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【ベトナム】4泊5日のフエ・古都旅行で訪れたおすすめの観光地・飲食店・予算まとめ

 

15日間のベトナム旅行をついに開始!まずは経済的に発展し、活気あふれる「ホーチミン」を観光。次にリゾート地のダナンではなく、古都の「フエ」へ向かうことに。

フエはかつてベトナム全土を統一した「グエン(阮)朝」の最後の首都だった場所で、市内には王宮や帝陵など歴史あふれる観光地が点在しています。

ベトナムで最初に世界遺産に登録された場所で、ユネスコ事務局長に「称賛すべき建築上のポエム」と言わしめたほど。「ベトナムの京都」と呼ばれるのも納得です。

  1. フエの基礎情報
  2. フエで訪れて本当によかった観光地
  3. フエ独自のベトナム料理が食べられる!訪れた飲食店まとめ
  4. 4泊5日のフエ旅行でかかった費用一覧

今回は、4泊5日の日程でベトナムの古都「フエ」を堪能してきましたので、訪れてよかった観光地・フエ独自のベトナム料理・かかった費用について解説していきます!

 

ベトナム・フエの基礎情報・歴史など

 

冒頭で解説したとおり、フエはベトナム最後の王朝「グエン(阮)朝(1802年〜1945年)」の首都が置かれていた場所で、1993年にベトナムで初めて世界遺産登録されました。

ホーチミン・ダナンのような東南アジアらしい喧騒は一切なし。街を歩いていると、「どこか日本の田舎を歩いているんじゃないか?」と錯覚するほど。

旧市街にはフエを代表する巨大な「フエ王宮」があります。郊外にはかつての王様のお墓である「帝陵」が複数点在していて、ツアーで回ることが可能。

 

フエで訪れてよかった観光地

フエ王宮

 

1802年〜1945年の143年間、13代にわたってベトナムを統一したグエン朝の王宮。南北604m、東西620mと広大な城壁に囲まれており、じっくり見て回ると1日かかる!

ベトナム戦争時、フエの位置するベトナム中心部は南北の軍事境界線になっており、激しい戦闘が行われた影響で廃墟になってしまいました。

しかし一部を残して復元作業が進んでいて、当時の官邸文化を少しでも味わうことが可能。休憩時間含めて4時間ほど観光しましたが、全て回りきれないほどの広さでした^^;

 

 

施設内でタイミングがあれば、ユネスコの無形文化遺産に認定されている「宮廷雅楽」を20万ドンで鑑賞することも可能です。

料金はフエ王宮単体だと15万VND、主要な帝陵(カイディン帝・トゥドゥック帝・ミンマン帝)がセットになったチケットは36万VNDと少しお得に購入できます。

 

名称 フエ王宮
住所 Phú Hậu, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế
営業時間 8:00〜17:00、19:00~22:00
入場料金 15万VND
アクセス 市内中心部から徒歩30分ほど

 

ティエンムー寺

 

フエ王宮からフーン川沿いに西へ30分ほど歩くと、突如として現れる「ティエンムー寺」。1601年建造の八角形の仏塔が代表的なお寺。

ベトナム戦争時、南ベトナムのゴ・ジン・ジェム政権が仏教徒に高圧的な弾圧を行っており、見かねたティエンムー寺の僧侶がアメリカ大使館前で焼身自殺を行ったことで有名。

 

 

ティエンムー寺自体は小じんまりとしたお寺ですが、目の前に広大なフーン川が流れていて、お寺の高台から素晴らしい景観を味わえます。

王宮から歩けないこともないけど、かなり距離があるのでタクシー等を使用することをおすすめします。

 

名称 ティエンムー寺
住所 Hương Hòa, Thành phố Huế, Hương Hòa Thành phố Huế Thừa Thiên Huế 532761
営業時間 7:00〜11:00、13:30〜18:00
入場料金 無料
アクセス 市内中心部から徒歩1時間ほど

 

カイディン帝陵

 

フエに訪れたら、王宮だけでなく郊外に点在する「帝陵」も見ていきたいところ!王様としては華やかに死後を飾りたいわけで、とりわけ豪華な建築物になっているとのこと。

市内からの徒歩移動は不可で、grabタクシーなども使えません。たまたまタクシーで移動しているとき、兄ちゃんにチャーターの案内をもらったのでお願いすることに!

