4ヶ月間にわたる東南アジア周遊旅行をついにスタート!まず乗り継ぎのためにタイ・バンコクへと渡り、第1の都市「ベトナム・ホーチミン」を旅行することに。
ホーチミンはベトナムの首都ではないものの経済の要となっている都市であり、「社会主義国」とは名ばかりで経済的に発達していて、高層ビルもちらほら。
他の東南アジアと比べても物価が安く、飯は美味いわ、歴史的な観光スポットはたくさんあるわ、女性は可愛いわ(笑)・・・で素晴らしい旅を堪能できました。
- ホーチミンの基礎情報
- ホーチミンで訪れて本当によかった観光地
- ベトナム料理って本当に美味しいの?ホーチミンで訪れた飲食店
- 5泊6日のホーチミン旅行でかかった費用一覧
今回は、5泊6日のホーチミン旅行の基礎知識・訪れてよかった観光地・飲食店・かかった予算を中心に解説していきたいと思います!
ベトナム・ホーチミンの基礎情報・歴史など
「ホーチミン」という名はベトナム南北統一運動の指揮者「ホー・チ・ミン」氏から来ているだけあって、ベトナム戦争のイメージが大変強い都市です。
北都のハノイ・共産主義側に対し、南都のホーチミン(元:サイゴン市)は自由主義側(アメリカ側)の傀儡政権として数多くの軍勢をひきいて戦っていました。
市内にあるベトナム戦争資料館では、米軍が無差別に民間人を虐殺していたこと、枯葉剤を使用して奇形児が大量発生してしまったこと・・・など悲惨な歴史を学ぶことが可能。
▼ベトナム戦争の歴史については「ベトナム戦争の歴史がよくわかる!超参考になるおすすめ本・書籍まとめ」でまとめています。
ベトナム戦争の歴史がよくわかる!超参考になるおすすめ本・書籍まとめ
ベトナムは長く続く内戦、第一次・第二次世界対戦、インドシナ戦争、ベトナム戦争とひたすら戦争で歴史がかき乱されてきた国なので、学んで損はないですね。
他にベトナム戦争以前はフランスの植民地支配を受けていたので、フランス式の建築物が市内に数多く点在しています。インスタ映えする教会なんかもいっぱいあります!
それでは、実際に訪れた観光スポットのなかから「本当に訪れてよかった!」と思った観光地を順番に紹介していきたいと思います!
ホーチミンで訪れて本当によかった観光地
ベトナム戦争証跡博物館
ベトナム・ホーチミンへ来たら、絶対に訪れたかったのが「ベトナム戦争証跡博物館」。ホーチミンで数多くの観光地を回りましたが、満足度No.1の場所です。
とにかく資料の量が莫大で、実際に使われた武器、両側陣営から見た戦争の形、枯葉剤等による自然破壊・奇形児の誕生など徹底的に学ぶことが可能。
入場料はたったの4万VND(200円)で、じっくり見るなら軽く3時間以上かかります。(笑)
戦争の背景だけなら本でも学べますが、戦争中に撮影された写真が大量に展示されていて、インパクトのあるものばかり!耐性の無い方は見ないほうがいいかも。
ホルマリン漬けにされた奇形胎児の遺体などもあり・・・容赦なく戦争の悲惨さを叩きつけられます。食事の前後は避けたほうがいいでしょう。
基本的に英語の展示のみですが、建物の3Fにはベトナム戦争中に活躍した「沢田教一、石川文洋、中村梧郎」氏らの写真が展示されており、日本語での解説も!
