世界には、我々庶民には想像もつかないほど超豪華なホテルが存在します。一泊10万円以上するホテルも多く、世界最高レベルとなると30万以上のホテルも。
実は、東南アジアの小国「ブルネイ」には世界最高級と言われる「七つ星ホテル」が存在するんですが、1泊2万円前後から宿泊できるのだとか・・・!
事前情報では、施設内の建物は総大理石・24金仕様となっており、ホテル施設内にプール・ビーチはもちろん映画館・ゴルフ場まで完備しているとかなんとか。
- エンパイアホテルって?七つ星ホテルってなに?
- 【超豪華七つ星】エンパイアホテルへ1泊2日の宿泊体験記!
- エンパイアホテルへのアクセス情報・予約方法
そこで今回は、噂を確かめるべく「東南アジア・ブルネイに存在する七つ星・エンパイアホテル」に1泊2日で宿泊してきましたので、宿泊体験レポートをお届けします!
エンパイアホテルとは?7つ星のホテルって存在するの?
客室・施設紹介をしていく前に、「エンパイアホテル」について紹介しておきましょう。このホテル自体は、日本・アメリカと世界中に存在する系列ホテルの一つ。
しかしブルネイに存在するエンパイアホテルは他と一線を画しており、「王族を招待するために建てられた」だけあって、内部施設が非常に豪華!
一般的にホテルの格式は「五つ星」で評価されますが、それらを遥かにしのぐ「七つ星ホテル」の評価を付けられていて、同評価のホテルは世界中に2つしかありません。
もう一つの七つ星ホテルはドバイにある「ブルジュ・アル・アラブ」で、超豪華な設備で有名となっていますが、宿泊費は最低1泊15万円前後と庶民には手が届かない価格。
ブルネイ・エンパイアホテルが人気の理由は、七つ星ホテルとして評価される施設の豪華さ・ホスピタリティの高さがありながら、1泊2万円から宿泊できること!
海外のホテルは1部屋に対して料金がかかるため、2人なら1泊1万円から宿泊可能。これほど評価が高く、リーズナブルなホテルは他にはないため、泊まらなければ損です。
【超豪華七つ星】エンパイアホテルへ1泊2日の宿泊体験記!
1泊2万円から!豪華なエグゼクティブルーム客室の内観チェック
それでは!一週間のブルネイ旅行中に七つ星の「エンパイアホテル」に1泊2日で滞在してきましたので、宿泊記をお届けしましょう。満を持して到着!
ホテルの入り口前。常にドアマンが3〜4人待機していて、ドアの開け閉めをしてくれます。かなり早めに来客を察知して、爽やかな笑顔で開けてくれます。
他のホテルだと、タイミングによってはドアマンが手を伸ばす前に出入りできるんですが、このホテルでは不可能そうです(笑)
入り口の重厚なドアをくぐり、内部へと潜入します。なんと天井が高く、豪華な設備であろうか・・・!
早速ホテル内外を探検したいところですが、荷物が重いのでひとまずチェックイン手続きを取ることに。入り口右にあるカウンターで済ませます。
スタッフの多くはネイティブ並の英語を話せるため、英語難民勢には逆に何言ってるか全然わからなかったんですが、わからない箇所があっても丁寧に説明してくれました。
「少し日本語を話せます」というスタッフの方もいたので、最悪英語が全くわからなくても大丈夫・・・かもしれません。
ウェルカムドリンクとして、おしぼりとウォーターメロンジュースをいただきました。美味しい。
チェックイン時にカードキーと施設案内書を渡されたんですが、紙の品質がめちゃくちゃいいうえに、封筒に直接「Mr.Yusuke Yonezawa」って自分の名前が書かれてあるー!
さすが七つ星ホテルですね。
ホテルの全体マップ。チェックインカウンターがあるのが①の「ATRIUM BULDING」で、今回自身が宿泊するのが③の「EAST ATRIUM BILDING」になるそうです。
マップに映っている範囲全てがホテル内の施設になるため、かなり広大なことが見て取れます。面白い施設がたくさんありそうで、ワクワク。
チェックイン手続きを終えたので、早速部屋に案内してもらいます。
こちらが、今回宿泊することになった「エグゼクティブルーム」の客室です!名前はいかにも高そうですが、1泊2万円前後から泊まれるお部屋になります。
広さは60平方メートル。世界各国から取り寄せた豪華な家具に加え、ベッドはイタリア製の最高級リネン・豪華な羽毛布団を採用しているらしく、ふかふか。
各種照明関係はベッド横のマシンから全部操作する方式になっていて、なんとこちらのボタンでカーテンの開閉すらできてしまいます。なんだそれw
面白かったので、動画を撮影してしまいました。こんな感じで動作します。
冷蔵庫内のミニバー。通常のホテルだと飲み食いした分だけお金がかかりますが、エンパイアホテルでは全部「無料」らしいです。えええ!?
価格を考えれば当たり前かもしれないけど、 無料とは思わなかったので「冷蔵庫内は全部無料ですよ」と言われて何度も「What!? Free!?」と確認しちゃいましたw
こちらのコーヒー・お菓子・チップス類も全部無料だそうです。太っ腹かよ!
