100g超のルアーを堤防・磯からぶん投げて、巨大青物を狙う「ショアジギング」。タックル構成次第ではカジキ・クロマグロなども視野に入ってしまう、異次元の釣りです。

大型青物の引きに耐えるためにはタックルに相応のスペックが求められますが、特に精密機器であるリールに関しては「破損」の危険性が高く、一般的なリールだと通用しません!

過酷な状況にも耐えられるよう各メーカーから専用リールが発売されているんですが、モデル数は限られているものの番手が何種類かあって、初めてだと何を購入すればいいか迷います。

そこで今回は、「ショアジギング専用リールの選び方とおすすめ製品」を徹底解説していきたいと思います!

 

▼ショアジギング専用のロッドはこちら

 

ショアジギング専用リールの選び方:耐久性を最も重視

 

ショアジギング専用リールの選び方について解説していきたいと思いますが、最初に「そもそもショアジギング用リールに求められる性能とは一体なんなのか?」についてザックリ説明します。

専用リール自体、それほど種類がないので基本的には大手2社(シマノ・ダイワ)から選ぶことになるんですが、条件次第によっては一般的なリールを流用することもできます。

ただし地磯から釣りや対象魚種が大型カンパチ・ヒラマサの場合など、条件が過酷な場合はリールの性能を考えても専用のものでないと全く太刀打ちできません。

 

では、一体どのような性能を備えていればいいのか?簡単に羅列してみます。

 

ショアジギング専用リールに求められる性能
  1. 1日中激しいルアーアクション・大型青物と長時間ファイトしても破損しない剛性
  2. 釣り場・対象魚種に合わせてPE2〜6号を300m程度巻ける
  3. 番手に関してはダイワ:4000番〜6000番・シマノ:6000番〜10000番程度
  4. 対象魚や釣り場に応じて選ぶべき「ギア比」

 

①大型青物とファイトしても破損しない耐久性

 

ショアジギングでは1日中ジグをシャクリ続け、青物が掛かるとリールに強烈な負荷が掛かるため、釣りを続けられる程度の耐久性が必要になります。

上級グレードのリールになると、重量を犠牲にしても「フルメタルボディ」仕様になっていて簡単には壊れません。ドラグに関しても、大型魚に対抗できるよう高耐久仕様になっています。

軽量性を優先してアルミやプラスチック仕様のリールが多いですが、過酷な環境で使うとすぐぶっ壊れるので注意!

生半可な装備だと一瞬でやられるので、釣りの快適性以前に「タックルを破損させない」ために専用リールを購入する必要があるという、他の釣りに比べると異次元です^^;

 対象魚種や釣り場の条件で選ぶべきリールが変わってきますが、条件によっては「5万円以上のリールじゃないと耐久性が無くて話にならない」と言われるほどなので、ショアジギングにおけるリールに選びは超重要です・・・!

 

②太いPEラインを300m巻けるラインキャパシティ

 

この釣りでは、大型青物が掛かった際でも取り込めるよう「PE2〜6号を300m程度巻ける」キャパシティのある大型リールでないと話になりません。

堤防から5kg程度までのブリを狙うのであれば、釣り場の条件によってはPE1.5号未満でも取り込むことが可能。障害物がなければ走らせて取り込むことができます。

ただし、同じフィールドでも10kg超や底に突っ込むカンパチ・ヒラマサとなると、PE3号以上のラインが必須!地磯ならラインブレイクする確率が飛躍的に上がるので、最低でもPE5号は必要。

 

③リール番手は4000番〜6000番・シマノ:6000番〜10000番程度

ショアジギングに最適なリールの番手
  • 堤防・中型青物狙い:4000番(ダイワ)・6000番(シマノ)
  • 地磯・中〜大型青物狙い:4500番(ダイワ)・8000番(シマノ)
  • 地磯or沖磯・超大型青物狙い:5000番〜5500番(ダイワ)・10000番(シマノ)

 

ショアジギングに最適なリール番手ですが、糸巻き量・巻取りパワーが大きく異なるし、釣りを続けるにあたってロッドとのバランスも非常に重要になるため、慎重に選んだほうがいいです!

