再び岩手の酷道45号線を走り続け、被災地域である大槌町に到着。
そこには、当時の時間をそのまま刻んだ時計があった。
それにしても、相変わらずアップダウン激しすぎだっぺよ・・・。
昨日の記事:【日本一周】岩手県の”酷道45号線”を進む!もう岩手県には近づきたくありません。。。
快適すぎる道の駅
昨日は、道の駅たろうの休憩所にて宿泊。
24時間開放で、畳のある部屋で寝られるという素晴らしすぎる待遇の道の駅。
多少無理をしてでも、無理やりここまで走ってきたのであった。
おはようございます。畳の部屋から起床。
この光景だけ見れば、もう至って普通の部屋ですよね。素晴らしい。
ただプライベートな空間は一切なく、ちょいちょいトイレへと訪れる人がいたので全然寝れませんでした。3時とか。そもそも、直前までコーヒーがぶ飲みするのがおかしいんだけれど・・・。
昨日も紹介したとおり、この道の駅にはテレビが設置されています。
NHKと震災関係のものしか視聴できないけど、設置されているだけありがたいよ。
朝からNHKをダラ見します。やっぱりTVニュースはコンテンツとして素晴らしいねぇ。
被災地周辺だということもあって、こんな張り紙も。
ちなみにもう気づかれたと思いますが、写真にガッツリとフィルターをかけています。というのも、一眼レフが故障したので今後はiPhoneで頑張ろうと思っているんですよ。クリップ式のレンズも買ってね。安物だけれど。
カメラを修理するだけの費用を持ちあわせていないし、なんだかiPhoneを駆使して頑張って撮ってみたいので、このようになりました。なんでも実験だ、実験。
外は、なんだか微妙なお天気。霧雨も降っています。大丈夫かなぁ・・・。
朝はやっぱり、ラーメンでしょ!コーヒーでしょ!
ということで、外に出てお湯を沸かします。
こしろーさんに貰った袋ラーメン。めっちゃ役に立ってますよ。
カロリー量としてはさほどでもないが、気軽に食べられる点と暖まれる点が素晴らしい。
これからも貧乏飯の一軍に君臨してもらいますよ。
すぐに出発するのはだるすぎるので、別途お湯を沸かしたコッヘルを館内に持ち込む。
これで冷めない限りは、すぐにコーヒーのおかわりができるわけだ。すぐ冷めるけど。
写真の整理をしていたのだけれど、掃除のおばちゃんが来たので早々に退散。
まぁいいか。さて、そろそろいい時間になってきたし、先へ進もう。
これからどんなアップダウンが待っているのか・・・憂鬱だけど、いい出会いがありますように。
日本一周123日目のスタート!
野菜の差し入れだっ!
さて、今日は引き続き岩手の酷道を自転車で走りぬけることにします。
ここからは恐らく、モロに被災地現場に突入することになるはず。
心して進むことにします。
盛り土を作って復興を図っているところ。
この場所も流れてしまったんだな。
周囲は仮設住宅のような施設がたくさん並んでいるだけで、他は平地。
今日も相変わらず、上って降りてのアップダウンの連続だ。朝からしんどい・・・。
不思議と「来なければよかった」とは思わないが、疲労が蓄積して本当にキツイっす。
ずっと田舎っぽかったけど、ようやく都会の兆しが見えてきたぞ。
あと数十キロ走れば都市だ。よし、行くぞー!
お!あんなところに我らがツルハドラッグを発見いたしました。
ちょっとした都市なら、どこにでもあるドラックストア。
イオン以上に食パンが安かったので、購入していきます。
マジかよ・・・もし自転車走行中に津波が来たら、高台でなければそのまま余裕で流される。
津波の威力を思い知らされる看板。
一緒に買ったフランスパンを食べたあとは、再び坂を駆け上がっていきます。
普通に菓子パン買えばよかった。変に節約志向すぎた。うえっぷ。
走っていると、前方で手をふるおばさまが。
なんと!トマトとトウモロコシをいただきましたー!
