先日、人生で初めて「ベトナム社会主義共和国」への15日間の旅を終えてきました\(^o^)/ 想像以上に魅力的な国でしたね!
ベトナムの魅力は様々ですが、「物価が安い」ことも一つ挙げられます。ローカル料理なら1食150円前後、ホテルも地域によっては500円前後で宿泊可能。
予算を抑えて旅をしたい方にも、なかなかおすすめです!しかし旅行者としては、ベトナム旅行でどの程度予算が必要なのか気になるところ。
- 日本と比べて、ベトナムはどれぐらい物価が違うの?
- ベトナム旅行で必要な予算一覧
- 滞在地域ごとに掛かった費用
そこで今回は、これからベトナム旅行をするぞ!という方のため「日本からの航空券・ホテル代・食費・観光費」など必要な予算を全てまとめてみました!
【参考】ベトナムの物価は日本の1/2〜1/3程度で考える
ベトナムの通貨「ドン」。桁が大きすぎて慣れるまで混乱
実際にベトナム旅行をしてみた実感として、物価はだいたい「日本の1/2〜1/3程度」と考えておけばOK。節約すれば、月5万円以下の滞在も可能かと思います。
旅費が安い国の代表格として隣国の「タイ・バンコク」が有名ですが、タイと比較しても全然安い印象。食費・宿泊費に関しては2/3ぐらいに抑えられます。
航空券に関しては、直行便だとLCCでも往復4〜7万円程度とやや高価で品薄。バンコクだと往復2万円程度で買えるので、短期滞在だとタイのほうが安くなります。
ベトナム旅行に必要な予算・費用一覧
日本⇔ベトナムの往復航空券費用(直行便・経由便)
- 東京⇔ホーチミン直行便(LCC):約41,000円程度
- 東京⇔ホーチミン経由便(LCC):約35,000円程度
- 大阪⇔ホーチミン直行便(LCC):約74,000円程度
- 大阪⇔ホーチミン経由便(LCC):約36,000円程度
※航空券代は時期・予約タイミングで大きく変動します。
日本からベトナムへの便ですが、「ホーチミン・ハノイ」⇔「東京・大阪・名古屋・福岡」の直行便が出ており、「ダナン」⇔「東京・大阪」の直行便も存在します。
ただ、先ほども解説したとおりLCCの直行便であっても少し価格が高く、便数も少ないため早期に売り切れます。バンコク等の経由便なら、往復3万円前後で購入可能。
2ヶ月〜3ヶ月前に予約をできるなら直行便、数週間前など直前予約の場合は売り切れてしまうことが多いので、安価に移動できる経由便がおすすめです。
様々な海外航空券予約サイトがありますが、大量の航空券から最安値を探せる「Expedia」がおすすめ。ベトナム旅行中はほぼこのサイトで航空券を探して予約しました。
▼さらに詳細な方法は下記で解説しています!
【2022年版】格安航空券の比較サイトを徹底検証!航空券の節約方法とおすすめサイトを紹介!
ホテル・ゲストハウスなどの宿泊費
- ホーチミンのドミトリー:260円(最安値)
- ホーチミンのホテル(個室):1,000円〜
- ホーチミンのリゾートホテル:ピンキリ
ベトナムの宿泊費に関しては、早めの予約さえしておけば格安です。ドミトリーに関しては700円以下の宿が乱立しており、個室のホテルも1,000円から利用可能。
1泊260円!
ドミトリー1泊260円はさすがに笑ってしまいますが、個室でなくてもいいなら500円以下の宿も大量に存在します。貧乏旅行には全く困りません。
ただし早めに部屋が埋まってしまうことが多く、直前予約だと個室で2,000円前後と、タイとそれほど変わらない水準になってしまうので要注意。
リゾートホテルの宿泊費も安く、1万円も出せばプール・ジム付きは朝飯前、最高のホスピタリティと豪華な宿泊体験ができるので、あえて高級ホテルに泊まるのもアリ。
海外航空券予約サイトと同様に、ホテル予約サイトも大量にあります!サイトによって価格が大きく違うケースもありますが、東南アジアに強い「Agoda」が掲載数も多いため要チェックです。
ベトナム料理・チェーン店の飲食費相場
地元民に人気のお店で定番料理「フォー」をいただく(約170円)
- 屋台や地元民向けの店:〜150円
- ややローカル店で地元料理:150円〜300円
- 外資系レストランで食事:500円〜1,000円
世界一周した人の話を聞くと、「ベトナム料理は世界でTOP10に入るほど美味しく、安い」そう。実際に食べると、これが本当に美味しく日本人の舌にマッチします!
