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[画像40枚]森林に眠る巨大遺跡「ベンメリア」で廃墟めぐりを楽しむ!【アクセス・所要時間・ツアー情報】

 

世界遺産・アンコールワットへ訪れる人は多くいますが、魅力的な遺跡は他にも存在します!特に日本人に大人気なのが、森林に眠る巨大遺跡「ベンメリア」

アンコール遺跡群のなかでも非常に有名で、その造形から「天空の遺跡・ラピュタのモデルになったのでは!?」と噂されています。

シェムリアップ市街から片道1.5時間程度と郊外に存在しますが、アンコールワットでは味わえない神秘的な光景を楽しみたいなら、訪れる価値はあります。

  1. ベンメリア遺跡のツアー情報・アクセス方法
  2. ベンメリア遺跡を回る所要時間
  3. 絶景を求めて!ベンメリア遺跡探検記

今回は、ゲストハウスのツアーを利用して「森林に潜む巨大遺跡・ベンメリア」へと足を運んできたので、アクセス・所要時間・探検記をお届けします!

 

ベンメリア遺跡のツアー情報・アクセス方法

名称 ベンメリア遺跡
住所 9MRJ+J3 Kantuot
営業時間 7:00〜17:30
入場料金 5$
アクセス シェムリアップ市街から片道1.5時間

 

ベンメリア遺跡はアンコールワット遺跡群から50km程度離れており、片道1.5時間程度かかるためトゥクトゥクを手配してのツアー参加が必須です!

バンティスレイ遺跡等も同時に回ることができ、ベンメリア単体なら30ドル前後、他の遺跡を組み合わせると50ドル前後の料金が必要。

ツアー手配はネットからも行えますが、自身は日本人宿で同行者を募集して向かいました。移動だけなら、この方法が最も安く費用を抑えられるかと。

[aside type=”normal”]同じ中距離遺跡群に「クバール・スピアン」「プノン・クーレン」など魅力的な山岳遺跡も存在しますが、道中が険しく集団で訪れる場合は車の手配が必要だと言われました。周辺の遺跡も一気に見て回りたいなら、多少お金が掛かっても車(バン)を用意したほうがいいでしょう。[/aside]

 

プレアヴィヒア寺院を回る所要時間:約半日程度

往復のアクセスで3時間前後必要なのと、ベンメリア自体が巨大なため観光にも2〜3時間は取りたいところ。半日予定を見ておけば間違いないでしょう。

午前6時頃に出発して、午前中に観光〜昼食を済ませてしまえば午後2時頃には帰宅できるかと思います。周辺の遺跡も見て回るなら、1日観光コースになります。

ベンメリアは中距離遺跡群のなかでも中途半端な位置にあるし、同方向に魅力的な遺跡が2〜3個存在するので、一緒に見て回るツアーのほうがおすすめです。

 

巨大遺跡で廃墟巡り!シェムリアップからベンメリア遺跡への探検記【片道1.5時間】

 

それでは、森林に眠る巨大遺跡「ベンメリア」を目指してレッツゴー!この日は早朝6時頃にゲストハウスで集合し、同行者3人を連れていざ出発。

最初に同じ中距離遺跡群である「クバール・スピアン」をまわり、再び1時間半程度かけてベンメリア遺跡へ。シェムリアップ市街からも同程度の時間がかかります。

 

 

ベンメリア遺跡群へ向かう、途中の光景。シェムリアップから片道4時間程度かかる「プレアヴィヒア」へ訪れたときも思ったけど、道中の景色を眺めるのも楽しい!

特にトゥクトゥクだと、窓ごしではなく直接景観を眺められるので、楽しさが倍増します。ただしひったくりなど盗難にはご注意を。

 

 

トゥクトゥクで1時間半程度走ったあと、ベンメリアのチケットセンターに到着!まずはこちらで入場券を購入します。大人1人5ドルと安め。

アンコールワット遺跡群を回るときに購入した「共通券」とはチケットが別で、別途購入しなければいけない点だけ注意です!

