昨日は四国歩き遍路をいよいよスタートし、高速大引バス停から第88番札所の大窪寺まで辿りついた。
本日は第88札所・大窪寺から第87番札所を目指して歩き始め、女体山を越えて高松方面を目指します。
それでは今日も行ってみましょう!
第88番札所・大窪寺よりスタート
おはようございます。今朝は大窪寺前のベンチにて、午前6時頃起床。
大窪寺には遍路用の休憩所が設置されてあるんですが、先客がいたのでやむなくこの場所で野宿をしました。
お寺の中で野宿をする人もいるので、恐らく大丈夫だと思います。たぶん。
早速朝飯を食べます。簡易的に済ませるため、持ってきたプリンと羊羹を食べて済まします。
予算のある方は大窪寺の周辺に食事処がありますが、自炊前提の方はあらかじめ食料を購入しておきましょう。
寝袋や着替えなどの荷物をまとめて、いざ大窪寺へ参拝しにいきます。
参拝をする前に、大窪寺周辺で遍路グッズを売ってあったので、納経帳やらロウソクやらを買い込みました。
ちなみに1番と88番札所は観光客がこれらの遍路グッズを買ってゆくので、大変潤っているといいます。(笑)これらのお店は大窪寺の営業前から店を開けていました。
もともと納経をする予定はなかったんですが、気分が変わったのでね。お寺の営業開始時刻、7時まで少し時間があったので待機します。
第88番札所・大窪寺に到着!
最初なので、遍路の作法がいまいちわからず早速お寺の方にお聞きしました。(笑)最初なら特別失礼に当たらないと思います。
まずロウソクを設置する場所、どの順番で線香に火をつけるのか、お経の順番はどうなのか。そもそも、どんなお経を読めばいいのか。
これらの情報は全てWEB上で情報収集をすれば見つかりますし、面倒な方は別途本を買うと情報がまとまっていて便利なのでオススメです。
自宅から持ってきた食料を食べると荷物が減ってゆく予定だったんですが、納経帳やら何やらを買い込んでしまったために逆に荷物が膨らんでしまいました。
納経まで済ませたので、この重くなった荷物を背負って次の場所を目指します。気が重いー!(笑)
女体山へ登頂する
大窪寺の門をくぐって、左手に女体山への登山ルートがあります。
この女体山を越えると、次の第87番札所にたどり着くことができます。
他に山を迂回してゆくルートもあるんですが、結局どちらも時間が変わらないそうなのと、せっかくなら女体山へ登ってみたかったのでこちらのルートを選びました。
ここを登っていくと山頂にたどり着くんですが、この険しい場所を15kg超あるザックを背負ってゆくのは、かなりキツかったです・・・。階段区間が一向に終わらない。
まだまだ登ります。一体、階段は何段あるのか。恐ろしい・・・。
途中にある高台休憩所。素晴らしい景色!ここで野宿をすれば最高に気持ちいいでしょうね。
まだまだ山道を登っていきます。一時的に平坦になれど、すぐに階段地獄が待っています。
ザックを背負ってのこの道は、慣れないうちは本当にキツイです。自信のない人はやめたほうがいいかもです。
一段一段、階段の段差が高くて登るのに苦労します。
まさかの途中で現れた行き止まり地点。
ちなみにこの場所は大窪寺の奥の院だったらしいです。女体山への階段から途中で分岐してここにたどり着くことが出来ます。
階段の分岐はこんな感じ。ちゃんと見ていないと迷いますねー。
そして、階段を登り切ったところで女体山山頂に到着!
結局、2時間近く掛かったのかな?標高が700m以上あるので、なかなか厳しかったです。チャレンジャーな人はぜひどうぞ。
女体山の山頂には休憩所があります。
周辺に水道はありませんが、水を持ってくればこの場所で野宿することもできます。ここで寝たら気持ちいいだろうな。
山頂には日誌が置いてあったので、行動記録を残しておきます。
さらに奥へ行くと、高松市内まで見渡せそうな、女体山から見える素晴らしい景色が広がっていました!
