夏休みシーズンへ突入して、いよいよ旅行の季節がやってまいりました!この長期休暇を利用して、ここぞ!とばかりに国内・海外へ旅行する人があとを絶ちません。
ただハイシーズンに一般的に言われるようなツアーだのなんだのを利用した旅をすると、相当な予算が必要となります。たまの息抜きだから良いかもしれないけど、お小遣いの少ないサラリーマンや学生にはキツイ。
しかーし!学生の長期休暇を利用して、格安で全国へと旅ができるチケットを知らない人はいないでしょう。そう、JRの普通列車なら1日でどこへでも行ける「青春18きっぷ」のことです!
前置きが長くなりましたが、自分の「久々に旅したいなー!」と思っていたところ、沖縄へ行く用事ができました。だったら前々からずっとやりたかった「九州一周旅行」を7泊8日でやっちまおう!と決意。
今回は青春18きっぷを使った九州一周旅行を実際にやってきましたので、全日程の行動を大量の写真とともに紹介して行こうと思います。
個人的な趣味の訪問先(長崎県での釣りとか)もありますが、有名どころの観光地から裏スポット的なところまで回ったので、旅行のプランを練る参考にはなるかと!
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青春18きっぷ旅行をするにあたっての役立つ知識
九州一周旅行の様子について紹介する前に、青春18きっぷ旅行をするにあたって役立つ知識を全てまとめておきます!これから旅行に出発を計画している!という人はぜひ参考にしていただければ。
- 【2017年度版】青春18きっぷを購入する方法・場所と格安で手に入れる方法
- 青春18きっぷ旅行を快適に過ごすために必要な道具・装備一覧を紹介
- 青春18きっぷ旅行を最大限楽しむノウハウと、気をつけるべきこと
青春18きっぷ旅行を通して、得たノウハウを全て上記の記事にまとめてみました!これから青春18きっぷ旅行に出発する!という人はこちらを参考にしていただければすぐ出発可能です。
青春18きっぷ九州一周旅行まとめ
移動経路とかかった日数、気をつけるべき場所
今回の青春18きっぷを利用した九州一周旅行の移動経路はこんな感じ。きっぷを最大限活用するため、できるだけ早めの時間帯に電車に乗車し、1日で多くの観光地を回れるルートを取りました。
九州には、18きっぷ旅行をするにあたって難関スポットが二箇所あります。一つは熊本から南下して鹿児島へ向かう肥薩おれんじ鉄道のルート、もう一つは大分から宮崎へ向かう途中、延岡までの区間にある「宗太郎峠越え」です。
本来ならグルっと一周したかったんですが、これらの難関スポットを回避するため、時間や日程を考慮して以上のようなルートを取りました。これから九州一周される方は気をつけてください!
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【滞在した都市と日数】
- 岩国市:1泊
- 博多市:1泊
- 長崎市:2泊
- 大分市:1泊
- 鹿児島市:2泊
前者は海沿いを通る場合、肥薩おれんじ鉄道しか走っておらず18きっぷが使えません。JR肥薩線の普通列車で向かおうとすると、熊本まで11時間程度かかります。(おれんじ鉄道なら6時間程度)
もう一つ、宗太郎峠越えに関しては普通列車が1日4本しか運行しておらず、しかも日中は一切ダイヤがないため中途半端な時間に乗ると接続時間が3時間以上、と悲劇を味わいます。
解決方法としては、接続時間に合わせて午前中や夕方以降に乗るか、別途料金を支払って特急列車に乗るかの二択です。自身は最短距離の区間を移動しましたが、4千円以上かかりました。
旅の費用まとめ
今回の九州一周旅行でかかった費用(青春18きっぷ代も含む)は下記のとおり。
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【青春18きっぷ九州一周旅行でかかった費用まとめ】
- 食事代:19,600円
- 観光費:4,910円
- 宿泊費:21,837円
- 交通費:25,225
- 雑費:3,587
合計:75,159円
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今回の旅ではそれほど節約しようとは思っておらず、高級料亭や高級ホテルには宿泊しませんが、食事の際にグレードの高い料理を注文するなど極力お金に気を使わないようにしました。
1日換算だと8千円〜9千円程度に収まったので、後半は特にビジネスホテルに宿泊しているにも関わらず思った以上に抑えられたな、といった印象です。
もちろん、食費や宿泊費は工夫することで半分以下に抑えることができるので、もっと節約することもできます。個人的にはおすすめしませんが、お金がないなら貧乏旅行もおすすめです!
日ごとの旅行記の最後に、その日使った予算をまとめてあるのでよければ合わせて参考にしてください。それでは、九州一周旅行記スタート!
【1日目】兵庫県〜山口県岩国市へ移動日
15:00:甲子園口駅から青春18きっぷ旅行に出発!
当日の予定や準備を終えて、15時過ぎ頃にようやく最寄り駅である「甲子園口駅」へと到着!
青春18きっぷって本来、できるだけお得度をあげるために始発電車から出発するのがデフォルトですが、ずいぶんと余裕をこいております。^^; 一応、日程的にはかなり余裕を設けてあるので、大丈夫なはず。
この時間からだと当日中に九州入りするのは無理。とりあえず、山口県の岩国市辺りを目指して出発です!ちなみに大阪からだと、始発から終電まで乗れば佐賀県周辺までは行けるらしい。
無事にJRの「みどりの窓口」で青春18きっぷも手に入れたので、早速出発だ!
滋賀県の米原〜兵庫県の姫路辺りまでは、高速で移動できる「新快速」が走っているので、まずはこれに乗って姫路駅まで移動。ここからはほとんどローカル電車に揺られて九州に向かうことになります。
16:00:JR姫路駅で乗り換え
JR姫路駅から相生駅で広島行きの列車に乗り、岩国へ向かいます。
本当は、山口県の防府市辺りまで進める予定だったのだけど、線路立ち入りで遅延していたために列車が遅れてしまい、5分差ぐらいで終電へ向かう電車に乗車できない事件が発生!
