日本一周をする際に最大の問題・障壁となるのは、「電源・電波の確保」です。今の時代はスマホで全てマップを見ながら移動するようになっているので、確保できないとなかなかキツイものがあります。
特に旅中にブログを更新したい!という人にとっては死活問題。実際に「日本一周中ってどうやって電源・電波を確保しているの?」という質問も多いですが、大丈夫!意外と色んな場所にWifi・コンセントが用意されています。
今回は、実際に1年半旅を続けてきた僕が「日本一周しながら電源・電波を確保する方法」を惜しみなく公開したいと思います。
日本一周中の「電源」確保方法まとめ
手持ちのデバイスで電源を確保する
電波は大体の場所で確保できるので、一番重視すべきなのは「電源・コンセント」の確保です。
外出先で電源を確保する方法は後ほど述べるとして、まずは手持ちのデバイスでスマホ・PCを充電する方法を公開していきます。
主にバッテリーを持ち運んで充電することになるので、主電源自体が切れてしまうと外出先で充電せざるを得ないのですが、とりあえず手持ちのデバイスを充電するぐらいだったら下記の方法で対応可能です。
モバイルバッテリーからの充電
スマホの充電をする際、最もポピュラーな方法がこちら。というか、今の時代には誰でも一台ぐらい持っていますよね。(笑)
モバイルバッテリーを使えば手持ちのデバイスを気軽に充電でき、最近だと4,000円程度でiPhone6を7回充電できる大容量バッテリーも販売されています。
容量によりますが、一台所持しても300g程度。自転車旅行だとそれほど重量の増加が気にならないので、積極的にスマホを充電する人は2台持っておいても損はありません。自分も2台所持して回していました。
ソーラーパネルからの充電
もしモバイルバッテリーの電源も切れてしまった場合、「ソーラーパネル」を持っていると太陽光で半永久に充電することが可能になります。
「本当にこんなので充電できるの?」と侮るなかれ!特に日照時間が長くて電源を確保できる場所が少ない、夏場の北海道では最強の電源確保手段となります。
もちろん晴れの日しか使えないし、移動中にはまともに日光が当たらないためまともに充電できません。しかし、朝起きて準備中にスマホを充電しておくと、iPhone6なら0%から2時間程度で満タンまで充電可能。
1万円以下の製品は重くてデカイものが大半ですが、自転車・バイクの場合はそれほど負担にならないし、何より「最悪全ての電源が切れても充電できる」手段があるのは精神的にもかなり安心です。
▼各ソーラーパネルの選び方と製品を比較した記事
大容量バッテリーからの充電(PC・一眼レフ等)
「モバイルバッテリー」「ソーラーパネル」は、大半がスマホなどバッテリー容量が少なくUSBでの充電が可能なもの限定で使用可能でした。
一方で、パソコン・一眼レフなどバッテリー容量が大きく、AC電源を使わないと充電できないものは外出先でしか電源確保できないのか?というと、そんなことはありません!
旅先でも積極的にブログ更新を行いたい場合、確実に外出先での充電に頼っているとバッテリーが切れます。大容量で持ち運びは大変ですが、パソコンを充電できるバッテリーもあります。
パソコンは機種によって電源ケーブルの形状が違ってくるので、購入するバッテリーは自分のPCに対応しているか?をあらかじめ調べてから購入するようにしましょう。
外出先で電源を確保する方法
基本的に手持ちのデバイスで充電できれば一番ですが、当然それらのバッテリーも切れてしまうと外出先で充電せざるを得なくなります。
ここでは、「外出先で電源を確保する方法」から「コンセントのある店舗の探し方」まで徹底解説していきたいと思います。
[aside type=”warning”]許可を取らずに無断で店舗のコンセントを使用すると、電気窃盗にあたり逮捕される可能性があります。必ず許可を取ってから充電するようにしましょう。(実際の事例もあり)[/aside]
ファーストフード・カフェ等での充電
外出先でスマホ・PCなどのデバイスを充電したい場合、最もポピュラーな方法が「ファーストフード・カフェ」に設置してあるコンセントで充電することです。
というか、今の日本で安定的・かつ安価に電源供給できる手段がこれぐらいしかありません。
全国各地の「マクドナルド」「スターバックス」「モスバーガー」等の店舗ではコンセントが設置している場合があり、公式で充電OKにしているか、店員さんに聞いて許可を貰える場所も多いです。
▲高知県にある有名なローソン。広いイートインスペース内で自由に充電可能。しかも1日8時間使えるWifi付き!
カフェだけではなく、「ガスト」「デニーズ」「ロイヤルホスト」などのファミレス、さらには大手スーパーなどでも充電させてもらえることがあります。
また、スーパー同様に「イートインスペース」が設置されたコンビニなどにもコンセントが利用できる場所も数多くあるので、とにかく根気強く探すことが大切。
野宿で良く利用する道の駅等の施設でも、店員さんに許可を貰って充電できるケースが多々あります。
前述したとおり、一見充電したらダメかな?と思う場所でも店員さんに聞くとOKを貰えるケースがかなり多いです。少なくとも、電源が使えるかどうか聞く勇気は必要。
電源確保の場所を探す方法については、「○○(地名) カフェ 電源」等の形式でGoogle検索すると表示されるほか、「モバイラーズオアシス」「電源カフェ」等のサービスを使用すれば簡単に検索出来ます。
この辺りは検索能力に差が出るところですが、最近のスマホ世代なら問題なく探し出せるでしょう。
ネットカフェでの充電
ファーストフード・カフェに続いて、よく使うのが「ネットカフェで充電する」という方法。
前者はオープンスペースを使うわけなので、複数のデバイスを充電しようとするとひたすらお店を広げないといけないし、例えば電動髭剃りなども充電するとなると不審者丸出し!
