「人生一度はロードバイクに乗ってみたい!」ですよね。ただ、初心者のうちは安いモデルが欲しいものの、どのモデルを選べばいいかわかりません。
で、ベテランに「ロードバイクが欲しい!」というと、「高いものだと100万円以上必要になるし、安いものでも最低10万〜15万以上!」などと言われます。
「5万円までしか出せないんだけど」という方には、ロードバイクを買う資格はないのか?・・・否!世の中には、予算に見合った自転車が用意されています。
- ロードバイクの選び方の基本
- 【予算5万円以下】本当に使えるおすすめのロードバイク
今回は、「予算5万円以内で通勤・通学にバッチリ使える、高性能なロードバイク」をランキング形式で紹介!これからロードを手に入れたい!という人はぜひ参考にしてください。
ロードバイクってどういう基準で選んだらいいの?
▲標高2716m、自転車で行ける最高地点の「乗鞍スカイライン」。慣れればこういう場所にも行けるぞ!
おすすめのロードバイクを紹介する前に、「失敗しないロードバイクの選び方」についてお話しておきます。
ロードバイクは2万〜150万程度までピンからキリまで存在していて、出せる予算が少ないほど性能も落ちますが、安くとも高性能なモデルも存在します。
下手なモデルを選ぶと「高いのに全然使えない!」なんてことになりますが、”ロードバイクの選び方”を読めば初心者でも、高性能なモデルを見極められるように!
ここでは、ロードバイク選びで失敗しないよう「コンポ」「フレームの素材」という2つの特徴について、簡単に説明していきます。
コンポーネント:走行性能に大きな影響を与えるパーツ
自転車は様々パーツによって性能が決まっていくんですが、駆動・変速系パーツの総称である「コンポーネント」は一番見ておくべきポイントといっても過言ではありません。
駆動・変速パーツには「ディレイラー」「BB」「ギア」など、初心者にはあまり聞かないパーツが多数使用されています。
これらのパーツには自転車メーカーでは超有名な「シマノ社」のものが一般的に使用されているんですが、コンポの名前によって自転車のグレードが分かります。
▲自転車のコンポーネント類。これらが性能の大部分を占めている。
安いロードバイクにはメーカー不明のものもあるものの、MTB用コンポの「TourneyTX」・ロードバイク専用の「CRARIS」が採用されているものも。
特に、ロードバイク専用コンポは通常なら10万円以上のモデルに取り付けられているので、非常にお買い得となっています。ぜひチェックしておきましょう!
フレームの素材:軽量性・耐久性に関わるパーツ
自転車のフレームには様々な素材が使用されていますが、一般的な素材と特徴は以下を参考にしてください。
材質 | 重量 | 剛性 | 価格 |
---|---|---|---|
クロモリ | △ | ◎ | ◯ |
スチール | × | △ | ◎ |
アルミ | ◯ | △ | ◯ |
カーボン | ◎ | ◯ | × |
カーボン製の自転車は最低でも20万以上するので、5万円以下のロードバイクだとクロモリ・スチール・アルミが一般的。
ママチャリなど安価なものはスチールで作られており、5万円以下の価格帯だとクロモリorアルミが最も優秀だと言えます。
軽い=必ず優秀とは限りませんが、通勤・通学といった用途にのみ使用するなら、極力軽いフレームを選びましょう。5万円以下のロードバイクでは「アルミ」が最も優秀です。
コスパ抜群!予算5万円のロードバイクおすすめ車種ランキング
1位:ANIMATO(アニマート)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★★★★ | ◎ アルミ | ◎ 16段変速 | ◎ SHIMANO CRARIS | △ 45,000円 |
リーズナブルで高性能なロードバイクを多数発売している「ANIMART」。このモデルは4万円台という価格ながら全体的に性能が高く、コストパフォーマンスに優れています!