青春18きっぷでは綿密にスケジュールを組むのもいいけれど、常にこのようなアクシデントにさらされることになるので柔軟な対応が必要という。
広島周辺で最後の乗り換え。あとは岩国を目指すだけ。
22:00:山口県岩国市に到着
22時頃、無事に山口県岩国市に到着!
この日は突然出発したのと、遅くに到着したため当然ホテルなどは予約しておらず、近くのネットカフェに宿泊することに。深夜でも入店できるので、いざという時に助かります。
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【1日目にかかった費用まとめ】
- 食事代:1,089円
- ホテル代:1,340円
合計:2,429円
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【2日目】博多観光と長崎へ大移動
4:30:山口県岩国市を出発して九州へ
翌日、4時30分前に起床して始発の電車で九州へ向かいます。
まずは岩国駅で下関行きのワンマン列車に乗車!
午前10時頃、下関駅に到着!今日は土曜日なので、朝から人が多かった。
続いて、「小倉城」のある小倉駅で博多方面の「快速スペースワールド号」に乗車。快速列車と間違えて乗車NGかと思ったんですが、青春18きっぷ単体で乗車しても問題ないよう。
12:00:JR博多駅へ到着し海鮮丼をいただく
お昼頃、人生で初めての博多駅へ到着!さすが九州で最も栄えているだけあって、立派な駅です。なんでも駅構内だけでもショッピングや観光を楽しめるらしい。
今回の旅では、博多を拠点にして九州一周すること、近くの福岡空港から一周終了後に直接沖縄へ飛んでしまうので、ジックリ観光しなくとも再び戻ってくる。
まずはサクッとご飯だけ食べることに。やっぱ、九州といえば「海鮮丼でしょ!」とネットで色々探してみるが、「海鮮丼食べ放題」など魅力的な店が見つかるもすでにグルメは終了・・・。
魅力的な海鮮丼は見つかるけど、情報が更新されていなかったり土日には営業していなかったりと、なかなか見つからず30分ぐらいさまよったが、最終的に博多駅から徒歩10分ほどの「柳橋食堂」に決定!
リーズナブルな値段でゴマサバ(もちろん生)の海鮮丼が食えるらしい。絶対食べる!ってことで食堂のある市場へ。鮮度の高そうな刺身用のサバや巨大なタチウオなどが売っていた。
柳橋食堂は博多の海鮮丼店のなかでもローカルらしくて、店舗の入り口がわからず裏口から入ってしまう・・・がなんとかたどり着けた!
じゃじゃーん!柳橋食堂に到着して、早速有名な「ゴマサバ海鮮丼」を注文!お値段は基本料金1050円+ご飯大盛の100円で1150円なり。高級食堂が多い中ではかなりお得なのでは!?
これまで生のサバって食ったことがなかったんだけど、見た目はあっさりしてそうなのに口にした瞬間とろける・・・!これはマジで美味い!
土日にも関わらず、半分のお客さんは地元の方という素晴らしい環境だったので、博多で「裏」の海鮮丼を食べたいという人は絶対訪問すべし。
次の場所へ移動する前に、着替えがなくなったのでユニクロで衣服調達。都市部ならなんでも手に入るので、文字通り財布と携帯さえ持っていれば旅ができます。
軽く博多は見回ったので、次は急遽釣りがしたくなったために長崎へレッツゴー!ワンマン列車に乗って、約3時間ほどかけて長崎駅へ向かいます。
本当はもうちょっと観光する予定だったんだけど、現地で釣りしたくなったので・・・。
車窓から美しい景色を見ながらひたすら乗車し続けます。これが青春18きっぷのいいところだよね。
20:00:JR長崎駅へ到着、シェアカーで伊王島へ
すっかり周囲の暗くなったころ、ようやく長崎駅へ到着!
訪れるのは今回で2回目で、前回は離島の「五島列島」で車の免許を取るためにやってきました。まだ免許を取ってないなら、本当におすすめの自動車学校です!
▼五島自動車学校での免許取得の様子はこちら
長崎駅に到着後、事前に予約していた「タイムズシェアカー」に乗って、近くの伊王島という離島(橋が繋がっているので車で渡れる)に向かいます!
青春18きっぷ単体だと駅周辺に行動範囲が限られるけれど、シェアカーを上手く使い分けることで格安で利用することが可能に。本来のプランでは、18時〜翌9時までの利用、保険付きで3千円前後で借りられます。
多少体力を使えば、車でドライブ&車中泊することでホテル代わりの利用が可能で、予算を浮かせながら楽しめるという・・・!車中泊前提だったので、半フラット状態にできる「スズキ ソリオ」をレンタル。
夜間は伊王島に移動しつつ、島の先端にある「島風の湯」という温泉に入ったんですが、1000円と高価なものの「露天展望温泉」など設備が素晴らしすぎたのでぜひ入ってほしい!
その後は車内で仮眠を取って終了。
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【2日目にかかった費用まとめ】
- 食事代:2,430円
- 衣服代:2,460円
- 交通費:4,465円
- 温泉代:1,000円
合計:10,355円
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【3日目】伊王島での釣りと、長崎中心部観光
5:30:伊王島にて釣り
おはようございます!夜間のうちに伊王島へと到着し、仮眠してから持ってきていた道具で釣りに挑戦!日曜日なので、さすがに長崎の島とはいえ人が多かった。
朝の5時〜8時までチャレンジしてみましたが、残念ながらまともな魚は釣れず・・・。
ドライブしてるだけで楽しかったからいいかな。青春18きっぷ旅行でも、一般的な観光地を巡るだけでなくこういったアクティビティを取り入れるとかなり面白かった。
9:45:JR長崎駅へ戻り街中観光
午前10時の返却時間が来てしまったので、車両をレンタルして長崎中心部に戻り用事を済ませることに。とりあえず、溜まった衣服をコインランドリーに持っていきます。
長崎は、この「立体感のある街並み」がすごく素敵なんですよね。起伏が激しいのは長崎の主たる特徴だけど、幹線道路の背後にこれだけの街並みが広がる都市はなかなかないのでは?
