昨日は日本一深い峡谷、黒部峡谷へ訪れ、難所・親不知へと踏み入った。
北陸地方は越えてしまったが、いよいよ北海道までの道が見えてきた。
今日は朝からトラブルに見舞われるものの、素晴らしい出会いを果たす。
日本一周自転車旅、20日目がスタート。
もう出発から20日目。びっくりだ!
昨日の記事:日本一深いV字峡谷、黒部峡谷をトロッコで回ってみた!【19日目】
朝はゆっくり進まないとね
ここ最近ずっとそうなのだけど、夜は完全に支度する前に寝落ちすることが多い。
それだけ体力を使っているし、疲れ果てているということ。
昨日も例外ではなく、他にやることを残して寝落ち。
今朝は、8時半に起床。
ずいぶんとまったりした旅ですね。
当然この時間になると、すでに色んな人が道の駅に訪れ、会話を交わしている。
朝は恒例の、モーニング紅茶だ。
親不知海水浴場を眺めながら、甘い紅茶をいただく。
糖分補給できるし、今日も1日走るか、といった気分になる。
この時間になると、すでにヒスイ目当ての人がちらほらと海岸を歩いている。
なかには、ベテランらしき人まで。
完全にレッドーオーシャンだ・・・。
どうでもいい小ネタなのだが、いつも紅茶はこちらの茶葉を使用している。
TWININGSというブランドで、1パック20円程度と中々高級なものだ。
もちろん自身で買ったわけではなく、親が仕事先で貰ってきたものを使っている。
日本一周中は食パンとかりんとうだけで持たせているが、
やはりいい紅茶を飲んでいると、これ以外の安物の茶葉は飲めなくなる。
貧乏人が良いものを口に入れると、すぐに舌が肥えるようだ。
イタドリ山菜クッキング
朝の支度が終わったら、次は昨日できなかった山菜の下処理に取り掛かる。
イタドリという山菜で、田舎であればどこでも生えている。
これから、散々お世話になりそうな山菜だ。
茎は非常に柔らかく、見ただけで美味しそうだとわかる。
虫もたくさん寄ってきており、特にアリが数匹引っ付いていることも多い。
早速、下処理を始めよう。
複雑な下処理は必要なく、皮を向いて茹で、水でアク抜きするだけ。
アクが強いので、2日ほど水に漬けておく必要があるらしい。
それが、唯一の難点かな。
山菜、取るのも楽しければ、下処理するのも異常に楽しいのだけど・・・。
水に漬けておかないといけないので、チャリダーには不向き。
それにしても、無駄に楽しい。早く農作業がしたい!
移動中はコッヘルに漬けておけないので、ジップロックに水を入れて、閉じておく。
なお、下処理に関しては、こちらのクックパッドのレシピを参考にしました。
そんなこんなで準備を進めていると、衝撃の事実が発覚。
なんと、再びオルトリーブバッグのネジ部分が破損・・・。
どんだけ潰れるんだ!
仕方ないので、この海岸でのヒスイ探しは諦め、ホームセンターに向かうことにする。
さーて、早速朝からトラブルが起きてしまったが、上越へ向けて出発しよう。
日本一周、20日目のスタート。
もう20日・・・早いね!
新潟県上越市へ
さて、いよいよ上越へ向かう。
上越から先へは進まずに、南下して山の方へ登ることにする。
そう、あの難所、幻の峠が待ち構えているのだ・・・。
まだ親不知が終わっていなかったので、早速通り抜ける。
それにしても、よくこんな場所に道を作ったよな。
未舗装路が出来る前、何人の人がここで命を落としてしまったのだろうか。
青海川。
主にヒスイは隣の姫川と、この青魚川から流れ着くらしい。
もうすぐお昼だが、ヒスイ採りのベテランっぽい夫婦を見かける。
混じりたいところだけれど、まず修理しなければ!
「地下道モグッ太郎」
ハハハ!面白すぎ!まじ受けるんだけどwww
なんて言うと思ったか?バカめ!
センスなし!やり直し!
そんなこんなで、ヒスイで有名な姫川へと到着。
上流部では採取禁止だが、海岸部では取り放題。
過去には100万円もするヒスイが、観光客に見つけられたらしい。
それから、一躍有名になったようだ。
しかし!こちらは重いミッションを抱えている。
ここでみすみす、欲望に流されるわけにはいかない。
まずは、なんとしてでもホームセンターに辿りつくのだ。
少しだけ迷ったものの、コメリホームセンターへと到着!