ロードバイク専用のコンポ「SHIMANO CRARIS」が取り付けられていて、STIやクイックリリースレバーなどロードバイクに必要な機能を全て搭載。
1年間の品質保証付きで、万が一の際も安心!「高性能でありながら、予算は抑えたい」という人にとって最も満足できる性能となっています。
2位:TRINX(トリンクス)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★★★★ | ◎ アルミ | ◯ 14段変速 | ◯ SHIMANO TourneyTX | ◯ 35,000円 |
4万円台前半で購入できる、デザイン性に優れたロードバイク。信頼性の高いシマノ製の「SHIMANO Touney」も装備していて、重量も10.8kgと軽めとなっています。
タイヤの取り外しが簡単に出来る「クイックリリース」が装備されているので、パンク修理も簡単に行えます。スポーツサイクルなら大体装備されていますが、この価格帯では珍しいです。
一度に100kg程度走行するサイクリングではこのクラスのロードバイクを使用したいところ。スペックを比較しても、この価格帯では最もコストパフォーマンスが高いモデルです!
3位:PANTHER (パンサー)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★★★★ | ◎ アルミ | ◯ 14段変速 | ◯ SHIMANO TourneyTX | ◯ 40,000円 |
最近、ネットショップで人気爆発中のPANTHER!性能は値段相応ですが、何よりデザインが素晴らしく30万円以上のモデルにも劣らないカッコよさとなっています。
4万円前半の価格でマウンテンバイク用のコンポ「SHIMANO Touney」を装備。本格的なレースには向きませんが、街乗りには十分な性能です。
この価格帯では、予算を多少変えたところで大きく性能が変わるわけでもないので、「とりあえずかっこいいロードに乗りたい!」という人には最もおすすめです!
4位:CANOVER(カノーバー)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★★★☆ | ◯ クロモリ | ◯ 14段変速 | ◯ SHIMANO TourneyTX | ◯ 35,000円 |
カノーバー製のロードバイクのなかでも安価なモデルで、比較的性能が高いにも関わらず3万円台で購入できます。メーカー保証1年付きなので万が一の初期不良の際にも安心!
安価なロードバイクはフレームの素材がスチールの場合が多いんですが、このモデルは鉄製のクロモリを採用しており、耐久性がありながら11.5kgと軽量さが際立ちます。
MTB用のコンポ「SHIMANO Touney」も装備しており、日常的な通勤・通学なら性能十分!ネットでの評判も比較的高いので、デザインが気に入った方には入門用ロードバイクとしてオススメ。
5位:a.n.design works (エーエヌデザインワークス)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★★★☆ | △ スチール | ◯ 14段変速 | ◯ SHIMANO TourneyTX | ◯ 35,000円 |
アウトレット品を主に販売している、a.n.design worksのロードバイク。鉄製のフレームを採用しているため、非常に細身でスタイリッシュなデザインになっています。
特別スペックが優れているわけではありませんが、全体のバランスが高く価格的にも手に入りやすいので、ロードバイク入門におすすめのモデルです。
カラー展開も多いので、街乗りにもバッチリ!日常の通勤・通学用として購入するならぜひ購入を検討しておきたいところ。
6位:CANOVER(ハイエンド)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★★☆☆ | ◎ アルミ | ◯ 14段変速 | ◯ SHIMANO TourneyTX | △ 45,000円 |
カノーバーロードバイクのハイエンドモデルで、予算5万円でギリギリ購入できる程度の価格で販売されています。
一番に目を引くのは空気抵抗を最小限に抑える「エアロホイール」。本来は競技等の状況で、空気抵抗を最大限減らす目的で作られています。
ちょうど後輪側に位置するフレームがえぐれるような設計になっています。全体のデザインともに、今回紹介したロードバイクの中では一番カッコいいですよね!
