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【初心者向け】自転車のメンテナンス必要箇所と道具を全てまとめてみました!

自転車を利用していて困るのが、「メンテナンス」の問題。

普段自転車にはよく乗るけれども、自転車のメンテナンス方法がわからない!必要な道具なんて検討もつかない!という人も多いはず。かくいう僕もその一人でした。

今回は初心者の方にも参考にしてもらえるよう、自転車のメンテナンスに必要な箇所と道具を全てまとめて紹介します!

 

自転車の各部名称とメンテナンス箇所について

さて、早速自転車のメンテナンスに必要な道具と、パーツについて紹介していきます。

初心者が最初につまづくのは、「そもそも、自転車の各部名称とメンテナンスに必要な箇所がわかんねぇ!」だと思います。

下記の各部名称を見ながら、メンテナンスに必要な箇所を覚えていくといいですよ。

 

自転車の各部名称

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出典:http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-roadname.html

 

スポーツ自転車で代表的な「ロードバイク」の各部名称を見ていきます。

自転車のメンテナンスが必要な箇所は、日常的に摩耗し汚れが付着しやすい「ブレーキ・タイヤ周り」と、「ギア周り」です。

これらのメンテナンスさえ日常的に行っておけば、基本的には大丈夫。それ以上となると複雑な手順が必要なので、自転車屋に持って行っちゃいましょう。

 

上部の図を見ながら説明すると、ブレーキ・タイヤ周りでは「⑦前後ブレーキ、⑧シフト・ブレーキケーブル、⑫前後ハブ、⑲タイヤ」。

ギア周りでは、「⑪前後ディレイラー、⑬スプロケット、⑭チェーンホイール、⑮ペダル、⑯チェーン」となります。

 

メンテナンスが必要な箇所と道具

部位部品必要道具
自転車本体自転車本体共通六角レンチ・プラスマイナスドライバー
ブレーキ・タイヤ前後ブレーキ
シフト・ブレーキケーブルワイヤーカッター
前後ハブハブスパナ
タイヤ空気入れ
パンク修理キット
ギア関係前後ディレイラー
スプロケットスプロケット外し
チェーンホイールコッタレス抜き・BB外し
ペダルモンキーレンチ
チェーンチェーンカッター
チェーンクリーナー
チェーンルブ

 

自転車のメンテナンスに必要な箇所と、道具を全て一覧にしてまとめてみました!

ただ、この表をパッと見て理解できる人は少ないと思いますし、そもそもこの記事を見る必要もないかと察します。(笑)

この表の上から順番に、メンテナンス必要箇所と道具の簡単な説明、またパーツによっては手順を解説した記事のリンクを貼っていますので参考にしていただけると嬉しいです。

では順番に、1つ1つ必要な道具と手順を説明していきます!

 

ブレーキ・タイヤ周りのメンテナンス

前後ブレーキ

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出典:http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-mtb-brake.html

▲一般的に普及している「Vブレーキ」の各部名称。

 

まず、メンテナンスを怠ると生死にも関わってくる「前後ブレーキ」から説明していきます。実は、自転車のブレーキって3種類もあるんです。

 

  • Vブレーキ
  • カンチブレーキ
  • ディスクブレーキ

 

これら一つ一つで使用しているパーツの形状が異なるために、対応する道具も異なってきます。ママチャリや、スポーツ自転車の多くが「Vブレーキ」となっています。

ブレーキを取り外す際に専用の道具は必要ありませんが、六角レンチやワイヤーカッター、プラスドライバーを用意しておく必要があります。

その他のブレーキの場合、使用する部品や道具が異なってくるため別途ページを参照しましょう。

 

シフト・ブレーキケーブル

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出典:http://blog.umasaka.com/archives/1081

 

ブレーキを制動・シフターを変速するためのケーブル。自転車のタイプごとにケーブルの太さが異なる場合があるものの、日常利用する自転車はだいたい同じなので特段気にする必要はありません。

こちらも取り外しに専用の工具は必要ないものの、ケーブルを交換する際は断面を綺麗に切ることのできる「ワイヤーカッター」を用意しておく必要があります。

普通のニッパーでは上手く切断できず、ささくれが出来て怪我やパンクの原因になります。Amazonでせいぜい1500円程度なので、購入しておきましょう。

 

 

前後ハブ

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前後タイヤを支える軸となるパーツです。取り外しには専用の薄みのあるスパナ、「ハブスパナ」が必要になります。

こちらも100均に廉価なものが販売されているほか、Amazonでもお安く入手できるのでメンテナンスが必要になった際には購入しておきましょう。

内部に回転がスムーズになるようベアリングが入っているので、交換する場合は用意しておかなければならないのと、メンテナンス後グリスを塗っておく必要があります。

 

初心者がMTBの「前後ハブ」をオーバーホールしてみた!【FORMULA DISC 32H】

 

タイヤ

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タイヤ周りは、スポーツサイクルなら「クイックリリースレバー」を使用して簡単に取り外すことが出来るので、専用の工具は必要ありません。

