小学校低学年頃からずっと釣りをしていた自分は、「魚」というものが大好きだった。
和歌山県の那智勝浦町はマグロの一本釣り漁獲高が日本一ということで有名だけど、絶対一度は行ってやろうと思っていました。
そして!今回日本一周の途中で勝浦港に訪れることができ、日本三大朝市である「勝浦朝市」のセリも間近で見ることができた!ということで、当日のレポートを書いてみたいと思います。
勝浦朝市の営業時間とアクセス
というわけで、早速行ってみましょー。
勝浦朝市は「6:00〜11:00」の間で営業しているんですが、ネットで調べた情報によると7時に訪れてもセリに間に合うようだったので、7時頃向かうことにしました。
勝浦朝市が行われている「勝浦港」へは、JR勝浦駅から徒歩数分で訪れることができます。近くていいね。
勝浦駅前の商店街。勝浦町は人口17,000人程度なのだけど、最盛期の昭和60年から年々人口が減少しており、休日以外はこんな状態。
逆に休日は観光客が殺到するので、あえて平日に行くのが一番いいと思います。
大量のマグロが並べられている「勝浦朝市」
そして!いよいよ「勝浦朝市」が行われている勝浦港に到着。時間が少し遅かったので、すっかり明るくなってしまった。
ちなみに、勝浦港のすぐそばには広めの足湯があって、朝の6時から営業しているので、早めに来て温まっておくのもいいかもしれない。
それでは!いざ、勝浦朝市に足を踏み入れてみる!
おぉぉぉ!大量のマグロ!!!ちょうどセリの真っ只中だった!!!
ちょうど今朝、捕らえられた新鮮なマグロたち。マグロには恐らく価格を表示していると思われる紙と、購入者の名前が書かれている紙2枚が貼られている。
バッサバッサと頭を切り落とされるマグロたち。こちらはもう競り落とされている個体かな?
おおっ!!!赤いマグr・・・なんだこいつ。
今まで見たことのない見た目と色。一瞬「赤いマンボウだ!」と思って調べたんだけど、マジで「アカマンボウ」という種類らしい。ええええwww
調べていたら、こんな記事も発見した。面白すぎw
市場の中を邪魔にならないように歩いていると、なんと巨大なカジキも発見!
角も合わせたら、身長173cmの自分を優に超えるようなサイズも。丸太のように大量に転がっているカジキたち。
ちなみに今更ですが、勝浦朝市は1F部分ではなく2Fで見学するのが通例となっている。が、観光客が少ない場合、1F部分で見学していても特に問題ないよう。
魚をつついたり、関係者の方の行く手を遮るような行為をしなければ大丈夫じゃないかと。(笑)
角と尾びれを切り落としてなかったら、2mくらいいくんじゃないかぁ・・・っていうサイズ。迫力がすごい。
そして、この場所では定番らしい「シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)」の姿も。頭がないのは、放っておくと噛み付くことがあるかららしい。お、おそろしい・・・。
このサメ、美味しいんだろうかね。一度食べてみたいなぁ。
こちらもサメ。シュモクザメではない・・・のか?種類が全くわからない。
こうやって見ると、すごい迫力だよね。全部で一体いくらくらいするんだろう。
ただこれらのマグロが全国に出荷されていくことを考えると、少ないような気もしてくるね。
セリの方法とか
さて、もちろんこの「勝浦朝市」はマグロの展示祭をやっているわけではないので、写真撮影をしているうちにもセリが進んでいきます。
真ん中にある机に「入札台」のようなものが設置されていて、売り子の方が魚種と現在の価格を告げたあと、次々に紙に値段を書いたものが入札されていく。
進行が早すぎて、一般人にはあまり理解できたものではないんですが、しばらく隅の方で見守ってみた。が、やっぱり全然わからないw
買い手の方は、専用の鉤爪がついた棒のようなものでマグロの尾を持ち上げたり、身の弾力を確かめたり、エラに引っ掛けて中をちらっと見たりして鮮度を確認しているよう。
本当に一瞬の作業なんだけど、あれでもプロはわかるんですねー。
ちなみにマグロは尾に切れ込みを入れておき、その身の状態を見ると鮮度がわかるようです。ほえー。
こちらがボケーっとしている間にも次々に競り落とされているようだけど、どこからどこまでが競り落とされたものなのか、どの辺りまで進行しているのか、全く持って不明。
ちなみにそんな無知な方のために、1000円を払えば漁協の方が解説しながら回ってくれるそうなので、お金を持っている方はぜひに〜。
専用の道具を使って、漁港内を引きずられていくマグロたち。ちょっと可愛いと思ってしまった・・・w
どうなっているのか全くわからないので、とりあえずボケーッと見ることにする。うーむ。。。
新鮮なマグロは黒ダイヤのように美しい
とはいえ、やっぱり全くわからないものをジーッと見つめてもあれなので、別の場所に移動することにする。
勝浦港では2箇所でセリが行なわれている。あまり距離もなく、隣接しているのでそちらに移動する。
床に並べられる、大量のマグロたち。身に光が反射して、美しく輝いている。以前「新鮮なマグロは黒ダイヤのように美しい」とかいうフレーズを耳にしたことがあったけど、本当にこれだと思った。
間近で見ても、非常に美しい。もちろんこれらのマグロは相当なお値段がすると思うので、貧乏旅人には手も足も出ないです。僕はイワシでいいやw
勝浦朝市の見学。特に漁港の方と話したわけではなかったが、見ているだけで楽しかった・・・!
勝浦朝市自体は毎週土曜日を除きほぼ毎日やっているようなので、ぜひ見学してみてください。観光客が異常に少ない冬場の平日が特におすすめ。季節な条件によって水揚げされる魚も変わってくると思うので、夏頃にもう一度訪れたいですね!
というわけで、以上「日本三大朝市の勝浦朝市を見学してみた」でした。それでは!
勝浦朝市の概要とアクセス
- アクセス:JR勝浦駅より徒歩10分
- 駐車場:墨名市営駐車場(6:30~22:00) 出水市営駐車場(6:30~20:00)
- 開催場所:毎月1日~15日は 下本町朝市通り/毎月16日~月末までは 仲本町朝市通り
- 営業時間:6:00~11:00(天候によって変動あり)
- 定休日:毎週水曜日1月1日
- トイレ:あり