昨日は悪夢にうなされつつも、室蘭市街を観光。
近代的な街、工業地帯、自然の原風景が共存する不思議な場所だった。
さらには、ヤギやキツネと新たな出会いを果たす。
今日は、まずアイヌ民族博物館を観光しつつ、新千歳空港へと向かう。
新千歳空港といえば・・・あの雪ミクが存在する場所という噂・・・?
日本一周自転車旅、48日目のスタート。
昨日の記事:出会いは人間だけとは限らず。ヤギとキツネの物語【47日目】
アリまみれ
昨日は、アイヌ民族博物館近くの公園にて野宿。
なんと!今日は珍しく、7時に起床。これでも相当遅いけど。(笑)
朝から地元の方が多数訪れるという予想をしての起床だったが・・・。
実際は、見事に人がおらず!ラッキー!
ただ、この時期に公園にテントを張ると悲劇が起きる。
そう、”虫まみれ”になるのだ・・・。
おはようございます。
気持ちよく寝られたのはいいのだが、テントのシート外側にべったりとアリが。
あまり気にせず食器洗浄や洗顔・歯磨きをしていると、当然内部に侵入。
2~3匹なら全然気にしないけど、2、30匹入ってきてる。こりゃやばい。
ということで、一旦荷物を全部外に出して退避。テントの周辺を見てさらに仰天。
2、300匹くらいの規模でうじゃうじゃと歩いてる。
さすがに、自分ではこれは嫌だ。先にテントを収納してしまう。
ふぅぅぅ~。
危機的状況であっても、余裕をこいてコーヒーをたしなむ。
これが大人ってもんよ。もちろん、ブラックでいただく。
コーヒー自体は、こちらのものを利用。
そこそこ高級な製品らしい。出発前に祖母にもらったもの。
紅茶にはいい加減飽きてきたので、最近はコーヒー派。笑
朝のうちに、ソーラーチャージャーで携帯とモバイルバッテリーを充電。
移動中はほとんど充電できないが、当然そんな想定をしていないからであって、
ちゃんと太陽の方向へかざしておくと、結構速いスピードで充電してくれる。
簡単に計測したところ、30分で20%、iphone6を充電できた。
朝の準備と同時に充電を始めるか、あらかじめテント外に設置しておけばよさそう。
ただ、モバイルバッテリーの満充電までは難しい。
普通のコンセント充電でも、4~5時間はかかるしね。
充電しながら、PCで作業。ブログ更新作業ですな。
いいタイミングでPCのバッテリーが切れる。まじかよ・・・。
もういい時間になったので、さっさとアイヌ博物館にレッツゴー!
や、奴は完全に化け物だ・・・。
アイヌ民族博物館までは、歩いてすぐ。
早速、”コタンコンクルの像”という巨大なおじいさんがお出迎え。
ささ、中に進みましょう。
このアイヌ民族博物館では、名前の通り北海道・樺太のアイヌ文化について、
学ぶことができます。入場料は800円なり。財布に痛い・・・(笑)
極北地方の民族史に興味があったので、乗り込みました。
続いて現れたのは、現代にアイヌの文化を引き継いだという人物の像。
16歳から10年もの旅をつづけ、アイヌの調査を行ったのだとか。
北海道の名づけ親。知っている人には、超有名人かな?
ソフトバンクの・・・お父さん・・・!?
なんで親父がここにおるんや。
北海道犬。そう、お父さんは北海道犬という犬種だったのです。
可愛らしくみえるが、熊に立ち向かっていく勇気も持ち合わせる。
ん?熊?噂をすれば・・・?
・・・アカン!こいつはアカンやつや!
スカウターの計測基準超えとるで!今すぐ離れな!
初めてヒグマを見たが、もし道端でこいつと遭遇したら・・・。
人間なんて、ただのエサである。
バキ・・・バキ・・・かゆ・・・うま・・・
この檻の天井、2m30cmはあるんですがねぇ。。。
三毛別羆事件を思い出す。恐ろしい。
三毛別羆事件跡地なんていう場所もあるので、ぜひ行かなければ。
アイヌの文化に触れる
いっぱい写真を撮影したので、バンバンあげていきます。
高床式の食料庫。
上にかかってあるサーモンは、本物とのこと。(笑)
アイヌ人の神への祈りと、狩猟の風景。
極北地域といえば、シャーマニズムと生肉文化のイメージがあるけど。
精神世界を重視していたのは同様だが、狩猟採集で様々な食料を手に入れていたようだ。
2枚目の写真は、カジキ漁を行っているところ。
アイヌ人が特殊というよりは、それだけ資源が豊富だったんだろうね。
日々の生活で使用する道具。
上の漁に使う”マレク”は先日行った資料館でも見たな。
2、3番目の道具は、これから旅をする上で普通に使えそうだ。。。
博物館を見終わったあとは、アイヌの舞踊や”熊の霊送り”を見る。
アイヌ人はそれぞれの生物、太陽や月、道具に神が宿ると考えており、
常に神の存在を感じつつ、生活していたようだ。
アイヌの伝統楽器での演奏も。
最後は、アイヌ人にとってとても重要な儀式、”熊の霊送り”(イオマンテ)の実演。
動きが激しくて、被写体がブレる。(笑)
知識が乏しく説明が難しいので、wiki先生に活躍してもらいましょう。
熊の霊送り(イオマンテ)って?
