GoPro・Sony X3000など大手メーカーを中心に「アクションカメラ」が大流行中ですが、どれも3〜5万円以上と高価!そんななか、Amazonを中心にコスパの良い中国製の機種も人気です。
中国製アクションカメラは価格・性能もピンキリで、なかには価格が安いだけで性能面で大きく劣るカメラもありますが、今回購入した「MUSON MC2」はコスパが良く高性能と好評!
今回は、中国製アクションカメラの「MUSON MC2」の開封&フィールド使用レビューをお届けしたいと思います。
MUSON MC2の詳細スペック
製品名 | MUSON MC2 |
解像度 | 4K 24fps/2K 30fps/1080P 60fps/1080P 30fps |
ディスプレイ | 2インチ |
画角 | 最大170度広角 |
バッテリー容量 | 1050mAh |
手ぶれ補正機能 | なし |
タフ機能 | ケース付30m防水(最大30分) |
MUSON MC2は、1万円以下の価格で購入できるにも関わらず「4K撮影」に対応していることが最大のウリ。最近では価格の安いカメラで対応している機種が増えているものの、魅力的。
ただ詳細スペックを見ると「4K 24fps」までの撮影にしか対応しておらず、カクカクの映像になってしまいます。対応SDカードも32GBまでなので、あくまで「オマケ」程度であることがわかります。
他にも優れた点はあるので、4K撮影用のカメラとして購入するのはおすすめしません。手軽に購入できるアクションカメラとしては、性能は劣るもののコスパが高いのでおすすめできます。
MUSON MC2の開封レビュー
パッケージ内容と付属品
MUSON MC2のパッケージを開けると、カメラ本体と各種マウントなどが全て最初から専用ケースに収まっていました。少し大きめとはいえ、持ち運びに優れるのでグッド!
- ①アクションカメラ本体
- ②専用防水ケース
- ③リモコン
- ④本体ケース(防水ケースなしで三脚に取付可)
- ⑤交換用バッテリー×2&充電器
- ⑥専用充電器
- ⑦取扱説明書
- ⑧防水ケース交換用のフタ
- ⑨リモコン交換電池
- ⑩拭き取りクロス&結束バンド
- ⑪ストラップ
- ⑫固定バンド
- ⑬microUSBケーブル
- ⑭ヘルメットマウント
- ⑮各種マウント類
アクションカメラ本体と全てのオプション品がこちら。本体に加え、交換用バッテリー・充電器・リモコン・マウント等が最初からセットになっていることが中国系カメラの優れた点ですね!
GoProなど大手製品だと全てオプション品を自分で揃えないといけないので、それだけでも高額になります。最初からセットにしてくれていると、ユーザーからしても助かります。
[aside type=”warning”]唯一、交換用バッテリーの一つが絶縁シートもなく最初から本体に挿入されていたのが気になりました。中国クオリティといえばそれまでですが、多少は劣化しているものと思われます。[/aside]
本体の使用感・仕様
こちらが本体ですが、持った第一印象は「とにかく軽い!」。GoProと比較すると、ケースなし・バッテリーありで117gに対し、MUSONは同条件で58gしかありませんでした。
機能差が大きいことが理由だと思いますが、取り回しのは非常に便利。ただ、「本来あるべきものがない軽さ」のようなものも感じましたね。(笑)
防水ケースに銀色のボタンが付いている理由は、ケースの上からでも操作可能にしているため。GoProと違って「ケース内ではボイスコントロール・スマホ以外では操作不可」ということがありません。
防水ケースから取り出したところ。本体前面にはレンズと電源ボタンがあります。
本体が超軽量という理由もありますが、全体的にコンパクトで手のひらに収まるサイズのため、想像している以上に小さく感じますね。
操作画面。タッチパネルではないため、本体のボタンを押して操作します。設定項目も少なく、慣れればサクサクと設定できます。
GoProは設定画面は機能豊富&タッチパネルなぶん少し複雑なので、こちらのほうが簡単に感じました。
GoPro HERO5とのサイズ比較。ケースなしだとほぼ同じ大きさで、やや GoProのほうが大きい程度の差しかありません。
MUSON MC2の防水ケースにはGoPro用のマウントが取り付けられているので、全て流用して使うことが可能!GoProの二代目として購入した人、これから購入する人も使いまわせるのは嬉しい点。
純正・互換ともに多種多様なマウントがあるので、あらゆる撮影方法を試すことができます。もちろん、本体と一緒にセットになっていたマウントをGoPro側で使用することも可能!