中心部には路面電車が走っていて、1回一律120円(子ども60円)で移動できます。
出島・グラバー園・原爆資料館などの観光地はほぼほぼ回りきれるし、1日乗り放題券は500円と非常にリーズナブル。
列車も5分おきに走っているので、青春18きっぷを利用せず長崎に滞在するなら、購入しておくと色々な場所を回れます。
長崎駅から徒歩10分程度の場所にある、「コインランドリーWash」でくっさい洗濯物を全て洗い流す。地元民によると、この場所は設備も綺麗だし並ばないのでおすすめらしい。
しばしカフェで休憩&ブログ更新したあと、路面電車を使って全体長崎旅行の際にいけなかった「原爆資料館」へ!長崎といえば、グラバー園辺りとやはりここ。
通常は17時までの営業なんですが、夏季限定で18時半まで営業しているということで、余裕を持って現地へ向かう。
16:00:長崎原爆資料館
原爆資料館については説明不要だと思いますが、たった200円で原爆関係の展示物や資料を見ることができます。原爆落下地点で撮影された死体の様子など、結構リアルな内容も。
全ての内容をジックリ見て回ったら、軽く1日はかかりそうなボリュームでした!長崎へ訪れたら問題無用で来ておくべき場所ですね。
2時間ほど見て回ったのち、裏道を通ってもう一つの定番スポット「グラバー園」へ。こちらも通常なら18時までの営業ですが、夏季シーズンはビアガーデンをやっているので21時半まで営業しているよう。
途中の展望台から見た、長崎の街並み。
18:00:夏場限定の夜間開園のグラバー園へ
グラバー園に関しては歴史的な展示物は少なく、洋館そのものを眺めつつ長崎の街並みを撮影するのがメインになる場所だなと。特に観光客が「おっ!」と驚くようなものはなく、雰囲気を楽しむ場所といった感想。
今回が初来訪でしたが、夜のグラバー園の雰囲気は独特でライトアップが薄暗いため洋館内に人はほぼおらず、ギシギシと自分の歩く音を聞きながら洋館を回る・・・というなかなか貴重な体験ができました。(笑)
グラバー園から長崎重工業造船所を望む。個人的なベストショット。ちょうど長崎市内方面で花火大会をやっていて、うっとり眺めるカップルが多かったですね。うむ。
十分グラバー園を満喫したので、事前に予約しておいたカプセルホテルへ。青春18きっぷ旅行はあくまで「節約」がメインなので、高級ホテルなどには宿泊しません!
「ファーストキャビン長崎」という名前のホテルで、レビューによると安価(3千円前後で宿泊可能)ながら設備も綺麗で、滞在費を安く収める目的ならおすすめとのことだったので泊まってみることに。
カプセルホテルは新宿の歌舞伎町と大阪の日本橋周辺で泊まったことがあるぐらいだったので、どのような設備なのかドキドキしながらフロントで受付します。
ベッドの様子はこちら!新宿のカプセルホテルは布団がペラッペラで上下に人が来るため、登り降りの際の騒音が酷かったけど、長崎のカプセルホテルは普通に快適そうじゃないか!
どうしても青春18きっぷ旅行は睡眠不足気味になるので、クタクタなんですがまだまだ回りたいところがあるので軽くお風呂に入って外出。
大浴場があるんですが、お風呂も全体的に設備が綺麗で快適でした。
長崎といえば、やはり野菜たっぷりのちゃんぽん!というわけで、眠い目をこすりつつホテルを脱出しチェーン店の「リンガーハット」へ!一応全国チェーンらしいけど、発祥は長崎らしい。
リンガーハットのちゃんぽんは、野菜多めなど自由にカスタマイズできることで有名らしい。今日は朝からまともなものを食ってなかったので、たっぷりサイズに海鮮の具をカスタム!
汁も全て飲み干したけど、お腹いっぱいになりすぎてしばらく動けませんでした。とりあえず長崎を感じたいならありかも。
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【3日目にかかった費用まとめ】
- 食事代:3,030円
- 交通費:360円
- 観光費:810円
- 宿泊費:3,237円
- 交通費:360円
- 雑費:1,127円
合計:8,924円
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【4日目】佐賀城跡で歴史探訪と大分の温泉めぐり
6:00:JR長崎駅からJR佐賀駅へ!
