基本的に、旅の荷物は極力少なくしたほうが懸命です。不要なものを持っていけば持っていくほど重く行動しづらくなるし、盗難・破損するリスクも増えます。
荷造りの段階でこの道具は必要か?と自問自答することになりますが、その際に特に悩みがちなのが「ノートパソコンを持っていくかどうか?」です。
確かにあったらブログ書けたり情報収集できたりして便利だけど、そこまで無理して持っていく必要があるのか・・・!と悩みます。安い買い物じゃないですしね。
今回は、実際に1年間の旅を通して「ノートパソコンを持っていって本当に良かったか否か?」をありのまま語っていきたいと思います。
パソコンでしかできないことは何か?
写真編集・ブログ執筆など
▲パソコンがあれば、テントの中でもガッツリ作業できます。
「旅にノートパソコンを持っていくべきかどうか?」を考えるとき、決断に必要なことは実はとってもシンプル。
単純にパソコンしかできないこと・自分のやりたいことをピックアップしてかけ合わせれば、すぐに持っていくべきかどうか?が判断できるようになります。
まず、スマホ・タブレットには無理でパソコンにしかできないことを取り上げてみます。
パソコンにしかできないこと
- キーボードを使った長文入力ができる
- OS独自のソフトを使えること(写真編集・現像ソフトなど)
- 大画面で情報の一覧性に優れる
- マルチタスク(同時作業)が可能
最近ではスマホ・タブレットの高性能化で、パソコンの優位性って下がってきているんですよ!
ただ、これらの3つの特徴があまりに優れるために、今でも旅にノートPCを持っていく人が絶えません。僕も旅に出るときは、充電もできないような過酷な環境でない限り、必ず持っていってます。
具体的には、例えば旅先で一眼レフを使用する場合。
一般的に使われるJPEGのデータならともかく、RAWデータ(生データ)と呼ばれる形式のものを画像編集する場合、絶対にパソコンが必要になります。
また一般的なデータであっても、写真編集ソフトはPC専用ソフトのほうが高性能なケースは多いので、一眼レフを使用する場合は持ち歩きがほぼ必須になりますね。
▲PCがあれば、データ容量と閲覧性に優れるので写真管理がめちゃめちゃしやすくなります!
次に、旅先でブログを執筆する場合。
スマホ・タブレット専用のアプリがリリースされたブログサービスも多いですが、文字入力はできても画像挿入・デザインなどをきちんと整えるのは、非常に難しいです。というか、ほぼ不可能。
ブログを書く場合、キーボード、そしてマウスorタッチパッドが付いているパソコンを使うとめちゃめちゃ生産性が上がります!スマホで1日に3000字程度書くだけでも、指の皮が剥がれてしまいます。(笑)
最近ではネット回線とパソコンさえあれば仕事ができる時代になったし、趣味であってもリアルタイムで旅先でブログ更新をしたい人は多いと思います。
テキスト入力ぐらいならスマホでも可能ですが、ちゃんと見やすいようにレイアウトを整えるとか、表を挿入するとなると高度すぎて小さい画面では無理なので、ブロガーなら必ずPCを持っていくべき!
パソコンは生産的な行動をするためのツール
あと、これだけは覚えておいてほしいです。
スマホはあくまで、受動的に情報を処理するための道具なんです。あの小さい画面では、新しく価値を生み出すことは難しく、基本的にニュースチェックや動画視聴、ゲームプレイなど「生産性のない行為」しか行えません。
一方でパソコンは、その本質からして「生産的な行為をするための道具」です。プラグラミングや長文入力など、新しく価値を生み出すことに特化しています。
もちろん受動的な行為も行えますが、パソコンを使えばそれ単体でお金を生み出すことも出来ます。これは、画面の大きさの違いもありますが、中身(OS)の違いが大きいです。
あなたが旅先で受動的にインターネットをしたいのか、もしくは生産的な行為をしたいかで決まってくるといっても過言ではありません。
こんな人は旅先にもパソコンを持って行くべき!
