東南アジアの小国ながら、豊富な地下資源で日本より一人辺りGDPが高くなっている「ブルネイ」。各種税金・教育費・医療費が全部無料なことで有名です。
旅行好きでないと国の名前すら知らない場合も多いものの、意外と見どころがたくさんあって面白いんですよ!東南アジアを一周するならぜひ寄っていくべき。
「日本より国民がお金持ちなんだから、物価もさぞ高いのだろう」と思っていたんですが、実は工夫次第で意外と予算を抑えられることが判明しました・・・!
- 日本と比べて、ブルネイはどれぐらい物価が違うの?
- ブルネイ旅行で必要な予算一覧
そこで今回は、ブルネイの首都・バンダル・スリ・ブガワンに15日間ほど滞在した経験から、「日本からの航空券・ホテル代・観光費」など必要な費用をすべてまとめてみました!
【参考】ブルネイの物価は日本の2/3〜1/2程度で考える
ブルネイの主要通貨「ブルネイドル」。
ブルネイは社会福祉コストが無料な関係で、一人辺り購買力が日本の倍以上あるんですが、なんと物価は「日本の2/3〜1/2」となっています!
例えば飲食費は屋台を利用すれば日本の2/3程度で抑えられるし、水に至っては半分以下の価格で購入可能。ホテルも選ばなければ、日本の半分程度に抑えられます。
しかも!非常に裕福な国なため、観光地の料金が無料or非常に安く抑えられていて、観光費用がほぼかかりません。意識すれば、かなり節約できる印象です。
ブルネイ旅行に必要な予算・費用一覧
日本⇔ブルネイの往復航空券費用(経由便のみ)
[aside type=”boader”]- 東京⇔ブルネイ経由便(LCC):66,000円程度
- 大阪⇔ブルネイ経由便(LCC):65,000円程度
※航空券代は時期・予約タイミングで大きく変動します。
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日本⇔ブルネイ間は直行便が運行していないため、経由便(マレーシア・香港)を利用します。便の本数が少ないため、早めの予約推奨です!
経由地⇔ブルネイ間は「ロイヤルブルネイ航空」という国営会社を利用することが多いんですが、豪華なかわりに近距離でも片道4万円前後と価格が高め。
マレーシア経由だとAirAsiaの便を利用できるため、大幅に節約できます。ただ接続が悪く1泊しなければならない場合もあるので、要注意。
▼最安値で航空券を購入する方法は「【2018年版】格安航空券の比較サイトを徹底検証!航空券の節約方法とおすすめサイトを紹介!」にまとめました!
【2022年版】格安航空券の比較サイトを徹底検証!航空券の節約方法とおすすめサイトを紹介!
ホテル・ゲストハウスなどの宿泊費
[aside type=”boader”]- ブルネイのドミトリー:1,200円(最安値)〜
- ブルネイのホテル(個室):5,000円〜
- ブルネイのリゾートホテル:20,000円〜
ブルネイでは東南アジア他国のように「超格安のドミトリー」は存在せず、最低でも1泊1,000円以上は必要になります。それでも、日本と比べたら安め!
ただしドミトリーの場合でも宿泊者が少なく、1泊1,000円前後の宿を2日間1人で利用できたので、「個室ホテルに1,000円で泊まれた」と考えるとお得。
個室のホテルに関しても高めで、最低でも1泊5,000円以上必要です。ただ空港からの送迎・豪華な朝食無料サービスが付いていたため、損ではないかと。
しかし!ブルネイには世界最高級「七つ星ホテル・エンパイアホテル」が存在し、1泊2万円程度から宿泊できるため、ぜひ一度利用することをおすすめします。
これまで1泊1万円以上の宿に泊まったことがなかったんですが、たった2万円で「こんな素晴らしい世界があったのか・・・」と素晴らしい体験を得ることができました。
1泊するだけでも新しい世界を垣間見ることができますし、ドバイにあるもう一つの七つ星ホテルは1泊30万円以上するので、宿泊しないと損ですね。
ブルネイ料理・チェーン店の飲食費相場
[aside type=”boader”]- 屋台や地元民向けの店:100円〜500円
- 観光客向けレストランで地元料理:500円〜3,000円
- 外資系チェーン料理店:500円〜1,500円
ブルネイ国内には明確な「地元料理」というものが存在せず、価格もピンキリ。地元民が利用するような屋台を利用すれば、1食300円程度に抑えられます。
ショッピングモールの屋上には地元料理をいただけるフードコートがある場合があり、ここでは500円程度で美味しくリーズナブルに食事をいただけます。
ただ場所が限られているため、バーガーキングなど外資系チェーンを利用する機会が多くなります。料金は日本と同程度なので、頻繁に利用していると予算が膨らみますね。
ブルネイ市内・郊外の観光費用
[aside type=”boader”]- 博物館系:原則無料
- ジェルドンパーク:20ドル
- 水上集落ツアー:20ドル〜40ドル
- ウル・トゥンブロン国立公園ツアー:100ドル〜200ドル
ブルネイは観光資源開発に力を入れていないので、観光客が楽しめる施設は限られます。ただし無料開放されている施設が多いため、ほとんど料金がかからないことも!