カメラのボタン位置・操作方法
カメラのボタン位置はこんな感じ。本体左側面にボタンが1つ、左側面にスピーカーが1つ設置されています。ボタン量も少なく、シンプルなので操作に困ることは特になし。
マイクの精度は他のカメラ同様に悪いので、必要に応じて外部マイクを取り付けるといいでしょう。
スマホへの接続方法
MUSON MC2では、GoProと同様に専用アプリと通してスマホと接続し各種設定や録画開始を行うことができます!方法は簡単で、まずは「MUSON」アプリをインストール。(iOS・Android両対応)
カメラ側で起動後、「本体右側面の上ボタン2回タップ」でWifi接続画面を開き、スマホ側で本体にWifi接続(ディスプレイに表示されているパスワード入力)すれば完了です。
アプリ画面では、MUSON MC2の録画開始やビデオ・静止画それぞれの設定が可能です。詳しい設定までできるので、スマホに接続してしまえば本体側で設定を行う必要はなし!
MUSON MC2のフィールド使用レビュー
MUSON MC2で実際に撮影した映像を見てみましたが、同条件で撮影したGoProと比べると全体的に暗く、手ブレ補正もないので歩きながら撮影するのはNG。
ただ動画としては全く問題なく、野外の明るいシチュエーションだと十分見れる映像になります!美しい映像にはなりませんが、動画編集ソフトでコントラストを弄ることで、多少マシになります。
GoPro・Sony X3000のような美しい映像になれた人が使用すると、ガッカリするかもしれません。ただそもそも予算で4倍以上の差があるので、十分納得できる性能差です。
暗所での撮影には全く向きませんが、アクションカメラ本来の用途として野外で撮影する目的ならそれなりに使えます。
唯一注意しなければならない点は、「防水ケース」が標準でセットになっていますが、防水性能が低く最大30mで30分程度しか持ちません。通常用途ならともかく、ダイビングには心もとないです。
本格利用をするなら、素直にGoProと専用ケースを購入しましょう。水遊ぶ程度の利用であれば浸水することもないので、安心して使用できます。
カメラの性能は、ハッキリ言って最新スマホのほうが良いです。素人でも映像にこだわり人は、素直に大手メーカーのアクションカメラを購入してください。
実際に使ってみた結論としては、「スペック上は優れるが、GoProの映像には遠く及ばない。ただ明るい環境で撮影するなら十分見れる映像になるので、アクションカメラを試してみたい!という人には十分おすすめできる」と感じました。
それほど簡単に高価なカメラを購入できない人も多いと思うので、予算がない!でもアクションカムは欲しい!という人はぜひ手にとってみてください。
おわりに
というわけで、中国製アクションカメラの「MUSON MC2の開封&フィールド使用レビュー」をお届けしました!
中国製アクションカムのなかでは特に信頼できる部類なので、一度気軽に購入して、必要に応じてGoProなどを買い足す方法が最もおすすめですね。
サブカメラとしては十分な性能を備えているので、今後はGoProが破損した際のサブとして常に持ち運ぼうと思います。
▼GoProカメラの中でも特におすすめの機種紹介は下記にまとめています。
【2022年最新版】GoPro(ゴープロ)の選び方とおすすめ機種ランキング!機能・価格・特徴を徹底比較