名称 | ベトナム戦争証跡博物館 |
住所 | 28 Võ Văn Tần, Phường 6, Quận 3, Hồ Chí Minh 700000 |
アクセス | 市内中心部から徒歩15分ほど |
▼博物館を実際に見学した様子は「【ホーチミン】ベトナム戦争証跡博物館で「戦争とはなにか?」を学んできた【アクセス情報・営業時間・入場料・内部の様子】」にまとめています。
【ホーチミン】ベトナム戦争証跡博物館で「戦争とはなにか?」を学んできた【アクセス情報・営業時間・入場料・内部の様子】
統一会堂
かつての南ベトナム大統領官邸であり、1975年4月30日に北ベトナム軍の戦車によって正面の門を破壊、無血入場したことで南北統一を果たした象徴的な建造物。
フランス統治時代に建てられたようで、内装は非常に豪華!内部には庭園やシアタールームまで完備されており、それはそれは贅沢な生活をしたことが伺えます。
統一会堂へ観光する際は、南北統一までの数日をサイゴン(ホーチミン)で過ごした著者による『サイゴンのいちばん長い日』を読むとリアリティを持って観察できます。
名称 | 統一会堂 |
住所 | 135 Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Phường Bến Thành, Quận 1, Hồ Chí Minh 700000 |
アクセス | 市内中心部から徒歩10分ほど |
ホーチミン人民委員会庁舎
ホーチミンっぽい写真を撮影したければ、ぜひ「ホーチミン人民委員会庁舎」へ!市庁舎として使われているフラン式の建物で、目の前にはホーチミン像も。
建物や像も素敵ですが、個人的には人民委員会庁舎前から海まで続く広大な通りが気に入りました。通り沿いにはベンチや個人経営のカフェなどもあるので、まったり歩き周りたい方はぜひ。
名称 | ホーチミン人民委員会庁舎 |
住所 | Số 86 Lê Thánh Tôn, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh 710212 |
アクセス | 市内中心部から徒歩10分ほど |
サイゴン大教会
19世紀末のフランス統治時代に建てられた教会で、時間帯によっては内部見学も可能なのだとか!しかし自分が訪れたタイミングでは改修中で、中に入れませんでした。
教会周辺を歩いているとき、たまたまウエディングドレスに身を包んだ新郎新婦を発見!運が良ければ写真撮影に混ぜてもらえるかもしれませんw
名称 | サイゴン大教会 |
住所 | 01 Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, Quận 1 Hồ Chí Minh, |
アクセス | 市内中心部から徒歩20分ほど |
サイゴン中央郵便局
サイゴン大教会の真横にある、巨大なフランス形式の建造物が「サイゴン中央郵便局」。正式な業務は現在でも行われており、観光客が大量に訪れるためお土産販売なども。
建物内部の電話ボックス内部にはATMも設置されていて、機能的な作りになっています。内装が非常に豪華なので、一見の価値あり!
名称 | サイゴン中央郵便局 |
住所 | Số 125 Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh 710009 |
アクセス | 市内中心部から徒歩20分ほど |
レタントン通り
ホーチミンのバックパッカー街と言われる「レタントン通り」。夜間になるとあちこちのバーからEDMが流れ、白人が集まって酒を食らっています。
カオサン通りに比べると規模も小さいし、物価も安くないのであえて来る意味があるか?は微妙ですが、「ベトナムも経済的に盛り上がっているんだなぁ」という雰囲気は味わえます。
英語はもちろん、店によっては日本語が伝わるお店もあるので、ホーチミンに慣れないうちは何度か通って食事をしていましたw
名称 | レタントン通り |
住所 | 241 Phạm Ngũ Lão, Phường Phạm Ngũ Lão, Quận 1, Hồ Chí Minh, |
アクセス | 市内中心部から徒歩20分ほど |
ティエンハウ寺(チョロン)
「海外で現地人に日本語で話しかけられたら逃げろ」は定説になってるけど、ホーチミンの街中で日本語ペラペラすぎるおっちゃんが「私はボッタクリじゃない、1時間900円でガイドしてやるよ」と話しかけてきたので、関心してついて行ってしまった(笑) pic.twitter.com/k2BRmib11i
— ヨネスケ | 東南アジア旅行なう (@yonesukez) August 11, 2018
ホーチミン市内を歩いているとき、突然日本語ペラペラのおっちゃんに話しかけられて「バイクでチョロン(中国人街)を案内してやるよ!」と言われ、ついて行くことにw
海外で日本語を使って話しかけてくる連中はロクでもない輩ばかりなので無視するんですが、「私ボッタクリしない!」を連発されたので、支払う金額を約束して乗せてもらいました。
チョロンは中心街からバイクでも20分程度かかるので、「Grabバイク」など何かしらの手段を使って移動する必要があります。
チョロンを案内してもらったなかで、一番印象に残ったのが「ティエンハウ寺(天后宮)」。19世紀末に建てられた、歴史のある中国風のお寺です。
ベトナム人の8割は仏教徒であり、常に多くの人が参拝に訪れています。なおチョロンは中国人街とは言いながらも、実際に住んでいるのはほとんどベトナム人だそうです。
内部では大量の線香に加え、蚊取り線香のような形状の「螺旋線香」に火を取り付けて天井部分に吊り下げる、と日本では見ないような方法で参拝を行っていました。
観光客も一定数いたものの、8割以上が地元の人たちなので「あまり観光地化されていない」雰囲気を楽しむことができましたねー!
