どうも、絶賛自転車日本一周中のよねすけ(@yonesukez)です。
昨日は久しぶりに兄夫婦とお会いし、一緒に琵琶湖博物館へ。その後、道の駅草津であのおっちゃんとも再開しました!
本日は道の駅にてテントを出た瞬間に北海道のおっちゃんと会い、舞台は源義経元服の地へ。歴史を感じる1日となりました。
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北海道のおっちゃん
おはよう、諸君。今朝は道の駅びわ湖大橋米プラザにて7時半頃起床。この場所も、以前の琵琶湖一周で訪れたことのある場所だ。
テントから出て準備を始めようとしたところ、とあるバンが道の駅の駐車場に入ってくる。それと同時に車内から視線を感じて、「なんだ?」と思っていたら、中から農家のような格好をしているおっちゃんが出てきた。
そして開口一番、「うどん炊こうか?」と。寝起きの頭をフル回転させて状況把握に務め、ようやく理解。「まじっすか!いただきます!」
ということで、なぜか朝からおっちゃん特製のうどんをいただけることに。(笑)
いやぁ、こういう全く予測不能の自体が発生する旅は本当に面白い。ありがたくいただきます。
このおっちゃんは予想どおり北海道で農家をされている方で、冬場は作業ができないため、鹿児島へ行っていたらしい。現在はその帰りなのだとか。
過去に四国遍路を数回されているらしく、興味深く話を聞いていた。
そのような経験もあって、北海道の家周辺で旅人を見かけると必ず家に呼び、ご飯をごちそうしているのだとか。団体を連れてくることもたくさんあったそうだ。豪快なおっちゃんである。
「辛くなったときは、北海道のうちの家に来てボーッとしたらいい。ボーっとして、やる気が出たらまた元の場所に戻ればいい。今は完全に場から逃げてしもたら復帰できへん社会やから、一週間かそこら休みを貰ってきたらいい。今はそうする時間がなさすぎるから、ボーッとできる時間と場が絶対必要だよ。」
いや、ホントね。休息できる時間と場がなさすぎるんだよな。まぁそれは当人の思い込みによるケースが圧倒的に多い気がするけど、それでも時に休める場は欲しいよね。面白いおっちゃんだわ。
最後におっちゃんの連絡先をいただいて、おっちゃんは北海道へと帰っていった。ありがとう!!!
強烈な北風
さてさて、おっちゃんと別れたはいいものの、今日は夕方まで雨が降っている。
早く先へ進みたいところであるが、この雨ではとてもじゃないけど移動したくないので、近くのマクドナルドにこもりひたすらPCを叩く。結局雨が止む15時頃まで作業していたけど、それはそれは捗りましたよ。
現在は湖西の方にいるのだけど、とりあえず湖東から反時計回りに琵琶湖一周したいため、琵琶湖大橋を通って対岸へと渡ることに。
本来なら有料の橋なのだけど、自転車と徒歩に限り無料で渡れるのだ。
橋がずっと先へと続いている。懐かしい!この場所も以前の琵琶湖一周で2回ほど通った気がする。
琵琶湖大橋より、湖北方面を眺める。かなり距離があるように思うけど、実際は湖北まで70km程度で到着してしまう。琵琶湖といえど、さほど巨大なわけではない。
雨が止んだのはいいものの、かなり強烈な北風が吹き付ける。おかげで普段は凪状態の琵琶湖もしけているなー。
道路上を走っていてもあまりに強烈なため、ときおり自転車が流されそうになる。しかも不幸なことに、完全に向かい風である。これではどう考えてもまともに走行できないため、今日は源義経の元服の地を眺めたあとはゆっくりしておくことに。
今後の予定、どうしようかなぁ。また2日・3日後辺りには雨が降るらしいけど、自然天候はどうにもならないからね。予定の変更をせざるを得ないかな。。。
源義経元服の地へ
現在地点から源義経元服の地まで、さほど距離はない。のだけど、強烈な北風に翻弄されつつ、途中イオンで簡単に腹ごしらえもしつつ、目的地へと向かう。
本日の第一目標地点、「平家終焉の地」。元服とは時間軸が逆になるけど、義経が平家を壇ノ浦の戦いで討ち、捕虜になった平家最高責任者である平宗盛と、息子の清盛の首を義経が討った場所。
・・・なんだか思っていたよりも殺風景な場所で驚いた。(笑)
平家を滅亡に追い込んだのは壇ノ浦の戦いだし、一般的にもそちらのほうが圧倒的に強調されて教えられているため、平家終焉の地があまり取り沙汰されないのは理解できる。
けど、ここまで地味だと思わず同情してしまうというか、もう少し取り上げてもいいんじゃないかなぁ。場が圧倒的にネーミング負けしてる。
9世紀近く経過した現時点でもこの場が残っている方が驚きというべきなのかな。さて、暗くなる前に他の場所も回っておく。
道の駅竜王かがみの里へ再び到着。もうすぐ日が落ちてしまうので、その前に周辺の義経の聖地を回っておく。
元服の地、鏡神社、白木屋跡はそれぞれ道の駅から徒歩圏内なので、車を停めて気軽に回ることができるな。
道の駅から道路上へ出て、まず歩道橋を渡る。
歩道橋のすぐ左手にあるのが、源義経元服の地。おお、本で読んでいた場が目の前に・・・。
義経(牛若)が鞍馬山から奥州平泉の金売吉次に連れられて奥州・藤原秀衡の元へ向かう途中、後述する白木屋(鏡の宿)へと宿泊。夜に一人、この場所で大人になる儀式である元服を行ったという。
いやぁ、感覚的にはアニメの聖地巡礼なんかと同じ感じだと思うけど、なんだか不思議な気分だな。
そして、お次は義経が源氏の再興を願ったという鏡神社へ。元服の地より北方向に100mほど歩くとたどり着きます。
この神社は国づくりなど行政文化の発展、諸産業の技術向上、農耕商工業繁盛など、なりわい繁栄にご利益があるそうです。
この場所で焚き火をする人はまずいないと思うな。。。
最後に、鏡神社からさらに北方向へ歩くと義経が宿泊したという「白木屋跡」があります。
特に思うことはないけれど、こうやって場が残っているのが面白いよね。平家終焉の地しかり、この場所は後世までずっと残るのか、もしくは。。。
元服の地へと行く先、通った歩道橋より、湖北方面を眺める。いよいよ日が落ちて暗くなってきた。
とりあえず、これからPC作業をするために近江八幡市の方へ向かい、寝床を探したいと思います。
明日は日本一周出発以来楽しみにしていた「近江商人」に関する資料館を回ります!うおおおお!!!!
それでは!