洗面所へ移動してみました。大理石がふんだんに使われており、ところどころのパーツが純金仕様になっていて非常に豪華。何より、広い!
シャワールームは今まで泊まったどのホテルよりも広く、トイレはブルネイでは珍しく水洗式なので、トイレットペーパーを流してOKだそうです。
ホテルのアミニティ類。シャンプ・リンス等は「TEMPLESPA」というブランドのもので、調べたら飛行機のファーストクラスで提供されるようなものらしい。
客室からの素晴らしい眺め。
一通り客室内を見て回れたので、今後はホテル内外を散策してみることにします!
【ゴルフ・プール・ビーチ】エンパイアホテルの周辺施設調査
エンパイアホテルのメインフロア、「ATRIUM BILDING」。床・柱はイタリア製の全面大理石仕様、金色の装飾部分はなんと24金仕様になっているのだとか・・・。
全面ガラス張りで、美しい大理石・純金がともに映えていますね。こんな豪華な空間に滞在するのは、当然のごとく人生で初めてです。(笑)
あまりに美しすぎて、各階に降り立って写真撮影をしてしまいました。どこを切り取っても映えるので、逆に困ってしまいますね\(^o^)/
ホテル内には飲食店・お土産屋など各種ショップが一通り揃っており、買い物で困ることはありません。ブルネイのお土産もこちらで購入できます。
それでは、エンパイアホテル名物の野外施設を回ってみることにします!ホテルの目の前にあるのは、宿泊客専用のプライベートビーチです。
受付の人に泳げるのか聞いたところ、「汚いからやめておいたほうがいい」とのこと。あれ、ブルネイって海がキレイなイメージがあったんだけど・・・(笑)
エンパイアホテルの目の前にある、広大なビーチ。写真を見ればわかるとおり、ちょうど前が海になっているので「海で泳いでいる気分」で楽しめます。
ブルネイは1年を通して気候が暑く、この日も少し歩いただけで汗ばむ気温だったので、泳いでいる人がたくさんいました。
こちらのプールでは有料でカヌー・SUP(スタンドアップパドルボート)を楽しめるそうで、方法がわからなくとも丁寧に教えてくれるそう!
プールに入りたい場合は、こちらの受付でタオルを貸してくれるほか、有料でロッカーも利用できるようです。
プールを奥に進んでいくと、気持ちの良い芝生エリアと可愛いイルカちゃんたちを発見。ちょっと座って休憩するにも良さそう。
ホテル周辺の施設は一通り見れたので、今度は敷地内でも少し離れた施設へと移動します。
今回はあえて徒歩移動しましたが、施設内では常にミニカーが走っており、言えば任意の場所まで乗せていってくれます。
まずはこちら。エンパイアホテルの敷地内に存在する「シアター&シネマ」の視聴ができる施設です。料金は相場より少し高いそうだけど、ちょっと見てみたい・・・!
続いてはこちら。ゴルフホールの受付で、7029ヤードもある広大な敷地でゴルフを楽しむことができるらしい。道具がなくとも一通りレンタルできるそうです。
他にボウリング場・テニスコート・体育館などの施設もあったようですが、広すぎて時間内に回ることができませんでした^^;
女子必見!アフターヌーンティーを予約利用してみた
ホテルの施設巡りを一通り終えたところで、「リーズナブルにアフタヌーンティーをいただける」と聞いてATRIUM BILDINGに戻ってきました!
毎日PM2時〜PM6時まで利用でき、一般的な高級ホテルでは5,000円〜10,000円以上もする場所もあるところ、こちらでは2,000円前後でいただけるそう。
一応、「事前に予約しておいたほうがいい」と言われていたので、チェックイン時に予約をしておいたんですよね。
こちらがアフタヌーンティーのメニュー。
ウェルカムドリンクとしてシャンパンっぽいのをいただきましたが、こちらはぶどうジュースとなります。この国は原則としてお酒・タバコともにNGなので。
こちらがアフタヌーンティーセットです。この手の料理は「食べるとお腹がいっぱいになる」と聞いていましたが、それにしても量が多い!(笑)
とはいえ、豪華な大理石・24金・夕日を眺めながらいただくアフタヌーンティーは最高でした。途中でスタッフと小さい女の子による演奏も始まり、気分はさながらブルジョワ。
可愛くて美味しいサンドイッチと、インスタ映えしそうなスイーツたち。途中でお腹が膨れすぎて「客室に持って帰っていい?」と聞いたところ「できない」と言われてしまいましたw
とはいえ残すのは嫌なので、全て平らげて部屋に戻ることに。男性でも多いぐらいなので、2人で1人分を注文するぐらいがちょうどいいかと思われます。
美しい夜のエンパイアホテル探索
アフタヌーンティーでお腹が膨れすぎて、客室内で1時間ほどくたばっていたのですが、いい感じに日が落ちてきたので夜のホテル周辺を散策することに!