イオマンテ (iomante) とはアイヌの儀礼のひとつで、ヒグマなどの動物を殺してその魂であるカムイを神々の世界 (kamuy mosir) に送り帰す祭りのことである。
宗教的には、ヒグマの姿を借りて人間の世界にやってきたカムイを1、2年間大切にもてなした後、見送りの宴を行って神々の世界にお帰り頂くものと解釈している[2]。ヒグマを屠殺して得られた肉や毛皮は、もてなしの礼としてカムイが置いて行った置き土産であり、皆でありがたく頂くというわけである。地上で大切にされた熊のカムイは、天界に帰った後も再度肉と毛皮を土産に携え、人間界を訪れる。さらに人間界の素晴らしさを伝え聞いたほかの神々も、肉や毛皮とともに人間界を訪れる。こうして村は豊猟に恵まれるのである。
(wikiより)
アイヌに関する本も少し読んだのだが、アイヌ人と神はいわばお互い補う存在であり、
それぞれの役目を果たす・・・という関係で成り立っているとか。
対等に近い関係であり、「こちらは役目を果たしたのに、なぜ豊漁に恵まれないのか」
と抗議することもあるという。脅すような場合もあるらしい。
人間と神の関係というと、人間側が崇拝するイメージしかなかったので新鮮。
でも、人間界と天上界とか、共通しているところはたくさんあるのよね。。。
面白いなぁ。
十分楽しんだから、次の場所に行きましょう!
このアイヌ民族博物館は、アイヌを知るきっかけになる場所。
深く知ろうと思うと、難易度の高い学術書の類を読むことになると思うけど、
きっかけとしてはすごくいい場所だと思う。
次の場所に向かおうと思ったら、おっちゃんが話しかけてきた。
なんと、大好物のチョコをいただく。やった!
よし、一気に新千歳空港まで行きまっせ。
ゆ、雪ミクだー!
次の場所は、新千歳空港。
何を隠そう・・・主要の都市部の駅巡りも好きだが、空港巡りも好きなのだ。
だって、色んな店や施設があって、めっちゃ楽しいじゃん!
今までと同様、空港までもひたすら直進。
いやぁ、走ってても途中で飽きますわ・・・。
ホームセンター。
中の物を見るだけでも楽しいんだよな・・・。でも時間。。。
いや。ここは行っておかないと損する。
ということで、130mmという小型のノコギリを買ってきました。
薪の切断と、これからのサバイバルで使用。必須だよね。
もしかしたら、途中で210mmのものを買いなおすかもだけど。
アイヌ文化のくだりが長くなりすぎたので、道中は省きます。(笑)
お、思ったより広いではないか。汗
空港探索楽しい!最高!
ウキウキしつつ探索開始。
空港なのに映画館。。。
温泉。。。
ゲームセンター。。。
アニメイトまで!?
この新千歳空港。君は、何があるか知っているかい?
噂によると、雪ミク専用のショップがあるらしい。まじ!?
空港について看板を見て、初めて思い出した。(笑)
では・・・行くぞ!
すげぇ!ほんまやん!
雪ミクとは、初音ミクの雪形態バージョンである。
北海道で生まれたので、この場所にあるんだね。
入り口前にある、落書き上。
何人か、ガチ勢がいるじゃないですか。
ご丁寧に、どうも。
この場所では、等身大の雪ミクが見られるらしい。
先へ進みましょう。
超有名どころの5人組ですね。
うーん、やっぱりルカさんかなぁ。。。
雪ミクに関する歴代グッズがずらり。
買おうと思ったら、ヤフオクでバカみたいな値段で売り出されていて、
軽く引いた思い出。
年々デザインに変更が加えられており、2011年から現在のものまでが存在。
個人的には、このお2人が好きだなぁ。。。
そして、いよいよ等身大雪ミクさんとご対面。
これが!
顔がアレだけど。体のスタイルは抜群だよ。何言ってんだろう自分。
絵の原案なんかも展示されています。
う、美しい・・・。
この場所には、雪ミクに関するグッズも販売されています。
ここでしか買えない限定品もあるのだとか。
マジか!
まぁ・・・いくら財布が限界を迎えているからって、買うわな。
ここまで来たらな。逆に買わないほうがバッキャだわ。
これから旅を終えるまで、よろしくお願いします!!!
大方空港巡りも終わったので、電源のあるスポットでブログ更新。
1Fと3F、合わせて五ケ所程度しかなく、しかも立ちながらのPC作業。
意外や意外。大手の空港では、ちゃんとした電源供給スポットがあるイメージだった。
最後に空港の夜景を見て、本日の寝床へ。
迷った結果、10km程度離れている道の駅で寝ることにしました。
結局飯にありつけたのが23時頃で、猛烈に腹が減っていたため写真はなし。笑
さて、明日はいよいよ札幌市へと向かいます。
出会う人にもよるけど、しばらく滞在する可能性が濃厚。
北海道の都市といえば、札幌だからね。楽しみます!
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