日本一周に出発する際、どの程度「電子機器・ガジェット」を持っていくべきなのか?
昔なら電子機器など一切必要なく、ライダーマップなどの紙媒体を片手に旅をしていました。しかし現代ではこれらの機器は必須であり、ほとんどの旅人がGoogleMapを見ながら目的地にたどり着いています。
ただ、これらの電子機器を持っていくにしても電源場所を確保しなければならないし、用途に合わせて持っていきべき電子機器を見極めなければいけません。
今回は、実際に1年間自転車日本一周旅行に出発した僕が「日本一周旅行で持っていくべき電子機器(スマホ・PC関係)と、不要な電子機器」をまとめて紹介していきたいと思います!
旅先で電源を確保する方法はあるの?
必要なガジェットを紹介する前に、「そもそも日本一周していて、充電できる場所なんてあるの?」と出発前に気になりますよね。旅をしていても、非常によく聞かれます。
その辺のコンセントから勝手に充電したら「盗電」として窃盗罪になるし、一々旅館・ホテルに泊まっていたら宿泊費がバカにならない。
が!実は全国のファーストフード・カフェ・ファミレス等を上手く使えばいくらでも充電可能ですし、「ソーラーパネル」を持っていれば太陽光でも充電できます。いくらでも充電できる環境は整っているんです。
▼日本一周の旅先で電源・電波を確保する方法については下記を参考にしてください。
【保存版】日本一周旅行中に電源・電波を確保する方法の全まとめ
日本一周旅行で持っていくべき電子機器を見極める
日本一周で必要な電子機器って、一体何があるのか?
パッと思いつくのはパソコン・スマホ・カメラ、他に充電関係で必要になるケーブル等々ですね。
旅人によって持っていくべき道具は大きく変わってきますが、大体下記の用途に照らせば持っていくべき道具がわかります。
- 地図は紙媒体でチェック、電子機器は使う予定がない
- 地図はスマホでチェック、カメラもスマホで
- 地図はスマホ、ブログも毎日更新したい
- 地図はスマホ、ブログ毎日更新、一眼レフでの撮影もしたい
①なら、もはやスマホすら必要ないですね。実際、現代でも「ライダーマップだけ持って旅している、携帯は緊急通信用にガラケーだけ」というチャリダーと会ったことも。
②の場合は少なくともスマホと充電装置を一通り揃えておく必要がありますが、それほど道具を持っていかなくても大丈夫。
③、④の場合は携帯に加えて「パソコン」を持っていくと、かなり作業が捗ります。特に写真にこだわる場合は編集・現像作業で必須となります。本体と充電装置で1.5kg程度増えるイメージが考えてもらえればOKです。
それでは、実際に持っていくべき道具を解説していきます。
ノートパソコン
「旅にパソコンを持っていくべきかどうか?」は度々議論されるし、意見がよく分かれます。
自分は日本一周にパソコンを持っていき、途中で買い替えたほどですが、1年間持ち歩いた末に「国内旅行でパソコンを持っていかない手はない」という結論に至りました!
というのも、最近のパソコンって3万円以下でも十分使用可能なスペックのものが買えるし、充電も10時間近く持つものが大半なんですよ。移動手段が自転車なら、充電場所にもそれほど困りません。
いくらスマホが高性能といっても、まだまだパソコンには遠く及びません。具体的な用途は下記です。
- 大画面で複数の情報を得つつキーボードで長文を書ける。ブログ更新に最適。
- パソコンのフルOSで高機能な画像編集・現像ソフトが使用可能。
- 大容量(ものによっては1TB以上)なので写真・動画を大量に格納できる。
- 大画面で情報収集、また映画視聴など娯楽も最大限楽しめる。
大画面な点だけがいいならタブレットでも十分まかなえますが、あくまで閲覧専用のデバイスなので、ブログ更新や画像編集・現像など重い作業をササッとこなしたいならパソコン一択です。
特に、旅をしながらブログを更新したい人は多いでしょう!中にはスマホのフリック入力で頑張っている人もいましたが、レイアウト編集などができないため文章更新のみの用途になります。
自転車なら、パソコンがあっても多少の重量増は気にならないし、最悪スマホの非常電源装置としても活躍します。(というか、活躍しました。)
少なくとも、旅先でブログ更新をしたいなら持っていかない手はないですね!
