自転車旅に使う「サイクルバッグ」として、「オルトリーブ サイドバッグ」を使う人は多いと思います。
もはや「自転車旅といえばオルトリーブ」という図式が成り立っているくらいですが、唯一欠点があります。それは、簡単にネジ外れしてしまうことです。
今回はオルトリーブ サイドバッグのネジ外れを修理する方法と、対応するネジの型番・大きさをまとめてみました。ぜひ実際に修理で困っているという方も、事前に情報をまとめるという方も参考にしてくれれば嬉しいです。
オルトリーブ サイドバッグの弱点
自転車で日本一周の旅をされている方の大半は、オルトリーブ製のサイドバッグ「バックローラークラシック」を使用されているかと思います。
多少値段は高いけれど、防水性能はピカイチで浸水することはまずない。泥がついてもすぐに汚れを取ることができて、中の荷物が汚れない。
一見ほとんど欠点がないように見えますが、実は一つだけあります。それは、「バッグのパーツの強度が弱い」こと。特に、ネジ部分が極端に弱い!頻繁に壊れて外れてしまう!ということ。これ、強度が必要なくせにプラスチック製なんですよね。
今回はネジ外れした際の修理方法について解説します。
ネジ外れした際の対処方法について
対処方法といっても、基本的には新しいネジに交換すればいいだけです。
オルトリーブのサイドバッグには、通常では鉄のネジと、プラスチックの特殊な形状のナットが使われています。恐らく防犯上の理由からでしょうが、プラスチックでは衝撃に耐えられない。
もともと付いているネジのサイズは、「直径3mm、長さ15mm」程度のもの。したがって、ただナットが外れただけなら「M3×15」のものを購入すべし。
ですが、もし仮にプラスチック部分のナットが破損してしまった場合、より大きなネジを使用したほうが強力に固定できるかと思います。
その場合は、「直径4mm、長さ15mm」のネジ、それに見合うナット・ワッシャーを買うといいです。お店では「M4 15mm」などという表示の仕方で販売されています。上記の写真のものがそうです。
ホームセンターによってはネジをばら売りしているところも存在するので、ネットで周辺のホームセンターを探してみてください。「コーナンプロ」とか、その辺りのホームセンターではばら売りに対応していました。
また、M4ネジに合う程度のナットでは小さすぎて外れてしまうので、ネジとナットの間に「M6×16」程度のワッシャーを噛ませています。こうすることによってナットが小さすぎることによる脱落を防止することができます。
ワッシャーは様々なサイズが販売されていますが、あまり大きく重すぎても却って脱落しやすくなるし、また小さすぎてもワッシャーを噛ます意味がなくなってしまうため、このサイズに落ち着きました。
ちなみにワッシャーもホームセンターでバラ売りされてますので、よければそちらを利用してみてください。ただ一度ネジ外れすると以降頻発するようになるので、備えておく意味でもパック買いをオススメします。
ネジを修理すると、このような形になります。ネジを手前のパーツに通して、バッグ内部にワッシャー・ナットを入れてネジと締め合わせるだけでOK。
もし「これから旅に出よう!」という人がいた場合、オルトリーブバッグのネジをプラスチック製からステンレス製に変えて出発したほうがいいかもです。本当に、旅先でバコバコ外れて大変なので。。。
「自転車日本一周の旅にはオルトリーブバッグ!」とよく言われますが、パーツの耐久性が低すぎて考え物ですねぇ。
いくらオルトリーブの防水性が優れていても、こうネジ外れされると性能そのものを疑ってしまう。
他のサイドバッグといえば信頼できそうなのはモンベル製くらいなので、いっそのこと最初からモンベルのサイドバッグを買っていたほうがよかったかもしれない。。。(笑)