ハマチなどの近海青物は、スズキ・クロダイなど居付きの魚に比べると特に「時間帯」によって釣果が分かれる傾向にあります。

場所選びも当然重要ですが、1日のうちおおよそどの時間帯に活性が上がるか?が決まっているため、極力活性が上がりやすい時間帯に釣り場へ入ることで釣果を伸ばすことが可能です。

特に釣りやすいと言われる「朝マズメ」以外には釣れないのか?というと決してそんなことはなく、真昼間はもちろん夜間でも地域によれば青物を釣ることが可能です!

今回は、ブリ・カンパチ・ヒラマサなどの青物がよく釣れる時間帯と、それぞれ時間別に役立つ攻略方法について解説していきたいと思います!

 

青物が活発に活動する時間帯について

早朝に一日の小魚摂取量の50%を捕食する

 

まず最初に、青物が最も活発に活動する時間帯について紹介しておきます。結論から言うと、「早朝」に大量の餌を捕食するため、朝マズメ周辺が一番釣れる時間帯・・・になります。

というのも、『魚の行動習性を利用する釣り入門』という書籍にて、東北大学・畑中教授の研究で「ハマチは1日のうち、時間帯によってどの程度マアジを捕食するのか?を調べるという研究が紹介されています。

研究成果によると、ハマチは早朝摂取型の魚のため5時〜9時の時間に50%以上のマアジを摂取していて、一方で21時〜22時には一切餌を口にしない結果に。

 

もちろん潮流の速さ等で活性が変化することはあるものの、そもそも魚の性質として「早朝に大量の小魚を摂取する」ことが決まっているわけですね!他の青物、例えばサバなども同じらしい。

ルアーは小魚を模して作られているわけで、当然餌の摂取量が釣果に直結します。実際、釣り場でも日の出から一気に釣れ始め、日中や夕方は早朝に比べると釣果が下がる傾向にあります。

しかーし!逆にいうと、日中や日の出前(22時〜4時頃)でも少量ながら小魚を捕食しているわけで、当然ヒットに持ち込むチャンスもあります。

 

次は時間別の攻略法について紹介していきたいと思います!

 

時間帯別の青物攻略法

早朝の青物攻略法

 

この時間帯に釣行できればラッキー!特に人気の釣り場だと3時頃から埋まってしまうこともあるため、不本意ですが青物攻略法より場所取りのほうが圧倒的に重要だったりします。

特に青物の活性高い初夏〜晩秋の時期だと、日の出の瞬間に青物が小魚を追って水面が泡立つ「ナブラ」があちこちで発生することもあって、投げ込めば釣れるお祭り騒ぎになります。

早朝は小魚にとってもプランクトンなどを捕食する絶好のチャンスで、水面まで浮いて捕食することが多いため青物も表層まで浮いてくることが多いです。

 

特に水面が騒がしければ、表層狙いの「トップウォータープラグ」にも果敢に食らいついてくるため、遠投が必要でなければメタルジグ以外のルアーが活躍することが多いです。

自分の場合、早朝から堤防近くでナブラが立っていればトップウォータープラグや水面近くをトレースできるミノー・鉄板バイブで表層付近を攻めて状況をチェックします。

ぶっちゃけ、活性が高ければどのようなルアーを使っても釣れちゃうので、青物の回遊がある地域で早朝から外海に面した堤防の先端などに場所取りした時点で半分は勝ったも同然!なんです。

 

ちなみにですが、経験上浅場ほど早朝のみ釣れる傾向にありますね!活性が高まる早朝ほど小魚を追って浅場まで入ってくることが多いんですが、日中だと透明度が高すぎるので深場まで落ちるのでしょう。

 

真昼間の青物攻略法

 

早朝と比べて攻略が難しくなる、真昼間の青物釣り。早朝から高活性化していても、日中にはパタリと止んでしまうことも多々あります。釣り人も諦めて帰宅することが多いです。

しかし、実は釣り人の多い地域では真昼間のほうがチャンスが高いんです!人気ポイントだと積極的に日中から釣行することで、1級ポイントの場所取りをしていい思いをしています。

青物の活性が低いといっても、お昼前後に少数の群れで堤防近くまで回遊してくることが多いし、何よりライバルが減ることで相対的に釣れる確率が高まります。

 

