チヌ(クロダイ)の多い大阪湾で釣りをしていると、「この辺のチヌは臭くて食べれたもんじゃない」という声をよく聞きます。

自身も10年以上前、釣りを始めたころから「湾奥に潜むクロダイを食べると寄生虫がヤバイ」という認識で釣りをしていたので、リリースしていました。

しかし!ある日、スーパーで買い物をしていると「クロダイの刺し身」を売っているのを発見し、食べると多少生臭いものの、美味しかったんですよ!

そこで!今回は「本当に湾奥のクロダイって食べられないの?美味しいんじゃないの?」というギモンを解消すべく、実際に釣って食べてみたいと思います!

 

チヌ(キビレ)を実際に釣って調理する

 

「湾奥のクロダイ、実は激ウマ説」を検証するため、早速釣ってまいりました!本当はマチヌが良かったんですが、今回調達したのは近似種の「キビレ」

一見するとヒレの色が違うだけに見えますが、キビレのほうが好奇心旺盛で積極的にルアーに飛びついてきます。

真チヌよりも淡水域を好み、汚染の激しい海域でも平気で過ごす魚なので、真チヌよりも生臭くて食べにくいと思われます。

 

果たして、真実はいかに!?

 

 

まずは下処理から。この魚は非常にウロコが硬く、通常の方法で辺り一面に飛び散って大変なことになってしまいます。

こういう魚は、包丁で小削ぎきってしまう「スキ引き」で皮との境目ですいていくこと、綺麗・かつ素早くウロコ取りができます。

 

 

ウロコ・ハラワタを取り、3枚おろしにしました。自分でいうのもなんだけど、結構ええ感じやん。

魚を持ち帰る段階では全く臭みを感じなかったんですが、まぁハラワタの臭いこと・・・!胃の中身を確認してみたかったんですが、あまりの激臭で断念w

クーラーボックスがなく、魚を自転車にぶら下げたまま30分ほど帰ったのが悪かったのかもしれません。何を食ったらあんな臭いになるんや。

 

 

キビレの身そのものは臭くないし、綺麗な白身でかなり美味しそう。人間もう◯こは臭いけど、別に人体からう◯こ臭がするわけじゃないですもんね。

釣りたての状態だと大量の水分を含んでいるんですが、これには臭みの原因となる水分も混じっているため、適度に飛ばす必要があります。

新鮮な状態で食べたいところですが、一旦キッチンペーパーにくるんで、余計な水分と一緒に臭みを抜き去ります。

 

 

そして、こちらが身を寝かしてから2日経過した状態。余計な水分は完全に抜けたので、臭みも全部飛んでいっているはず。

旨味成分のドリップも一緒に抜けちゃうと不味くなっちゃうので、「リードおいしくなるシート」などを使うことで適度に水分を抜くことができます。

さて、ここから刺し身・塩焼きにしていただいちゃいますよー!

 

チヌ(キビレ)の調理(刺身・塩焼き)

 

今回は、「臭み」をダイレクトに受け止めようということで(笑) あんかけなど味付けの濃い料理ではなく、素材の味を堪能できる「刺身・塩焼き」でいただきます。

まずは刺し身。皮を引いて切っていくだけですが、、皮を引いたあとのサクがなかなか美しかったので思わず写真を取りました。

これだけ見れば、海の王様「マダイ」と特に変わりませんよね。味も変わらなければ、都会のドブ川からダイヤモンドを発掘できるんですけどね。

 

 

こちらは塩焼きですが、あくまで余計な味付けをするのではなく、調味料は塩のみと超シンプル仕様。もはや逃げ場はありません。

ストイックを追求するため、臭みが残りやすい皮も一緒に焼き上げました。果たして湾奥のクロダイ(キビレ)は美味しいのか・・・いざ実食!

 

湾奥のチヌ(キビレ)は食べられるのか?いざ実食!

 

完成したキビレの料理がこちら!盛り付けがかなり適当ですが、その点はご容赦くださいw

少なくとも外見は満点に見えますが、果たしてどんな味がするのか?いざ実食!

 

 

まずは、無難にキビレの塩焼きから。寄生虫がうじゃうじゃいても、最悪火を通していれば大丈夫でしょう。皮の焦げ目がとても美味しそう。

 

 

・・・

・・・

・・・

 

 

こ、これは!!!!

 

 

・・・うん、臭みも全くなく、白身はホクホクで無駄がない味で塩焼きがよく合う!白飯が進むぜ!クソ美味いやないか!!!

 

 

外側はパリパリに焼けていましたが、中はほどよくホクホクの白身に。

生焼けだと臭みが残っていたらヤバイんじゃないか・・・と思っていましたが、むしろほどよい焼き加減でよかったです。

変な臭みが一切なく、シンプルな味付けでも全然OKで、本当にタイの塩焼きをいただいている感じ。普通にこれ毎日食べたいんですけど・・・。

 

 

しかし!ここまでは序盤ですよ。本当にヤバイのはこれ。火を通しておらず、寄生虫を直接食らってしまう可能性もあるお刺身です。

見た目はマダイのお刺身そのものでクッソ美味そうですが、ゲロの味がする可能もあります。いざ、実食してみます。

 

 

ほどよく、わさび醤油をつけて・・・。

 

 

 

モグモグ・・・。

 

モグモグ・・・。

 

モグモグ・・・。

 

 

こ、これは!!!!

 

 

 

 

 

クソまず・・・じゃなくて、クッソ美味しいやないか!!!!

 

 

 

お刺身にも全く臭みがなく、適度な弾力でもちもちしていて、本当にマダイのお刺身をいただいている感じ。むしろ、噛んでいるうちに甘みすら出てくるレベル。

以前、同様に「湾奥のシーバス(スズキ)を食べてみた」という検証を行いましたが、噂は嘘八百もいいところ、激ウマで感動したんですよね。

今回の検証でも、「釣った直後に締めるなど最低限の下処理を行っておけば、環境汚染が進む場所でも美味しくいただける」ということがわかりました。

 

参考記事湾奥で釣れたシーバスって食べれるの?実際に釣って検証してみた

 

つい、都会のドブ川周辺に住んでいると、あまりの臭いに嫌悪感を抱いてしまいがちですが、想像以上の美味しさに感動しました。

都会ならスズキ・クロダイはその辺にいくらでもいるので、今後は積極的に持ち帰っていただきたいと思います。自然に感謝!

 

おわりに

というわけで、以上「湾奥のチヌ(キビレ)を実際に釣って食べてみた」の検証記事をお届けしました!

シーバスと同様に持ち帰りを避けている人が多いと思うんですが、「リリースする」という意思が 特にないなら、ぜひ一度食べてみてください!

下処理方法をミスすると環境が環境だけに危険ですが、ちゃんと臭みさえ抜ければ、本当に美味しくいただくことができますよ!

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