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【青物】目の前でナブラ・ボイルが発生!どうやって攻略する?

早朝から堤防で青物を狙っていると、海面が泡立つように小魚が逃げ回ったり、青物が餌を狙って水面を割る場面に遭遇することがあります。

餌となる小魚を追い掛けて水面まで追い詰める「ナブラ・ボイル」と呼ばれる現象ですが、上手く攻略すれば初心者でも簡単に青物を釣ることができるビッグチャンス!

今回は青物を狙うときに非常に重要となる「ナブラ・ボイル」の発生する条件と攻略法について解説していきます!上手く攻略すれば、誰でも100%青物を釣り上げることが可能です!

 

ナブラ・ボイルが発生する条件

大型魚の高活性時に小魚を追いかけてナブラ発生

▲わかりやすい大規模なナブラ。実際に目の前にすると迫力に驚きます。

 

ナブラ・ボイルはどういった条件で発生するのか?そもそも水面を割ってまで小魚を追いかけるほどなので、 早朝など高活性時に発生することが多いです!

青物単発でも発生しますが、海上の海鳥と連携して水面に小魚を追い詰めることもあります。空中に大量の海鳥が集まったら、数分後にナブラが発生するかも!

青物が水面付近に小魚を追い詰め、海鳥が空中から小魚を捕食します。ベテランほど、釣りをしながら海上の状態だけでなく海鳥の位置と数を確認していますね。

 

青物を釣り上げること自体はそれほど難しくありませんが、他の魚種に比べると釣れるタイミングを見極めるのが不可能で、いつヒットするか全く予想できません。

回遊次第で釣果が決まってしまうので投げ続けるしかないんですが、ナブラはそのなかでも唯一「投げ込めば、ほぼ確実に釣れる貴重なチャンス」なんですよね!

一度ナブラが発生すると、次にいつ発生するかわかりません。上手く攻略して、確実に晩ごはんをゲットしましょう!

MEMO
ナブラとボイルの違いですが、ナブラは海面に追い詰められた小魚の様子を、ボイルは大型魚が餌を捕食するために水面を割る現象を指します。ボイルは英語でそのままの意味ですが、ナブラは日本語の「嬲る」が語源になっています。細かい違いはありますが、ほぼ同じ意味で使ってしまってOKです。

 

ナブラが発生しやすい時間帯・水深など

 

ハマチ・ブリなどの青物は、早朝に一日分の70%もの小魚を捕食します。つまり早朝ほど活性が上がりやすく、その分ヒットチャンスとなるナブラも発生しやすくなります!

必ずしも早朝だけで発生するわけでなく、夕方はもちろん日中にも発生します。単純に早朝は活性が上がりやすいから確率も高くなるだけで、早朝限定のイベントというわけではありません。

これまでの経験から言うと、小魚が水面付近を回遊しやすい「夏場」に発生することが多いですね!逆に季節が深まるほど底付近に落ちていくので、ナブラの発生確率が下がります。

 

発生する場所は誰にもわからない

一般的に、小魚が回遊しやすいエリアや青物が追い詰めやすいポイントほどナブラの発生確率が上がるんですが、実際にどこで発生するかはベテランですらわかりません。

「ナブラが発生しやすいポイント」はありますが、実際に起こるかどうかは予想不可能で、ナブラ発生中に釣り上げるためには水面が沸き立つポイントまで移動する必要があります。

そのため、ナブラが発生した!と思ったら一斉にポイントまで走って、急いで投げ込む必要があります。一種のお祭り状態になるので、ある意味楽しいですw

 

堤防際でナブラが発生することもありますが、200m以上沖で凄まじいナブラが沸き立つこともあります!前者は目の前で捕食シーンを確認できたこともあります。

100m程度ならギリギリルアーをフルキャストして狙うことも可能ですが、200m以上はさすがに陸っぱりで狙うことは不可能なので指を咥えて待つしかありません。

船釣りならナブラの発生を確認してから移動することも可能なので、その分陸っぱりは不利になります。これが「陸っぱりでのショアジギングは難しい」と言われる理由です。

 

青物のナブラ・ボイルの攻略法とは

ナブラの少し後方を目掛けて投げ込む

 

続いて、ナブラ・ボイルを発見した際の攻略法を解説していきます!基本は「ナブラの発生位置まで走っていき、少し後方を目掛けて投げ込み巻いてくる」!以上です!