このためだけでも登ってきたかいがありましたね。素晴らしい。
女体山山頂からだと、かなり遠くまで見渡すことができますね。
お遍路交流サロンへ
さて、ここからいよいよ下りとなります。
ただ上りの時と違って、足元があまり整備されていないようです。
軽登山に使えそうな運動靴を履いているけど、それでも滑りそうでめっちゃ怖いです。脚疲労してるし。
しばらく山道を降り続け、ここでようやく休憩します。
ちなみにこの道は遍路道なので、道のあちこちにベンチが設置されています。素晴らしいですね。
ただ無茶な降り方をしたせいか、脚に相当負担がかかったらしく立っているだけで脚全体がプルプルして動けません・・・w
少し早めの昼飯&昼寝休憩にすることにします。
しばらく休憩して、いざ歩き遍路再開です!
まだ脚の疲労が残ってるけど、先ほどのプルプルはなくなりました。
ただ時間が押しているので、一気に行きます!
女体山を下山して遍路道を進んでゆくと、道の駅を発見!
ちょうど水がなくて喉がカラカラになっていたときだったので、水道で水分を補給しました。助かるー!
ちなみにですが、四国の道の駅は野宿禁止なことが多いようです。日本一周中はむしろ珍しいくらいだったんですが・・・一部、遍路の中でマナーが悪い人がいるのかもしれませんね。
そして、次に道の駅のほぼ正面にある「前山お遍路交流サロン」へとお邪魔します
名前の通りお遍路さんを接待してたり、情報提供をしている場所らしく、ありがたくお茶や菓子などをいただきました。
徒歩の遍路であれば、全て巡礼したあとに電話をすると「遍路証明書」が貰えるみたいです。順打ちならこの場所で貰えるようですが、逆打ちの場合は始めてばかりなので後ほど連絡を入れると、自宅へ送付してくれるようです。ありがたい!
これから遍路をされる方は、ぜひお邪魔しておきましょう。オススメです。
第87番札所・長尾寺へ
サロンへの滞在もそこそこにして、次なる目的地である第87番札所・長尾寺に向かいます。
色々と回るのはもちろん構わないんだけど、あんまりゆっくりしてるといつまでも辿りつけないのでね。
ある程度道を進むと、先ほどとは違い家の近所と景色が変わらなくなってきました。
自然環境もよいけど、騒がしくない住宅街も好きですねー。
そして、ようやく第87番札所・長尾寺に到着しました!
いやはや、ここまで随分と時間がかかってしまいましたな。
一通り巡礼を終えて入り口付近で休憩していると、おばちゃんたちに手招きされて休憩所のなかへ。無料でコーヒーやお茶が飲めるから寄って行けと。ありがたい!
遍路寺のなかには、無料でコーヒーやお茶が飲める機械を設置してある場所もあります。それらは基本的にお遍路さんへの接待として設置されていることが多いので、ありがたくいただきましょう。
「お兄ちゃん、歩きで回ってるんだね!」ときなこもちを頂いてしまいました。いただきます!
歩き遍路だから苦労したね、ということでお接待してくださったと思うのですが、歩き遍路自体はそれほど貴重ではなく、先ほどの遍路サロンにて今日だけで15人もの人が立ち寄ったという情報を得ました。
ちなみにこの時点で16時を回っていて、次の札所へは7kmくらいあるので到底17時には間に合いません。あらら・・・。
第67番札所・志度寺へ
急ぎ足で、次の札所周辺へ向かいます。とりあえず周辺で野宿すれば、朝一から活動できますからね。
道中、休憩用の遍路小屋がありました。遍路道を通っていれば、色々なタイプの小屋を見つけることが出来ます。
段々日が暮れてきた。脚は痛いけど、急がねば!!!
結局、野宿候補場所を探してたら真っ暗になっちゃいました。
幸いこの先にトイレがあるらしいので、そこにゆきます。
周囲が真っ暗になってから、ようやく第86番札所・志度寺に到着しました!
明日、朝一で参拝に来ます。
ようやく本日の目的地である、トイレスポットに到着。
志渡寺の裏手の駐車場近くにトイレが設置されてあるので、周辺で野宿される方はここで寝ることをオススメします。
一応屋根付きなので、よほど振り込んで来ないかぎりは大丈夫かと。
それでは皆様、おやすみなさい!
本日の走行ルート
※へんろ道を通っているので、実際のルートとは若干異なります。