翌日。長崎県内で最も回って見たかったところもあったんですが、青春18きっぷ旅行で長距離移動する場合はつまみ食い的に観光地を回っていかないと切符がすぐ無くなってしまうので、次の場所へ。
佐賀県の中心部を見回ったあと、大分県へ向かいます!まずは6時発の始発電車に乗って、佐賀駅へ。
8:00:JR佐賀駅着!佐賀城跡や歴史館を観光
午前8時半頃、佐賀駅に到着!長崎からは意外に距離が近いし、熊本・大分の中継地になるのでついでに観光していくことといいかもしれません。
ただ、佐賀って県庁所在地以外が魅力的な県の典型例な気がする。呼子・唐津・嬉野・武雄など佐賀駅周辺以外で有名な場所はたくさんありますからね。
佐賀駅周辺には「観光客なら必ず立ち寄るべき!」的な定番スポットはすごく少ないので、商店街などをブラブラしながら南下します。
駅からまったり30分ほど歩いて、佐賀城公園に到着!周辺の公園はたいへん素敵な場所らしく、周囲には佐賀城跡や無料で入場できる「佐賀県立博物館」「佐賀城本丸歴史館」などのスポットも。
佐賀城再建の立役者、第10代佐賀藩主「鍋島直正」像と、佐賀城本丸歴史館。ここでは、無料で幕末という歴史の転換期に佐賀藩がどのようま関わりをしたか?をジックリ見ることができます。
展示の量はそれほど多くないですが、知識豊富なボランティアの方が常時滞在していて、質問があればすぐに聞くことができます。もう一度、幕末シリーズの歴史物を読んでくればよかった。。。
佐賀には2時間ほど滞在し、大分方面へ向かうため再び電車へ。佐賀から大分をつなぎ、山間を走る「久大本線」の列車に乗車。
大分といえば、温泉!温泉といえば、別府もあるけど由布院や天ヶ瀬温泉も超有名。というわけで、別府観光をする前にこれらの観光地を回ります。
ちなみに大分方面へ進む場合、2017年7月の北九州豪雨の影響により鉄橋が崩壊しており、電車では途中までしか進めません。代行バスが運行していて、通常のきっぷで乗れるのでバスで大分方面へ向かうことになります。
16:30:大分県の天然露天温泉「天ヶ瀬温泉」で貴重体験
まずやってきたのは、清流のすぐそばで温泉が湧き出る「天ヶ瀬温泉」。川の何ヶ所かに温泉があって、大変開放的な空間で入浴できるわけですが、場所によっては目の前の旅館や道路から丸見えという・・・。
混浴温泉なので女性にはハードルが高すぎる温泉ですが、自分は男なので関係ない!ということで、天ヶ瀬温泉のなかでも最も目立つであろう「薬師湯」へ入浴することに。
着替えをする仕切りなどもなく(日によっては設置されるらしい)、まだ明るい時間からすっぽんぽんになります。入浴料は100円。
当たり前ですが、こんな明るい時間帯から天ヶ瀬温泉に入る人なんて誰もいません。温泉に入れば体は隠れるけど、湯が透明なので上の道路から全部丸見え。
温泉のすぐ前に釣りをしているおっちゃんもいて、夕方の時刻ということもあって観光客の行き来が多数。そんな環境で素っ裸で温泉に入る。うーん、なかなか楽しい・・・。(笑)
天ヶ瀬温泉には30分ほど滞在して、電車の時間が迫っていたので次の場所へ。
19:30:由布院温泉で混浴風呂に挑戦
再び電車で1時間半ほど揺られ、由布院駅に到着!大分といえば由布院温泉でしょう。
ここにも混浴温泉があるらしく、怖いもの見たさで言ってみたものの誰もいませんでした。(笑)洗い場がなく浴槽だけの施設だったので、サクッと入って終電が過ぎる前に大分駅へ。
22:15:JR大分駅へ到着!
22時頃、JR大分駅へ到着!想像していたよりも数倍規模が大きく、オシャレなことにビックリ!大分駅ってこんなに立派だったんですね〜。
ぜひ大分駅周辺も観光してみたいものですが、時間がないので次来たときに回ることにします。
この日は、大分駅周辺にある「ホテル スマートスリープス」というホテルへ。
ネットカフェの上位互換のような施設で、音は筒抜け、扉に鍵もかけられませんが漫画読み放題・ジュース飲み放題・シャワー付き・PC・テレビあり・ふかふかベッドあり・大きな金庫ありの充実した施設。
駅チカなわりに宿泊料金も3千円程度なので、大分駅で安く宿泊したい場合はかなりおすすめ!この日は疲れ切っていたので、風呂と洗濯だけ済ませてさっさと寝ることに。
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【4日目にかかった費用まとめ】
- 食事代:3,214円
- ホテル代:3,500円
- 温泉代:300円
合計:7,014円
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【5日目】別府の地獄めぐりと宮崎地鶏、そして鹿児島へ
9:00:JR大分駅からJR別府駅へ、そして地獄めぐり観光
青春18きっぷ旅行5日目は、大分駅周辺のホテルからスタート!
日中に見ると、いかに大分駅周辺が栄えているかわかります。小さな都市ぐらいのイメージだったんですが、普通に大都市の様相ですね・・・。次回来たときはぜひ駅周辺を回ってみたい。
今回、大分では別府の地獄めぐりを中心に回るので、まずは大分駅から別府駅へ移動します。昨日は心底疲れ切っていたので、出発がやや遅くなってしまい9時頃別府に到着!
別府駅からだと、地獄めぐりの各温泉まで距離があって徒歩だと30分以上かかるので、バスに乗って移動します。まずは別府から最も離れている「海地獄」へ。
地獄めぐりについては説明不要だと思いますが、別府周辺に千年以上昔から温泉が湧き出る地域があり、忌み嫌われていたことから「地獄めぐり」という名前がついたのだとか。
周辺には有名な温泉地が複数あり、しかも泥の温泉などもあって種類が豊富。別府周辺には毎年大量の観光客が来るほど有名なので、ぜひ大分へ来た際は別府方面へ!
別府の地獄めぐりの中でも、最も迫力のある海地獄!一応幼少期に一度来たことがあるらしいんですが、記憶にないため新鮮。平日でも観光客が多く、人がいない状態での撮影は不可能でした^^;
地獄めぐりの名所は、「海地獄」「山地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「鬼石坊主地獄」「天然坊主地獄」「白池地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」と合計9ヶ所あります。
今回は電車の時間が迫っているにも関わらず、最短時間で全て回りました!酷暑のなかでひたすら歩き、バスも駆使しながらギリギリ電車に間に合ったけど疲れた・・・。(笑)
地獄めぐりの様子は長くなるので、下記の記事でまとめてあります。よければご覧ください!