料金は合計5ヶ所回る約束で、日本円で4千円。ツアーだと英語の案内がついて、同じぐらいの料金がかかるらしい。英語がわかるならツアーもありかと。

 

 

最初にやってきたのは、第12代皇帝「カイディン帝」の帝陵。カイディン帝は新しいもの好きの王様で、無宗教のため様々な様式を組み合わせて作られたのだとか。

 

 

正面の門はアンコールワットに似たクメール式、奥の本殿はなんとなくフランス様式に近いものを感じます。周囲は自然に囲まれているため、滞在するだけで気持ちが落ち着きますね〜。

当時、民衆からありったけの資金を回収して豪華な施設を作ったため、歴代皇帝のなかで最も民衆に嫌われていたようですw

他の皇帝は遺族から秘密裏に埋葬されていた・・・などの影響で遺体の場所がわかっていないようですが、カイディン帝のみ判明しているようです。(地下に埋葬されているとのこと)

 

名称 カオディン帝陵
住所 Khải Định, Thủy Bằng, Hương Thủy, Thừa Thiên Huế 530000
営業時間 7:00〜17:30
入場料金 10万VND
アクセス 市内中心部から車で40分ほど

 

トゥドゥック帝陵

 

こちらは第4代皇帝の「トゥドゥック帝」の帝陵で、カイディン帝陵に比べると中国式の様式で統一している影響か、どこか落ち着きを感じます。

中心部には広大な池があり、涼みながら釣りも楽しめる「釣殿」も完備。それほど敷地は広くないため、サクッと見て回ることができます。

 

名称 トゥドゥック帝陵
住所 17/69 Lê Ngô Cát, Thủy Xuân, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế,
営業時間 7:00〜17:30
入場料金 10万VND
アクセス 市内中心部から車で20分ほど

 

ミンマン帝陵

 

143年の歴史を誇るグエン朝のなかで、最も繁栄した時代に第2代皇帝として指揮を執っていた「ミンマン帝」の帝陵。

グエン朝後期には内部の覇権争いに明け暮れるなど不毛な争いが絶えなかったようですが、ミンマン帝は登用試験を採用するなど有能な皇帝と言われています。

 

 

他の帝陵に比べても敷地面積が広大で、素人目で見ても素晴らしい建築群だと感じました。主要な帝陵のなかで最も市内から遠い場所にありますが、時間があればぜひ!

 

名称 ミンマン帝陵
住所 QL49, Hương Thọ, Hương Trà, Thừa Thiên Huế,
営業時間 7:00〜17:30
入場料金 10万VND
アクセス 市内中心部から車で1時間ほど

 

ドンパ市場

 

人通りも少ない静かなフエの街のなかで、ひときわ活気にあふれているのが「ドンパ市場」。主に地元の人向けの市場で、果物・野菜・肉を中心に販売されています。

 

 

狭い通路を発見して、「おおっ!これは面白そう・・・!」と侵入してみる。日中に来たこともあって、暑くて頭がクラクラします・・・。

生鮮食品が中心ですが、一応観光客向けのお土産なんかも売られています。交渉が面倒臭そうなので買いませんが、単に回るだけで面白いですね。

 

名称 ドンパ市場
住所 2 Trần Hưng Đạo, Phú Hoà, Thành phố Huế, Phú Hoà Thành phố Huế Thừa Thiên Huế,
営業時間 7:00〜19:00
入場料金 無料
アクセス 市内中心部から徒歩30分ほど

 

フエ 2月公園&チャンティエン橋

 

多くのホテルが並ぶ新市街から、旧市街へアクセスする際に必ず通るのが「チャンティエン橋」。エッフェル塔の建築者が設計したことで有名。

 

 

チャンティエン橋の新市街側には「2月公園」と呼ばれる自然豊かな公園が広がっていて、夜間になるとナイトマーケットも開催されます!

目の前に流れるフーン川では小舟に乗って周辺を巡ることもできるようで、歩いていると「船に1時間乗っていかないか」とめちゃくちゃ勧誘されました。(笑)

今回はあまり時間に余裕がなかったのでパスしましたが、フエの雰囲気を堪能するならピッタリなのでは、と思います。

 

名称 チャンティエン橋
住所 Phú Hội, Thành phố Huế, Phú Hội Thành phố Huế Thừa Thiên Huế,
営業時間 24時間
入場料金 無料
アクセス 市内中心部から徒歩5分ほど

 

フエ独自のベトナム料理が食べられる!訪れた飲食店まとめ

Bigben Café Restaurant

 

ベトナム料理は世界でも指折りの美味しさで有名ですが、なかでもフエでは「官邸料理」が発達した影響で、独自の料理が食べられるらしい・・・!