博物館・資料館・モスク系の施設は手の込んだ作りにも関わらず、無料開放されています。お金がかかるといったら、遊園地・水上集落・郊外の公園ぐらい。
飛び地に存在する「ウル・トゥンブロン国立公園」は観光客だけではアクセスできないため、ツアー利用が必須。といっても1人1〜2万円前後で収まりますね。
現地交通費(市バス・タクシー)
[aside type=”boader”]- 市バス:一律80円(1ブルネイドル)
- タクシー:1,200円〜2,000円
博物館を無料開放するなど観光客に優しいブルネイですが、交通インフラに関してはBAD!まず、まともに移動できる交通手段がありません。(笑)
タクシーは空港・主要バス停など観光客が集まる場所でしか利用できないうえに、一律15ドル〜25ドルと周辺国と比較してかなり高いです。
市バスを利用すれば、一律1ドルで周辺の観光地へ移動できます。時間・場所がアバウトなど観光客には難易度が高いものの、基本的にはバスを利用することになりますね。
SIMフリースマホの通信費
[aside type=”boader”]- 1週間で1GBプラン:800円前後
- 1週間で使い放題プラン:2,000円前後
ブルネイでは残念ながらフリーWIFIを使える場所が少なく、あったとしても30分の制限付き・極端にスピードが遅いなど制約が多いため、SIMカードの契約が必須。
市内に関しては問題なく通信できましたし、通信無制限プランならWEBサーフィンはもちろん、動画視聴も容量を気にすることなく行えたので便利でした。
料金は周辺他国に比べると高いものの、そもそも選択肢が少ないので空港到着直後に必ず契約しておきましょう!
海外旅行保険:お得な無料クレジットカードを利用しよう!
万が一 ブルネイで事故や犯罪に遭ったときのために、「海外旅行保険」を用意しておくと安心。しかし、短期旅行でわざわざ有料保険を契約するのは気が引けます。
海外で病院にかかると高額な医療費を請求されるイメージがありますが、東南アジアなら「海外旅行付帯保険」付きのクレジットカードがあれば、まかなえることが多いです!
無料のカードでも結構手厚い保証がついているので、ブルネイへの旅行であれば有料保険を契約する必要はない・・・と判断して何枚かのカードを持ち歩いています。
▼海外旅行でおすすめのクレジットカードは「【2018年版】海外旅行におすすめのクレジットカードまとめ!旅行付帯保険も強力なカードはこれ!」にまとめました。
【2022年版】海外旅行におすすめのクレジットカードまとめ!旅行付帯保険も強力なカードはこれ!
おわりに:ブルネイ旅行はこれだけ予算があればOK!
項目 | 金額 |
交通費 | 14,077円 |
宿泊費 | 53,668円 |
食事・カフェ代 | 10,249円 |
観光費用 | 3,149円 |
通信費 | 2,072円 |
その他 | 762円 |
合計 | 83,977円 |
というわけで、以上「ブルネイ旅行に必要な費用・予算の一覧を航空券・ホテル代・食費・観光費」など、項目ごとに全て解説してみました!
上記の表は、2018年10月から7日間ほどブルネイへ滞在したときの出費をまとめたもの。航空券も含め83,977円、1日あたり11,996円になりました。
ブルネイでは節約を意識せず、世界最高級の七つ星「エンパイアホテル」にも宿泊したため、かなり出費が増えました。とはいえ、貴重な経験ができたので満足です!
貧乏旅行の延長で訪れることもできますが、この国は「ある程度使えるお金があったほうが楽しめる国」だと思うので、多少余裕がある状態で来たほうがいいな・・・と思いましたね!