7位:NEXTYLE(ネクスタイル)
[colwrap] [col2]おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★★☆☆ | ◎ アルミ | △ 7段変速 | △ SHIMANO製 | ◯ 30,000円 |
見た目がカッコいい3万円を切るロードバイク。タイヤのホイールが独特の形状をしている、いわゆる「ディープリム」が採用されています。
これは前方や横からの空気抵抗を全身する推進力に変えようとするもので、本来は競技用のロードバイクに採用されているものですが、この価格帯でも装備されています。
自転車の性能的に必要ありませんが、「かっこよさ」を追求したい人にはいいモデルですね!
8位:DEEPER(ディーパー)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★☆☆☆ | △ クロモリ | ◯ 21段変速 | △ SHIMANO製 | ◎ 20,000円 |
最近ネットショップで話題になっている、2万円台で購入できるロードバイク。
これ!という特徴はありませんが、ロードバイクとして最低限必要なスペックは全て兼ね備えていて、アフターサービスも比較的充実しているので万が一初期不良などがあっても対応してくれます。
「21Technology」と比べると利用者自体が少ないものの、初期不良の発生率も低いので最初のロードバイクとしてはこちらのほうが信頼性が高いといえます。
9位:NEXTYLE(ネクスタイル)
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★☆☆☆ | △ スチール | △ 6段変速 | △ SHIMANO製 | ◎ 12,000円 |
安価なロードバイクを販売しているネクスタイルの下位モデルで、ロードバイクなのに2万円以下と破格の値段設定に!
あくまでママチャリよりマシ・・・といった程度の性能ですが、21段変速・ロードバイクと同じドロップハンドル付きなど予算を抑えつつ入門したい人にはピッタリのモデルとなっています。
この価格帯の自転車は性能に差がありませんが、このモデルは購入者が多く信頼性が高いので、「激安自転車を購入したいが、大丈夫か不安!」という人は一度レビューをチェックしてみましょう。
10位:21Technology
おすすめ | フレーム | 変速 | コンポ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
★★☆☆☆ | △ クロモリ | ◯ 14段変速 | △ 不明 | ◎ 20,000円 |
ロードバイクなのに、価格が2万円を切っているモデル。ママチャリと同等の価格でカッコいいドロップハンドルや泥除けが標準装備されています。
この価格で1年間の保証が付いているので、故意的な破損以外は対応してくれるようです。タイヤは27インチ経なので、通常よりもスピードが出ます。
といってもこの価格帯なので、少なからずトラブルがあるという話は聞きます。「とりあえずドロップハンドルの付いたロードバイクに乗ってみたい!」という方には良いモデルです。
この中で特にオススメのロードバイクは?
横スクロールで全ての車種を確認できます。価格帯についてはネットショップの平均的な価格を参照しました。具体的な価格についてはショップへ移動して確認してください。
というわけで、以上「初心者におすすめのロードバイク」をランキング形式で紹介させていただきました!具体的なスペックは上記で解説してあるので参考にしてください。
ここで紹介したモデルは全て厳選して掲載してあるんですが、特に初心者におすすめのモデルをピックアップするならば、下記の3つのモデルになりますね。
特におすすめのロードバイク
- 2万円で購入できる入門用の「DEEPER(ディーパー) 」
- 3万円台で購入できて、ロードバイクの基本を全て揃えた「TRINX(トリンクス) 」
- 5万円以内で買えるロードバイクで、ブッチギリでハイスペックの「ANIMATO 」
とはいっても、日常的な使用なら2万円代のロードバイクで問題ないことも事実なので、それぞれの予算に合わせて購入してください。
ぶっちゃけ言うと、ロードバイクって本格的に乗りたいのであれば、20万円以上は出したほうがいいんですよね。
なぜなら、「最初は毎日乗ろうと思ったけど、飽きた!(笑)」という人が多いから。
それだったら10万円程度の自転車を買う前に、最初はお試しで5万円台のロードバイクを買ってみて試してみる、ぐらいのほうが最終的にはオトクです。
▼5万円以下の予算でおすすめの「ロードバイク」「クロスバイク」「マウンテンバイク」「ママチャリ」「折りたたみ自転車」「電動アシスト自転車」をピックアップしてみました!