親日国家として超有名な「台湾」。片道3時間程度のフライトと距離が近く、治安も日本と変わらないため、国内の滞在とほぼ同じ感覚で過ごすことができます。
日本語を勉強する若者も増えていて、一部の飲食店・ホテルでは日本語が通じるし、日本人と知るやフレンドリーに話しかけてくれる人も多い、素敵な国です。
初めての海外旅行にも超おすすめなんですが、「台湾旅行をするといくらの予算が必要になるのか?」が気になるところですね!
- 日本と比べて、台湾はどれぐらい物価が違うの?
- 台湾旅行で必要な予算一覧
- 滞在地域ごとに掛かった費用
そこで今回は、台湾全土へ8日間の旅行を行った経験から、「日本からの航空券・ホテル代・食費・観光費」など必要な予算を全てまとめてみました!
【参考】台湾の物価は日本とほぼ同じ・やや安い程度で考える
台湾の通貨「ニュー台湾ドル」。1元=約3.6円(2018.8現在)
台湾と聞くと「東南アジア圏の発展途上国」的なイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、実は一人あたりGDPは日本の70%程度とそれほど変わりません。
物価も都市部は日本と同水準で、宿泊費に関しては日本のビジネスホテルより高いケースも!一方で食費は、屋台等を利用すれば節約もできます。
台南・高雄など中規模都市・田舎へ移動すれば日本の1/2程度に抑えられますが、旅行者の多い台北を旅行するなら、節約は難しいと考えておいたほうが無難ですね。
台湾旅行に必要な予算・費用一覧
日本⇔台湾の往復航空券費用(直行便・経由便)
[aside type=”boader”]- 東京⇔台北直行便(LCC):15,000円程度
- 東京⇔台北経由便(LCC):34,000円程度
- 大阪⇔台北直行便(LCC):17,000円程度
- 大阪⇔台北経由便(LCC):27,000円程度
※航空券代は時期・予約タイミングで大きく変動します。
[/aside]
台湾は沖縄諸島の南方にあり、距離的に「沖縄の離島へ旅をする」のとほぼ変わりません。国内旅行の延長で旅ができるので、往復航空券費用も格安なのが特徴!
LCCを使えば往復2万円以内は当たり前で、セールを組み合わせれば1万円以内も実現可能!ANA・JALなどレガシーキャリアの場合は、往復6万円程度から購入できます。
日本から台湾への旅行者は年々増えており、格安チケットは早めに売り切れる可能性が高いので、渡航を決めたら早めに購入されることをおすすめします。
▼最安値で航空券を購入する方法は「【2018年版】格安航空券の比較サイトを徹底検証!航空券の節約方法とおすすめサイトを紹介!」にまとめました!
【2022年版】格安航空券の比較サイトを徹底検証!航空券の節約方法とおすすめサイトを紹介!
ホテル・ゲストハウスなどの宿泊費
[aside type=”boader”]- 台北のドミトリー:1,102円(最安値)〜
- 台北のホテル(個室):2,200円〜
- 台北のリゾートホテル:10,000円〜
ホテル・ゲストハウス等の宿泊費ですが、台湾は都市部を中心に地価が上がっているらしく、観光客の多いエリアは日本と同水準かそれ以上に高くなっています。
ドミトリーは最低1,000円前後から宿泊できますが、シングル(個室)は2,000円以上、一般的なビジネスホテルは3,000円〜5,000円程度とやや高め。
台北・台中のホテルは観光客数に対して数が少なく、早めに予約しないと高額な宿泊費を支払うことになるため要注意!航空券と同様に早めで予約しておきましょう。
台湾料理・チェーン店の飲食費相場
[aside type=”boader”]- 夜市で食べ歩き:300円〜
- 地元の人向けのローカルレストラン:400円〜
- 外国人の多い有名台湾料理店:800円〜1,500円
台湾滞在中は、世界10大レストランに選ばれた「鼎泰豐(ディンタイフォン)」など有名飲食店、屋台が並ぶ夜市での食べ歩きと様々な場所で食事をいただきました。
実際に食べ歩いた感想としては、観光客が多く集まるようなお店は日本と同水準、夜市に関しても観光客向けの場所は日本の屋台とあまり変わらず。
ただ、地元の人が行くようなローカルレストランなら1食400円前後でいただけますし、学生が多く集まる逢甲夜市(台中)では安く収まりました。
九份(ジョウフェン)巡りやツアー等の観光費用
[aside type=”boader”]- 龍山寺・行天宮・台北101等への観光:無料
- 九份への観光:2,000円〜4,000円前後
- 淡水など郊外観光:1,000円〜5,000円前後
台北観光といえば、市内の歴史ある「龍山寺・行天宮」、台湾一の高さを誇る「台北101」が有名ですが、最も人気なのは「九份(ジョウフェン)」への観光です。
夜景が美しく、ジブリの舞台だった・・・かも!?という理由で毎日凄まじい人数の観光客が殺到しているわけですが、台北市内から距離があるため移動する必要があります。
入場料等はかからないので、台北からの往復&現地で食事をすると2,000円前後と比較的リーズナブルに済みます。観光代はそれほどかからない印象ですね〜。
台北の郊外には、海沿いでデートスポットに最適な「淡水」、温泉が存在する「北投」などのスポットがありますが、電車・バスを使って1,000円以内で移動できます。
台湾は国土自体が小さいので、ツアーを利用するにしても大きく出費が増える・・・ということは少ないです。観光費は安く済むので、その分食事代に回しましょう\(^o^)/
現地交通費(電車・バイク・タクシー・バス・新幹線)
[aside type=”boader”]- 市バス:0円〜300円前後
- MRT・台湾鉄道など電車:50円〜150円前後
- 一般タクシー:初乗り300円〜
- 新幹線:5,000円〜7,000円前後
台北・高雄市では、都市部を中心にMRT(電車)を利用できます。観光地間の移動にめちゃくちゃ便利で、ちょっとした移動なら50円〜200円前後と価格もリーズナブル!