夜のATRIUM BILDING内。日中とはまた違った美しさがありますね。
野外から撮影してみました。外側からでも総大理石&24金仕様の支柱を確認できて、こちらは夜のほうが美しく見えますね〜。
こちらはホテルの施設内に存在する「PANTAI RESTRAN」。60ブルネイドル前後で美味しいディナーをいただけるそう。
ホテル内には3箇所ほどディナーをいただけるレストランがあり、食事には困りません。アフタヌーンティーで想像以上にお腹が膨れたため、今回は利用を控えました。(笑)
ライトアップされて美しく映えるプールとホテル。こういう光景を見ると、恋人や夫婦で訪れたくなりますね。残念ながら独り身ですが・・・。
施設内の離れ小島から対岸のホテルを撮影してみました。さて、明日も朝が早いことですし、早めに寝ますか!
超豪華!30ドルでビュッフェスタイルの朝食をいただく
おはようございます!超高級&巨大なベッドでぐっすり眠り、朝を迎えました。本日はチェックアウト日となりますが、ホテルを去る前に朝食をいただくことに。
価格は30ドル前後と高いものの、ビュッフェ形式の朝食がいただけ、非常に美味しいらしい。というわけで、人生で初めて朝食に2,000円以上払って利用してみることに!
並べられている料理のラインナップはこのような感じ。「ブルネイ特有の料理」というのは存在しなかったものの、種類が多く非常に豪華です。
皿に取り寄せた料理がこちら。実際にいただいてみると・・・これが非常に美味しい!朝食なのについつい食べすぎてしまうぐらい。これはぜひ、夜食でいただきたいですね。
コーヒーのおかわりは無料で、無くなったタイミングでスタッフさんが「もっとコーヒーいる?」と聞きに来てくれます。
自分で取り寄せる料理の他にも、スタッフさんが定期的に料理を持ってきてくれました。今まで見たことがない料理もあったんですが、これが非常に美味しい!
日本人の口にもバッチリ合う味で、思わずヘビーリピートしたくなる味でした。朝食は少し価格が高いけれど、ぜひエンパイアホテルへ来たら利用していただきたいですね。
その後、チェックアウト時間が来たのでホテルを去ることに。安い買い物ではなかったけれど、これまでの人生でなかったような貴重な体験ができて、本当に良かったです・・・!
エンパイアホテルへの行き方・アクセス情報
エンパイアホテルはブルネイの首都・バンダル・スリ・ブガワンから離れた位置にあるので、空港・市街地からだと何らかの交通手段を利用して移動する必要があります。
ブルネイ国際空港から直接向かう場合は、有料の送迎サービスが利用できます。自身は市街地に滞在していたので、タクシーを捕まえて25ブルネイドルで移動してもらいました。
交通費を抑えたい場合は、「市バス」に乗って移動することも可能。ただエンパイアに向かうバスは本数が少なく待ち時間が長くなるため、素直にタクシーを利用することをおすすめします。
▼ブルネイの市内バスを利用する手順は「【ブルネイのバス事情】市内バスの乗り方・時刻表・路線図まとめ」にまとめています。
【ブルネイのバス事情】市内バスの乗り方・時刻表・路線図まとめ
エンパイアホテルからブルネイ国際空港へは、事前に予約していた配車サービスを利用してみました。価格は35ドルと強気価格ですが、外車で送迎してくれます。(笑)
予約時に「外部のタクシーを呼ぶか、ホテルのサービスかどっちにする?」と聞かれたので、外部のタクシーを呼んでもらえば10ドルほど安くなると思われます。
ホテルでは外貨両替・クレジットカード支払いが使えるので、「帰国当日に現地通貨がない!」という事態は防げます。とはいえ、高いよね。
名称 | The Empire Hotel & Country Club, Brunei |
住所 | Kg Jerudong, Muara – Tutong Hwy, Brunei BG3122 |
アクセス | ブルネイ市街から車で30分前後 |
エンパイアホテルの予約方法・おすすめの予約サイト
直前予約だったので、どのサイトも高め(Agodaだと16$分のギフトカードをもらえた)
エンパイアホテルの予約方法ですが、「agoda」「Expedia」「hotels」など有名予約サイトで申し込むことが可能です。自身は最もお得だった「agoda」にて予約しました。
高価なホテルなので、予約サイトごとに料金のバラツキが出やすいこと、また調べた限りだと予約できる部屋の種類も微妙に異なっていたので、じっくり比較したほうがお得かと。
おわりに:人生で貴重な素晴らしい体験ができました
というわけで、今回は人生で初めて七つ星ホテルの「ブルネイ・エンパイアホテル」に宿泊してきましたので、施設紹介・宿泊記をお届けしました。
当初は宿泊する予定がなかったんですが、「世界で2つしかない七つ星ホテル」「これを逃したら、泊まる機会はほぼない」ことを考え、思い切って泊まることに決定!
全て合わせると確実に4万円を超える大出費となってしまいましたが、それ以上に素晴らしい体験を得ることができて大満足。自分の人生にとって、非常に良い投資となりましたね。
多少金銭的な余裕があって、これまで超高級ホテルに宿泊したことがないたら、多少出費が増えても宿泊する価値があると思われます・・・!