メンテナンスに必要なのは、パンク修理の際に必要になる「空気入れ」と「パンク修理キット」ですね。

空気入れはタイヤの空気を入れる方式が「仏式」か「米式」かで形状が変わってくるので、注意しましょう。わからない方は、下記の両方対応しているタイプを購入すれば間違いないです。

 

また、あらかじめ「パンク修理キット」を買っておけば後々の備えにもなるのでいいと思いますよ。

 

 

ギア周りのメンテナンス

前後ディレイラー

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出典:http://www.cb-asahi.co.jp/html/mente-rd.html

リア(後輪)ディレイラー。

 

自転車の変速を行うパーツで、手元でシフトレバーを動かすとシフトケーブルが引っ張られ、ディレイラーが稼働することによってギアの変速を行います。

前後に装備されていて、取り付け・取り外しにはプラスドライバーと六角レンチさえ用意すれば問題ありませんが、交換する際は現在装備されている自転車の種類とサイズに対応する部品を購入する必要があります。

 

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出典:http://www.cb-asahi.co.jp/html/mente-fd.html

フロント(前輪)ディレイラー。

 

例えば、マウンテンバイク用の前3段ギアとロードバイク用の前2段ギアでは稼働する範囲が違うので、別タイプの部品をそれぞれ装備する必要があります。

こちらもメーカーサイトを見れば、対応する部品がおおよそ確認出来ます。

 

スプロケット

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スプロケット本体。

 

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取り外しには専用のスプロケット外しが必要。

 

後輪側の変速を担うパーツで、取り外しの際は一度タイヤをシフトケーブルを利用して外したあと、専用の「スプロケット外し」を使用しなければいけません。

使用するごとに歯が削れていき、やがてペダルを踏み込むとチェーンが外れる「歯飛び」と呼ばれる現象に合うことがあります。そうなったら危険なので、交換が必要。

それほど高い値段ではないので、スプロケット交換の際は購入してください。

またスプロケット自体にはギア比や変速数等の違いがあるので、対応する部品が自転車ごとに異なります。こちらもメーカーサイトを見れば確認できます。

 

 

ギアクランク

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ペダルを回す際、軸となるホイールパーツ。中に「ボトムブラケット(BB)」というパーツが入っていて、ペダルを回すのそのパーツが回転し、チェーンを介して前に進むことが出来ます。

スプロケットが後輪側のギア数を規定するのに対し、こちらのチェーンホイールは前輪側のギア数を規定するもの。

よく「8×3で合計21段」なんて表現がされていますが、このうち8は後輪側のスプロケットの歯数、3は前輪側のギアクランクの歯数となります。

 

こちらもスプロケット同様、使い続けると歯自体が削れてしまい、「歯飛び」を起こすようになります。そうなると危険でしかないので、チェーンホイール自体を交換する必要が生まれます。

交換する際は、専用の「コッタレス抜き」「モンキーレンチ」という道具が必要になり、内部の「ボトムブラケット」を取り外す場合は「ボトムブラケット外し」が必要。

 

 

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専用の「ボトムブラケット外し」で部品を取り外す。

 

 

ペダル

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皆さんもご存知のペダル。

こちらも使用するごとに摩耗して回転が鈍くなってくるので、一度取り外して洗浄してからグリスを塗り直す、またペダルそのものを交換することも可能です。

その際、取り外しには大型のモンキーレンチが必要となります。モンキーレンチ自体はホームセンターなどどこでも売ってますし、他のパーツを取り外す際にも必要なので購入しておきましょう。

 

チェーン

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こちらも皆さんご存知、チェーン。ある程度使用すると、チェーン自体の伸びや摩耗、錆等が発生して漕ぎづらくなるので、交換しなければなりません。

交換する際は、チェーン自体を切断する「チェーンカッター」が必要になります。自転車本体から取り外すにはこの方法しかないので、長期間の自転車旅に出かけられる場合は一緒に持参したほうがいいでしょうね。

なお、スポーツサイクル用のチェーンは部品のグレード以外に特段違いはなく、長ければカッターで切ればいいだけの話なので、原則どんな製品でも使用することができます。シマノ製が安心ですね。

 

 

さらにチェーンをメンテナンスするためには、強力に油汚れを落としてくれる「チェーンクリーナー」が役立ちます。

これは、チェーンに限らずあらゆる箇所の汚れを強力に落としてくれます。自転車を自分でメンテナンスするなら、必ず一つは持っておくべきでしょう。

また、チェーンを清掃後、潤滑油として「チェーンルブ」もあったほうがいいです。粘性の高い油で、チェーンの回転を良くしてくれます。いずれも、自転車のメンテナンスをするなら必要になります。

 

 

おわりに

というわけで、以上「自転車の部品メンテナンスに必要な道具全てをまとめてみた」でした。

各パーツごとの、具体的なメンテナンスの方法を紹介した記事のリンクも貼っておきます。ぜひこちらも参考にしてください!

 

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それでは!快適な自転車ライフをお送りくださいませ。

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