リールの番手が小さいと、想定より大型の魚が掛かった時に力負けしてしまうことがあります。堤防なら多少走られても問題ありませんが、磯で根に突っ込まれると即ラインブレイクにつながります。

過酷な環境で釣りをするなら、多少オーバースペックの番手を選んでおくと様々な状況に使えますよ!ボディが大きいと体力も必要になりますが、筋トレで対応しましょう。(笑)

 

④対象魚や釣り場に応じて選ぶべき「ギア比」

ショアジギングに最適なリールの番手
  • PG(パワーギア)・・・一回転辺りの巻取り量が少ない代わりパワーが強い
  • HG(ハイギア)・・・巻取り量が多いがややパワー不足
  • XG(エキストラギア)・・・非常に巻取り量が多いが、ハンドルも重い

 

ショアジギング用のリールには、合計で3種類のギア比があってハンドル一回転あたりの糸巻き量が変わってきます。

ジグ中心のキャスティングゲームの場合、「できるだけルアーを早く動かせるようハイギアがおすすめ!」と紹介されていることが多いんですが、半分正解で半分間違いです!

というのも、ハイギアはノーマルギアに比べて物理的に巻取りが重くなってしまい、万が一想定以上の魚が掛かった際に一切巻けなくなってしまいます。

初心者は特に、いきなりXGなどを使うとやり取りの際にかなり疲労します!特にプラグ使用が中心の場合、大型を狙う場合はPG仕様をおすすめします。

ただし、メタルジグの使用が中心だとハイギア以上じゃないと糸フケを回収するだけでも大変で、魚を掛けるまでに疲労してしまうため、HG・XGモデルがおすすめ。

 (※)車を運転中、ハイギアでは急な上り坂を登れないのと同じ現象です

 

失敗しない!おすすめのショアジギング用リール紹介

入門用!1万円台で手に入るショアジギング専用リール

ダイワ BG

 

ダイワ ショアジギング専用リールの中でも最廉価モデルの「BG」。ネットショップでは1万円弱で購入できるため、「とりあえず始めてみたい」という初心者に大人気のリールです!

この価格帯にして耐久性のある「スーパーメタルボディ」、スムーズなドラグの滑り出しを実現する「ATD」を搭載しているなどかなりコスパのいいモデル。

最近のダイワリールには当たり前になりつつあるマグシールド、上位機種に搭載されている「スーパーデジギア」などは非搭載ですが、磯場などで釣りをしない限り必要十分でしょう。

 

シマノ スフェロスSW

 

ダイワ・BGと同価格帯のシマノ・スフェロス。1万円台にしては巻き上げパワー強化の「X-SHIP」機構を搭載。少し古い製品なのが気になりますが、いずれにせよコスパはいいです。

BGと違って、IPX8相当の防水性能を搭載しているのと、ブレが少ない「ねじ込み式ハンドル」なのが優位点となります。巻き心地に関しては、2機種とも価格相応なので気にしてはいけません。

実用ドラグ性能が6kg(最大でBGともに10kg)なので大型青物を穫れるスペックではありませんが、入門用としてはかなり優れたリールですね!

ただし!BGともに優れた機能を有しているといっても、使われている部品は上位機種とは別物なので注意。特にドラグ周辺は全くの別物なので、期待しないほうがいいでしょう。

 

【おすすめ】特にコスパの良い中級者向けショアジギング用リール

ダイワ ブラスト

 

大型青物を視野に入れるなら、最低限このクラスのリールは欲しい!と言われる中級機種。

ダイワ・ブラストはBGの耐久性能に加えて防水仕様の「マグシールド」を搭載、さらに上位機種と同じ構成のドラグ機構になっているため、よりスムーズなやり取りが可能に。

正直、BGが価格にしては高性能でブラストの存在が霞んで見えるんですが、デザインの違いもあるので気に入ったほうを選べばいいかなと思います。

 

シマノ バイオマスター SW

 

ショアジギング入門には定番となっている、シマノ・バイオマスターSW。IPX8相当の防水性能をそのままに、冷間鍛造ギアの「HAGANEギア」を装備しているため耐久性・使用時の快適性が向上。

半分が樹脂なので、耐久性に関してはダイワリールに劣りますが、リール自体の巻き上げは非常にスムーズで大型青物でも問題なく対処できます。

過酷なシチュエーションではやや心配ですが、ドラグ性能も申し分ないので堤防から大型青物を狙う分には全く問題なく使えます。ショアジギング入門におすすめのリールです!