▼別府地獄めぐり観光の様子はこちら
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13:30:青春18きっぷ旅行最難関の「宗太郎峠」
地獄めぐりを終えて疲労困憊状態ですが、電車の時間が迫っているため最寄り駅の「亀山駅」から一旦大分駅へ向かい、その後は宮崎駅へ向かいます。
宮崎ルートは日豊本線の電車が通っているものの、全国でも有名な「宗太郎峠越え」という難所があり、普通列車は乗車数が少なすぎて1日に4本しか運行しておらず日中は基本的に走っていません。
今の時刻(14時)から青春18きっぷを使って宮崎まで出ようと思うと、18時発の便を待たないといけないため時間がかかりすぎるという。完全に18キッパー泣かせの路線です。
しかし、今日中になんとしても宮崎を抜けたい!でも青春18きっぷを利用した普通列車だと確実に時間オーバーしてしまう・・・。
幸い、普通の列車のほかに1時間に1本程度宮崎空港まで特急列車が運行しており、青春18きっぷとは別料金を支払うことで移動できるようになっています。仕方なく特急列車「にちりん」に乗って大移動することに。
一気に宮崎駅へ移動すると料金がかさむので、宗太郎峠を越えた先の「延岡駅」まで特急列車で向かい、その後は青春18きぷで普通列車に乗車します。特急料金は3,710円となかなか高価。
14時発の「特急にちりん15号」に乗車して、一気に延岡駅へ!特急列車だけあって車内は非常に豪華で、自由席ですら一部座席にコンセント、リクライニングを備えているという豪華っぷり。
普通列車とくらべて、座席もフカフカ。延岡駅まで2時間だけ超快適な旅を楽しみました。たまにはこういうのもいいね。
夕方16時頃に延岡駅に到着し、普通列車へ乗り換えを行います。30分ほど待機して普通列車へ。延岡駅から再び1時間半ほどかけて、宮崎駅へ向かいます!
宮崎といえば青島などの景勝地が有名ですが、本日中に鹿児島まで移動したいので、滞在できる時間は最長でも3時間。海沿いの景勝地を巡るのは無理なので、割り切って駅前だけ観光します。
しかし、宮崎ってマンゴーと地鶏以外になんかあったっけ?そもそも印象が薄すぎて、出発後になって「あ、そういえば九州って宮崎県も存在したっけ」と気づいたんですよね。(笑)
18:30:JR宮崎駅に到着!名物の地鶏に舌鼓をうつ
午後18時頃、宮崎駅に到着!さすがに大分駅よりは小じんまりとしていますが、そもそも宮崎では電車に乗ることがそれほど多くないらしく、1年ほど前に自動改札が設置されたレベルらしい・・・。
周辺は南国感のあるような雰囲気で、なかなか良さ気ですね。
宮崎駅前の主要道路。せっかくなので晩御飯を食べていきたいところですが、宮崎発祥のチキン南蛮店が近くにあるものの「脂っこくて腹がもたれる」という情報を発見。
今はそれほどガッツリ食べる気分でもないんだよな〜と思ったものの、ふと「宮崎の地鶏は美味い」という情報を思い出し、いっそのこと居酒屋へ行ってみることに決定!たまにはお酒もいいでしょ。
宮崎の地鶏を出すお店として最も有名な「丸万焼鳥本店」へと向かいます。
宮崎の夜の街を練り歩く。地鶏を提供する居酒屋はもちろん、大人な夜のお店やマンゴーパフェが美味しいらしいスイーツ店まで揃っていて、いい意味で猥雑な感じ。
宮崎の有名地鶏店はすでに行列ができていて、本日中に鹿児島へと移動しないといけないため断念。その代わり、人気はそれほどないが一部のお客さんから強烈な支持を受けているらしい「綾地鶏」へ。
良いお肉を使っているらしく、普段の食事から考えるとなかなか高価!でもせっかく宮崎に来たわけで、ここで食わなきゃ損ということで2,480円の「おまかせセット」を注文。
宮崎地鶏はもちろん、高級な宮崎牛も揃っている大変豪華なセット。今日は飲みながら食らうぞ!
店員のお兄さんが炭火を用意してくれ、具材も到着。ささ、早速焼いていきますか!
肉はそれほど焼かなくても大丈夫らしく、表面の赤身がなくなる程度で問題ないらしい。普段このような居酒屋に一人で来ることはないので、なんとなく落ち着かないw
早速、焼けた地鶏を食らいます。すでに味付けされているらしいので、まずは何も付けない状態でいただく。
肉を噛んだ瞬間に、これまで食ったどんな鶏肉より上手い肉汁が一気に口のなかに流れ込んでくる・・・!鶏肉独特の心地よい食感で、圧倒的にうまい!
そして宮崎牛のほうも最高で、特に砂ズリがヤバイ!もはや語彙力を失ってしまうほどの美味さ。こちらも噛んだ瞬間に圧倒的な肉汁が流れ込んできます。とにかく白飯が欲しい。
締めは鶏肉のタタキ丼で!
最初こそ宮崎の印象が薄すぎて何があるのか全くわからなかったけれど、地鶏を食べて宮崎が一気に好きになってしまった。(笑)ぜひ、次回来たときも居酒屋へ行きたいところ。
青春18きっぷ旅行は基本節約の旅になると思うけど、使うときはしっかり使いたいですね。時間がないときなどはマクドナルド等を利用するけど、地元料理が食べたくなったらしっかりとお金を使うことにします。
ちょっと名残惜しい気分もあるけれど、終電の時間が迫っているので宮崎駅から鹿児島中央駅へと移動します。いよいよ鹿児島か・・・緊張してきた!
23:45:普通列車の終電でJR鹿児島中央駅に到着
約2時間半の電車旅を楽しみ、23時半頃にようやく鹿児島中央駅に到着!宮崎駅と比べると同規模か、やや大きい程度かな・・・?
