東南アジアの中で最も影の薄い存在ながら、豊富な地下資源でシンガポールに次ぐお金持ちの国、「ブルネイ」。国の面積は三重県と同じ程度と、非常に小さいです。
国も観光資源に力を入れていないため、「観光して面白い場所ってそもそもあるの?」と疑問を持つ人もいるようですが、探せばたくさんあります!
むしろ、この国は潤沢な資金で税金・教育費・医療費無料を徹底しているぐらいなので、「お金持ちの国ならでは」の観光を楽しむことができますよ。
- ブルネイ旅行には欠かせない定番観光スポット
- 各観光地のアクセス情報・営業情報
- ブルネイでの有効な移動手段について
そこで今回は、実際にブルネイへ1週間ほど旅行してきましたので、実際に回って良かったおすすめ観光スポットを紹介していきたいと思います!
オールドモスク
イスラム教が国教となっている「ブルネイ」では、各地に豪華なモスクが建てられています。中でもブルネイの代表的なモスクとなっているのが、この「オールドモスク」。
大理石はイタリア製、御影石は中国製、ガラス・シャンデリアはイギリス製、絨毯はベルギー・サウジアラビアなど、世界中から一級品を集めて建設されているらしい。
総工費はなんとUS500万ドルと途方もない額で、こんな素晴らしい施設を観光客に無料開放してくれています。なんて太っ腹な国なんだ・・・!
夜間にはライトアップされるため、いっそう美しくなります。モスク内部に見学できる時間は限られているものの、敷地の門自体は早朝から深夜まで開放されています。
市内の中心部にあるため、ホテルから徒歩でアクセスできるのも魅力の一つ。ちなみに、建物の柱・門・床は大理石、ドームの金色部分は全部純金仕様だそうです^^;
名称 | Omar Ali Saifuddien Mosque |
住所 | Jalan McArthur, Bandar Seri Begawan BS8711 |
アクセス | ブルネイ市街から徒歩約10分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | (土〜木)8:30〜12:00 13:30〜15:00 16:30〜17:30(金) 16:30〜17:30 |
▼ブルネイの代表的なモスク・王宮を観光した様子は「【ブルネイ観光】これぞ富の象徴!オールドモスク・ニューモスク・王宮を見学」にまとめています。

ニューモスク
代表的なオールドモスクと並び、ブルネイで最大級・5000人もの収容数を誇る「ニューモスク」。現国王の即位25周年を記念して建てられたのだとか。
衝撃的なのは、オールドモスクより設備が豪華にも関わらず「王様のポケットマネーで建設されてしまったこと」。どれだけお金持ちなんだ・・・!
支柱・壁面・床はイタリア製のオール大理石仕様となっており、敷地内には大理石切り出しで1個1000万円以上する椅子が何個も並べられています^^;
東南アジアを回って様々な王宮・寺院等の歴史的建築物を見てきましたが、ここまで豪華な建物を見たことは未だかつてなかったので、衝撃を受けました・・・。
こちらもオールドモスクと同様、お祈りの時間以外は観光客でも内部を見学できます。見学料は必要なく、専用のノートに名前・住所など必要事項を記入するだけでOK。
名称 | Jame Asr Hassanil Bolkiah |
住所 | Sultan Hassanal Bolkiah Highway | or Jalan Jame Asr, Bandar Seri Begawan |
アクセス | BSBから01系統バスで5分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | (月〜水・土)8:00〜12:00 14:00〜15:00(日)10:30〜12:00 14:00〜15:00 |
ブルネイ王宮
他国のように「普段は王様が住んでおらず、特別なイベントのときのみ訪れる施設」と違って、こちらはブルネイの王様が実際に住まわれている王宮になります。
当然ながら一般人観光客の立ち入りは原則禁止のため、普段は外から見るだけ。観光できる範囲は限られているので、時間に余裕がある方は訪れましょう。
しかし!ラマダン開けの3日間は特別に一般開放され、豪華なパーティーに無料参加しつつ、王族の方々と握手ができるそうです。タイミングが合えば、ぜひ行きたいところ!
名称 | Istana Nurul Iman |
住所 | Jln Menteri Besar, Bandar Seri Begawan BA2112 |
アクセス | BSBから40・50番バスで10分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 24時間(内部見学は原則禁止) |
水上集落:カンポン・アイール
一人辺りGDPが日本の倍以上あるブルネイですが、なんと中心街からボートで1分ほど渡った場所に、世界最大規模と言われる巨大な「水上集落」があります。
一般的に水上集落と言うと「住む場所を追われた貧困層のスラム」的なイメージがありますが、ブルネイの人々はあえて住み着いているらしい。
その証拠に、水上集落に住む人々の半分近くは公務員職であり、政府から「無料で家をあげる」と言われているにも関わらず、あえてこちらに住居を構えているそう。
水上集落の区画によって収入額に差があるようですが、大半が写真のように「え?ここって本当に水上集落なの?」と思うような、豪華な家が立ち並ぶ場所ばかり。
気候が暑いブルネイでは、下手に都市部に家を構えるよりも、このように水上に住んだほうが涼しくていいんだそう。一般的な水上スラムと違って、かなり清潔に保たれています。
巨大な水上集落には小学校〜高校まで各学校が揃っているだけでなく、飲食店・商店はもちろん消防署・警察署まで兼ね備えています。下手な町よりインフラが整っています。(笑)
途中で話しかけてきたガイドの人にかけ合って、現地に住む人の家を見学させてもらいました。日本の一般的な住宅より圧倒的に豪華であり、生活に余裕を感じます。
他に部屋が3つもあって、家賃は750ブルネイドル(日本円で6万円程度)だそう。各種税金が無料で平均所得は日本より少し低い程度なので、確かに余裕のある生活ができそう。
観光地としての面白さもあるけど、「こんな生き方もあるんだ」という社会勉強的な意味で、めちゃくちゃ楽しかった。水上集落を回る際はガイドをつけることをおすすめします。
名称 | Kampong Ayer |
住所 | VWMV+MQ バンダル・スリ・ブガワン |
アクセス | ブルネイ市街からボートで1分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 24時間 |
▼世界最大の水上集落を観光した様子は「世界最大の水上集落!ブルネイの「カンポン・アイール」で住民の家を覗いてみた【アクセス情報・所要時間】」にまとめています。

ジュルドンパーク
ブルネイ国内ではお酒・タバコ類を一切買うことができないなど、イスラム教の戒律が非常に厳しいんですが、そんな国にも「東南アジア最大の遊園地」があるって知ってました?
