
「神戸空港ベランダ」は空港備え付けの釣り場で、一部の敷地を親水護岸へと工事した釣り場。沖向きに面しているため潮通しが抜群で、大型青物なども狙うことができます。
人口の漁礁が設置されていて、根掛かりが多いためやや初心者には不向きですが、近隣では釣れないようなレアな高級魚がヒットすることも!
今回は、「神戸空港ベランダの釣りポイント・アクセス・釣れる魚種」について徹底解説していきます!一通り設備が整っているため、ファミリーフィッシングに非常に向いていますよ。
神戸空港ベランダ周辺の設備・アクセス紹介
アクセス方法・駐車場の有無
神戸空港ベランダは空港より徒歩3分程度の位置にあるため、街中から空港をつなぐ「ポートライナー」が利用できます。電車でのアクセスはなかなか良好です!
車でアクセスする場合も、空港の駐車場を利用できるため安心。
ただし近隣に釣具屋はない(最も近いのはフィッシングマックス三宮店)のと、神戸空港は営業時間が23時のため、深夜には各種設備を利用できなくなります。
駐車場の位置と料金は下記を参考に。
- 入庫から1時間毎150円
- 10時間超〜24時間まで1,500円
- 24時間以降1時間150円(以降24時間毎の上限1,500円)
参考:神戸-関空ベイシャトル
神戸空港ベランダの設備紹介
神戸空港の設備ですが、空港内にはコンビニ・トイレのほか、飲食店まで一通り揃っていて設備に困ることはありません!ただし営業時間内(6:00〜23:00)のみの利用になります。
釣り場からだと空港までやや遠いので、近くの「神戸-関空ベイシャトル」内のトイレが利用できます。ただしこちらも深夜には閉まってしまい、0時〜6時まで利用できなくなるので要注意。
自販機に関しては空港外にあるため、24時間利用可能です。
釣り場までのアクセス
神戸空港ベランダは「釣り場」に関する表記が少ないし、わかりづらい位置にあるため最初だと迷いやすいです。簡単に釣り場までのアクセス方法を紹介します。
空港を1Fから出たら、駐車場内を通って「北上」します。車でアクセスする場合は、できる限り北の位置に駐車すると行き来がしやすくなります。
釣り場への案内板等はありませんが、「神戸-関空ベイシャトル」の近くにあるため、これらの案内板を辿っていくと簡単にアクセスできます。
釣り場までの道が続いているため、写真の方向へと進みます。
右手にベイシャトルが見えるので、「単車・原付の通行禁止」の看板を目印にして直進すると釣り場に到着できます!
もし迷ってしまったら、空港の職員さんに聞くと教えてくれますよ。
神戸空港ベランダの釣りポイント
神戸空港ベランダは、空港敷地内の一部がメインフィールドとなります。ベランダの面積はそれほど広くなく、土日にはあっという間に人が集まって満員御礼状態になることも。
全て南向きでポイントごとの変化は少ないですが、潮流が早いため流されやすく、できるだけ堤防の端を選ぶと自由に釣りができます。
人口の漁礁が設置されているので、大型のアコウ(キジハタ)・カサゴ・メバル・アイナメなど高級魚がヒットしやすく、沖に面しているため大型ブリ・カンパチ・サワラなど青物の回遊もあります。
もちろん定番のアジ・イワシは真冬を除いていつでも釣れますし、時期によっては大型アジの回遊も。
足元の水深は浅いですが、堤防から20m程度の位置にカケアガリがあり以降ドン深になっています。底をズル引くとカケアガリの位置で確実に根掛かりするため注意してください。
ベランダ北面
神戸空港からベランダへ進むと、まず見える釣り場の入り口。
足場が高いため釣りづらいものの、足元の見える位置に漁礁が設置されていて、探るとカサゴ・メバルなどの根魚がヒットします。
満員御礼状態では、この場所しか空いていないこともしばしば。基本的に足元の漁礁を探るか投げるかしかなく、万が一大物がヒットしたときはやり取りが難しいため上級者向きです。
ベランダ入り口から神戸空港ベランダを望む。釣り場には全域手すりが設置されているので、子ども連れでも安心。一応、24時間開放されているので夜釣りを楽しむことも可能です。
場所ごとの変化は少ないため、ベランダの両端以外はどの場所に入っても基本的には変わりません。
特に青物・太刀魚が釣れ始める秋になると釣り人が殺到するので、相当早い時間帯にこないと場所取りは難しいです。
ベランダ中央。階段状のスペースはなかなか広いので、子どもを遊ばせておいてお父さんは釣り・・・といったことも可能です。
ベランダ西端の光景。特にこちら側は広い範囲を探れるため、本格的に青物・タチウオ等の魚を狙うならぜひ西端を確保したいところ。
ただし早朝狙いなら深夜から、夕方狙いならお昼前後から場所取りしないと絶対に確保不可です。
ベランダ西端から東端をのぞむ。
正面には神戸港、東側にはポートアイランドと神戸空港をつなぐ「神戸スカイブリッジ」を眺めながら釣りができます。ロケーション的には抜群です!
釣りをするにあたっての注意点としては、釣り場がポートアイランドの間で水道のようになっているため、大潮でなくても非常に海流が早くあっという間に仕掛けが流されます。
足元を狙うサビキ釣りならともかく、ウキ釣り・ルアー釣りなどをしているとすぐに流されてしまい、頻繁に隣の人とお祭りが発生します。
放っておくとトラブル必至なので、常に仕掛けの位置に注意してください。
おわりに
というわけで、以上「神戸空港ベランダの釣りポイント・アクセス・釣れる魚種」について解説してみました!
沖に面した釣り場といえば、周囲だと神戸沖堤ぐらいしかなく、こちらは渡船代を払って釣り場までアクセスすることになります。
一度渡ってしまうと簡単には帰れず、トイレ・食料補給なども難しいので上級者向き。大してこちらは設備も整っていて、無料で24時間利用できるので初心者でもおすすめできます。
環境的には非常に優れているし、釣りをするだけで面白い体験になるのでぜひ一度訪れてみてください。
▼兵庫県内で釣りに最適なスポットを全てまとめてみました。詳しい特徴などもまとめているので、ぜひ参考にしてください!