青物の数は限られているので、釣れるかどうかは細かいルアーアクションよりも「その場所に青物が回遊したか」で決まることが多く、同じポイントにたくさんの釣り人が入っていればそれだけヒットする確率が下がります。

この時間帯は疲れて休憩する釣り人が多いんですが、竿を振り続けた人ほど日中に結果を出しています。

大型ほど早朝ではなく日中に餌を捕食する傾向があって、大型はスローアクションに反応することが多い。座りながら釣りをしていて、突然「ゴンッ!」と大型ブリがヒットすることも。

 

日中は周囲の障害物や小魚が全て可視化されるので、まずは周囲の状況をチェックします。この時間帯は魚が沈んでいることが多いので、ジグや鉄板バイブなどでボトムを中心に探っていきます。

早朝は日の出とともに釣れ出しますが、日中は「潮流の変化」と同時に活性が上がることが多いため、ルアーを投げた際に「左右どちらに流されたか?普段と比べて余計に流されていないか?」をチェック。

メタルジグを使っているなら、フォール速度の違いでも潮流の変化を感じ取ることができますね。

潮流の方向や流れの強さが変わったと同時にバタバタ釣れだす、もしくは反応がなくなることが多いため、常に釣り場の状況を観察しておくことである程度青物の活性を予測することができるんですよ。

 

無条件に活性が上がる早朝と違って、真昼間は状況の変化で活性が大きく左右されるため、「どれだけ海の状況を観察して変化を感じ取ることができるかどうか」で大きく釣果が変わります!

 

夕方の青物攻略法

 

早朝ほど高活性化はしませんが、真昼間よりも活性が上がりやすい夕方の青物。確実に釣りたいなら、一日のうち早朝・夕方どちらは必ず狙いたいですね!

自分の経験則ですが、ポイントによって「夕方でも早朝とあまり変わらず釣れる場所」と、「早朝と違ってほとんど釣れない場所」の2種類あるような気がしています。

時期によっても変化しますが、青物は小魚の回遊がないと堤防に近づくことはないため、小魚の回遊ルートの違いで釣果に差が出ているのだと思います。

 

 

夕方から活性するようなポイントだと、15時頃から徐々にナブラが見え始め、18時〜19時頃の日の入り直前までバタバタ釣れることが多いですね。

浮いている状況ではトップウォーターなどでも釣れることがあるし、ジグやミノーなどあらゆるルアーでヒットに持ち込めます。

夕方なら会社の退勤後や学校帰りでもギリギリ時合に間に合うので、早朝と比べるとかなり釣行しやすいです。ただし、逆にいうと人が多くなりやすいため、釣り場到着時にはすでに満席状態なことも・・・。

 

ある程度周囲が暗くなっても、20時前後まで釣れ続くこともあります。暗くなると一気に人が帰り始めるので、あまりに人が多い状況から18時半頃から短時間だけ釣行する、という手も。

 

夜間の青物攻略法

釣り場によっては、22時前後や日の出前の1時〜3時頃の深夜にも青物が釣れることがあります。基本的にこの時間帯にヒットすることは稀なんですが、「夜青物」というパターンも実際にあるんです!

自身の事例だと、夜間に小魚が浅場の河口等まで入ってきて、かつ周辺に常夜灯があるようなポイントだと暗い時間帯でもナブラのように水面が沸き立つような状況に出会ったことがあります。

青物は基本的に夜間には目が見えないため、高速な動きが前提のジグでは釣れません。ミノーなどを流れに任せてドリフトさせることで、夜間に逃げ惑う小魚を演出しヒットに持ち込みます。

 

特に外洋に面したような大型堤防では基本的に成立しないし、夜間に釣れる青物はハマチ程度のサイズが多いですが、特定ポイント・特定の時期になると成立する特殊な釣りなので、やってみるとなかなか面白いです!

 

おわりに

というわけで、以上「時間帯別の青物攻略法」について解説してみました!

スズキやクロダイなどの魚に比べると、ポイント選びや時間帯など外部要因が大きく釣果を左右する青物釣り。

ショアからだと魚探に頼るわけにはいかず、大海原の条件変化を読み解く「野性的な観察眼」を備えることで釣果をアップすることができます!

時間帯別の攻略法を身につけることでも、釣果アップに繋がるのでぜひ実践してみてください。

 

それでは。

 

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