チニングは、身近な河口・港湾エリアから簡単にルアーでクロダイを釣ることができます。専門的な技術は特に必要ないので、他魚種用のルアーロッドを流用することも可能。

しかし!大型クロダイの繊細なアタリを感知し、強力な突っ込みを回避するためには専用タックルのほうが向いているのは言うまでもありません!

チニング専用タックルは比較的安価なものが多くて、有名なロッド+リールでも最大で2万円程度で購入できます。初心者用なら両方合わせて1万円で済むので、手を出しやすいです。

今回は、チニングに使える最適なタックル構成(ロッド・リール)について紹介していきたいと思います!これから専用道具を揃えたい!という人はぜひ参考にしてください。

 

▼チニングの基礎・攻略法に関する記事についてはこちら

 

チニングロッドの選び方:高感度・強度を両立

 

チニング専用ロッドに求められる性能とは、「大型クロダイの僅かなアタリも感知する高感度」「障害物の多いエリアで強引にやり取りできる強度」を両立していることです。

河口・運河など狭い釣り場で扱うことが多いので、7ft〜8ft前後と短めのロッドが良く使われます。軽量ルアーをキャストするため、L〜MLまでの強度が多いです。

クロダイは悪食で様々な餌を捕食するので、様々な攻め方があります。特に有名なのは3種類で、それぞれ釣り方によって少しずつロッドに求められる性能も変わってきます。

 

チニングで代表的な種類の釣り方
  • 岸壁を中心にワームを落とし込むガンクロ
  • トップウォーター・プラグ中心の釣り
  • チヌ用ラバージグを使った底ズル系

 

このうち、最もポピュラーにクロダイを釣り上げることができる「ワームで底をズル引きする釣法」では、クロダイの習性から少し特殊なロッドも使用されます。

それがティップ(穂先)だけ柔らかい素材で作られている「ソリッドティップ」仕様のロッドで、小さなアタリを逃さない感度&アタリを弾かない柔らかさを備えています!

当然、竿先が柔らかいだけで50cmのクロダイもいなせるパワーを有しています。ここでは、万能的に使える「ソリッドティップ」「7ft前後のL〜ML」のロッドを紹介します。

 

ソリッドティップを使用するメリット:食い込みが良い

 

なぜチニングでは「ソリッドティップ」のロッドが好まれているのか?理由は、餌を捕食するときに何度もかじって攻撃するというクロダイの習性にあります。

クロダイはカニ・エビなど甲殻類を特に好む魚で、硬い殻でも砕けるように強力な歯があります。ただそのまま食べては殻を割れないので、何度も攻撃するわけです。

釣り人からは「コン・・・コン・・・」と前アタリがあるように感じられますが、これは前アタリのためフッキングしても大抵掛かりません!

 

確実に食い込んだタイミングでフッキングする必要がありますが、このときティップが硬い竿だとアタリを弾いてしまい、魚に違和感を与えるため逃げられてしまいます。

竿先の柔らかいソリッドティップ仕様のロッドを使用すれば、確実に前アタリを感知しつつクロダイに違和感を与えにくいため、フッキングできる確率が上がる・・・というわけ!

ソリッドティップ仕様だと、他の釣り(プラグなど)には応用しづらくなりますが、底ズル系の釣りにおいてはかなり高い性能を発揮してくれるので、好んで使用しています。

 

チニングでは他のルアー用ロッドでも代用できる?という疑問

 

ソリッドティップ仕様のロッドといえば、同じライトゲームの「メバリング用ロッド」が有名。こちらも魚に違和感を与えないよう竿先が柔らかくなっています。

結論から言うと、他魚種用のロッドでも十分応用できます!実際に、過去に何度かメバリング用ロッドでチニングを楽しんだ経験もあります。

ただ、チニングはときに強烈な引きを見せる50cm超の個体がヒットすることもあり、障害物の多いエリアだと対応しきれません。

 

チニングで流用できる他魚種用ルアーロッド
  • アジングロッド
  • メバリングロッド
  • バスロッド
  • エギングロッド
  • シーバスロッド

 

チニング用ロッドには、ティップが柔らかく高感度だが、強力な魚を確実に寄せられるパワーと本来相反する性能が必要になります。これが、専用ロッドをおすすめする理由です!

もちろん、他のルアー釣り用ロッドでも応用できる状況は多いし、何より「気軽に都市部で釣りができる」ことが最大の魅力なので、予算がなければ手元のロッドで楽しむのもありです。

使いにくくはなりますが、6ft〜8ft程度のUL〜M程度であればどんな竿でも代用可能です。

 

どのメーカーを選ぶ?チニング専用ロッドのおすすめ製品

チニング専用ロッドに求められる特徴
  • 竿の長さは6フィート〜8フィート
  • ルアー重量は1g〜10g程度
  • ソリッドティップ仕様でクロダイのアタリを弾かない
  • 強力なパワーをいなすバットパワー

 

チニング入門に!5千円前後で購入できる汎用ロッド

シマノ ルアーマチック

 

チニング専用ロッドではありませんが、あらゆる魚種を万能的に狙える「ルアーマチック」。基本性能がそこそこ優秀で、入門用には十分使用できます!

ソリッドティップ仕様ではなく、ややロッドが硬めなのでアタリを弾いてしまうことも多々。ただパワー的には十分大型クロダイを寄せられるので、予算が限られている場合はこちらをどうぞ。

 

初心者向け!1万円台で購入できるチニング専用ロッド

DAIWA インフィートチヌ

 

DAIWAで発売されている、チニング専用ロッドの一つ。こちらは初心者向けモデルで、大きな特徴はありませんが高感度とパワー両方を実現していて、十分使えるロッドに!