今日は観光している時間が全くないのと、疲労困憊状態なのでさっさとホテルへと移動することに。
本日は素泊まりプランのビジネスホテル「鹿児島 東急REIホテル」を利用することに。1泊5千円程度ですが、長期の青春18きっぷ旅行となると体力を削られすぎて、21歳の若造といえどネットカフェ等では体力が持ちませんw
この場所なら安心して荷物を置いておけるし、別途料金を払わなくとも毎日お風呂に入れるし、なんだかんだコスパがいいような気がします。わざわざホテルを変えるのも面倒なので二泊することに。
明日の鹿児島観光に思いを馳つつ、さっさと眠りにつきました。
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【5日目にかかった費用まとめ】
- 食事代:4,160円
- 交通費:4,370円
- 宿泊費:5,130円
- 観光代:2,800円
合計:16,460円
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【6日目】レンタサイクルで桜島一周と、鹿児島中心部観光
11:15:鹿児島中心街を観光
おはようございます!鹿児島観光のために早朝から起床したかったけど、体力が尽きているので9時頃に起床して、まったり準備をして出発。
まずはすぐ近くにある鹿児島中央駅へ!こうやって見ると、なかなか巨大な施設な気がする。他のJR駅と同じく「アミュプラザ」というショッピングモールがあって、買い物が楽しめます。
この日はたまたま、鹿児島中央駅でバーゲンセールをやっていた。まずは朝昼兼用でサブウェイを利用しつつ、ブログ更新をしているとすっかりお昼に。
今日は桜島へ渡ってレンタサイクルを利用して一周する予定なので、バーゲンや観光は後回しにしてさっさとフェリー乗り場へと向かいます!
桜島へは、JR鹿児島周辺にあるフェリー乗り場から15分程度で渡ることができます。中央駅からは市電を使うと170円で素早く渡ることが可能ですが、市内を見回ってみたかったので歩いていくことに。
大久保利通と西郷どんの銅像。
鹿児島には維新ふるさと館などの設備や、周囲に島津久光公像が設置された照国神社などをぜひ回ってみたかったけど、今回は時間がないので一旦スルー。次回の旅で楽しむことにします。
鹿児島中央駅から徒歩30分ほどで、桜島フェリーターミナルに到着。炎天下のなか、30分も歩き通すのはかなりキツかった・・・。
このフェリーターミナルからは、日中は15分に1回桜島へフェリーが出ていて、自分の好きなタイミングで渡ることができます。素晴らしい。
フェリーターミナル内部。運賃は片道160円で、料金は後払い(桜島側で支払い)らしい。早速乗り込みます。
フェリー内部はこんな感じ。想像していたよりも、意外と大きかった。
14:30:レンタサイクルで桜島一周に挑戦!
フェリーに乗って景色を眺めていたら、あっという間に桜島へと到着!受付で運賃160円を支払い、早速外へ。
早速、フェリー乗り場目の前にあるレンタサイクル屋へ!話を聞くところによると、営業時間が17時半までで現在時刻は14時半、桜島一周は4時間かかるから厳しいかも・・・とのこと。
しかし!どうしても桜島一周したい。最悪たどり着けなかったら途中で引き返すので、ということでなんとか自転車をレンタルすることに成功しました。(笑)
料金は1時間300円で、3時間分で900円。レンタカーは2時間で4千円強だったので、かなりリーズナブルに回ることができます。果たして、一周できるのか・・・!
桜島の防空壕と、万が一噴火した際にマグマの流れ道をつくる人工的な設備。
桜島は活火山で頻繁に噴火しているので、道のあちこちで確認できました。ちょっと異様な光景。
桜島の国道。レンタサイクル屋のおばちゃんに「桜島はそこらに灰が散らばっていて、自転車やバイク走行のお客さんがよく転んで帰ってくる!」という言葉にビビってゆっくり走行します。
実際、大型トラックが通過すると火山灰が目に入るという。(笑)粒子が細かいので痛みはありませんが、パウダー状で目に張り付くので何回かまばたきしないと前が見えなくなります。
荷物を落とそうものなら大惨事!特に汗など水分がついたものにはやたらと付着して取れなくなるので要注意。最初は「桜島の火山灰を触ってみたい!」と思っていたけど、途中で嫌になって触れなくなりました。(笑)
レンタサイクルでの桜島一周記については、別途記事をつくったのでそちらをご覧ください!結論からいうと、無事に時間内ギリギリで一周できました。(笑)
▼レンタサイクルでの桜島一周の様子はこちら
【検証】レンタサイクルで桜島一周!最短距離で回ると何時間かかるか検証してみた
桜島一周を無事に終え、17時半頃に桜島港へと帰ってきました。このまま戻ってもいいけれど、せっかくなら少し釣りをしていきたいので休憩してから竿を出すことに。
桜島港の近くにあって、徒歩移動も可能な「桜島溶岩なぎさ公園」へ。
整備された非常に綺麗な公園で、内部に桜島海釣り公園や足湯などもあり、観光客の憩いの場になっているらしい。
海釣り公園は17時で営業終了してしまっているので、海を眺めつつ足湯でジックリ体の疲れを取って、今後のプランを練ります。ここまで思っていた以上に時間がかかっていますなぁ。
桜島にも釣り竿を持ってきていたので、早速桜島港で竿を出すことに。フェリー乗船時からずっと眺めていたんですが、条件的には非常にいい場所に関わらず、釣り人が極端に少ないことに疑問を抱いていました。
が、実際に訪れて理由が判明!堤防の先端は立ち入り禁止で入れず、周囲も立ち入り禁止が多くてほとんど釣りできないような状態になっていました。だから桜島港周辺にある海釣り公園が成り立つのか・・・。
結局、最適な釣り場を探すためにかなりの時間を使ってしまい、無事竿を出せたのは日没直前。少しだけ竿を出して、パパっと帰りますか。
綺麗な夕日を眺めながら、竿を出す。釣り道具を持ってきていると、旅が数倍楽しくなります。荷物を最小限にすれば移動の負担も特になし!
周囲を探っていると、早速魚がヒット!根の周辺に済むカサゴですね。本州ではぶっちゃけどこでも釣れるけど、気持ち桜島のカサゴが鮮やかな気がする。
とりあえず1匹は釣れたものの、すぐに日没で真っ暗になってしまったので、フェリーで鹿児島市街へ帰ることに。結局ホテル着は22時頃と、この日も時間に余裕がない^^;
23:30:鹿児島ラーメンで1日を締める
鹿児島といえば!リーズナブルな食といえば!鹿児島ラーメンですよね、たぶん。どうしても麺類を食べたかったので、鹿児島中央駅付近で有名な「鹿児島ラーメン 豚とろ」へ!