外国人もたまに来るようなローカル店でも、1食150円〜300円と非常にリーズナブルな価格でいただけますし、難易度は高いが地元民向けの店ならそれ以下に抑えることも。
もちろん外資系のレストランだと一食〜1,000円前後がザラですが、それでも他国に比べると安い印象です。食費に関しては、大幅に節約することが可能。
英語が通じないような地元店だと一食100円前後
タイでも地元料理を安く・美味しくいただけますが、味付けが濃く辛めの料理が多いからか、何度も食べたいと思いませんでした。頻繁にお腹も下すし。
しかし!ベトナム料理は毎日食べても飽きる気配がなく、タイでありがちな「途中で日本食を食べて出費増」という点が少ないのもポイント。
食いまくっても1食500円以下に収まるし、ヘルシーな料理が多いのでカロリーを過剰摂取・・・ということも少ないです。完全に胃袋を掴まれてしまいましたね。
現地料理の「バインコアイ」。外国人が多い店だったので一食200円ぐらい
世界遺産巡り・ベトナム戦争博物館などの観光費用
世界遺産「フエ」の遺跡群(郊外に存在)
- 博物館・お寺等の入場料:100円〜300円前後
- 郊外ツアーへの参加:3,000円〜1万円前後
ベトナムといえば「戦争」をイメージするぐらい歴史の中で重要な地位を占め、ベトナム戦争に関する史跡や博物館が全土に多く残されています。
歴史的な博物館など施設の多くで入場料を徴収していますが、100円〜300円と安いです。1000年の歴史を誇るお寺でも、無料or100円前後で入場できます。
ただ郊外に歴史的なスポットがあることも多く、ツアー参加やタクシーチャーターが必須になります。積極的に郊外の観光にいけば、それだけ出費も増えます。
フランス統治時代、抵抗するベトナム人を収容していた「ホアロー収容所」
都市部周辺の観光地も多いですが、ベトナム戦争で使用された塹壕、有名なリゾート地のハロン湾、世界遺産に登録されたフエの遺跡群など、郊外の観光地も非常に多いです。
観光地によりますが、ツアー参加すると最低でも5,000円前後の費用がかかってきます。アクティブに旅をすればするほど出費がかさみますね。
市街周辺のみの観光なら1日1,000円もあれば十分で、逆に郊外のツアーへ積極的に参加する場合は1日5,000円〜10,000円と多めに見積もっておきましょう。
ベトナムの古都「フエ」に到着!朝からタクシーの兄ちゃんを1日チャーターして、ベトナム全土を統一していた王様のお墓(帝陵)やお寺を回ってきたでござる。
英語は「ハロー」がギリギリ伝わるレベルだったけど、めちゃくちゃ仕事が丁寧な兄ちゃんで感動した。 pic.twitter.com/JfEPpDOjYr
— ヨネスケ |YouTuberに転身しました (@yonesukez) August 15, 2018
タクシーチャーターでフエの遺跡群を半日で回ってもらい、4,000円前後
現地交通費(バイク・タクシー・バス)
- 市内バス:50円〜200円
- 一般タクシー:高め、ボラれる確率中
- Grabタクシー:安め、25km程度の移動でも1,200円前後
- 一般バイクタクシー:やや高め、ボラれる確率大
- Grabバイクタクシー:安め、市内の移動で50円〜200円前後
ベトナムはバンコクのように電車・地下鉄が走行していないため、長距離移動する場合は「バイク・タクシー・バス」のいずれかを使うことになります。
バスは空港⇔市街の移動に非常に便利でわかりやすく、料金も激安。一方でボッタクリで有名な国ですので(汗)一般タクシー・バイクを利用すると割高になりがち。
しかし!東南アジアでは配車アプリの「Grab」が爆発的に普及しており、明瞭会計で料金も格安、市街周辺ならどこでも移動できます。慣れればめちゃくちゃ便利です。
昼間は特に気温が暑くなりがちなベトナムでは、日本のようにどこでも徒歩移動というわけにはいきません。そんなときに活躍するのが「Grabバイク」です。
数km以内なら50円〜200円前後で移動可能で、電子決済にすれば現金のやり取りをする必要すらなし。観光客が集まるような場所ならどこでも利用できます。
英語が通じない運転手も多いですが、アプリ内のチャットで英語→ベトナム語へ自動翻訳できるので、現地語が話せなくても全く問題ありません。
SIMフリースマホの通信費
- 7日のSIMプラン:300円前後
- 30日のSIMプラン:1,000円前後
ベトナムに到着したら、まずプリペイドSIMを購入しましょう!街中でフリーWifiが使える場所はそれほど多くなく、回線も遅いことが多いので契約必須です。
市街には電車が走っておらず(2020年に開通予定)、「Grabタクシー」が主要な移動手段となるため、アプリを使うためにもネット+電話環境が必要なんです。
主要空港ならどこでもSIMカウンターがあり、短期滞在なら1,000円以下で契約できます。国内でAmazon等を利用してSIMを用意しておくこともできます。
海外旅行保険:お得な無料クレジットカードを利用しよう!
