どうも、絶賛自転車日本一周中のよねすけ(@yonesukez)です。
日本一周の旅には29インチのマウンテンバイク(Giant Rock 29er)を使用しているわけですが、日本を半周した段階で変速に関係する駆動系部品がぶっ壊れまして、踏み込むとギアが外れる「歯飛び」と呼ばれる現象が起きるようになりました。
そもそも旅出発以前も含む累計走行距離が10000kmを越えていると思われるので、自転車の変速や走行に関係する駆動系部品を総とっかえしてみました!果たしてチャリ初心者は無事修理を終えることができるのか?不明ですが、とりあえずやってみましょう。なんでも挑戦なんだよ!
用意した修理部品
そんなわけで、自転車日本一周再出発に向けて1月某日、重い腰を上げて自転車修理作戦が遂行されることになりました。
今まで面倒くさくてずーっと放置してたんだけど、これをやらない限り再出発できないんだよ。
さて、用意した修理部品を先にお見せしないと「一体どこを修理するんだい?」と混乱してしまうと思うので、先に全て紹介します。
こちらが今回の修理にあたって用意した部品です。
デーン!総額2万!!!
日頃から高額な自転車を扱っておられる諸兄からすれば「お安く済んでいるじゃん?」と思われるかもしれないけれど、こちとら貧乏かつ初心者なんです。たかが自転車の修理で2万円もかかってしまうだなんて!泣
用意した部品を一つ一つ紹介します。
左上から右に向かって、
- 自転車用グリス
- ボトムブラケット外し
- ボトムブラケット(BB)
- スプロケット外し
- チェーン
- ギアクランク
- コッタレス抜き
- リアディレイラー
- スプロケット
- フロントディレイラー
以上になります。羅列するとめっちゃ長いな・・・。
部品名を聞いても「?」となる方のために、下記にMTBの各部名称の写真を貼り付けておきます。用意した部品と部品の名称とを見比べてみてください。
出典:http://www.ysroad.co.jp/genre/pg/
さて、早速古い部品とこれらの部品とを交換して、快適なチャリ旅を送れるようにしましょう。
今回の記事では、まず交換部品を全て取り外します!
ギアクランクを外す
一つずつ、手順を追って修理過程を紹介していきます。
まずは、前側(アウター)の変速とペダルに関係する「ギアクランク」の取り外し作業から。
これが「ギアクランク」だ!ギア自体が削れてボコボコになってしまっているので、全て取り外して交換します。
真ん中にある六角ネジを取り外すと、ペダルを回す際の軸になっている「ボトムブラケット(BB)」」の一部が露出します。
ギアクランクをBBから切り離さないといけないんですが、専用の道具がないと引っこ抜けません。
自転車って結構独自規格の部品が多いから、専用の工具が必要になることが多いのよね。ここで活躍するのが、「コッタレス抜き(イーツール) 」という専用工具。
細かいネジが付いているので、ギアクランクの根元に取り付けます。正ネジなので「時計周り」に取り付ければOK。
モンキーレンチで締めます。モンキーレンチは造園業をやっている両親に借りました。こういう時に本当助かるねー。
本当ならここで、コッタレス抜きにさらに付属部品のネジを差し込み、ネジでギアクランク自体を押し出すことでBBから分離するんですよ。ただやり方が全くわかっていなかったので、悪戦苦闘w (説明書読め)
ただコッタレス抜きを回して外すもんやと思ってたけど、あかん、全く外れへん。
悪戦苦闘した結果、ようやくギアクランクを取り外すことに成功。
ああ、疲れた。
しかし、今度はギアクランクに取り付けた「コッタレス抜き」を強力に取り付けてしまったために、全く外れなくなりました。そこで親父登場。
あらゆる道具を使って外そうとしたが、外れないらしい。情報を調べたところ、間違った方向でネジを回すよう指示してしまったことが判明してしまいました。(説明書読め、2回目)
右側のギアクランクと同じ要領でコッタレス抜きを取り付け、左側も外すことができました。
ここで、ようやくBBが露出。
やたら取り外しに苦労したんだけど、多分このギアクランク、左側から外すべきだったんだろうな・・・。(説明書読め、3回目)
BBを外す
続いて、ペダルを回す際の軸となっている「BB」を外していきます。
本当なら「BB」は前述した「歯飛び現象」には関係ない部品なんですが、これを交換することでペダリングが滑らかになると思うので、思い切って交換することにしました。
BBを外す際も、専用の「BB外し(バイクハンド)」を使用します。
先が特殊な形状になっていて、力いっぱい回すことでBBを抜くことができます。あー、かってぇ。
BBを取り外すと、フレームの穴が露出します。おお、なんか感動的!
ちなみにこれは中を洗った後の画像だけど、そりゃもう汚かったですよ。運子だよ運子。
こちらが取り外したBB。マジきったねぇ。
これまでよく、壊れずに持ってくれました。ずっと自転車旅で活躍してくれてありがとう!お疲れ様!
下がこれから取り付ける予定のBB。こうやってみると、どれだけ消耗したかがよくわかるね。
リア・フロントディレイラーを外す
ディレイラーは、チェーンを上・下段のギアに移動させるための装置で、リア側とフロント側、それぞれについている。
これらはネジで簡単に取り付けられているので、再取付後の細かい調整はクッソ面倒くさそうだけど、取り外しは簡単。六角レンチがあればOK。
だらーん。両方のディレイラーを取り外しました。肝心のチェーン切りがなぜかまだ届いていないので、当分はこのまま・・・w
スプロケットを外す
最後に、後ろ側(インター)のギアである「スプロケット」を外します。
面倒臭いけど、これまた専用の工具が必要なのよね。。。
それがこちら、専用の「スプロケット外し(バイクハンド) 」。
通常だとスプロケットを取り付けてあるネジを外すときに、ギアごと回っちゃうんですよ。それを抑えるために、棒の先にチェーンが付いていて、ギアに噛ませてネジを回すという変な工具なんですね。
ちなみにこれ、取り付け方間違ってるから注意な。(説明書読め、4回目) チェーンが付いて方は上下逆に取り付けて、棒の先にある短いチェーン側もギアに噛ませるようにして外す。
スプロケット、意外と簡単に取り外すことができました。
こちらが新旧のスプロケット比較。
右側!マジきったねえ!運子色やん!ちなみに画像をよくみると、摩擦でギアが削れまくっていることがわかります。
それにしても、このスプロケットは日本中の難所をうまく変速して乗り越え、チェーンの摩擦に耐えながらよくここまで持ってくれました。頑張ったな!
ちなみに左側のスプロケットの方が少し小さいの、気づきました?実は簡単に峠越えできるようにギアを小さくしたんですよ。堕落性なんでね。
詳しいスペックなんかは別の記事で載せるので、自転車好きの方は見てね。
おわりに
というわけで、今回は「歯飛び現象」が起こって駆動系がぶっ壊れたMTBの部品外しをしてみました。
とりあえず交換部品は全て用意してあるので、次はそれらを取り付ける作業をしていきたいと思います。当分は自転車使えへんなー。
あれ、そういえば・・・まだ部品を交換しなければいけない場所があるんじゃないか・・・?タイヤが円滑に回るようにする、軸である「ハブ」の交換とか・・・?あれ?部品揃ってなくね?やばくね?え???
次回に続く。