3万円以下の激安ロードバイクを探していると、「レイチェル(Rachell)」というメーカーから発売されている自転車が目につきました。
デザインが非常にカッコよくて、街乗りでぜひ使用してみたい!ただ激安のロードバイクとなると、走行中の故障・破損が心配になります。
今回は自転車を購入するにあたって「レイチェルのロードバイクに関する評価・評判まとめ」について調べてまとめてみたので、シェアしたいと思います!
レイチェルってどんなメーカー?販売会社は?
激安ロードバイクの品質をチェックするには、販売会社をチェックするのが一番です。
情報収集をしていると、どうやら「レイチェル」はメーカー名ではなくてブランド名だということがわかりました。株式会社オオトモという日本の会社が輸入・販売をしているようです。
この会社は他にも「カノーバー」「ネクスタイル」など同価格帯ではおなじみのブランドも発売していて、使用者が多いのでそれなりに信頼性も高いです。
レイチェルはロードバイクだけを発売しているのではなく、むしろ折りたたみ自転車やクロスバイク、子ども用の自転車まで多数発売しているみたいです。
全体的に価格は低めなんですが、ロードバイクはリーズナブルな値段にも関わらずデザインがカッコいいので、一定の人気を集めているみたいですね!確かに街乗りしたくなるデザインに仕上がっています。
ただ性能のほうは期待してはダメで、軽く調べるだけでも悪評が目立ちます。価格相応といった感じですが、唯一安全性だけはしっかりチェックしておいたほうが良いですね。最悪、大怪我につながるので。
株式会社オオトモのブランド一覧を見てみると、「レイチェル(Rachell)」と「レイチェル+(Rachell+)」という2つのブランドがあることに気づきました。
どうやら価格帯やデザインが違ってくるんですが、詳しくは次のモデル解説で紹介していこうと思います。
また、実際の使用者の評判・レビューなども集めて掲載していきます!
レイチェルで展開されているモデルは?
あらかじめ書いたとおり、今回は「ロードバイク」に絞ってまとめているので折りたたみ自転車・その他車種の紹介はあえて控えておきますね。ややこしくなるので。
現在、レイチェル・レイチェル+ブランドから発売されているモデルは下記となります。
- Rachel RD-7021R
- Rachel+ R+714 SunRise
廃盤になっているモデルが数多くあるんですが、現在発売されているのはこの2車種のみとなります!
上から順番に価格・性能が高くなります。具体的に解説していきます。
Rachel RD-7021R
Rachellブランドから発売されている、2万円台で購入可能なロードバイク。
21段のシマノ製変速装置とドロップハンドルが付いているので、最低限の自転車ライフを楽しむことはできます。通勤・通学だけならこの自転車で十分です。
ただ品質に関して疑問を持つ人も多く、悪評のレビューも目立ちます^^; ママチャリに乗るよりかは早く走ることができるし、デザインもシンプルでオシャレなので街乗り程度なら問題ありません。
また、幸いメーカー保証が1年付いているので、問題があれば問い合わせることができるという点が唯一の救いですね。野暮なメーカーを選ぶと連絡が付かずに泣きを見ることもあるので・・・。
Rachel+ R+714 SunRise
「Rachell」ブランドは普通の自転車という体で発売されていましたが、こちらの「Rachell+」は特定のコンセプトにもとづいて作られています。
ニッポン復興をテーマに作られたオリジナルカラーで、他にはない赤×白というデザインになっています!通常のブランドとくらべて、価格は3万円台になっているものの重量は12.5kgと軽量化。
また、競技用自転車に多く取り付けられる「ディープリム」仕様となっています。独特のタイヤ形状で、本来は横風を推進力に変換して高速化するものですが、この価格帯の自転車には効果なし。ただ、純粋にカッコいいです。
▲桜の時期に特に映える美しいデザイン。
正直、同価格帯の自転車と比べるとスペック上の優位性は一切なく、むしろ見劣りするレベルですが、何よりデザインがカッコよく他にはないので、街乗り用として購入するなら大アリですね。
レイチェルの自転車は壊れない?評価・評判まとめ
ここまでモデル紹介をしてきましたが、実際に購入するとなると「本当に乗っても大丈夫なの?走行中に故障したりしない?」と気になりますよね。
激安ロードバイクの中ではそこそこ人気の車種なので、使用者も多いです。ネット上のレビューも多いので、全てチェックしたうえで気になったものを一部引用していきたいと思います。
(実際のレビューはこちらから確認できます。)
▼Rachellブランドのレビュー
私のもとに届いたものは後輪ブレーキがいくら調整しても大して硬くならず、そうこうしているうちにねじ山が潰れ(手で回しただけ)、仕方なく工具で軽く掴んで回しただけであっけなくねじが折れ返品も交換もできなくなりました。さすがメイド・イン・チャイナ
