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チニング(底ズル)でのアタリの取り方・見分け方

チニングでは主に専用ラバージグで底をズル引く釣法が人気ですが、この釣りは常に障害物へスタックさせながら巻いてくるので、常時竿先に反応がある状態が続きます。

慣れれば全く問題ないんですが、初めてチニングに挑戦するときや釣りに慣れていない場合、クロダイのアタリなのかただの障害物なのか全く判断つかないことも・・・。

障害物と魚のアタリ方は全く違うので、何度か魚を釣ってしまえば理解できるんですが、初心者には少しハードルが高いかもしれません。

今回はチニングでのアタリ判別法と、どうしてもアタリがわからないときの対処法について解説していきます!

 

チニングでのアタリ判別方法

 

常にルアーを障害物にスタックさせた状態で、どうやって魚のアタリだけに反応しフッキングさせるか?ですが、魚のアタリは障害物とは根本的に異なるので、なれるとすぐ判断がつきます。

障害物はあくまでリールを巻いた分しかスタックしないので、高速に巻かない限り「ゴ・・・ゴ・・・ゴ」と山を越えるような鈍い反応しか得られません。

一方魚のアタリはリトリーブスピードに関わらず、突然引ったくるように「・・・ゴン!」と一気に竿先が絞りこまれます。

 

真夏などのハイシーズンで、かつ実績が出ているポイントであれば1日1匹以上は釣れるので、とりあえずキャストを続けて障害物にスタックした際の感覚に慣れていきましょう。

ある程度スローに巻きながら感触を覚えれば、次第に脳内のイメージで「あ、今大きめの障害物にあたったぞ」などと判断がついていくはずです。

風・波が強い日は竿先に余計な負荷がかかってしまうので、アタリが取りづらくなります。まだ慣れないうちであれば、できるだけベタ凪状態の場所を選んで釣行することをおすすめします!

 

最初はアタリの判別がつかなくとも大丈夫なので、とりあえず5回ほどボウズ覚悟で釣行して見ましょう!

もし、リトリーブ途中に「ガツン!」と反応があれば、積極的に合わせてみるのも上達のポイント。針に掛からなくとも針にセットしたワームがズレていれば、食ってきている証拠。

こうやって、徐々に障害物に当たる感触・魚のアタリに慣れていくのが最短で釣果を伸ばす秘訣です。

 

ただ、慣れるといっても最初のうちは水中でワームがどのような動きをしているか全くわからないと思うので、どうしても判別が付かないときの対処法を書いておきます!

ぜひ次回の釣行の参考にしてください。

 

どうしてもアタリがわからない時の対処法

起伏の少ないエリアで竿を出す

 

クロダイは、魚影の濃いエリア・浅場であればどんな場所にでも出没します。定番の石畳・ゴロタ石エリアから、サーフまで餌さえあれば追い求めます。

ポイントによって障害物の種類・起伏が全く異なり、例えばサーフでは障害物が少ないため引っかかりを感じることが少なく、初心者でもアタリを取りやすいです。

一方、大きいゴロタ石が広がっているエリアでは常時スタックすることになるので、アタリが判別しづらいです。

サーフなら根掛かりの心配も少なくなるし、玉網を用意する必要がなくなるので初心者ほどおすすめ!都心部の小規模サーフでも、案外狙ってみれば釣れるものです。

ただし、障害物にスタックする感触が少なくなる分、魚のアタリ以外に反応がなくなるので「本当に釣れるのか?」とノー感じになる可能性は否めません。

 

極力スローに巻く

チニングではいくつかワームの誘い方のバリエーションがあるんですが、ただ巻きが基本です。

ハイシーズンだと小型サイズのアタリが多くて高速リトリーブすることもありますが、基本的にはスローに巻いたほうが反応も良くなるし、事前に障害物を察知できるため根掛かりの可能性も下がります。

もし通常のただ巻きでアタリの判別が難しければ、1回転3秒程度まで回転スピードを落としてゆっくり探ってみるのもポイント。障害物との判断がより一層しやすくなります。

ただエサ取りの多いシーズン・ポイントや、起伏の激しいエリアだとゆっくり巻いているうちにすぐ根掛かりしてしまいます。

クロダイが浅場に寄っている場合は、ラバージグ・ジグヘッドの重さを3g前後まで落とせばスローリトリーブでも根掛かりしづらくなります。

 

リールではなく竿を立ててアクションさせる

 

通常のただ巻きをする場合でも、リールを巻いて寄せてくる方法と、竿を立ててワームを動かす方法と2種類あります。キスの投げ釣りと同じですね。

前者の場合は一定のスピードで巻いてこれるので、風・波の強い日やエサ取りの多い日に活躍しますが、常に障害物にスタックすることになるのでアタリを取りづらいです。

一方竿を立ててワームを動かす方法だと、動かす幅を自分でコントロールできるので、障害物に当たった感覚さえ覚えておけば魚のアタリをすぐ検知できます。

障害物に接触した際、一瞬止めてアタリを待つなど臨機応変にアクションを変えられるので、チニングに慣れていない初心者ほど竿を立てるアクションのほうがおすすめです。

 

ルアーを止めてアタリを待つ

ただワームを巻いて動かすより、軽くボトムパンピングさせる、障害物にあえて引っ掛けて外れた際のリアクションバイトを狙う・・・など、動きを付けたほうが反応がよくなることが多いです。

他にも「10秒止める」という誘い方もあって、一定の動きを付けたあとに止めてあげると、突然「ゴン!」と竿が絞り込まれた経験も多々あります。思った以上に「止める」動きは有効です!

リトリーブ途中でアタリがわからなくとも、ワームを止めた際のアタリは誰でも判断がつくので、どうしても判別つかなければ10秒ほど止めてみましょう。

 

まとめ

というわけで、以上「チニングでアタリが判別つかないときの対処法」を解説してみました!

毎年夏になるとチニングに挑戦するんですが、3年ほどブランクがあくと障害物の感触を一切忘れてしまい、アタリの判別がつかなくなってしまったんですよね^^;

特に春先など反応が少ないときだと、障害物とアタリの判別がつかないとボウズが当たり前の状況になってしまって、「あれ、チニングってこんな難しかったっけ?」と錯覚してしまいます。

その後、何度も釣行を重ねることにより完全に感触を取り戻し1日で連発できるようになったんですが、ルアー釣り初心者ほどこの罠に陥りやすいと思います。

慣れると簡単にクロダイ・キビレが釣れるようになるし、アタリを拾えるようになるので、最初は何度か釣り場に足を運んで挑戦してみてください!

真夏前後のハイシーズンであれば、誰が釣りをしても否が応でも反応があるので、アタリの判断がつかなくても釣れると思いますよ。

 

ぜひ、釣行の参考にしていただければ嬉しいです。それでは!

 

【どうしてもチニングのアタリが判別つかないときのまとめ】

  • まずは障害物にスタックした際の感触に慣れる
  • 「アタリかな?」と思ったら積極的にあわせる
  • 極力起伏の少ないエリアで釣りをしてみる
  • スローリトリーブでアタリを拾う
  • リールではなく竿でさびいてルアーを動かす
  • 10秒間止めてアタリを待つ