下手なアクションは一切必要なく、投げ込む位置も少し後方でOKです。ど真ん中に投げると魚が散ってしまうので、少し後ろに投げてナブラを舐めるように巻いてくるのが吉。

ナブラ発生時はどんなルアーでも釣れますが、少し沖で発生している場合はメタルジグなど遠投しやすいルアーを使うといいでしょう。

 

ナブラ打ちで活躍するルアーとアクション

 

ナブラ打ちでのルアーアクションも単純で、少し後方に投げ込んでただ巻き!で問題ありません。逆に下手なアクションを付けると魚を違和感を察知して逃げてしまうことも。

捕食するベイトが小さいなどの理由で特定のルアーにしか反応しないこともありますが、基本的にどんなルアーでも釣れます。

それより、ナブラが発生しても10秒以下で終わってしまうことも多いので、下手にルアーを付け変える前に投げ込むことのほうが重要になりますね。

 

ナブラ打ちで特に活躍するルアー
  1. メタルジグ
  2. 青物用ミノー
  3. 鉄板バイブ
  4. スピンテールジグ

 

「メタルジグ」は遠投用で、投げ込んだら下手なアクションはせずただ巻きで狙います。ナブラ打ちにめっぽう強いのが「鉄板バイブ」で、ただ巻きで十中八九釣れますね!

魚が渋いとき、ベイトが大きいときは「青物用ミノー」を使います。あまり遠投できませんが、活性が低く他のルアーには全く反応を示さないときも釣れます。

ナブラ打ちしているのに、どうしても反応がない!という場合の最終平気が「スピンテールジグ」で、ベイトが極端に小さい時、見切られるときでも魚を連れてきてくれます。

 

ナブラが発生してもすぐに止んでしまうことも多いので、すでに付いているルアーを投げ込むことのほうが重要ですが、特に秋以降はミノー・スピンテールジグにしか反応がないことも。

10分ほど続くこともあるので、しばらく投げて反応がなければ異なるルアーに変えて反応を見ます。全くルアーに反応がないこともあるので、その時は諦めましょう^^;

新しくナブラ打ち用にルアーを購入する必要はありませんが、「鉄板バイブ」は遠投性が高く、表層を幅広く探れるうえに低活性時でも反応があるので、一つ用意しておきましょう!

 

魚がヒットしたら、すぐに回収して再び投げ込む

ナブラ発生時は次々に魚が釣れるので、連発するチャンス!自分の場合は連発を狙うため、ナブラ発生時はスムーズに回収して2匹目を狙っています。

可能ならすぐに血抜き処理をするほうがいいんですが、次のキャストで2匹目が釣れることも多いので、活性が高そうなら一旦青物を堤防に置いて2匹目を狙います。

どうしても締めて血抜きをして・・・とやっていると1分は掛かるし、次にいつナブラが起こるかわからないので、無理にでもすぐ2匹目を狙うのがおすすめ。

 

おわりに

というわけで、今回は堤防で青物を狙っている際に発生する「ナブラ・ボイル」の攻略法を解説してみました!

ただでさえ釣り上げるタイミングを見極めるのが難しい青物ですが、ナブラは例外で特殊な条件でないかぎりは誰でも釣り上げられる貴重なチャンス!なわけです。

特に難しい攻略法も必要ありませんが、使用するルアーやアクションを少し工夫することでヒット確率を上げることができます。ぜひ、ナブラが発生したら積極的に狙ってみてください!