これまでの経験を踏まえて、「こんな人は旅先でもパソコンを持って行くべきだ!」というチェックリストを作ってみました。
これに該当する人は、ぜひカバンの中にパソコンを忍ばせて旅に出てください。重いしデリケートだけど、ホント便利ですから。
旅先にパソコンを持って行くべきでない人
- 可能な限り荷物を減らしたい。
- 旅先で長文入力やインターネットをあまりしない。
- 旅先でインターネット経由で仕事をしない。
- カメラの撮影はスマホだけで行う。
- そもそも普段からパソコンを触らない。
- インターネットは「消費するためのものだ」と思ってる。
旅先にパソコンを持っていくべき人
- 少しぐらい荷物が増えてもいい。
- 旅先で長文入力、積極的に情報収集を行う。
- 旅先でインターネットを使って仕事がしたい。
- 旅先で一眼レフを使用する。またRAWデータも扱う。
- 日頃からパソコン関係の仕事をしていた。
- インターネットは「価値を生み出すためのものだ」と思ってる。
旅にパソコンを持っていく最大のデメリットは、とにかく荷物が重くなることと、一々精密に扱わなければいけないこと。
一方、パソコンはスマホ・タブレットと違って「マルチタスクが可能」なので、先ほども触れたとおり生産性が全然違います。
旅先でIT系の作業をする人はパソコン、簡単な作業はするがガッツリ触らない人はタブレット所持が今のところの結論です!
今の時代、3万円でいいパソコンが売っている
ここまでブログ記事を見て、「でも手元に持ち運びに便利なノートパソコンがないんだ!」という人も多いでしょう。
安心してください。今の時代、3万円もあればそこそこいいパソコンを購入することができます!素晴らしい時代ですね。
実際僕も、旅の最中なのにも関わらず3万円のパソコンを購入してしまいました。今はMacbookAirを使ってますが、安いパソコンも写真編集・ブログ更新程度の作業なら十分可能なんです。
ASUS EeeBook X205ta
僕が旅先で買った、パソコン機種の後継バージョン。
3万円を切る値段で購入できて、スペックもそこそこでブログ・SNS更新くらいなら余裕でこなせます。重量も980gと軽い!
逆に高級な機種を買うと、作業は捗るものの盗難・水没等のリスクを考えてしまって、怖いです。この価格帯なら雑に扱って傷がついても、さほどへこまなくて済みます。
あと旅先でパソコンを使うにあたって重要なのが、バッテリーの持ち。こちらはなんと10時間持つように設計されています!万が一旅先で電源がなくても、それなりに作業できます。
ASUS Chromebook
Windows以外にも「Chromebook」という選択肢もあります。こちらはGoogleが開発したOSで、インターネット接続前提になりますが、余計な機能を搭載していないので、低スペックでもめちゃめちゃサクサク動きます。
もちろんWindowsのほうが慣れ親しんだ人が多いと思いますし、使用ソフトを限られてきますが、単純にブログ更新をするだけならかなりサクサク動いてくれるので、こちらのほうがよいですね。
バッテリー持続時間は9時間と先ほど紹介した機種とそれほど変わらず、実用性が高いので「ブログ更新作業」が主な用途の方は要検討です。
Apple MacBookAir
ノートパソコンと言えば、やはりMac。旅人もそこそこリッチな人は大抵このPCを使っています。
自分もWindowsから最終的にMacに乗り換えて、今もブログ運営に毎日利用しています。なんだかんだスペック低めでもヌルヌル動いてくれるし、体感作業スピードが5倍程度にはなりましたね!
とはいえ、旅先で利用するなら無理に買う必要はないので、自分のようにまず安いPCを買ってみて、不満を感じたら買い替えていくルートが一番いいんじゃないかと思います。
おわりに
というわけで、「旅先にパソコンを持って行くべきなのか?」という疑問と、実際に旅先で活躍するパソコンを紹介させていただきました。
個人的には、パソコンがあればインターネット上で色んなものが生み出せるので、特に日頃からパソコンに慣れている人ほど持っていくと恩恵が大きいと思います。
いまやインターネットとパソコンさえあれば、色々な価値や収益を生み出せる時代ですからね。多少重くても、自由度を上げるために持って行ったら面白くなるんじゃないかなと思います。
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