兵庫県より出発した自転車日本一周の旅も本日で10日目。昨日はまた雨が降り、金沢に停滞。
今日こそは、能登半島を目指して出発する。今日は途中で奇跡が起き、一生忘れられない思い出ができたのだが・・・。日本一周自転車旅10日目、スタート!
昨日の記事:雨中の金沢散策、雨にて停滞!【9日目】
お買い物!
本日の予定は、まず午前中に買い物を済ませ、兼六園へ行き、昼には能登半島を目指すこと。
ちなみに、早朝の兼六園へ行きたかったけど、就寝時間を考えても無理でしたw
普通に走って、ブログ更新して・・・ってやっていたら、絶対に0時を超えてしまう。
自分にしては早めの、9時出発!一般論から考えると、遅すぎるけども。あいにく、また雨が降っている。
まずは、皆使っているあの雑誌を探しに、本屋へ行く。
朝から走っていると、車から営業マン風のお兄さんに声をかけられる。
いやー、やっぱり嬉しいね。先を急ぐ!
本日の本屋。この辺りでは、有名な本屋とのこと。
なんと、7時から営業しているらしい。素晴らしい本屋だ。お客さんも多い。
お目当てはこれ。袋から透けて見えていると思うけど、「温泉博士」です。
620円の本を購入するだけで、指定の温泉に無料で入ることができます。
これだけで一ヶ月を済ますのは無理だけど、毎月固定費化して考えられるから計算も楽だし、なにより安く済む。素晴らしい!
さっさと買い物を終えて、次のスポットへ。
兼六園へ
さて、お待ちかねの兼六園へ!ドキドキするなぁ。遂に、この場所にも入るときが来たか。
受付で入場料を払い、手続きを済ます。
いざ!入園!やはり、この曜日・この時間帯でも、人がすごく多い。
ツアー客もいるので、特に中央部はごった返している。
当初は兼六園を中心に記事を作ろうと思っていたので、ガッツリ書く予定だったが、後のエピソードが強烈すぎて、兼六園は後ろに追いやられました。
ひとまず、風景をご覧ください。
そもそも兼六園の名前の由来は?
兼六園とは?
名称は宋代の詩人・李格非が『洛陽名園記』の中で、中国洛陽の名園「湖園」を謳った「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六つを兼ね備える名園」に倣い、文政5年に白河楽翁公(松平定信)によって命名された
これら庭園にコメントできるほどの知識量は持ちあわせてないけど、あえて何か言うなら、早朝に無料開放している意味が少しわかったかも。
庭園の一番の魅力は幽邃(景色などが奥深く静かなこと)を備えていることだと思っていて、ただ兼六園クラスの有名庭園は人でいっぱいになると。
だからこそ、本当の魅力を感じるために、早朝開放をしているんだなと。
次に兼六園へ行く機会があれば、早朝に訪れてみたいと思います。
こういう人がいるから、美しい庭園が成り立っている。実家が造園業をやっているので、つい見てしまう。応援してます!
それにしても、兼六園広かったなぁ。一周するだけで一時間半もかかってしまった。
さぁ、いよいよ能登半島へ出発だ!レッツゴー!
再びお買い物
ここで、兼六園を出た瞬間に雨が降り出す。どんだけ降るんだ。タイミング、バッチリだし。
もうこりごり。
少し道を間違えてしまったけど、もう一度戻って再出発。金沢の中心地から美しい山が見れるというのは、魅力的だなぁ。再び、国道を直進します。
一度は止んだものの、再び雨。今度は、さっきよりもひどい。弱ったなぁ。
これ以上進むのもしんどいので、再びお買い物へ。
イオンモールかほく。北陸で最大級のイオンだという。
ふむ、このクラスのショッピングモールなら、実家周辺にいっぱいあるんだけど・・・。
まだ完全に買い物を済ませていないので、早めに済ませておく。
買ってきたものはこれ。
かりんとう、食パン×2、靴下(108円)、自転車荷台用ゴム(108円)。
かりんとう、意外に糖分の補給にイイ!これから購入することにしよう。靴下は予備が少なかったので、荷台用ゴムは切れそうだったので購入。
これでも、全部で500円いかないくらい。安い!
しばらく滞在したあと、これ以上居ても仕方がないと思ったので、再び出発。この時点で、時刻は15時。やばい!急がないと。国道を飛ばして走る。
いよいよ能登半島へ行ける!いつもより気合いが入り、ワクワクしている状態でスタート。
この後、絶望に陥る事も知らずに。。。
ウキウキで入っていたのだが、途中でタイヤに違和感を感じる。走るとき、ガタガタ言ってる。なんだろう?
