自転車に興味を持ち始めて走っていると、やがて旅をすることに憧れてきますよね。
僕がそうでしたが、最初は旅のついての知識も対してないし、どうしようか悩むんですよね。いきなり日本一周の旅に出発するわけにはいかないし。
そこで、初めて自転車で旅をしたいという人は「1泊2日」の走行距離100km〜200km程度の旅をオススメします!間に現地で宿泊する機会を設けて、かつ野宿をするといかにも「旅をしている感」が増してオススメですよ。
初めて、自転車で1泊2日の旅に出かけた日
人生で初めて自転車旅をしたのは、1泊2日で兵庫県の西宮市から香川県の小豆島まで旅をしたときでした。確か往復で200km超ありましたね。
これまで自転車が好きで1日60km程度まで走ることはあったんですが、道中1泊することはなかったんです。なおかつ、野宿なんて考えたこともなかった。
寝袋さえ持っていなかったので、途中のアウトドアショップでこしらえて旅立ちました。日本一周では、その時購入した寝袋を使用し続けています。
初めての旅立ち。自転車はいつも使用しているマウンテンバイク、リュックもいつも使っている小型の物に無理やり旅の道具を詰め込んで旅立ちました。
今思えば1泊2日の旅にしては多すぎるんですが、当時は要領を掴めていなかったので何が必要かもわかりませんでした。(笑)
当時は、自転車に取り付ける専用のバッグ「サイドバッグ」の存在すら知りませんでしたしね。のちに、この自転車で日本一周に出発することになるとは微塵も思っていませんでした。
北海道や離島へ渡る場合には、自転車ごとフェリーに乗せます。
初めての自転車旅で離島までいくと、楽しさ満点ですよ!北海道への旅行は最低でも1ヶ月休みを取ったほうがいいですが、ステップアップしたい場合にはオススメです。
1泊2日の旅は「ちょうどいい!」
2回目の自転車旅行は、滋賀県の琵琶湖一周!こちらは自宅からだと300km程度になるので、大晦日直前の休みを利用して3泊4日ぐらいで回りました。
極寒のなか、初めてトラブルが発生して下着とカッパだけで震えながら野宿するという、貴重な体験もしました。(笑)
この初めての自転車旅が、のちに日本一周へと繋がることになったんですよね。今振り返ると感慨深いですね。
自転車で2泊3日まったり琵琶湖一周(ビワイチ)!周辺の観光スポット・ルートなどまとめ琵琶湖一周を自転車で行ったことが、日本一周の旅に出発する「キッカケ」となった。
日本一周の旅もいいですが、状況によって出発できない人がたくさんいると思うので、隙間の休暇に出発できる1泊2日の自転車旅がやっぱりオススメですね!特に旅慣れていない人には、最高の時間になるのではないでしょうか。
1泊2日なら長期休暇等の手続きも必要ありませんし、あとは道具を揃えるだけですからね。
自転車での旅行ってそれほど難しくないんですが、それほどバスや電車の旅と比べると必要な知識も多くなるし、体力的な制限も出てきます。まずは1泊2日を目標にして予定を汲んでみては?
それでは、次に自転車旅に必要な道具を紹介します。
1泊2日の自転車旅に必要な道具とは?
自転車旅行に使用する、自転車・野宿関連の道具を紹介していきますよ。
といってもせいぜい1泊2日なので、荷物なんてほとんど必要ありません。今回は野宿前提なのでアウトドア道具も紹介しますが、宿に泊まるならそれすら必要ないです。着替えも下着だけでいいし、自転車もママチャリでも可です。
それでは、紹介していきますね。
自転車本体
自転車旅行では、当然ながら自転車本体がなければ旅を遂行することが出来ません!(笑)
1泊2日程度の旅であれば、手持ちのクロスバイクでもママチャリでも構いません。ただし、もし今後日本一周や世界一周の旅を考えているのであれば「ランドナー」タイプを購入すべきです。
これは何十年も前から様々な人が自転車旅行に使っているモデルで、剛性がありながら快適に走行することが出来ます。
世界一周を視野に入れるなら高級自転車を購入すべきですが、日本一周程度なら5万円程度のものでも構いません。
ランドナータイプでも5万以下で販売されているものもあるので、ぜひ検討してみてください。
5万以下の自転車から高級モデルまで、全て下記の記事にまとめているのでよければご覧くださいね!