周辺のレストランではどこでもフエのローカルフードをいただけますが、ホテルから徒歩1分で行ける「Bigben Café Restaurant」というお店に好んで通っていました。

定番のフォーも、首都とは少し味付けが異なる「ブンボーフエ(Bun Bo Hue)」なる料理をいただけます。

 

 

こちらは「バインヘオ」と呼ばれる、小皿に米粉を固めて作られた料理。ベトナム料理を注文すると必ず出ている「ヌクマム」という調味料をかけていただきます。

 

 

他にも、この「バインコアイ」はパリパリの生地に野菜炒めと肉が詰められており、自分でカットして米粉でできたシートに生野菜とともに包み、専用のタレにつけて食べます。

全体的に味付けはシンプルで、日本人好み。フエ料理に限りませんが、毎日食べても飽きませんねぇ!

 

名称 Bigben Café Restaurant
住所 40 Nguyễn Tri Phương, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế,
営業時間 7:30〜22:30
アクセス 市内中心部から徒歩5分ほど

 

The One Coffee&Bakary

 

フエ市内にはオシャレなカフェが点在していますが、何件か通って特に良かったのが新市街からアクセスの良い「The One Coffee&Bakary」。

店内がめちゃくちゃ広く、カップ型の席もあって非常にキュート!休日以外は常にガラガラなので仕事・勉強をする際も集中できます。

店員さんが皆可愛く、英語もグッド!ネイティブ並みの発音でペラペラに喋れる女の子もいました。あまりに居心地がよく、4泊の滞在中、連続で3日間も通ってしまった・・・。

 

名称 The One Coffee&Bakary
住所 3 Hùng Vương, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế,
営業時間 7:00〜22:00
アクセス 市内中心部から徒歩5分ほど

 

BlueBerry Coffee

 

フエ王宮の北側にオシャレなカフェで、「BlueBerry Coffee」の名前のとおりベリー類を中心にスイーツを売りにしています。

内装も可愛いからか、地元の若者がたくさんたむろっていました。王宮観光の休憩をするなら、ぜひこのカフェへ!

 

名称 BlueBerry Coffee
住所 40 Nguyễn Tri Phương, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế,
営業時間 7:00〜22:00
アクセス 市内中心部から徒歩50分ほど

 

4泊5日のフエ旅行で使用した全予算一覧

項目 金額
交通費 7,553円
宿泊費  5,772円
食事・カフェ代 3553円
観光費用 5511円
その他 142円
合計 22,531円

 

4泊5日のフエ旅行で使用した予算は以上の通り!

  1. 無駄な出費は抑えるが、節約は意識しない
  2. ホテルは基本個室(節約より体力回復・PC作業の快適度を優先したい)
  3. 東南アジア周遊中なので、旅券はホーチミンからの片道切符

 

フエへ5日間滞在した感想としては、ただでさえ物価の安いホーチミンからさらにワンランク安く、ただ生活するなら圧倒的にコストを抑えられる・・・ということ!

今回は王宮・帝陵の観光・タクシーチャーターを行ったため観光費が跳ね上がっていますが、例えばホテルは1泊1,200円前後で個室に宿泊できましたし、飯も安い。

節約目的でフエへ滞在するのは間違っている気もしますが、長期間滞在してもコストを抑えられるので、長期旅行目的で訪れるのも悪くないな・・・と思いましたね!

 

おわりに

 

というわけで、今回は「ベトナムの古都・フエにて4泊5日で滞在し、訪れてよかった観光地・飲食店・かかった予算」を全てまとめてみました。

この東南アジア旅行では「最終的に海外移住したい国・都市を探すこと」を目標にしているんですが、控えめにいってフエは最高すぎでした\(^o^)/

タイの北都・チェンマイに雰囲気が似ており、田舎だが最低限の設備が揃っていて、カフェなど作業環境は充実、人も懐っこくて面白い・・・と個人的に最高な点ばかり。

ホーチミン・ハノイなど都市の観光も面白いですが、個人的にはこの「フエ」を全力プッシュしておきます!ぜひ、ベトナムへお越しの際はフエにも寄っていきましょう!