「5万円以下」という予算で性能の高いロードバイクを探すのは大変ですが、なかには激安にも関わらず、スペックに優れたバイクも存在します。
その一つが「TOTEM」というメーカーのロードバイクで、同価格のモデルに比べてスペックが一段階上と驚くべき性能を発揮することが判明!
ただ、聞き慣れないメーカーだけに「本当にこの自転車を買ってよいのか?」と疑ってしまいます。信頼できるといっても、実際に使用した意見を聞きたいところ。
- TOTEMのロードバイクを製造する会社について
- 発売されているバイクのラインナップ
- TOTEMを実際に使った人のレビュー・評判
そこで今回は、実際にロードバイクを購入するにあたって「TOTEMのバイクは本当に優れているのか?評判・レビュー」について紹介していきたいと思います!
TOTEM(トーテム)の製造販売を行う中国の製造会社
「TOTEM」のメーカーについて調べてみると、中国の「テンジン ゴールデン ホールディングス」という会社の一ブランドであることがわかりました。
日本では数種類のモデルしか発売されていないものの、本国ではクロスバイク・マウンテンバイク・BMX・ファットバイク・折りたたみ自転車まで販売しているようです!
他の格安ロードを発売するメーカーと違って、「レースに出場可能なハイスペックバイク」を発売していることが最大の特徴です。
変速装置である「コンポネート」でマシングレードが判断できるんですが、この自転車に取り付けてある「SHIMANO DURA-ACE」は6種類ある中で最も性能が高いもの。
適当なメーカーが製造しているわけではなく、本格的なロードバイクを製造できる技術も持っている・・・ということなので、かなり信頼性は高いといえます。
先ほどの最上位モデルは同じ会社でも別ブランド製ですが、TOTEMブランドでも高いスペックのロードバイクが発売されていました。
コンポネートは「SHIMANO 105」で、3番目に性能が高いもの。実売15〜20万円程度のバイクに取り付けられることが多く、実用性も高いです。
こちらのモデルは日本で発売されていないようですが、全てのモデルにおいて「同価格帯より一段飛び抜けた性能を誇る」という特徴があるので、かなり魅力的に見えますね!
TOTEMで発売されているロードバイクのラインナップ【スペック表】
- 15B408(3万円台後半)
- 16B410(3万円台後半)
- 13B407(4万円台前半)
上記が、現在日本で購入できるTOTEM製のロードバイクです。全て5万円以下で購入することができ、低予算で気軽に手に入れることができます。
下に行くほどスペックが上がりますが、このなかでも「T13B407」が特にコストパフォーマンスに優れており、人気のモデルになっています。
TOTEM 15B408
TOTEM製ロードバイクのなかで、3万円台後半と最もリーズナブルに購入できるモデル。コンポーネントにはMTB用の廉価版「SHIMANO TOURNEY」を搭載。
重量は10.7kgと同価格のロードに比べると非常に軽量で、コスパも高め。このモデルに限りませんが、ブレーキ部で変速できる「STIレバー」も搭載。
予算を抑えつつ、本格的なロードバイクと同じようにガンガン走りたい!という人に人気です。
TOTEM 16B410
先ほど紹介した「TOTEM T15B408」と同じような価格で発売されているモデル。ショップによってはやや高く、重量も11.3kgと少し重め。
コンポーネントには同じく「SHIMANO TOURNEY」を搭載、デザイン面は優れていますが、同じような価格で性能は劣るので、あえて選ぶ必要はありません。
TOTEM 13B407
TOTEM製ロードバイクのなかでも大本命のモデルで、4万円前半ながら「SHIMANO CLARIS」のロードバイク用コンポーネントを装備しています。
重量も10.3kgと最軽量レベル、同価格帯のバイクと比べて一段も二段も性能が高くなっています。他のモデルと数千円程度しか価格が変わらないので、コスパが高め。
少なくともこのグレードのバイクに乗っておけば、日常の通勤・通学から100km超のロングライドまで使えます。
TOTEMの自転車は本当に使える?レビュー・評判をチェック
TOTEMは価格に見合わない「高スペック」を押し出したメーカーですが、「本当に使えるの?裏があるんじゃないの?」という点が気になります。
幸い、価格が安いこともあって口コミ・レビューが多く寄せられているので、代表的なものをいくつか引用して紹介していきます。
あなた達に行っておく。TOTEMなどの安いロードバイク風自転車が悪いのではない。グリスアップの不備や締めすぎ緩みすぎ、はてはワイヤのほつれなど質が安定せずメンテナンスもされずに客先に届くから悪いのだ。
— yonaki (@yonaki11111) January 23, 2018
メーカー TOTEM
GW-13B407
長所 カラーが俺のもろタイプ
俺にロードバイクを教えてくれた、整備の知識を教えてくれた、楽しさを教えてくれた。短所 ルック車って言われる。
バカにされることがある。
重い。
長距離走ると疲れがどっと出る pic.twitter.com/5b2vV14iCX— 2st_loveBikeダイコン (@tyarida_daikonn) February 15, 2018
https://twitter.com/loveries0828/status/985515684141481984
TOTEMの口コミを見ていると、いわゆる安いロードバイク(ルック車)にしては性能が良く、十分使えた・・・というレビューが多く見られました。
一方でこの手の自転車は半分分解された状態で届くため、自分で組み立てる必要があります。組み立て自体は手順書があるので簡単ですが、精密な整備となると難しいです。
性能に優れた自転車でも、性能を発揮するためには自転車屋に持ち込むなり、自分で調べて調整しなければならない、など手間が掛かることは覚悟しておいたほうがいいかと。
TOTEMロードバイクの組み立て方法はこちらの動画を参照
【最後に】安いロードバイクは本当に購入NGなのか?
というわけで、以上「TOTEMロードバイクのモデル紹介とレビューまとめ」について紹介してみました。調べてみると、予想以上に高性能で驚きました!
とはいえ、一般的にロードバイクの下限と言われる10万円程度の有名メーカー製には負けてしまいますし、ベテランに相談すると「辞めとけ」と言われることが多いです。
しかし!10万円も予算を割けない人はどうすればいいのでしょうか?自分のような貧乏人にロードバイクを購入する資格はないのか?
「今後、本格的にレースにも出場したい!」という人は10万円以上のロードを買うべきですが、あくまで趣味程度ですし、飽きてタンスの肥やしになる可能性も高いです。
本格的にハマったら30万超のモデルを購入したいが、飽きる可能性もあるし、今は10万も予算がない。ただ、低予算でも高スペックなロードに乗りたい。
そんなワガママを叶えてくれるのが「TOTEM製のロードバイク」です!特に初めてのロードバイク入門にはこれ以上ない相棒になってくれるでしょう。
▼5万円以下で購入できるおすすめのロードバイクは「【5万円以下】初心者向けロードバイクの選び方とおすすめ10選を紹介する【格安・激安】」にまとめています。
【5万円以下】初心者向けロードバイクの選び方とおすすめ10選を紹介する【格安・激安】