MRTの運行がない台中市でも、「10km以内ならバス代が無料」と画期的なサービスを行っているため移動には困りません。他の都市でも便利に使えます。
街中の細かい移動にはタクシーが使え、初乗り価格は一律300円前後と明瞭会計で安心ですが、他の交通網が発達しているので利用することはありませんでした。
「台北⇔高雄」など長距離移動したいときに便利なのが「新幹線」で、5,000円〜7,000円前後で素早く移動できます。日本の車両が使われているので、なんとなく安心!
価格を抑えたければ、ローカル鉄道の「台湾鉄道」でゆっくり移動することもできるし、時間があるならゲーム付きの1等高速バスでの移動もいいかも。
台湾は国を挙げて交通網の整備を行っており、移動で困ることはなかったですね!移動手段の選択肢がたくさんあるので、予算・時間に合わせて自由に選べました。
SIMフリースマホの通信費
[aside type=”boader”]- 5日の通信無制限プラン:1,000円前後
- 30日の通信無制限プラン:3,500円前後
台湾では一部のカフェ・ショッピングモール等の施設でWifiが使えますが、4G回線を使えたほうが何かと便利です。
空港や街中の携帯ショップでプリペイドSIMを契約でき、台湾では「通信無制限プラン」が普通なのでどれだけ通信しまくっても問題なし!
価格も日本の携帯会社に比べると圧倒的にリーズナブルなので、SIMフリーの携帯を持っていればぜひ契約しておきましょう。
海外旅行保険:お得な無料クレジットカードを利用しよう!
万が一台湾で事故や犯罪に遭ったときのために、「海外旅行保険」を用意しておくと安心。しかし、短期旅行でわざわざ有料保険を契約するのは気が引けます。
海外で病院にかかると高額な医療費を請求されるイメージがありますが、台湾なら「海外旅行付帯保険」付きのクレジットカードがあれば、まかなえることが多いです!
無料のカードでも結構手厚い保証がついているので、台湾への旅行であれば有料保険を契約する必要はない・・・と判断して何枚かのカードを持ち歩いています。
▼海外旅行でおすすめのクレジットカードは「【2018年版】海外旅行におすすめのクレジットカードまとめ!旅行付帯保険も強力なカードはこれ!」にまとめました。
【2022年版】海外旅行におすすめのクレジットカードまとめ!旅行付帯保険も強力なカードはこれ!
旅行地域別の予算一覧(台北・台中・台南・高雄等)
台北周辺の首都・都市部
台北は台湾内でも積極的に開発が進められているのと、外国人数も多いため物価は高め。節約を意識しないと、国内旅行と同じぐらいの出費になります。
とはいえ、飲食店・ホテルともに場所を選べば半分程度に抑えることも可能。お金をかけて有名店を回るか、ローカル店を選んで節約するか、の選択肢はあります。
ただ記事内でも解説したとおり、台北のホテル宿泊費は異常に高く、ハイシーズンだと安いホテルはすぐ埋まります。節約したいなら早めに予約しましょう・・・!
台中・台南・高雄など中規模都市
台中・台南・高雄などの中規模都市や、田舎になると一気に物価が落ちます。ホテルに関しては相変わらず高めですが、食費は半分程度に落ちることも!
短期旅行なら台北だけを回る・・・のもアリですが、中規模都市でも魅力的な観光地はたくさんありますし、台中にいたっては「住みやすい都市」でNo.1に輝いているほど。
旅行費も節約できるので、長期間台湾を旅する場合、もしくは何度か台北を訪れているなら、それ以外の都市へも訪れてみることをおすすめします。
おわりに:台湾旅行の予算はこれだけあればOK!
項目 | 金額 |
交通費 | 30,000円 |
宿泊費 | 38,666円 |
食事・カフェ代 | 20,000円 |
観光費用 | 5,000円 |
通信費 | 1,000円 |
合計 | 94,666円 |
というわけで、以上「台湾旅行に必要な費用・予算の一覧を航空券・ホテル代・食費・観光費」など、項目ごとに全て解説してみました!
上記の表は、2018年4月から8日間ほど台湾へ滞在したときの出費をザックリまとめたもの(宿泊費以外)。航空券も含めて8日間94,666円、1日11,833円前後になりました。
節約を意識して旅しなかったこと、短期間で3都市へと訪れたこと、ホテルが直前予約で高い部屋しか予約できなかったこと・・・が重なり、出費が増えました。
とはいえ、同じような日程で旅していれば国内でもこれぐらいの出費になっただろうし、台湾で面白そうなスポットは全て回れたので満足です。
早めに航空券・ホテルを予約する、スタバなど料金の高い外資系カフェに行かない(仕事で1日1回行ってた)などの工夫をすれば、大きく予算を落とすこともできるはず。
台湾は物価があまり安くない・・・といえど、魅力的な観光地はたくさんありますし、短期旅行ならそれほど予算もかからないのでぜひ訪れて見てください!