どうも、絶賛自転車日本一周中のよねすけ(@yonesukez)です。
前回は、現在使用しているMTBの「スプロケ・BB・ディレイラー・ギアクランク」等を取り外す作業をしました。ただ最後になって、「そういえば、ハブのオーバーホールもせなあかんやん・・・!」ということに気づいたために、必要な道具を揃えて挑むことになりました。
まさかの部品の存在自体を忘れていたのだけど、果たして無事に修理できるのだろうか・・・?
ハブってどんな部品?
出典:http://misteron.hatenablog.jp/entry/2013/07/27/192529
「ハブ」というのは、ちょうどタイヤの軸になっているパーツですね。
なかにパチンコ玉みたいな「ベアリング」が入っていて、それらが回転することによって、タイヤもスムーズに回転するんですよ。
逆にいうと、タイヤの回転がスムーズじゃなくなったときは、なかを全てオーバーホールしてしまうか、買い換えればいいのです。
ただベアリングはかなりキッチリとセッティングされているので、「玉当たり調整」という、ベアリングとベアリングに接するパーツとの当たり具合の調整が大変みたいなんですよ。
ま、ものはなんでも試し。とりあえずやってみましょー!
ハブ分解作業
それでは、早速タイヤからハブパーツを分解していきます。
前回の修理から続けて作業しているので、ちょっと疲れた・・・。
というわけで、コーヒーでも飲みながらゆっくり目に作業しよう。
前回、スプロケットを外した状態のこのタイヤから、部品を抜き出して洗浄していきますよ。
スプロケットを取り付けていない、前側のタイヤから分解作業を始めていきます。
こっちの方が楽そうなのでね。
通常のレンチと、これらの部品を取り外す専用の「ハブレンチ」という薄型のレンチ使って分解していきます。
その「ハブレンチ」は持ってなかったんですが、親父が持っていたものでたまたま適合したものがあったので、そちらを使って分解していきます。
図のように、お互いを交差させる形でレンチを回していくと、うまくパーツが外れます。
中の「軸パーツ」を外すと、中に入ってある「ベアリング」が見えました。
うわっ!マジきたねー!運子色だよこれは!
これが中に入っていたパーツ。こちらも徹底的に洗浄しなければ。
反対側、ディスクブレーキ側のハブも同様に分解していきます。
こちらは変なゴムパーツがついていたので、それらを取りはずしてから分解に入ります。
全てのパーツを取り出したところ。
本当に汚いな!それもそのはず、新品状態から2年は毎日の通学・通勤で使用し、たまに往復200〜300km程度の旅に出かけ、極め付けは現在で8000km程度走行した日本一周の旅へと出かけたことで、こうなってしまったんだろうな。
そりゃ、こんだけ汚くなるわな。早速これらのパーツを洗浄していきましょう。
洗浄方法は簡単で、とりあえず熱湯にさらしておいてから、自転車の修理でよく使う「チェーンクリーナー」を吹き付ける。
これをつけると、油汚れが一気に落とせて便利なのだ。それで洗った結果・・・。
おお!パーツが一気に綺麗になったぞ!
先ほどのゲボみたいな汚れは一切なくなり、見事なほどの輝きを放つようになりました。これだったら無事にパーツの取り付けができるね。
反対側のタイヤと、もともと「軸パーツ」が入っていたなかの部分も洗っていきます。
反対側からも、こんな汚いパーツが出てきたけど・・・。
パーツを洗浄すると、ここまで綺麗になりました。素晴らしい!
内部パーツ取り付け
さて、早速洗浄した内部パーツを取り付けていきます。
ただ真剣にやっていたために、修理過程の写真をほとんど撮れませんでした・・・あしからず。
こんな感じで、元々部品が入っていた場所に、もう一度洗浄したパーツを取り付けるといった作業をします。その際、ちゃんとベアリングをうまく組み合わせられるよう、注意しながら組んでいきます。
この時、グリスをつける作業を忘れずにねっ!!!外から見るとグリスがついていないように見えるけど、実際はちゃんと塗ってますよ。
部品の組み立てはうまくいっていたのだけど、ここで問題発生。
部品のネジを締め込む時に、ゆるい状態だとうまくタイヤが回るけど、少しでも締め込むと全く回らなくなる。
「なぜ・・・?」としばし考えていたのだけど、そういえばネットで「ベアリングとの玉当たり調整作業」をしないといけないと書いてあった。(このときは知らなかった)
そして、その作業には専用の「ハブスパナ」が必要になってくるのだけど、現在手元にはない。そこで・・・。
ベアリング玉当たり調整
専用の「ハブスパナ」をわざわざamazonで買いました。
道具が届くまでの間、自転車が修理中で使えなかったので大変でした。こういうのは計画性を持って、事前に必要な道具を揃えておくべきですな・・・。
この「ハブスパナ」を使って、部品を外したときとは逆方向に締めていきます。
ハブの部品がちょうど「ネジ」と「ナット」のような形になっていて、完全にネジを締める少し前のところでそれぞれの部品を固定すると、タイヤがスムーズに回る。ただしあまり手前で締めすぎると、タイヤとの隙間ができてグラグラする。この絶妙な位置を探る作業を「ベアリング玉当たり調整」というらしい。
部品を拡大するとこんな感じ。
そして、この「ナット」の部分が特殊な形状で、先端部分しか六角形状になっていないために、細い「ハブスパナ」が必要なんですよね。
自転車の修理って、何かと専用の道具を揃える必要があってお金がかかりますな・・・。道具貸し出しビジネスとかできないかなw
おわりに
意外とこの「ベアリング玉当たり調整」作業、難しいと思ったけど簡単でした。
というわけで、本日はここまでで終わり。次はいよいよ、必要な新品の部品を組んでいく作業からスタートです!
しかし、ここからが面倒臭い作業なんだよなー。。。変速の調整とか。ま、せいぜい頑張ります。