ネットカフェの場合は一応個室状のスペースになるし、ほぼ間違いなくコンセントが用意されています。大抵の場所で2・3個しか充電口がないので、延長ケーブルは必須。
料金は夜間に宿泊する場合は2,000円程度必要となりますが、雨の日の停滞にも使えるうえ、野宿場所を探す必要もあるので一石二鳥。ネットカフェを利用する旅人は非常に多いですね。
案外田舎でも地方都市と言われる場所なら2・3店舗あるので、事前にマップで調べて訪れましょう。
飲み物も飲み放題で店舗によっては有料でシャワーを浴びられる場所もあり、もちろん漫画も読み放題なのでいくらでも時間が潰れます。逆に読みすぎて寝不足に要注意です。(笑)
フェリー・飛行機搭乗時の待合室で充電
▲関西国際空港のコンセントスペース。ローカル空港でも充電できることが多い。
例外的な方法ではありますが、北海道や沖縄、そして個々の離島に渡る際にフェリーターミナルや空港の待合室にはコンセントが用意されていることが多いです。
待ち時間に充電しておけば、次の地域に到着する頃には全てのデバイスをフル充電できます。またフェリーに乗船している間も充電できる場合が多いです。
また大抵は複数のデバイスを充電しても問題ないほどスペースが広いし、カフェスペースが設置されていればコーヒーを飲みながらブログ更新作業をして充電・・・と複数作業もできるのでおすすめ。
▲新千歳空港の充電可能場所。コンセント数が少ないが、延長ケーブルを使えば問題ない。
青森港〜函館港間のフェリーターミナルは充電できる場所として有名で、ねぶた祭り開催中に充電する目的だけで訪れる旅人が多かったんですが、他の乗客に迷惑をかけているということで大半のコンセントが封鎖されてしまいました。
自分も利用していたので人のことは言えませんが、他人にあまりに迷惑をかけすぎるような充電はやめておいたほうがいいです。
ゲストハウス・ライダーハウスでの充電
場所が限定されますが、地域によってはゲストハウスやライダーハウスを経営している場所もあります。
大抵の場所でかなり安価で宿泊することが可能で、もちろんコンセントも利用可能です。というか、大抵ライダーハウスが設置されている場所は他にお店がないので、充電目的で訪れる人もいるほど。(笑)
特に北海道では一泊500円程度で泊まることが可能で、他の旅人との出会いもあるし、いい思い出になるのでぜひ行かれることをオススメします。楽しいですよ!
▼旅人なら行くべき、北海道にあるライダーハウスまとめ
日本一周旅人は行くべき!「北海道の三大沈没スポット」って?
お世話になった人の家で充電
旅をしていると、突然「ウチ泊まってく?」と唐突に誘ってくださる方が非常に多いです。その場合は、許可を取って電源も供給させてもらっています。
特に北海道などまともに電源供給できない場所で声をかけてくださるケースが多く、実際助かったことが何回もあります。本当にありがたいです。
もちろんアテにできるものではありませんが、こういう手段もあると頭の片隅に入れておいてください。
また、最後の手段として「どうしても電源が必要なので、コンセントを貸してくださいませんか!(お金も出します!)」と地元住人の方に頼めば、貸してくれる人もいるかも。
試したことはありませんが、応援してくれる人のほうが多いので覚えておくと役立つかも。
日本一周中の「電波」確保方法まとめ
もう一つ、電源の他に「日本一周中の電波確保方法」もまとめておきます。
といっても、電源と違って大抵は手持ちのスマホでネットには繋がるので、簡単にWifiを繋げられる場所を羅列していきます。
国内で、旅の最中にWifiが使用できるスポット
- 全国の道の駅(フリーWifi)
- コンビニ(ローソン、セブンイレブン、サークルKなど、ローソンは長時間利用可能)
- カフェ(スターバックス・ドトール・タリーズ)
- ネットカフェ(店舗による)
- 大手ショッピングモール(イオン等)
- 3大携帯キャリアのWifi(au・docomo・softbank)
実際に日本中を回ってみた感じ、大抵は電源供給場所でセットでWifiも利用可能なことが多かったです。
また、場所によっては愛媛県の松山市のように街全体で無料Wifiを利用できるようにしたスポットもあります。特別探し方はありませんが、「Wifiを使いたい!」と思ったら積極的にiPhoneを開いてみましょう。
少なくともコンビニがあれば無料で使えるので、電波確保は電源確保よりも容易です。外でネットを使っていると想像以上に容量を食うので、積極的にWifiを使うようにすると制限を回避できます。
おわりに
ということで、以上「日本一周中の電源・電波確保方法の全まとめ」でした。
意外と日本であっても、上手く各施設を利用することで定期的に充電が可能になります。もちろん手持ちのデバイスで充電必須ですが、なんだかんだ各都市に一つぐらいは充電可能場所があるもの。
ぜひこの記事を参考にしつつ、電源・電波確保の一手段として活用していただければ幸いです。
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