▼旅にパソコンを持っていくべきかどうか?の詳細は下記で解説していますので、どうぞ。
旅にノートパソコンを持っていくべきか?メリット・デメリットを全て述べる
スマホ
現代では必須のデバイス。地図閲覧・カメラ撮影・各地の情報収集・旅人同士のコミュニケーション・ブログ閲覧、更新などあらゆる用途で使うことができます。
旅に持っていく場合、「できるだけバッテリーの持つ機種」を選ぶべき。言うまでもありませんが、地図の閲覧などに一々使っていると、あっという間に消費します。
あと、転倒してスマホを破損させてしまった経験があるので、安くても「耐衝撃ケース」を買っておくべきです。中には防水・防塵機能を備えたものもあるので、それらを買っておくと完璧。
カメラ関係
せっかく旅に行くのなら、スマホじゃなくて「いいカメラ」で写真を撮りたい!という旅人は多いですし、これを気に一眼レフを購入する人の割合も結構高かったです。
自分もそうだったんですが、一眼レフに対して憧れがあったのと、レンズ交換をしながら色々な写真を撮影したくて購入しました。エントリーモデルなら、新品でも5万円あれば購入可能。
ただ、これらのカメラは非常にかさばるのと、サイズが大きいために管理が難しく最終的に故障・・・。今では、写真が綺麗に撮影できて気軽に持ち運べる、「高級コンデジ」と呼ばれるものを使っています。
▲現在、自身が旅に使用しているカメラ。高画質で「ファインダー」などの機能も豊富。
写真にこだわりがある人は、この機会に一眼レフを購入しましょう。が、そこまでこだわりがないものの「スマホより綺麗に撮りたい」「かさばるのが嫌」という人には、高級コンデジがおすすめ。
自分の使っているモデルはなかなかの値段がしますが(最新機種より2機種前のモデルで7万円前後)、他の機種でも性能の高いものもあるので、予算を見つつ購入するといいです。
▼日本一周に持ち運んでいたカメラ周辺グッズは下記のとおり。
- カメラ用三脚
- 替えのレンズ(広角・単焦点・標準ズーム)
- レンズブラシ&ブロアー
- カメラ用ポーチ
充電・電源確保関係
充電池・ケーブル類
パソコンやスマホなどの電子機器を持っていくなら、それに対応した充電・電源確保用の道具も必要です。
基本的には付属のもので大丈夫ですが、他にも野外で充電するための「モバイルバッテリー」、またコンセントの口が少ないときのために複数個口のついた「延長ケーブル」などがあると、便利に充電できます。
一つ一つはそれほどの重量がなくとも、ポーチにひとまとめにすると意外と重いことがわかるので、できるだけ持っていく道具を少なくしたほうが吉。
その他、自転車用のライトで単3電池が必要なんですが、現地調達も可能なものの長期間旅をすることになるので、充電できたほうがいいかと思ってeneloopのセットを購入。
あまり持ちすぎると重量が増えて厄介ですが、テント内で使用する「ランタン」にも利用できるので、意外に役立ちました。
予算があるならコンビニ等で一々購入すればいいんですが、長期の旅で極力予算を抑えたい場合は購入するのも手ですよ。
日本一周で使用していたケーブル類は下記です。
- PC用の充電ケーブル
- USB充電器
- ライトニング・MicroUSBケーブル
ソーラーパネル
いくら外出先でコンセントがあるといっても、北海道など広大な土地で店自体が全くない場合もあります。
その時に活躍するのが太陽光で充電できる「ソーラーパネル」で、夏場なら朝の2時間の準備時間中にiPhone6をフル充電まで持っていくことができました。
徒歩・自転車の旅人は大抵みんな一つは持っていたので、いざというときのためにも持っていくといいですよ!
▼ソーラーパネルを実際に使用したレビューはこちら
実際に持っていったけど不必要だった電子機器は?
日本一周に出発するとき、完璧に準備しておこうと色々と道具を用意していたんですが、旅をするにつれ「これはいらなくねぇ?」と思ったものを数回に分けて自宅に送り返していました。
特に電子機器・ガジェット類は思った以上に不必要なものが多かったので、合わせて紹介しておくことにしましょう。
Wifiで繋がるUSBカードリーダー
日本一周中は毎日ブログを更新していたんですが、どうしてもバッテリー切れの懸念があったために、最悪スマホに画像を転送して送れる「Wifiで繋がるカードリーダー」を持っていってました。
SDカードを差して転送させるものだったんですが、万が一パソコンが充電切れになったときはさっさとコンセントを見つけたほうが効率的だと思って、送り返すことに。
今考えると当たり前なんですが、どうしても「毎日更新したい!でもパソコンのバッテリー切れが心配!」という考えに縛られていたために買っちゃったんですよね。多少更新が遅れたぐらいで問題は起きません。
Bluetoothワイヤレスキーボード
こちらもカードリーダーと同様の理由で購入。最初はパソコンがバッテリー切れしても更新してましたが、更新作業だけであまりに時間がかかるので送り返しました。
スマホからブログ更新をするとレイアウトの調整が死ぬほど難しく、記事作成だけで3時間以上かかってたんですよ。どう考えても不毛なので、途中で諦めました。(笑)
おわりに
というわけで、以上「日本一周に必要・不必要だった電子機器・ガジェット」を紹介してみました!
せっかく旅に出るのなら、自然を最大限楽しむために量を抑えたい電子機器類。基本的に持って行き過ぎると重量がかさんで大変なことになるので、最低限ここで紹介したものを持っていけば問題は起きません。
国内旅行の場合、細かい道具は現地調達も簡単なので、高価なもの・途中での購入が難しいものを中心に購入していけば問題ありません。
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