四国遍路を行う際に、自炊しながら節約旅をする人も一定数いると思います。
「歩き遍路は贅沢遍路」「1日1万円必要」などと言われますが、割合の多い宿泊費や食費を削れば、かなり安価に抑えることも可能です!
つい先日まで遍路旅に出掛けていたわけですが、自炊をしながら1日600円程度の出費に抑える事ができました。
というわけで、今回は節約しながら遍路をするためのオススメの料理・食事をまとめてみました。順番に紹介していきます!
遍路中に食べていた自炊料理って?
予算があるなら地元のご当地グルメを食べていきたいところですが、今回は10万円程度の予算で1200km歩き通す予定だったので、出来るだけ工夫しながら自炊して食事を作っていました。
あまり栄養やカロリーを気にしていなかったので、特に後半は非常に質素な食事になってしまいました。とはいえこれでも短期間であれば死ぬわけではないので、どうしても予算がない場合は自炊しながら旅をすればいいと思います。
遍路中に自炊して食べていた料理を順番に紹介していきますね。
食パン+マヨネーズ
節約旅の定番!スーパーだと一斤80円程度で購入でき、マヨネーズと組み合わせればかなりの高カロリー食となります。
遍路の前に自転車日本一周の旅をしていたんですが、カロリー消費の多い自転車旅行では特に活躍していました。食パンを用いて方法を工夫すれば、1日300円という低予算も実現可能です。
ただ歩き遍路の場合は保管場所に困ることが多かったです。バックパックは中の温度が上がりやすいので、マヨネーズの痛みが早いんですよね。短期間で食べるならアリかと。
うどんorそば
カロリーも栄養もあまりありませんが、コスト辺りの腹持ちは最強のうどんとそば。
袋うどんだと業務スーパーで200gが10円〜20円程度で購入可能なため、工夫すれば1日100円とかいう超低予算も実現可能ではあります。実際、数日間そのようなローテーションで過ごしたことがあります。^^;
また袋うどんより少し高くなりますが、乾燥しているタイプだと保管に困らないため非常に便利でした。節約したいならぜひローテーションの一部に組み込みたい食事です。
カレールーを組み合わせてのカレーうどんもなかなか良かったですね。
こちらも業務スーパーなら100円程度で購入でき、4玉ぐらいまでなら食べることが出来ました。
パスタ
パスタはスポーツ選手も積極的に食べているほど腹持ち&カロリー補給に優れた食材で、業務スーパーなら500gが100円で販売されています。
一方ソースは250gで100円〜200円と高価ですが、気にならなければうどんつゆ等で代用です。完全にパスタとは別物になりますけどね。(笑)
調理に時間が掛かり過ぎるのが欠点ですが、事前に水に浸けこんでおけばガス代を節約することは出来ます。保存が効くので緊急時の食事用にバックに忍ばせておいてもいいでしょう。
袋ラーメン+もやし
連続で麺類が続きます。(笑)袋ラーメンはうどん等で比べれば高価ですが、イオン系列のスーパーなら一袋158円で購入できます。
何より素晴らしいのは一袋ごとにスープ用の粉が付いている点で、別途めんつゆやマヨネーズ等の調味料を持ち運ばなくて済みます。一袋あれば1日は持ちますしね。
もやしを組み合わせれば多少栄養補給も出来るので、安く購入出来る場合や食事をあらかじめ大量購入しておかなければならない時に食べていました。
安価に食事を購入する方法
自炊が出来れば一番いいんですが、どうしても余計な時間が発生してしまいますし、都市部だと自炊出来る場所自体がないこともあります。
ただ、普通に食事を購入すると非常に高くつく。そんなときに少し工夫をすると、非常に安価に食料を購入することが出来ます。
大型スーパーのセールを狙う
四国にはマルナカ等のイオン系列のお店が多いですが、それらのスーパーは消費期限に近い食品が激安価格で売られていることがしばしばあります。
このバナナは途中のマルナカで購入したものですが、通常ならあり得ない20円とか30円程度の価格で販売されていました。熟成が進んで果肉の3割ぐらいは食べられなくなっていましたが、それでも激安ですよね。
大型スーパーだと野菜や果物、パンや惣菜など消費期限が近い食品を積極的に値引きをしているので、狙ってみるといいと思います。
良心市を活用する
四国エリアでは特に、「良心市」と呼ばれる無人販売所があちこちで設置されていました。
これらの多くはほぼ利益度外視で安価に野菜が販売されていて、旅人にとっては貴重な食料補給場所にあります。僕も栄養補給のためにたまに利用させてもらっていました。
例えばこのきゅうり、一体いくらしたと思いますか?なんと12本入りで100円!この大きさで!
最近のきゅうりって結構高いし、普通のスーパーだったら1本30円〜40円はすると思います。これらの良心市を活用すれば、節約しながらでも野菜を食べて栄養補給することが出来ます。
どんな野菜・果物が売っているかは場所によって異なるのですが、それらを探す楽しみも含めてぜひ活用されることをオススメします。
おわりに
というわけで、以上「四国遍路で食べていた節約飯の紹介」でした。
十分節約旅は堪能したので、今後は地方に確実にお金を落としていける旅にシフトしていきます。
ただ最初から誰でもお金を持っているわけではないし、旅に必ずしも大量のお金が必要なのではなく、工夫次第でいくらでも実現だということを伝えたくて記事にしてみました。
旅に今すぐ出たいけど、「お金がないと出発できないと聞いたから」という理由で無用な時間を過ごすのは悲しすぎますからね。
ぜひ、他にも工夫しながら歩き遍路の旅に出発してみてください。それでは!