口コミでは賛否両論分かれていたんですが、果たしてお味のほどはいかに・・・!
お腹が減っていたので、大盛り仕様の豚トロラーメンにご飯物を注文!このお店では麺や固さやスープの濃さなどをお好みでトッピングできます。
お味のほうは・・・見た目ほどこってりしていない!むしろあっさりしていながら、味が濃いのでジャンク好きな自分には食べやすくてて美味い。これは、いける!
豚トロに関しては、名前の由来は知らないがその名のとおりトロトロしていて大変美味しい。なんとなく、脂肪分多すぎてトロトロな本場二郎ラーメンを思い出した。(笑)
この日は、最後に駅近くにある深夜まで営業している「山形屋ストア」で軽く買い物をして、そのままホテルへ帰宅しました。
この店舗は深夜0時まででしたが、別の場所は3時まで営業しているところも。
鹿児島周辺は深夜までやっているお店が極端に少なかったので、買い出しがある場合は利用するとなかなか便利です。
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【6日目にかかった費用まとめ】
- 食事代:3334円
- 交通費:1390円
- 宿泊費:5130円
合計:9,854円
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【7日目】熊本城観光とトンカツ、博多で九州一周達成
9:30:JR鹿児島中央駅から肥薩おれんじ鉄道で熊本へ!
おはようございます!鹿児島中央駅近くの「鹿児島 東急REIホテル」で8時頃起床して、ゆっくり出発します。鹿児島から最終目的地の博多まで意外と距離が近く、特急を使わずとも10時間ほどで移動できるらしい。
本日は、いよいよ九州一周旅行の最終日!鹿児島中心部だけでも面白そうなスポットはいっぱいありますが、今回はつまみ食いの旅と割り切って先に進みます。
駅員さんに最後の判子を押してもらい、まずは熊本県へレッツゴー!
鹿児島県から博多方面へ向かう方法は2種類あって、青春18きっぷを使って内側のJR在来線に乗車するルートと、海側の「肥薩おれんじ鉄道」に乗車するルートがあります。
前者は時間が熊本まで11時間程度と非常に時間がかかりますが、青春18きっぷが使えます。後者は別途切符を購入する必要がありますが、熊本まで6時間で向かうことができます。
自分の場合は翌日に福岡空港から沖縄へ飛ぶ予定になっていたのと、おれんじ鉄道に乗車したかったので後者を選択しました。料金は、鹿児島から八代までで2,620円。途中でJR線に乗り換えて熊本駅へ。
鹿児島中央から八代まではJR在来線が通っているので、こちらの駅で乗り換え。
ただ、JRとおれんじ鉄道は本来共通の切符を利用して移動することになっていて、時間が非常にタイトです。
一度駅構内を出て切符を購入したんですが、かなりギリギリでちょっとビビりました。ただ乗車人数が少ないからか、間に合うよう列車の出発を待ってくれていたという。(笑)
肥薩おれんじ鉄道で、熊本方面へ!一両編成で、シートはフカフカ。別途料金がかかるけれど、これは期待!
複数の半島や離島に囲まれた、「八代海」と呼ばれる海域。途中で列車内の案内もあったんですが、湾の周囲を島に囲まれているため、常に波が穏やからしい。それにしても海が綺麗ですな。
途中で下車して観光を楽しむ人も多かったので、時間に余裕があれば直接熊本へは向かわず、一旦下車するルートもありですね。
自分も一瞬迷ったけど、どうせ沖縄で美しい海を見られる・・・と思って車窓からの景色を楽しむことに。
14:00:JR熊本駅着!名物のトンカツと熊本城観光
3時間近く電車の旅を楽しんで、14時頃に熊本駅へ到着!駅の規模はそれほど大きくないけれど、最近改築されたのか設備が綺麗。昨年の熊本地震の影響だろうか・・・。
列車を降りると、すぐくまモンが出迎えてくれます。
今回は行かなかった(正確にはたどり着けなかった)けれど、熊本市街には「くまモンミュージアム」なるいつでもくまモンに出会える施設も存在するらしい。
熊本駅周辺には繁華街がないらしく、歩くのは大変なので路面電車を利用します。全線共通で170円。九州って、こんなあちこちで路面電車が走ってたんだ・・・!と軽く衝撃を受ける。
熊本駅から「辛島町」「花島町」で降りると繁華街にたどり着けます。
「銀座通り」と呼ばれる大通り、もとい商店街を練り歩きます。
こんな感じの場所はどの都市にもあるけど、全国共通のチェーン店から現地にしかないローカル店など様々な特色があって、異常に楽しいんですよね。
この日は朝から何も食べておらず、お腹が減って仕方がないのでまずはランチをいただくことに。熊本といえば馬刺しですが、お昼から食べるのもアレなので、名物の「とんかつ」を食らいます!
熊本周辺では超有名なとんかつ屋らしい「勝烈亭(かつれつてい) 新市街本店」へ!
なんでも、口コミでは「日本一美味いとんかつ屋」「質の良いトンカツをリーズナブルな価格で食べられる」と絶賛で、海外客も大変多くその名のとおり超人気店らしい。
少し並ぶかな、と思ったんですが、到着時は14時半頃になっていたので、さすがにそのまま入店できました。店内のお客さんもまばら。
店内の様子。内装も非常にオシャレかつ綺麗で、店員さんの対応も素晴らしいの一言。
メニューを注文すると、「当店をご利用されたことはありますか?」と聞かれたので「いいえ!」と返すと、このお店独自のとんかつのタレの作り方を教えてくれました。
席の前に複数の壺が置かれていたので、一体なんだろう?と思っていたんですが、どうやらトンカツのタレを自分で作っていただくらしい。そういうシステムなのか!