手元のガイドにはPEラインのトラブルを大きく軽減するKガイドを搭載、風が強いシチュエーションでも絡みにくくなっています。

3g程度の軽量ルアーはもちろん、20g程度の重量級ルアーまで背負えるため様々な釣り方が可能。チニングを万能に楽しみたいときはこちらのロッドをどうぞ。

 

メジャークラフト 3代目クロステージ

 

チニング専用ロッドとしては最も定番である「クロスステージ黒鯛」。クロダイ専用のソリッドティップ仕様&強力なバットパワーで大型クロダイを狙い撃ちできます!

自身も使用していますが、1万円台前半で購入できるロッドにしては非常に優秀です。多くのアングラーが使用していて実績も豊富なので、迷ったらこのロッドの購入がおすすめ。

1g〜2g前後の超軽量ルアーも使用できるので、フィールドが狭い河口・運河エリアで特に効果を発揮します。ただしプラグなどを使用するには少し柔らかすぎる、というデメリットも。

 

中級者〜上級者向け!2万円台のチニング専用ロッド

DAIWA シルバーウルフ MX

 

チニング用としては珍しい、2万円台の中級者向けロッドの「シルバーウルフ」。軽量性&パワーを兼ね備えた「HVFナノプラス」ブランクス採用で自重100g以下と超軽量に!

ソリッドティップモデルに関しては、性能の良い「メガトップ」仕様でしなやかさと強度を両方実現。チニング専用ロッドの完成形とも言える性能を誇ります。

チニングの本場であるオーストラリアでプロが磨いた腕を凝縮しているため、国内で発売されているチニングロッドの最高峰といっても過言ではありません。

 

シマノ ブレニアス

 

数あるチニング専用ロッドのなかでも、特に専門性を磨いてクロダイ専用に特化した「ブレニアス」シリーズ。超軽量のCI4+素材を使用しており、全モデルで100g以下を実現!

シマノお得意の「スパイラルX」「ハイパワーX」構造をブランクスに採用していて、強力なパワーとブレを抑える性能を実現。完成度が非常に高くなっています。

DAIWAと同様に洗練されたチニングのプロが作っている点に加え、ベイトタックルを使用する「ベイトフェネス」の釣りにもっともこだわっているブランドでもあります。

 

チニング用リールの選び方:軽量性・ドラグ性能を重視

 

特に専用ロッドが特徴的なチニングですが、リールに関しては他魚種で使っているものを流用するだけでOK!2000番〜3000番前後のサイズなら、どのリールでも使えます。

ただ釣り場をラン&ガンすることが多く、極細PEラインをして大型魚を仕留める関係上「軽量性・高機能なドラグ性能」は欲しいところ。

ルアーを高速で巻くことは少なく、ピンポイントに打ってネチネチ探ることが多いので、巻く速度の遅い「低ギア」モデルのほうが使いやすいです。

 

チニング用リールに求められる特徴
  • リール番手は2000番〜2500番
  • PE0.6号〜0.8号を150m巻ければOK
  • 極細PEラインで大型個体を仕留められるドラグ性能
  • 可能なら巻く速度の遅い低ギア・ローギア仕様
  • 釣り場をランガンできる軽量性

 

1万円前後で購入できる入門用リール

DAIWA レブロス

 

実売価格5千円前後で購入できながら、あらゆるルアー釣りでそこそこ使える高コスパリール!軽量性・ドラグ性能という点では大きく劣りますが、予算上仕方ありません。

チニング入門には最も向いているリールで、リーズナブルな価格で始められます。まずはこのリールで試してみて、徐々にステップアップしていくのもアリです!

 

DAIWA フリームス

 

1万円前後で購入できるリールのなかでは非常に高級感あるデザインになっているリール。スムーズにドラグを放出する「ATDドラグ」仕様で性能も十分!

剛性を重視してフルメタルボディになっているので、重量は重め。ただ1万円前後のロッドは自重もそこそこあって、バランスが釣り合います。

自身も使用していますが、チニング入門には十分な性能を備えていると感じます。実釣には特に問題ないので、予算を抑えつつそこそこ良いリールが欲しい方はどうぞ。

 

上級者向け!2万円前後で購入できる高性能リール

シマノ ストラディック CI4+

 

超軽量のCI4素材を採用している「ストラディックCI4+」。なんと2500番で185gと超軽量仕様になっていて、自重100g以下の高級ロッドと合わせると超軽量タックルが完成します!

NEWマグナムライトローター採用で回転が非常にスムーズになっていて、わずかなクロダイのアタリも検知できます。

基本的にチニング上級者はこちらのリールを使用しています。もちろん、エギングなど他の釣りでも役立つので、予算に問題なければ購入して損はありません。

 

最後に

というわけで、今回は「チニングに必要なタックル:ロッド・リールの選び方」について徹底解説してみました!

チニングは繊細な釣りの要素と豪胆な釣りの要素を両方かねそなえているため、一度ハマると完全にのめりこんでしまいます!実際、チニング専門で釣りをしている方もいます。

特に都市部周辺に住まれている場合、会社・学校への道中で気軽に釣りを楽しめるため、気づくと年間釣行回数が大変なことに。(笑)

軽く釣りをする程度なら手元の道具で楽しめるので、まずはとりあえずルアーだけ揃えて、ハマったら専用タックルを揃えていくことをおすすめします。

 

▼チニングの基礎知識・具体的なタックル・アクションについてはこちら!

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