国内・海外問わず旅行しているとき、不意の雨を避けるために「折りたたみ傘」を持ち運ぶことが多かったんですが、一般的な傘だと少しかさばるのが不満でした。
「軽量&コンパクトで、実用性も高い傘はないのか・・・?」と調べまくったんですが、ついに発見!mont-bellからいくつか超軽量の折りたたみ傘が販売されていることに気づき、即購入。
今回は、超軽量128gで旅行にピッタリな折りたたみ傘「mont-bell ULトレッキングアンブレラ」の紹介と、一ヶ月ほど使用してのレビューをお届けしたいと思います!
ULトレッキングアンブレラの詳細スペックと他モデル比較
製品名 | mont-bell ULトレッキングアンブレラ |
重量 | 128g |
素材 | 10デニール・バリスティック®エアライトナイロン[ポルカテックス®加工] |
カラー | ブルーブラック(BLBK)、カメリア(CAMEL)、チャコールグレー(CHGY)、チェストナット(CHNT)、ダークマラード(DKMA)、ターコイズブルー(TQB) |
直径 | 88cm |
傘袋収納寸 | 26cm |
mont-bellから「超軽量折りたたみ傘」としていくつかの製品が発売されていて、「ULトレッキングアンブレラ」は10デニール生地・8本骨と軽量性・実用性ともに中間的な製品となります。
最初、86gと最も軽量な「トラベルアンブレラ」という製品を真っ先に検討したんですが、7デニール生地&骨数が6本で超簡易的な仕様で、実用性には欠けるなと却下。
一方で20デニール生地&カーボン8本骨と実用性十分な「トレッキングアンブレラ」という製品もありますが、これほどのスペックは必要ないと判断して前者の製品を購入。
https://webshop.montbell.jp/goods/
旅行中に突然の雨を防ぐだけなら、トラベルアンブレラは非常に魅力的です。ただビニール傘と違って完全防水の生地を使用しているわけではないので、ものの2〜3時間で雨漏れするようになります。
軽量・コンパクトでありながら、しっかり雨を防ごうと思うとULトレッキングアンブレラ以上の製品が必要になるので、どちらかを購入するのがおすすめですね!
【メリット①】超軽量128g&コンパクトな折りたたみ傘
「mont-bell ULトレッキングアンブレラ」の最大の特徴は、重量128gと非常に軽量で仕舞寸法も26cmと非常にコンパクトなこと!これだけ小さければ、持ち運びに困ることはありません。
「超コンパクトな折りたたみ傘」と称して販売されている製品が多いですが、仕舞寸法は20cm前後と小さくても重量は250gと倍以上あることがほとんど。
四六時中雨が降っているような地域ならともかく、「普段はカバンに入れておき、突発的な雨に対処する」ことが多いので、まさに旅行にぴったりの折りたたみ傘といえます。
専用の袋に収納すれば、ポケットに入れて気軽に持ち運ぶことが可能。都市部だと常に傘を差すことは少なく、「外出したタイミングだけ差す」ことが多いので、ヒット&アウェイ方式で使用しています。
非常にスリムに折りたたむことができるので、ちょっとしたバッグのすき間にもサクッと収納することができます。全く邪魔にならないのが素晴らしい点ですね!
これだけ小型だと飲食店やショッピングセンターなどの施設に入るとき、外に傘を置いておかずとも袋に収納して持ち入ればOKなので、盗難の心配もなくなります。
【メリット②】街中でも使えるオシャレなデザイン
「ビニール傘だと安っぽいし、よくある黒の傘だとありきたりで面白くない。適度にオシャレな傘が欲しい!」という場合にもULトレッキングアンブレラがぴったり!
決して派手なわけではありませんが、色味といい「mont-bell」のロゴといい、シンプルだがオシャレなデザインになっています。全6色展開なのでお気に入りのカラーを選ぶことも可能!
軽量性を追求しつつも、都市部で使っても恥ずかしくないデザインなので旅行から日常生活まで幅広く使用しています。
【デメリット①】手動での折りたたみが必要で少し面倒
極限まで軽量性を追求している折りたたみ傘なので、便利な反面デメリットも目立ちます。最近の折りたたみ傘のように自動で収納する機能は付いていないで、全て自分で操作する必要があります。
展開するときはそのまま開くだけでOKですが、収納する際は自分でパキパキ骨を追って折りたたむ必要性があるんですね!最初こそ楽しいものの、意外と時間がかかるので面倒。
梅雨の時期など、ほぼ頻繁に雨が降るシチュエーションで一々折りたたんでいるとかなりの時間がかかってしまうので、日常的に使うのは少し厳しいかも?とも思います。
【デメリット②】長時間使用し続けると雨漏れする
この折りたたみ傘はビニール傘などと違って、「バリスティック®エアライトナイロン」というテントのフライシートやレインウェアで使われる生地と同じものが使用されています。
極限まで軽量性を追求できるかわり、あくまで「防水仕様」ではなく「撥水効果」があるだけなので、長時間雨に降られると生地まで水分が浸透して雨漏りすることも・・・。
小雨であっても、濡れたまま放っておくと撥水効果が失われるので、使用する度に乾燥させてあげる必要があります。公式サイトでも注意書きがなされていますね。
【注意】「撥水性」は、生地の裏側に水を通過させない「防水性」とは全く異なる性質で、水圧には弱く、小雨でも長時間降り続く場合などには生地内に水を浸透させてしまいます。撥水処理しか行っていないウェアはレインウェアとしての使用はできませんのでご了承ください。
生地まで水分が浸透しても雨を防ぐことはできますが、ときおり水分が垂れて衣服が濡れてしまうのと、おそらくこの状態で放っておくとカビが生えるのではないかと。
体感で6時間程度雨に当たると浸透してきてしまうので、1日中外歩きをするような用途には使えません。あくまで簡易的に、突発的な雨を防ぐのが目的ですね。
通常の傘と比べて手入れにも気をつける必要があるので、「日常的に雑に使う傘」としては向いていません。軽量&コンパクトを活かすためにも、旅行に持っていくのが最も最適かと思います。
おわりに
というわけで、今回は超軽量128gの「mont-bell ULトレッキングアンブレラ」を購入して1ヶ月ほど使用したので、レビューをお届けしました!
良くも悪くも尖った傘ですが、「極限まで荷物を軽くしつつ、雨から身を守る」という用途を果たしてくれる唯一の傘なので、購入して非常に満足しております。
誰にでもおすすめできるわけではありませんが、自分のようにミニマリスト志向で頻繁に国内&海外旅行に行く人なら、買って損はありませんよ!