 

 

チケットカウンターから少し移動し、いよいよベンメリア遺跡の中心部へ!長い参道を通って遺跡へと向かいます。

 

 

ベンメリア遺跡の建造は11〜12世紀頃で、アンコールワット遺跡群の「タ・プローム」と同様に熱帯雨林に存在するため、遺跡が樹木に侵食されています。

開けた場所にある遺跡だと、8〜9世紀頃の建設でも原型を留めていることも多いですが、ベンメリアは自然の影響で倒壊&劣化が激しいですね。

 

 

遺跡の周囲は倒壊が激しく、侵入できないようになってました。自然と一体化した様子がすげー神秘的。

 

 

途中の順路に放置された、半分崩壊したナーガ像。悲しい・・・。

 

 

遺跡に隠されたデバダー(女神)像。

他の遺跡では容易に見られるけど、ベンメリアは倒壊の影響で探すのが結構大変なので・・・「こんなところにいたのか!」と発見する楽しみも味わえますな。

 

 

順路を進んでいると、遺跡の内部(第二回路)へ進入できるルートを発見しました!てっきり倒壊で入れないと思っていただけに、感動もひとしお。

 

 

「え!?そんなところを進んでいくの!?」というルートを進んで、さらに遺跡の内部へ。他の観光客の動きを見ておかないと、どこを歩いていいのか迷ってしまいそう。

 

 

狭い洞窟をくぐって、第一回路へ。途中の階段は狭すぎて、一方通行状態になってました。

 

 

遺跡の内部は崩壊が激しく、とてもじゃないが歩いて進めないため「木道」が設置されています!本来なら見ることができなかった角度で、遺跡を眺められますね。

 

 

遺跡の中心部、第一回路にそびえる大きな木とバラバラになった石のかたまり。もはや原型を留めておらず、瓦礫の山になってます。

自然のなかに人工物を作ると、これだけのスピードで廃墟と化すいい例なのかもしれませんね。自然の脅威、おそるべし。

 

 

木道は平坦に設置されているわけではなく、何度も上下移動を繰り返すのでアドベンチャー的な楽しみもあります。

あえてブログには掲載しませんが、生態系も豊かで超巨大なカタツムリ、大量のアリなんかも発見できました。虫が好きな人はぜひw

 

 

今は進入不可となった遺跡の回路。廃墟好きとしては見るだけでドキドキする光景です。

 

 

アンコールワットと比べると敷地面積はそれほど大きくないものの、結局2時間ほどまるっと滞在してしまいました!いやー、楽しかった。

ちなみに「中国人はアンコールワットへ、日本人はベンメリアへ」と言われるぐらい日本人にも人気のスポットで、すれ違った団体の半分程度は日本人でしたねw

 

 

ベンメリアの帰りに、特に目立ったレリーフを発見したので撮影。

こちらはインドの大長編叙事詩「ラーマーヤナ」にて、ラーヴァナに連れ去られたシータ姫が自らの貞操を証明するために、火のなかに体を投げるシーンだそう。

 

 

トゥクトゥクのもとへ戻ろうと参道を歩いていたら、ぶっといツタに捕まって遊ぶ少女を発見。この辺には本場のターザンもいるんやろうなぁ・・・(適当

 

【番外編】ベンメリア1日探訪記

 

これでベンメリアの訪問は終了ですが、ちょうどお昼を過ぎていたので食事をいただくことに。せっかく遠くまで来たんだから、楽しんでいきましょう!

 

 

ツアーあるある、安い地元の料理店じゃなくて1食7ドル以上する高いレストランに連れていかれるパターン。きっとマージンか何かをもらっているのでしょう。

せっかくなら現地のクメール料理をいただこうと、カレー風味っぽいスープをいただきました。美味しい。

 

 

同行者と3人、向かい合わせで狭そうにトゥクトゥクへ乗っていたら、「ヘイ!せっかくなら前に乗ってみろよ!」と椅子を折り畳み、スペシャルシートへの着席を促す運転手

一切セーフティーがない状態なので、万が一事故ったら終わりだけど、風を正面に受けながら素晴らしい景色を堪能できました。楽しすぎ。

 

 

トゥクトゥクで何もない田舎道を走っていると、道端にアヒルの丸焼きらしきものを売ってる屋台を発見し、「せっかくなら食べてみましょうよ!」と降りる一同。

こちらはアヒルではなく、若鶏を捌いてそのまま売ってるようです。1匹7ドル。当たり前だけど、めちゃくちゃ美味かった。

 

 

若鶏だけじゃなくて、地元で穫れる魚やカエルの肉詰めなんかも売ってました。トゥクトゥクを貸し切って遠出すると、こういう楽しみも味わえるのが素敵ですな!

 

おわりに

というわけで、今回はシェムリアップから片道1時間半ほどかけて「森林に眠る巨大遺跡・ベンメリア」を探訪した旅行記をお届けしてみました!

アンコールワット遺跡群についで定番の観光地になっていますが、絶景を味わえる「プレアヴィヒア」より気軽に訪れることができるので、時間がない方にもおすすめ。

他の中距離遺跡群もついでに回ることができるので、コスパも良し!遠出すると遺跡巡り以外にも色々楽しめるので、ぜひ!