何回も見たけど、特に異常はない。
そう思って、再び出発しようとしたとき、
「プシュー」
という音が聞こえる。
あ、これアカンパターンの奴やん。日本一周自転車旅を初めて、10日目にして初めてパンクをした・・・。
女神様、現る
早速、パンク修理に取り掛かる。自転車から降りたと同時に、風雨が一気に酷くなる。
嘘だ・・・いくらなんでも、タイミングバッチリすぎだ。
修理に取り掛かろうとするが、空気入れの調子が悪く、うまくいかない。
まず空気を入れて、どこに穴が空いているかを探さないといけないのに・・・。
時間が経つに連れ、風雨がより強烈になる。
早く能登半島へ行きたい。でも、無情にも空は次第に暗くなっていく。
荷物もビショビショ。空気入れがないと、ここで詰んでしまう。
どうする?大ピンチ。ここで終わってしまうのか。
本当に、日本一周自転車旅は自力本願だな。
まさに、そう考えていたとき!
「あの・・・」と声をかけられる。
「?」と後ろを振り向くと、若い女性が傘を差して、空気入れを持っている。
「雨が降っているから、大変だと思って」
あなたは・・・女神でしょうか。
チャリダーならわかると思うが、この状況で手を差し伸べてくれたということは、
崖から落ちそうになって、手を取ってくれたのと同義。
まさに命の恩人である。
まだパンク修理が終わっていないが、お姉さんの袖がすでに濡れていた。
さすがに待ってもらうのは恐縮すぎるので、車内で待って頂くことに。
お姉さんを待たせているので、急がないといけないのだけど、うまくいかない。
焦って焦って、結局40分程度かかってしまった。
空気入れを返すとき、これまた恐縮すぎてひたすらお礼を言うしかできなかった。
その後、お姉さんは車に乗って帰っていった。
同じような形・色の自転車を見て、何度も「あれ?」と思ったのは言うまでもない。
能登半島へ
気を取り直して、能登半島へ出発だ。
ただ普通にパンクをして、修理をしていたら、今日中に能登半島へ進もうとは思ってなかったかもしれない。
豪雨のなかを、かりんとう片手にひたすら進む。
雨のなかを走ると、視界が狭くなり、体力が奪われ、ロクなことがない。
それでも、先へ進む理由ができてしまったのだ。
不思議と、足取りが軽い。
さきのパンク修理で後輪の空気を入れなおしたからか、それとも・・・?
もう、ほとんど無我夢中になって走っている。
と同時に、今日のことについて振り返っていた。
日本一周する理由が、また1つ増えたようだ。
うおおおお!!!
一気に坂を登り、道の駅を目指す!
そして・・・!
やった!すっかり暗くなってしまったけど、今日はここに宿泊だ~!
本当に疲れた・・・体もビショビショ、非常に寒い。
それでもなんとか、到着できたのである。
能登半島、到着!
地元のおじいちゃんに情報を頂き、無料開放所のなかで宿泊することにした。
今日1日を振り返って
色んな出来事が、出来過ぎているなと思った。
パンク修理と雨が降るタイミング、諦めからの女神登場のタイミング。
全てが、必然なのかもしれない。
旅での出会いは、一期一会。
再びお会いすることは、まずないだろう。
だから期待もしていないが、本当にいい出会いがあればいいなと・・・つくづく思う。
もちろん、男女関係なく、だ。
日本一周自転車旅は自力本願だと言ったが、なぜこれが良しとされるのか、
この状況で助けてもらって、ちょっぴりわかった気がする。
また日本一周をする理由が1つ出来た。
北陸に移住しようかな。。。
今日は、よくも悪くも寝れない一夜になりそうだ。
明日は、いよいよ能登半島を探検します。
いい1日になりますように。
PS.
その後、なぜかTwitterで声をかけていただきました。
普通だったら、旅先での出会いなんて続くはずもないんですが、いい時代です。
そんなこと微塵も考えていなかったので、文章を書き直したのは言うまでもありません。
おばあちゃん方とも、つながり続けられればいいんだけど。
本当にありがとうございました!
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使用金額:1,090円
累計使用金額:3,163円
走行距離:74km
累計走行距離:560km
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10日目ご苦労様です。
新しい発見と、新たな気づき
多くの物を見聞し良き人生の
糧になる事を陰なが応援して
います。
山屋さん
ありがとうございます。この旅は、今までにないくらい人生の糧になりそうです。旅を最大限楽しみたいと思います。
「出逢い」はまず無いかもしれんけど、良い「出会い」はこれからたくさんあるよ!
パンク修理は数こなせば15分かからないで出来るようになるわw
こーへーさん
そのうちでいいので、出逢い希望ですw
というのは冗談ですが、いい出会いいっぱいありますねー!
パンク修理、とりあえず数をこなせばいいんですかね…。