やっほい!食パンばっか食っていたから、これは嬉しい。
東京から来た二人組で、他のチャリダーには会ったことがないという。たぶんあと数時間もしたらもう一人見つかるよ。
ありがとうございます!貴重な野菜、大事にいただきます。
走行途中、タイヤの空気が抜けていたので再度入れなおす。
パンクの原因にもなるから、定期的に見直さないとね。
さて、まだまだ目標は先。どんどん坂を登っていきますかー。
この辺りは完全に被災地エリアなようで、当初の爪あとが残る。
もう4年経ったから、あらかた復興は終わったかな?と勝手に推測しがちなんだけど、全然ですね。ま、阪神大震災でさえ相当かかったらしいので、津波&原発問題もあるこの状況はそう簡単には解決できないわな・・・。
さて、本日の第一チェックポイントである道の駅やまだに到着。
休憩しようと思ったものの、人が多いのと休憩スペースが少ないので断念。
とりあえず昼飯だな。
さっき貰ったトウモロコシを。甘い!うまい!
北海道ではとうきびという名前で屋台なんかで売られていたよね。
歯に挟まる以外は素晴らしい食品だ!
少しだけ仮眠もして、再度出発!
流出した集落と時の止まった時計
「さて行くぞ!」と気合を入れて出発したはいいが、直後に「お兄ちゃん!」という声がかかる。
大丈夫、妹から声をかけられたとか、そういう大人ゲーム的展開ではない。
地元のおっちゃんが声をかけてきたのだ。
「これ、持って行き!」というところから、あれよあれよと物を貰ってこの状態w
たくさんの生活必需品をいただきました。笑 ありがとうございます!
この辺りが地元で、愛知まで出稼ぎに行っているそう。その帰りなんだとか。
「備えあれば憂いなし!ってな!」というおっちゃんの言葉から、なんというか被災者としての経験を感じた。
靴下とタオルをくれたあたりも、同様に。
というのも、被災当時靴下の需要が殺到したそうなのだ。避難所で裸足で過ごしていると、皆どんどん水虫になっていくそう。
おっちゃんに感謝しつつ、再び坂を上る。
いよいよ、東日本大震災の津波をモロに受けた大槌町へと入っていく。
辺り一面流されていて、ほとんどが盛り土の作業中。
こちらはわりと有名な、被災当初からそのまま残っている建物。
陸前高田から来たというテレビ局の人が取材をしていた。
被災当時の時刻を刻んだまま、残っている時計。
ちょうど、津波で一番被害の大きかった第二波の時刻(17:22)を刻んでいる。
やはり当事者ではないので、これを見ても当時の状況を想像するしかできない。
まだ陸前高田や気仙沼にも到着していない状態でこれか。
辺りは仮設住宅だらけ、復興は未だ未着手のところもある。
これが震災の爪あとか・・・。
シリアスのムードのなか「女遊戸」という地域名でクスっと笑わせてくる。
くそ。自転車じゃなければ行きてぇよ。
さらに進むと、釜石市という場所に存在するイオンに到着!
当然ここも思いっきり津波の被害にあったので、施設自体も新しいもの。
なんだかんだで、一番復興に有効な手段は地元経済を活性化させることだよね。
買うつもりはなかったのだけれど・・・安かったからつい購入!
パン、もやし2袋、バナナ5本。これ全部で120円だってよ!素晴らしすぎる!
傷んでしまったバナナを、かなり安価で販売していた。
かなり傷んでいたけど、大きめの3本セットで30円という代物も。
人体に影響がないなら、マジでこういう形で販売すればいいのにね。本当に。
今日はまだ70km程度しか走っていないんだけど、もうしんどい。
昨日頑張りすぎたか。もしくは寝不足か。
せめて東屋とトイレのある場所さえあれば、寝れるんだけど・・・!
と亡霊のように念じていると、ありました!駅のトイレ!
新設された道の駅レベルで綺麗で、かつ東屋もある。最高やん。
ちなみに地元のおっちゃんによると、中でも寝れるとのこと。無人駅で寝たことないからそっちで寝てみよう。ワクワク。
今日の晩飯は、買ったもやしと貰ったあさり缶詰&トマトを入れた10円料理!
素材には、自分で買ったもやししか使ってない。ガスや調味料を入れても20円程度。
差し入れありがとうございます!感謝!
さて、時間が来たら無人駅で乗り込んで寝てみることにします。
それでは!
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