万が一ベトナムで事故や犯罪に遭ったときのために、「海外旅行保険」を用意しておくと安心。しかし、短期旅行でわざわざ有料保険を契約するのは気が引けます。
海外で病院にかかると高額な医療費を請求されるイメージがありますが、東南アジアなら「海外旅行付帯保険」付きのクレジットカードがあれば、まかなえることが多いです!
無料のカードでも結構手厚い保証がついているので、ベトナムへの旅行であれば有料保険を契約する必要はない・・・と判断して何枚かのカードを持ち歩いています。
▼海外旅行でおすすめのクレジットカードは下記にまとめました。
【2022年版】海外旅行におすすめのクレジットカードまとめ!旅行付帯保険も強力なカードはこれ!
旅行地域別の予算一覧(ハノイ・ホーチミン・ダナン・フエ等)
ハノイ・ホーチミンなどの首都・都市部
ベトナムの物価は安い・・・とはいえ、ハノイ・ホーチミンなど都市部だとやや高め。外国人向けのお店では、日本と変わらない程度の費用がかかることも。
航空券・宿泊費に関しては「早めに予約できるかどうか」で大きく費用が変わってきますし、郊外へツアーへ行けばそれだけ費用も増します。
とはいえ日本と比べると全然安いので、ベトナムの都市部を旅する場合はあまり節約を意識しないほうがいいんじゃないかな・・・と思います。
項目 | 金額 |
交通費 | 9,576円 |
宿泊費 | 14,199円 |
食事・カフェ代 | 3,919円 |
観光費用 | 3,967円 |
通信費 | 1,195円 |
合計 | 32,856円 |
5泊6日のホーチミン滞在で掛かった費用
(※)航空券はバンコクからの移動
ダナン・ハロン湾などのリゾート地
今回のベトナム旅行ではダナン・ハノイ周辺のハロン湾など「外国人向けのリゾート地」には滞在しなかったので、リサーチした情報を掲載しておきます。
リゾート地には安宿も存在するものの、ほとんどが〜2万円程度のリゾートホテルであり、物価も高め。滞在費用は首都より高くつくと考えたほうがいいでしょう。
世界遺産で有名なハロン湾ではクルーズが楽しめますが、1泊2日で5万円程度必要(2名利用時)。ハノイ・ホーチミン滞在の数倍は見積もっておいたほうがいいですね。
フエなどの中規模都市・田舎
一方、最初で最後のベトナム統一王朝が存在した世界遺産の「フエ」では、1泊1,000円前後のホテルが非常に多く、ドミトリーなら500円以下の宿が複数存在。
食費も安く、1食100円前後でいただけるお店も。生活に最低限の設備は整っていますし、田舎らしい素朴な風景も味わえるので、控えめに言って居心地最高です。
今回の旅行では郊外を観光地を回るためにタクシーチャーターをしましたが、1日で主要観光地を全て回れるので、ツアー参加しても大きな出費がかかることはありません。
「ベトナムの京都」と言われるほど素敵な歴史的建造物が多く存在し、滞在しているだけでリラックスできるので、節約長期旅行にも向いているかと。
少しでも滞在費用を減らしたい、素朴なベトナムの環境でゆっくりしたい・・・という方はぜひフエを目指してみてください。
項目 | 金額 |
交通費 | 7,553円 |
宿泊費 | 5,772円 |
食事・カフェ代 | 3553円 |
観光費用 | 5511円 |
その他 | 142円 |
合計 | 22,531円 |
4泊5日のフエ滞在で掛かった費用
おわりに:ベトナム旅行全予算一覧!
項目 | 金額 |
交通費 | 17,474円 |
宿泊費 | 33,009円 |
食事・カフェ代 | 14,895円 |
観光費用 | 10,351円 |
通信費 | 1,195円 |
その他 | 142円 |
合計 | 77,066円 |
というわけで、以上「ベトナム旅行に必要な費用・予算の一覧を航空券・ホテル代・食費・観光費」など、項目ごとに全て解説してみました!
上記の表は、15日間のベトナム旅行で掛かった費用を全てまとめたものです。基本的に節約を意識せず、日本と料金の変わらないカフェ等に何回も訪れてこの費用となりました。
バンコクからの航空券も全て含めて、1日換算すると「5,137円」となったので、旅行費用にしてはかなり安めでは?と思います。
もちろん、切り詰めればもっと節約も可能ですし、物価が安いことを生かして贅沢をすることもできます。少しでもこの記事が参考になったなら幸いです!