「ジュルドンパーク」という遊園地で、開園から6年間は無料開放され、国王自らマイケル・ジャクソンを呼んで無料公演を行ったこともあるんだとか!
その後、採算が取れずに有料化に踏み切った結果、今では閑古鳥が鳴くようになってしまったそう。でも、ブルネイにある遊園地・・・ってだけで気になりますよね!?
市街地から距離があるため、1時間以上バスを乗り継いで向かったんですが・・・これがまぁ面白い!まず、日中はガラガラで完全に貸し切り状態!
アトラクションは日本の遊園地にこそ劣るものの、想像していたよりはクオリティが高くて面白かったですし、入場料が20ドル掛かるとはいえお得すぎです。
子ども向けのアトラクションが多かったものの、ゴーカートや絶叫系マシンなど大人でも楽しめる施設がたくさんありました。これは、行って損はないかと。
名称 | Jerudong Park |
住所 | Jerudong BG3122 |
アクセス | ブルネイ市街から55番で約50分 |
入場料 | 大人20ドル、小人10ドル |
営業時間 | (木)16:00〜23:00 (金)15:00〜23:30 (土〜日)10:00〜23:30 |
ナイトマーケット
ブルネイでは、他国のように「この国といえば!この料理!」という代表的な料理が少なく、地元のB級グルメとなると一部の場所でしか食べられません。
もし地元料理を庶民的な価格で食べたければ、「ナイトマーケット」へ行きましょう!物価がやや高めなブルネイですが、ここなら他国とほぼ同水準でいただけます。
所得がそれなりにある国民でも、頻繁にこちらのマーケットを利用するそう。「ブルネイに住む人々のリアルを感じたい!」という目的にもおすすめ。
名称 | Gadong Night Market |
住所 | Simpang 37, Bandar Seri Begawan |
アクセス | ブルネイ市街から車で10分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 15:00~0:00 |
THE MALL
ブルネイには買い物に適したショッピングモールが各地に存在するんですが、中でも最も巨大なのがこちらの「THE MALL」。
施設内では一般的なスーパーから電化製品、オシャレな服から車すら当たり前のように売られていて、ブルネイに住む人々の暮らしっぷりを見ることができます。
観光客向けのお土産も一部置いてますし、建物内自体が豪華なため、ウインドウショッピングを楽しむだけでもかなり面白いです。
ブルネイで最大規模・・・といっても、マレーシアやタイのショッピングモールに比べれば半分以下の面積しかないので、サクッと回ることができます。
携帯電話・パソコンなど、電子機器関係を中心に売っている建物。ホテルと直結しているらしく、売り場自体は非常に豪華で感動しましたね。
名称 | THE MALL Gadong |
住所 | Bandar Seri Begawan |
アクセス | ブルネイ市街から車で10分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
ロイヤルレガリア・ミュージアム
「ブルネイを観光するのもいいけど、国や王政の歴史をもっと知りたいなぁ」と思ったら、ぜひ市街地中心にある「ロイヤルレガリア・ミュージアム」へ!
敷地内では国王の成り立ち、重要施設が建設されるまでの歩み、2030年に向けてブルネイの未来政策などを見て学ぶことができます。
コンテンツのボリュームがめちゃくちゃ多いにも関わらず、こちらの博物館も無料開放されているため、必要事項を来客者ノートに記入するだけでOK。なんと太っ腹!
敷地内は原則として写真撮影が禁止されていますが、ホール内のみ撮影可能だそう。正面にある展示物の数々は、実際に国王の戴冠式で使用されたもの。
展示物も立派ですが、施設自体も豪華なんですよね。モスクに劣らない豪華さ、絨毯のふかふかさなどひと目みて「金かかっているな」という設備ばかり。
この施設の見学が無料とは、あえて「イカれているな」という言葉を残しておきますが、こちらの博物館へ訪れると「ブルネイのイカレ具合」も一緒に学ぶことができますw
名称 | THE MALL Gadong |
住所 | Jln Sultan Omar Ali Saifuddien, Bandar Seri Begawan BS8611 |
アクセス | ブルネイ市街から徒歩10分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
ブルネイの交通手段:市バスを利用しよう
オールドモスク・ロイヤルレガリアミュージアムなどの施設は市街地付近にあるため、ホテルから徒歩移動できます。ただ、大半は少し離れた場所に存在するんですよ。
ブルネイは交通インフラが貧弱なため、まともに移動できる手段がありません。その中でも、主要観光地へ全て移動できて、格安利用できるのが「市バス」。
運行時間がアバウト・場所によってバス停そのものがないなど少し難易度が高めですが、乗りこなすことで移動の自由度が一気に高まりますよ!
▼ブルネイの市内バスを利用する手順は「【ブルネイのバス事情】市内バスの乗り方・時刻表・路線図まとめ」にまとめています。