 

▼「16 バイオマスターSW 6000HG」の実釣レビューはこちら!

 

上級者向け!高級仕様のショアジギング専用リール

堤防から青物を狙う分には必ずしも必要ではありませんが、過酷なシチュエーションで使うなら必須の上位機種。地磯・沖磯から大型青物を狙う場合は、このクラスからようやくまともな釣りが可能になります。

 

ダイワ キャタリナ

 

超大型魚も視野に入る、高耐久性とコスパが自慢のキャタリナ。独自の防水機構「マグシールド」がベアリングまで搭載されていて、波を直接被るようなシチュエーションでも使える仕様になっています。

メインギアには綿密かつ高耐久性を実現する「ハイパーデジギヤ」を採用。ボディはもちろん、「スーパーメタルボディ」仕様なので簡単にはぶっ壊れません!

未だに型落ちの中古が大量に出回っていることを見ると、相当実績のあるリールであることがわかります。現行機種でも5万円前後で購入できるので、かなりコスパが高いです!

 

ダイワ ソルティガ

 

ダイワの看板ブランド、深いブルーが特徴的なフラグシップモデル、ソルティガシリーズ。

安定したドラグ性能を実現する「ATD」ですが、ソルティガの場合はオフショア仕様になっているため巨大魚も強引に巻き上げ可能になっています。

ボディには「スーパーメタルボディ」「マグシールド」を搭載しているため、耐久性は十分!マグロキャスティングにも使われるリールなので、ファイトの最中にぶっ壊れることはまずないです。

キャタリナとは2〜3万の価格差がありますが、果たしてこれだけの性能が必要なのか?と言われると「NO」な人が多いと思います。(笑)あとは個人的な趣味趣向の領域ですね。

 

シマノ ツインパワーSW

 

ショアジギングにはツインパワーでしょ!」と言われるほど圧倒的な支持を得ているシマノ・ツインパワー。モデルチェンジで最上位機種に大きく近づいたため、オフショアでも非常によく使われます。

IPX8の防水性能やHAGANEギアはもちろん、「Xタフドラグ」「リッジサポートドラグ」搭載で高負荷時でも安定したドラグ性能を発揮します。最大で14000番まで用意されているので、対GTの釣りも可能。

実用ドラグ力は8000番で14kg(最大28kg)なので、モンスターサイズが掛かっても問題ありません。

こちらも半分は樹脂仕様となっているので、耐久性について揶揄する声もありますが、故障したという声をほとんど聞かないので磯場でも十分使える性能を有しています。

 

シマノ ステラSW

 

シマノのフラグシップモデルである、ステラSW。メインギアに「X-RIGID GEAR」という巨大なギアを搭載しており、超大物とのファイトでも強引に巻き上げ可能に。

フルメタルボディなので耐久性も申し分なく、最大で30000番というモンスターツナ対応の超大型番手までラインナップされています。

メイン事業である自転車ギア製造で磨いた技術はダテではなく、ギア関係の精度・耐久性に関してはダイワを大きくリードしていますね。

オフショアはダイワだけど、ショアキャスティングならシマノでしょう!という人は多いです。超大型魚を狙わない限り、性能的にはツインパワーで十分なのであとは財布が許すかどうかですね。(笑)

 

おわりに

というわけで、以上「ショアジギングに最適なリールの選び方とおすすめ製品」について徹底解説してみました!

ショアジギングは特にロッド・リールともに専用道具でないと釣りにならないので、慎重に選ぶことをおすすめします。最近では下位機種でも高性能な道具が増えていますが、それでも上位機種とは全くの別物。

特に地磯・沖磯でヒラマサ・カンパチ以上を狙う場合は次元の違う釣りになるので、ある程度奮発しても上位機種を購入しましょう。

この釣りは必要な道具のハードルが高く、「安物買いの銭失い」になりやすいので要注意!

 

▼ショアジギングの基礎知識・具体的なタックル・アクションについてはこちら!

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