます。
山に囲まれているのに、辺り一面田んぼが広がっています。さすがどぶろく特区。美しい村です。
謎の洞窟と遍路の素晴らしい接待所
道の途中にあった神社にて休憩します。
なんでこんなところにメリーゴーランドがあるんだ。。。
湧き水。水の美味い地域は素晴らしい。
三原村はギャグが多いのか?
メリーゴーランドの次は数年放置されていそうな釣り竿を発見。リールはサビサビで竿のガイドはボロボロ、そもそも釣り糸すらない。
こんな川で置き竿では何の魚も釣れねーだろ!!!(笑)
国道21号線を歩いている途中、謎の洞窟を発見。
これは一体なんのために使われているんだろう・・・?非常に気になるので、中に入ってみることしました。
洞窟の中は一見狭いかなと思ったものの、複雑怪奇に入り組んでおりかなり先まで続いていました。
ゾンビに襲われるリスクも想定していたのですが、残念ながら出てきたのはコウモリ一匹のみ。
それにしても、なぜこんな場所に洞窟があるんでしょうね。気になる・・・。
気を取り直して、先へ進みます。いかにも田舎道といった場所を通過です。
この周辺には「農家民宿くろうさぎ」という宿泊所があるそうで、どぶろくの試飲もさせてもらえるようです。ぜひ!
まだまだ先は長い。
歩いているとお遍路さんとすれ違ったんですが、挨拶をすると耳寄りな情報を教えてくれました。
このすぐ先に、遍路の接待所があるそうなんですが、なんと「ラーメンも食べさせてくれる」とのこと。最初聞いたときは「へっ?」と固まってしまいました。そんなことってあるの?
先ほどのお遍路さんから聞いた接待所に無事到着。
な・・・!なんと!こちらの接待所では、本当にラーメンを食べさせてくれるばかりかお菓子やジュース、コーヒーまで接待してくれるそうです。
そんなありがたい話ってあるんですね。
栄養ドリンクのチオビタもありました。いやホント、ありがたすぎます。
接待所の方に挨拶して、しばらく甘美な時間に浸っておりました。これは本当に嬉しいしありがたい。
三原村から足摺岬へ向かうには国道346号線を向かうルートと国道21号線と通るルートの2種類があるんですが、この接待所は国道21号線沿いに存在します。
なので、接待所へ行きたい方は21号線を選択されるといいと思います。
接待所からしばし歩くと、土佐清水市に到着。
いよいよ、足摺岬が間近に迫ってまいりました。
滝を見ながらの休憩、いいと思います。
土佐清水市に入ってからは山を下山していき、海へ出ます。早く行こう。
「マコ」って何?人の名前?
手作り看板。いいデザインですね。
次の札所、金剛福寺までは24kmあるらしい。
金剛福寺は足摺岬の先端部にあります。楽しみ。
足摺岬への最後の補給地となる、下ノ加江に到着。
ここには唯一ローソンがあるので、補給してない人は物資を購入しておくことをオススメしておきます。
下ノ加江海岸。本当はこの場所で寝たかったんですが、どうやら明日は大雨が降るらしい。
停滞を余儀なくされそうなので、ルートを変更してスーパーや図書館等の環境が整っていく場所へ行くことに。
すでに結構歩いていて疲れているんですが、夜通しで先へ進みます。明日のため・・・!
そして午後21時半頃、目的地である鹿島公園に到着!
足摺岬・金剛福寺への打ち返りの時に寄る予定でしたが、足摺岬の回り方を変更して先に到着しました。
足摺岬まで13km程度の田舎街ですが、周囲に銭湯やスーパー、図書館や本屋等の施設が整っているので、停滞するならこの街がいいでしょうな。
結局、予定とは異なり40km歩くことになりました。遠かった!
それでは、おやすみなさい。
本日の走行ルート
※遍路道を通っているので、実際のルートとは異なる場合があります。