カバン
自転車で超長距離の旅を行う場合、専用のバッグを自転車の前輪・後輪部分に取り付けます。
「サイドバッグ」というんですが、1泊2日の旅には必要ないです。将来日本一周等の旅をするのならともかく、ちょっと勿体無いですよね。あれば快適ですけれど、荷台もつけないといけません。
なので、手元にあるそれなりの容量のバッグを使用しましょう。20〜30L程度のリュックがあれば十分かなと思います。
ただし、完全防水のモデルもあるので万が一の雨を防ぐことが出来ます。自転車同様、今後日本一周などの予定があるなら購入して損はないです。
おおよそ、1万円ちょっとのお金を出せばいいモデルが購入できます。未知の道具にあらかじめ慣れておくことは、大切ですよ。
自転車のタイプ・特徴・予算別にバッグと荷台を下記記事にまとめているので、こちらもよければ参考にしてください。
自転車旅行に必須!サイドバッグ・パニアバッグの選び方とおすすめ製品ランキング自転車旅行で使えるサイクルキャリア(荷台)の選び方とおすすめ製品まとめ
野宿道具
自転車旅行の途中で野宿をする場合、当然ながら寝袋やテントなどの道具が必要になってきます。
こちらもピンからキリまであるんですが、今後1泊2日程度でも自転車旅を続けるなら、モンベル製のいい寝袋を買うといいでしょう。
ちょっと値段がお高いですが(13,500円程度)、安物だと無駄にかさばって荷物が増えるのと、性能的によろしくありません。今後日本一周等を考えているなら余計にいいものが必要になります。
寝袋と合わせて必要になるのがマット。寝袋だけだと地面に熱を吸収されて体が凍えてしまうので、寝袋とセットでマットが必須になります。
またこちらも安く購入出来るのですが、数回利用するうちにすぐヘタってきます。なので、僕も日本一周で使用している「サーマレスト」製のマットがおすすめです。
予算は6,000円程度とちとお高いですが、日本一周で一年間使用していて、ヘタれつつも未だに断熱効果が残っています。無論、これからも使い続けますよ。
下記に日本一周に最適なテント・寝袋の選び方を紹介しているので、ぜひ。
日本一周旅行に最適なテント・寝袋の選び方とおすすめ製品を徹底解説
衣服類
季節にもよりますが、暖かい季節なら動きやすいジャージ等の服装+替えの下着類1着ずつで十分です。
また自転車はあくまでペダルを漕いで進む乗り物なので、靴にもこだわらなくてよいです。普段の運動靴でよいし、僕なんかサンダルで日本一周してます。しかも、そういう人が結構多いです。(笑)
こだわりたいなら専用のサイクルウェアを着てもよいですが、必ずしもこだわる必要はありません。揃えるべきものとしては、
- ジャージ前後
- 半ズボン
- Tシャツ・パンツ・靴下それぞれ1着
- コンパクトダウン
- 運動靴・サンダル
ここまで揃えられたら完璧です。荷物は増えますが、なに不自由なく旅が出来るでしょう。
自転車旅行に最適な服装・ファッションの解説とオススメ製品【日本一周】
パンク修理道具
1泊2日の旅とはいえ、万が一自転車がパンクしてしまった場合、場所によっては周囲に自転車屋がなく困り果てることがあります。
せっかく貴重な時間を旅に使っていると思うので、遅れたらマズイ、という人が多いと思います。なので、一応自転車のパンク修理道具をポケットに忍ばせておきましょう。
必要なのは下記の道具です。
- 自転車パンク修理キット
- タイヤレバー
- 予備チューブ
- 携帯空気入れ
全て合わせても、3,000円でお釣りがきます。
またパンク修理方法がわからない方は、ネットで調べてもいいですし、Youtube等の動画投稿サービスにもたくさん方法が載っているので、事前に練習をしておくといいですよ。
自転車旅のノウハウについて
野宿場所について
野宿をする場所についてですが、現状の日本では法的に「野宿してOKー!」と決められている場所はありません。
完全に合法でいくならテントを張ってキャンプ場で泊まるか、お金を出して宿に泊まるしかないんです。といってもグレーゾーンなので、多くの旅人があちこちの道の駅や公園で野宿をしています。
もし旅のルートに道の駅があれば、真っ先にそこで野宿しましょう。野宿NGの場所以外は快く迎えてくれるケースが多いです。
あとは、公園のベンチですね。こちらは場所によって治安が悪い場所もありますが、ちゃんと選べば大丈夫です。東屋があって、あまり人目につかない場所がいいですね。
水分補給について
1泊2日程度ならコンビニや自動販売機で飲み物を買ってもいいんですが、日本一周旅人は通称「便所水」という公園の水を飲んでいます。
日本の水道水は飲んでもまず安全ですし、無料で飲めるわけです。そして公園自体もあちこちにあります。これを利用しない手はありません。
短期間の旅では気にする必要もありませんが、予算があまりないという方はぜひどうぞ。
輪行もあり
出典:http://mtakeda.la.coocan.jp/blog/archives/2012_9_10_839.html
輪行とは、自転車を折りたたんで専用の輪行袋に入れ、電車に乗って目的地まで進むことです。
1泊2日の旅だと往復100km〜200km程度になると思うんですが、それだと半島・離島以外では一度進んでから、また同じような道を取って戻ってこなければなりません。
そこで、最初か最後に輪行をして進めば、100km〜200kmの間に同じ道を進まず済むばかりか、帰路に必要な距離分先に進めるので、新しい景色を見ることが出来ます。
輪行袋代や交通費は必要になるんですが、短い期間で遠くに行きたい人にとっては魅力的だと思います。
上記からおすすめの輪行袋を購入出来ます。決して安くはありませんが、こちらも下手に安いと破れてしまうのでいいものを買ったほうがいいです。
こちらもパンク修理と同様、動画サービス等に輪行する方法が公開されています。動画を見ながら事前に練習されることをオススメします。
おわりに
というわけで、以上「初めての自転車旅のススメ」を紹介してみました。
一度自転車旅にハマりだすと、やがて止まらなくなって日本一周や世界一周に飛び立ってしまう人も多いのではないしょうか。ぜひその足がかりとして、1泊2日の自転車旅に出発すると面白いと思いますよ。
それでは!
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【保存版】自転車日本一周旅行に必要な予算・装備・持ち物とは?旅に必要な全知識