名称 | ティエンハウ寺 |
住所 | 710 Nguyễn Trãi, Phường 11, Quận 5, Hồ Chí Minh, |
アクセス | 市内中心部からバイクで20分ほど |
ベトナム料理は本当に美味しい!?ホーチミンで訪れた飲食店
世界一周した旅人に話を聞くと、「各国を回ったなかでも、五本の指に入るぐらいベトナム料理が美味かった」という話を良く聞きます。
日本人の口に合うシンプルな味付けの料理が多く、どのお店にいってもクオリティは抜群なのだとか!食に興味のない自分でも「これは行かねば!」と思って、色々回ってみることに。
今回はあまり時間がなかったので、外国人にも愛される定番の料理店を中心に回りました。
ファーホアパスター
代表的なベトナム料理といえば、米粉を使った麺と牛肉を組み合わせた「フォー」ですよね。フォーを提供する店は各地にありますが、特に人気なのが「フォーホアパスター」。
15時頃に訪れたにも関わらず、外国人・地元民がちらほらいました。良くわからないまま、レア状態の牛肉とフォーが入った料理を注文!
価格は300円前後と高めだったものの、日本人好みの味で非常に美味い!店内に堂々と野良犬が入ってくるなど、有名店ながらローカル感を味わえる点も評価したい(笑)
名称 | フォーホアパスター |
住所 | 260C Pasteur, Phường 8, Quận 3, Hồ Chí Minh, |
アクセス | 市内中心部から徒歩20分ほど |
フォー24
フォーホアパスターに比べると、完全に外国人をターゲットにした「フォー24」。お客さんの大半は外国人で、なかには日本人の姿も。
味付けに関しては、こちらもシンプルで美味しい!オプションで注文できる食べ物も多く、フォー+春巻き+アイスコーヒーと注文しても500円もしなかったので、コスパもグッド。
内装はカジュアルで入店しやすく、アクセスも抜群のいいので「ホーチミンに到着直後で、とりあえず腹減ったからフォーを食っとくか」という用途におすすめ。
名称 | フォー24 |
住所 | 85 Đồng Khởi, phường Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh, 700000 |
アクセス | 市内中心部から徒歩5分ほど |
ホーチミン市内のコンビニ飯
ベトナムのファミリーマートで遅めの食事。おにぎりは一個70円前後、ジュースは100円とかで買えます。
そしてボッタクリのイメージが強いベトナムだけど、あくまで観光客に近寄ってくる一部の連中だけで、大半の人は誠実に対応してくれるイメージ。店員さんも優しい人が多い〜。 pic.twitter.com/ySmeXjn52z
— ヨネスケ | 8/7〜東南アジア旅行 (@yonesukez) 2018年8月12日
ホーチミン市内にはファミリーマートなどを中心にコンビニが多数あり、弁当・おにぎりがなかなか美味しく安いので、サクッと食事を済ませたいときに役立ちました。
外食費用も安いのであえて利用する必要はないものの、「深夜に少し小腹がすいたので、軽く食べたい」というときに役立ちました。
5泊6日のホーチミン旅行で使用した全予算一覧
項目 | 金額 |
交通費 | 9,576円 |
宿泊費 | 14,199円 |
食事・カフェ代 | 3,919円 |
観光費用 | 3,967円 |
通信費 | 1,195円 |
合計 | 32,856円 |
5泊6日のホーチミン旅行で使用した予算は以上の通り!
- 無駄な出費は抑えるが、節約は意識しない
- ホテルは基本個室(節約より体力回復・PC作業の快適度を優先したい)
- 東南アジア周遊中なので、旅券はバンコクからの片道切符
大前提として上記のようなポリシー&条件があるため、節約したい人&日本〜ホーチミンの往復旅行者には役立たない可能性が高いですが、念のため掲載しました。
ベトナムは物価が安いとはいえ、ホーチミンはやや高めな印象。個室のホテルはだいたい1泊2千円以上する(ドミトリーは700円前後)し、食費も最低1食300円程度は必要。
とはいえ、同じ生活水準で日本の都市部を旅行するとなると1日1万円以上かかります。ドミトリー&ローカル食を中心にすれば1日2,000円以下の生活も可能な雰囲気でした。
[aside type=”normal”]日本→ホーチミンへの直行便はあるものの、LCCを使っても往復6万円以上します。バンコクを経由すれば往復3万円程度に抑えられるため、経由便の利用がおすすめ!最安の航空券はこちらから検索できます。[/aside]
おわりに
というわけで、今回は4ヶ月の東南アジア旅行中に「5泊6日でホーチミンへ訪れたので、楽しめた観光スポット、飲食店、かかった全予算」をまとめてみました。
個人的にホーチミンにはあまり期待をしておらず、やはりベトナムへ行くなら世界遺産登録されたフエか、首都のハノイか・・・と思っていました。
しかし、街ナカを歩くと想像以上の熱気(主にバイクの喧騒)に驚きましたし、日本のODA(政府支援)で進められている工事を間近で見ることができて、ベトナムの盛り上がりを実感できてよかった!
引き続きベトナム旅行、および東南アジア旅行を続けていくので、よければそちらの情報も合わせてチェックしてみてください\(^o^)/