車が駄目なら自転車も駄目、どこ製か知っていたら買わなかったのになぁ。
ちなみに野ざらししておくとあっという間に錆びます。ご注意を
フレームも悪くなく、素人には最適であると思われる。シティサイクルには適している。但し、ブレーキの効きが大変悪い。扱いなれるまで時間がかかる。
全体的に「中国製で粗悪、そもそも到着して組み立てしている時に壊れた」というレビューが多く見られ、品質に問題ありな感じです。
どうしても3万円以下のロードバイクを買うとなると、中にはまともな製品もあるものの、ある程度は覚悟して購入セざるを得ないんですよね。
日常生活の範囲内、通学・通勤のみで街乗りする前提ならアリかなといった感じ。なんてったって、ロードバイクが2万円で手に入るわけですからね。すごい時代ですよ・・・。
▼Rachell+のレビュー
分かりやすいように箇条書きにします。
・ルックス車だけあって、デザイン性は◎
・組み立ても、タイヤ交換出来る知識があればすんなりいきます
・ブレーキの効きが徐々に落ちていき、50km程でアブナイ自転車と化します(要交換)
・タイヤは23Cという細さだけあって、気持ちのよい伸びを実現してくれます
・リムの天振れが気になりました(スポークの張り調整で直るレベル)
・チェーンはバルク品を白ラッカーで塗装しただけ(直ぐに黒ずんで汚くなる)
・クロモリ(鉄)だけあって、錆びる速度が早い(雨ざらしにすれば1発でアウト)
・屋根のあるガレージか駐輪場が絶対に必要
・チェーンオイルはこまめにさす(汚れると一気に重くなる)
・ガチのクロスバイカーに小鼻で笑われる(どうしようも無いですよね笑)
・変速も少し今一歩…(ワイヤー調節で直った)
・タイヤはKENDAの安物(コスパが謎に最高で滑らなくてワロタ)
・一般人からは、憧れの目で見られる(ここ重要笑)【総合評価】
・街乗り◎
・ガチ乗り△
・ポタリング◎
・レースや催し物△
・展示やインテリアとして◎こんな感じですかね(笑)
と言いながら、防犯登録して通学に使っているのはここだけの話です♪
この自転車を先日、Amazonで購入させていただきましたが、旅先でクランク部の初期不良に会い、散々な目にあいました。その内容は、走行中にペダルをこいでいると、クランクが破損し、ペダルが抜け落ちるというものです。そして事故回避のために歩道にそれようとしましたが、その際に軽く足を怪我をしました。こんな自転車が、定価7万円近い価格で販売されているRaychell+の営業方針に疑問を抱かずにはいられません。たとえ私に届いた商品のみがこんな状態でも、その一台が人間の生死に関わるかもしれないような事故を招くという責任感をRaychell+に求めたい。本当に最悪の自転車です。私は本気でRaychell+に怒りを覚えています。☆ひとつもあげたくないです。ふざけるな!!!!
非常にわかりやすいレビューがあって参考になるんですが、やはり破損の被害に合われた方もいるようで「品質のバラつきが激しいな」という印象です。
激安ロードバイクの宿命でもありますが、特にレイチェルの自転車は品質がいまいちとのこと。
デザインは本当に優れているのに、残念ですよね。破損したレビューの方は旅で酷使したのが原因の可能性もありますが、いずれにせよ過酷な使用はやめておいたほうが良さそう。
安いロードバイクであっても、中には品質が高くベテランでも「この自転車がいいよ!」とおすすめするようなモデルもあります。
もし現在レイチェルの購入を考えている方で、将来的に本格的な使用を考えているのであれば、購入は辞めておいたほうがいいかも。
同じ3万円台であっても、同価格帯から飛び抜けて優秀な自転車もあるのでそちらもチェックしていただきたいですね。デザインはレイチェル+がいいですが、スペック上はこちらのほうが格段に上なので。
安いモデルといっても、それなりに出費が必要なわけです。せっかく高いお金を出して自転車を買うのなら、絶対に失敗しない高品質なロードバイクの購入をおすすめします。
▼5万円以下でおすすめのロードバイクについては下記でまとめてあるので、よければ参考にしてください。
【5万円以下】初心者向けロードバイクの選び方とおすすめ10選を紹介する【格安・激安】
おわりに
というわけで、以上激安ロードバイクの「レイチェル・レイチェル+の評価・評判」をまとめてみました。
価格上人気なのはわかるし、デザインが非常に優れているので街乗りしたくなりますが、過酷な使用を考えているなら購入をやめておいたほうがいいのでは?と言わざるを得ませんね。
買うにしても、品質のいい個体が届くか博打になります。どうしてもデザインが良いから買いたい!という場合以外は、品質がよくスペック的にも優れている激安ロードバイクが何種類かあるのでチェックをおすすめします。
それでは!