トンカツを注文するとすり鉢一式を持ってきてくれるので、まずは自分でゴマを擦ります。ゴマの香りが素晴らしい。
ちょうど隣にベテランっぽいお客さんがいたので、「これであってるのか?」とチラチラ確認してました。(笑)
途中で「おいおい、まじかよ」みたいな視線を何回か向けられたので、手順が一部間違っているかもしれません・・・その辺はご了承くださいw
その後、擦ったゴマに和風タレをかけていただくとのこと。他に洋風のタレもあるが、こちらは直接料理にかけて・・・とのことです。
料理を注文して約15分後、待望のトンカツがきた!今回注文したのは「ロースとヒレカツの定食」で、通常1,250円のところ日替わりサービスとして100円安くなっていました。
早速口にほうばってみたんですが、これまで食べたトンカツと違って圧倒的にフワフワでサクサクだ・・・!トンカツといえば噛み切れなくて食べるのが面倒くさいイメージしかなかったんですが、もはや別次元の料理です。
中はややレア状態になっていて、なんなら口に入れてしばらくすると肉が溶けてしまうぐらいです。さらに上級の「上ロース定食」もあるので、一体どんな味がするのか気になります。
トンカツを食べ終えてすっかりお腹いっぱいになったら、次は軽く「熊本城」を見学します。
昨年の熊本大震災の影響で大半が立ち入り禁止になっていますが、一部区間だけ見学することが可能らしい。料金も無料で開放されています。
熊本城の外堀。崩落してそのまま工事途中の様子を見ることができました。
鉄筋で覆われた天守と、かろうじて崩壊せずに済んだ櫓。なんとも痛々しい光景ですな・・・。熊本大震災は2016年4月の出来事なので、もうあれから1年半も経過しているんですね。
2018年に修復予定だそうなので、ぜひ次に来たときは全体を見てみたい。
熊本城内の芝生エリア。あまりの気持ちよさに、うたた寝したら2時間も爆睡してました・・・。
時間的にそろそろ博多へと戻らなければいけないので、19時頃の電車に乗り込んで一気に移動します。
22:30:JR博多駅へ戻り、九州一周達成!中洲で生まれた屋台物語
22時頃、ついに九州一周の出発地点である博多駅に戻ってきました!もちろん家に帰るまでが旅ですが、とりあえず無事に一周できたということで。
博多エリアは序盤通過しただけだったので、まだまだ観光したいところはあるものの翌日に以降にまわして、まずはホテルに向かうことにします。
本日利用するホテルはこちら!
博多天神から徒歩10分程度の位置にある「ベニキア カルトンホテル福岡天神」。1泊1万円程度のビジネスホテルですが、今回は上手く割引を活用して3千円代で宿泊可能に!
ネットカフェだと、8時間程度滞在すると2千円以上かかって疲労がたまります。ビジホでも上手く情報を掴めば激安で泊まれるし、翌日のパフォーマンスが全然違うのであえて安宿に泊まるメリットはないですね。
中の設備はこんな感じ。別に大した特徴もないけれど、3千円代で泊まれることを考えると全然ありではないでしょうか。
体力が尽きて今にも倒れそうだけど、せっかくなら夜の博多の街を回りたい!と一念発起して出発!
博多といえば、屋台料理!
旅行雑誌で調べてみると店舗自体は無数にあるらしく、店によって料金形態や料理が全然違うらしい。なかにはボッタクリ行為を行う場所も存在するので、注意すべしとのこと。
「地元の人に愛された屋台が存在する」という情報を発見し、博多天神から中洲へ移動!地元のおばちゃんがやっているという「風來けん坊」へ。
屋台というと怖いイメージがあるけれど、この屋台は優しいおばちゃんとお兄さんが料理を出してくれるので安心して料理をいただけます。この雰囲気、なかなかいいぞ・・・!
博多の屋台マナーとか全然知らないんですが、とりあえず腹が減ったのでビールとおでん、単品料理を注文。
屋台でどうしても食べたかった!博多のホルモン。B級グルメ感がたまらない!
焼き鳥とおでんセット。なかには「餃子巻」という他県では存在しないが、福岡では当たり前のようにおでんの具になっているような料理も存在していました。
料理をいただいていると、常連さんが帰ったため屋台のママさんに博多の名物などを聞いていたら、颯爽と地元・博多へ出張中のお兄さんが現れたので「福岡の女の子は他県と比べてどれほど可愛いか」の議論が始まる。(笑)
「福岡の人は(人に対して)よく見せたがる」とかなんとかの話題になり、関西の人の特徴などについて喋っていると、30分前に会ったばかりなのにご飯代をおごってくれることに・・・!
自分でも状況を飲み込めていなかったのですが、「博多のことをもっと楽しんでくれたら」とのことでごちそうになってしまいました。人間性の格の違いよ・・・!
お兄さん、最後にいい思い出をいただいてありがとうございます!自分も、同じことができる人間になろうと誓ってホテルに戻るのでした。
おしまいおしまい。
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【7日目にかかった費用まとめ】
- 食費:2343円
- 交通費:2790円
- 宿泊費:3500円
合計:8,633円
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おわりに
というわけで、以上「7泊8日の青春18きっぷを使った九州一周旅行」の模様をすべてお届けしました!ここまで読んでくれたアナタは神!旅の全てをまとめようと思ったところ、18000字を優に超える結果に。(笑)
実際に旅をしてみた感想としては、青春18きっぷを使って九州一周をするなら7泊8日が最短だな、ということ。無理やり回ればもっと日程を短くすることも可能ですが、体力がもたないと思います。
このぐらいの期間なら主要観光場所は全て回れるし、多少余裕を持って観光できます。青春18きっぷを使えば、時間さえあれば大幅な節約が可能なので、ぜひ九州に興味があるならいっそのこと一周してみては?
なお、今回は食事代・ホテル代に関しては惜しまずに使用した(といっても低価格だが)ので、例えば学生さんならもっと節約することも可能です。出費に関しては上手くコントロールしてください。
ぜひ、この記事があなたの旅の参考になることを祈ります。それでは!長文の記事を読んでいただきありがとうございました。