隣にはマックスバリュもあり、ついでに食料も買ってしまえる。
よしきた!とばかりにバッグの修理用ネジ、食料、その他自転車装備を購入。
早速出発しようと思ったが、作業したいことがあったので、腰を落ち着けPCを開く。
自転車で走っていると、「こうしたほうがいい」というアイデアが次々に浮かぶから困る。
8枚切食パンを食べながら、作業を終える。8枚切、自転車旅には最強だと思う。
無事バッグの修理が完了し、作業も終わったので、再び出発だ。
国道8号線を通っているのだけど、上越までは永遠と直線が続く。
最高だ!これこそ、まさに自転車の楽しみが活かされるというもの。
全力スプリントだー!(実際は、25km程度しか出ていない)
上越まで、あと少し。急げ!
そんなこんなで、直線をひたすら走っていると、いよいよ上越市に到着。
ついに・・・来たか!!!
ここが、幻の峠への入り口になるのだ。
たどり着けるのか・・・。
漁師町・能生の魅力
国道を走っていると、道の駅能生に到着する。
ただ水を補給するために立ち寄ったのだけど、この道の駅、なかなか面白そうだ。
せっかくなので、カメラを手に持って回ってみた。
外観だけ見ると、普通の道の駅だ。
ただ、やたらと人が多い。すでにGWに突入している人もいるので、当然だが。
能生の目玉、海鮮コーナーを見てみる。
この海鮮コーナーが非常に面白く、それぞれ船で漁獲した魚を、
別々に商品として発売している。
普通なら、効率を追求して集約型にするはずなんだけど。
店を回っていたら、おばちゃんに声をかけられ、カニの試食をいただく。
「一昨年ぐらいにも、同じような旅してる人がきたよ」とのこと。
ここで買っていけないのが残念だが、せめて情報発信はしておくよ!
なぜ、一部の道の駅は強力なのか?を考えていたのだけど、
最初は特産品が強力か否か、で決まると思っていた。
でもよく考えると、地域の特産品はあくまで武器で、
実際にそれを使う人の手に左右されるのではないか、と思った。
地元愛がある人間が集まって初めて、
強力な道の駅の土台ができ、特産品を生み出せばまさに鬼に金棒となる。
例え武器がなくとも、人がいれば自分たちで作ることもできる。
数多く道の駅に回ったこともないけど、各所を回るなかでそんなことを思った。
元日本一周ベテランチャリダーから宝の地図を授かる
道の駅を回ったら、いよいよ目的地に到着だ。
本日の目的地は、昨日と同じ電源のあるマクドナルド。
ここで休息し、電源も確保しつつ峠を越える作戦だ。
早速店内に入り、作業を始める。
ブログをやっていると、どうしてもやりたいことが増えるんだよね。
まだまだ、改善の余地はある。いっぱい記事も書きたいし。
作業をしていたのだけど、突然「お兄さん、日本一周してる人?」と声がかかる。
へ?と振り向くと、明らかに旅人の格好をしているお兄さんが立っている。
うわ!この人同族だ!とテンションが上がり、早速話し始める。
なんと、過去に分割で自転車日本一周したことがあるという。
ちょうど今も、過去に回れなかった内陸を回りながら旅をしているらしい。
明日行こうと思っていた、野尻湖から下りてきたところなんだとか。
なんというタイミングだ!
そこから、なんと10時頃まで旅談義に花を咲かせる。
日本の秘境、旅の装備に至るまで。。。
全く知らなかった情報を教えていただいた!まさに宝の地図を手にいれた感じだ!
日本一周の期間が、また伸びそうだ。笑
自転車で走りながら、でかいザックを背負って山にも登るらしい。
学生時代に日本一周していたときは、15~6時間かけて1日300kmも走ったそうだ。
すごすぎぃ!なるほど、日本一周変態チャリダーはこのようにして生成されていくのか。
さらに、明日には旅を終えるということで、様々な物をいただいた。
そのほとんどが、ちょうど「これ欲しい!」と思って、物色していたところだった。
これから、一年ガシガシ使用していくことになりそうです。ありがとうございます!
元日本一周ベテランチャリダーのブログ。
Carpe Diem
すっかりと話し込んでいたので、本日の寝床が決まっていないことをやっと思い出す。
別れたあとは、とりあえず近くの公園までナイトランし、食事を済ます。
このままここで寝てもいいんだけど、住宅街のど真ん中なので、海岸まで移動する。
いや~、今日はこんな出会いがあるとは全く思わなかったけど、気分は最高だね。
明日はいよいよ、峠を目指す。
途中何もない箇所もあるらしいので、食料の備蓄をしっかりしておかないと。
では、これから寝床を見つけて寝ることにします。
おやすみなさい!
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楽しく拝見させていただいております。
それにしてもいろんな出会いがあるもんですね。
ところで、ベテランさんになにもらったの?
いつもご覧いただいて、ありがとうございます!
ベテランさんには、固形の燃料セット(焚き火を起こすために必要)、折りたたみのできる水を入れる容器(これから秘境を訪れる際、水のない場所もあるので必須)、体を洗うタオル(持ってくるのを忘れる)等の道具をいただきました!
どれも、これから旅を行くにあたって、必須の道具だったので、本当にありがたいものです。